美白原料全原料コンセプトシート

【メカニズム】
紫外線によるメラニン生成メカニズム
炎症による赤みの低減
アビシン
マデカッソシド(ヘテロサイド)
アンボラエキス
紫外線
角層
活性酸素種等
角化
メラニンをつくる刺激を阻害
ケラチノサイト
角化・代謝促進
(表皮角化細胞)
ダーマホワイト
EDP3/IDP5/Rejuli
サイトカイン生成
TGP2/ASP
αMSH、ET、PGE2 etc.
(情報伝達物質)
メラノサイト
活性化
チロシナーゼの産生阻害
β-White
表皮
メラニン
チロシナーゼ
チロシナーゼ活性阻害
チロシン→ドーパ→ドーパキノン
→→
メラノソーム
メラニン
アルブチン
SAP
メラスロー
VC エチル フェルラ酸
キリバース BG
メラニン伝達阻止
マンドレシーエキス
メラノサイト
(メラニン細胞)
メラニンの重合抑制
メラニン化を阻害
TEGO Cosmo C250
繊維芽細胞の増殖
VC エチル
スキンエナジウム
美白効果は複数のメカニズムの異なるものを
併用するとより効果があがります。
(VCエチル)
直撃・即効・持続・浸透型ビタミン C 誘導体
【特長】
シミ・そばかすの原因に W ブロック
チロシナーゼ阻害+メラニン単量体重合抑制
特異な構造により安定性に優れ、幅広い処方が可能
【コンセプト】
VC エチルは新しい美白メカニズムの医薬部外品主剤です。チロシナーゼの
活性阻害に加えて、メラニン単量体の重合抑制の効果があり、
シミ・そばかすの原因を W
Wブ
ブロ
ロッ
ック
クします。
紫外線 (UV-B)
紫外線 (UV-A)
チロシナーゼ
ドーパ
ドーパキノン
チロシン
プレメラニン
メラニン
従来の美白の考え方
新しい美白メカニズム
従来の美白剤は、紫外線B波により活性化さ
VCエチルは、出来てしまったプレメラニンを、黒色
れる、酵素(チロシナーゼ)の活性を防ぐことで
化メラニンにさせない、直接防止するタイプです。
ドーパ、ドーパキノンの発生を抑えます。
チロシナーゼ活性阻害
メラニン単量体の重合抑制
2011/4/1
【効能・効果】 VC エチル ヒトでの美白試験
①分光測色計による測定
A:1%VCエチル配合品
B:2%アスコルビルグルコシド配合品
C:3%アスコルビルリン酸Mg配合品
*・・・p<0.1
**・・・p<0.05
a*の変化量(1weekからの)
L*の変化量(1weekからの)
3.00
変
化
量
(4
3.00
*
2.50
*
変
2.00
化
1.50
量
1.00
(4
0.50
0.00
A
B
C
無塗布
⇒VCエチル配合品に顕著な
L*(明度)の上昇が確認できた。
化
1.50
1.00
0.50
0.00
量
(4
B
C
無塗布
ITA°の変化量(1weekからの)
8.00
0.00
7.00
変 6.00
*
化 5.00
4.00
量
3.00
-1.00
-1.50
( 4 2.00
1.00
-2.00
-2.50
A
⇒VCエチル配合品に顕著な
a*(炎症)の抑制が確認できた。
0.50
-0.50
*
2.00
b*の変化量(1weekからの)
変
*
2.50
A
B
C
無塗布
⇒VCエチル配合品にb*(黄み)の
抑制効果の傾向が確認できた。
0.00
A
B
C
無塗布
⇒VCエチル配合品にITA°(肌色の回復)
の上昇が確認できた。
②画像解析装置(VISIA)による測定
紫外線シミ(32歳女性)
⇒紫外線シミの減少が確認さ
れました。また、数値(個数、
スコア)も減少しています。
【商品情報】
ヒト試験でも紫外線による色素沈着の阻害が認められました
商品名:VCエチル
表示名称:3-O-エチルアスコルビン酸
医薬部外品表示名称:お問い合わせ下さい
製造元:日本精化株式会社
2011/4/1
(β-アルブチン)
チロシナーゼ活性阻害による美白主剤
【特長】医薬部外品主剤 前例取得済み 国内で最長実績グレード
αとは異なりハイドロキノンを発生せず、チロシナーゼ活性を阻害
日本精化の高度な配糖体技術で合成
【コンセプト】
アルブチンは、医薬部外品の主剤(有効成分)として広く知られ
ています。
アルブチンは、高山に生育するコケモモやウワウルシ、ナシ、
西洋ナシなどの植物の葉に含まれる成分で美白の有効成分と
して注目され、日本精化の高い配糖体技術により合成された
美白原料です。
アルブチンの美白効果はチロシナーゼの活性阻害による
ものです。
HO
HO
HO
O
O
OH
★β-アルブチンとは・・・
OH
表示名称はアルブチンで、
厚生労働省認可の医薬部外品として使用可能です。つまり商品
に美白剤として表記し、販売できます。日本精化では前例を取得しており、
部外品での製造が可能となりました。同社は、世界に先駆けてアルブチンの工業的
製法開発に成功し、国内外で製法特許も保有しております。
★α-アルブチン、ハイドロキノンとの違い
○ ハイドロキノンやα‐アルブチンは医薬部外品に使用不可。
○ α-アルブチンもα‐グルコシダーゼにより分解されハイドロキノンを生成するた
め、ハイドロキノン単体と共に安全性の確保が懸念される。
○ β-アルブチンのメラニン生成抑制作用はハイドロキノンの寄与はなく、皮膚障害
の原因である“スーパーオキシドアニオン”の産生抑制とチロシナーゼタンパクそ
のものの生成抑制効果が認められる。
2009/9/1
【効能・効果】
チロシナーゼ活性阻害データ①
チロシンとチロシナーゼを含み、ア
精製水
ルカリフォスファターゼは含まない
培地に各種美白原料を染み込ま
せたペーパーディスクを培養
ビタミンC 1.8%
リン酸化ビタミンC 3%
に相当
ア ル ブ チ ン
若干の美白効果が
認められます
高い美白効果が
認められます
リン酸化ビタミンC 3%
分解され、ビタミン C にならないた
め、美白効果が認められません。
チロシナーゼ活性阻害データ②
チロシンとチロシナーゼ、各種美白原料
を共に配合し経時でメラニン合成を確認
左から
精製水、アルブチン
ビタミン C、リン酸化ビタミン C
1時間後
2時間後
処方に関する情報も各種取り揃えておりますので、お気軽にお問合せください
【商品情報】
商品名:アルブチン
表示名称:アルブチン
医薬部外品表示名称:お問い合わせ下さい
製造元:日本精化株式会社
2009/9/1
紫外線防御とメラニン生成抑制のダブル効果
【特長】
コメヌカから得られる天然化粧品原料
唯一天然由来で紫外線吸収剤としてポジティブリストに収載
日焼けの防御とメラニン生成抑制のダブルで美白
【コンセプト】
日焼けによるシミ、そばかすを防ぐ。美白の定義であるこの効果には、紫外線(UV)によ
って誘発されるメラニンの生成を抑える原料が求められます。
フェルラ酸は、この紫外線(UV)吸収効果とメラニンの生成抑制効果の両方を兼ね備え
た植物由来原料です。
また、玄米を精米する時に得られるに含まれており、日本人にはなじみの深い こめ
を由来としております。
コメヌカには、フェルラ酸を始めとする、フィチン酸、
トコフェロール、オリザノール、など多くの抗酸化
化合物が含まれており、コメヌカの抗酸化作用を
担う成分でもあると考えられています。
H
HO
C
C
H 3CO
COOH
H
フェルラ酸の構造
さらに、フェルラ酸は紫外線吸収剤としてもポジティブリストに収載されております。
一般的に紫外線吸収剤は、化学合成により製造されているため、敬遠されるケース
が見受けられますが、フェルラ酸はポジティブリストに収載されている紫外線吸収剤
では唯一の天然植物由来であり、肌に対してやさしい製品コンセプトが得られます。
また、紫外線によりから引き起こされるメラニン生成(チロシナーゼの活性)を阻害す
るといった、他の紫外線吸収剤には見られない効果ももちます。
フェルラ酸は、紫外線防御とメラニン生成抑制のダブルで美白する
2009/9/1
【効果・効能】
1.紫外線防御
1.008mg を 100mL の 95%エタノールに溶解させ、吸光度を測定した。
1.500
UVB波
UVA波
ABS
0.000
200
300
nm
SPF:6.44
400
(参考)パラメトキシケイ皮酸エチルヘキシル:7.09
2.メラニン生成抑制
チロシンを基質とし、30 分反応させることによりチロシナーゼ活性を測定した。
80
フェルラ酸は、美白
主剤であるコウジ酸
との比較において、少
量で強力なチロシナ
ーゼ活性阻害効果が
確認されました。
チロシナーゼ活性阻害率(%)
70
【商品情報】
商品名:フェルラ酸
表示名称:フェルラ酸
医薬部外品表示名称:フェルラ酸
製造元:築野食品工業株式会社
60
50
40
30
20
10
0
フェルラ酸
500μM
コウジ酸
100μM
2009/9/1
(テゴ コスモ C250)
肌を明るくさせるアミノ酸誘導体
【特長】
天然のアミノ酸誘導体で体内に存在する構造
安定性、安全性に優れ、幅広い処方が可能
少量でメラニンネットワーク形成を阻害
【コンセプト】
近年ニーズが高まっている美白化粧品は、薬事法、安定性・安全性の観点より国内・
国外において使用できる原料には限りがあります。
TEGO Cosmo® C250 は、アミノ酸からなる新規
スキンライトナーであり、もともと体内に存在している
成分でもあることから肌に優しい美白原料です。
組成は、1-メチルヒダントイン-2-イミド もしくは
クレアチニン と表現される構造物です。
H
N
HN
N
O
クレアチニンとは…
グアニジン化合物に属する天然のアミノ酸誘導体です。
哺乳類の細胞中に存在し、細胞の成長や分化などを調節する
生理学的機能を有します。
H3C
安全性、優れた効果が実証されており、原料の安定性も
高いため処方のバリエーションが広がる水溶性原料です。
COSMOCAIR C250
TEGO Cosmo C250
Kojic Dipalmitate (Positive control)
250
(405nm で分光測定)
TEGO Cosmo® C 250 は、短期間で
はコウジ酸ジパルミテートと同じ程
度の有効性があり、さらに期間を延
ばして使用すると 2 倍近くの効果が
みられる。
Melanin (µg)
【効果・効能】
1.TEGO Cosmo® C 250 の美白効果(in Vitro)
①メラニン定量分析評価:17 日後と 21 日後
Water (Vehicle)
200
150
100
抑制率 49%
50
抑制率 92%
0
Day 17
Day 21
2011/4/1
②顕微鏡による組織分析:
TM
Melanoderm
中でのメラニン合成の写真:(25 mg/cm2 、48 時間毎に 21 日間に渡り適用)
水 (ネガティブコントロール)
メラニンの密集した
ネットワークが見える
コウジ酸パルミテート
少し薄いがメラニンの
密集したネットワークが見える
TEGO Cosmo® C 250
メラニンのネットワークは
見えない
TEGO Cosmo® C 250 には、メラニンのネットワーク生
成を抑える効果があることが分かる。
2.TEGO Cosmo® C 250 の美白効果(in Vivo)
ヒトでの評価 - スクリーニングテスト (Sequani, UK)
プラセボと比較した白さの増加率
100
TEGO Cosmo C250
COSMOCAIR C 250
(0.1
%)
(1.0%)
Kojic acid (1.0 %)
90
80
70
60
50
40
30
20
テスト条件
1. 3 つの処方 (O/W-クリーム):
a) プラセボ
b) 0.1 % TEGO Cosmo®C 250
c) 1.0 % コウジ酸
2. “タイプ3”-(斑点のある褐色の肌)
の肌をもつ4人のボランティア
3. クリームの塗布:
2 µl/cm2 ; 3x3 cm, 上腕の外側
塗布期間: 4 週間
4. 肌の白さを評価
(0日目, 4週間目):
L-値 (彩度分析試験)
10
0
week 4
TEGO Cosmo® C 250 は、少量でも優れた美白効果
を示す事が分かる
【商品情報】
商品名:TEGO Cosmo® C 250(テゴコスモ C250)
表示名称:クレアチニン
製造元:エボニックデグサジャパン株式会社
2011/4/1
(ティージーピー2)
沈静シグナルペプチドによるメラニン細胞の沈静化によるサイレント美白
【特長】
メラニン産生を遺伝子レベルから根本ブロック
TGF 由来の美白ペプチド
ヒトオリゴペプチドより安全で、長期的な効果が期待
【コンセプト】
「成長因子 (Growth Factor)」とは、100 程度のアミノ酸
で構成されたサイトカインの一種です。現在までに 20 数
種が確認され、体内で細胞の増殖や分化に極めて重要
な働きを持つことが知られています。一部の成長因子
は「ヒトオリゴペプチド」の表示名称で化粧品原料として
も登録され、注目を集めています。
成長因子
レセプター結合部位
しかしながら、その強力な効果ゆえに、安全性は確かな
ものとはいえません。
スキンファクター
スキンファクターはサイトカイン
TGFβは体内で増殖および代謝に関係する重要な役割
を持つ成長因子です。この TGFβを安全に使用してもら
うことをコンセプトに化学的に合成されたのが TGP2 です。
を元に開発された
表皮細胞
メラニン
TGP2
TGP2
MSH
ASP
MITF
TRP1/2
チロシナーゼ
メラニン
メラノスタチン
TGP2
TGP2 はシンプルなア
ミノ酸構造であるため、
安全性だけではなく、
成長因子より配合量を
多く添加できるため、
持続性に優れるという
特徴があります。
メラニン細胞
2009/9/1
TGP2 の機能は TGFβ同様、メラニン合成のシグナルを阻害し、合成酵素であるチロ
シナーゼ、および TRP1&2 を阻害することが分かっています。つまり、TGP2 は紫外線
によって活性化したメラノサイトでのメラニンの合成を根本から阻止し、美白効果を発
揮します。
【効果・効能】
マウスのメラノサイトを用い、通常の細胞、およびメラニンが誘導された細胞(αMSH
による)に対する TGP2 添加の効果を観察しました。72 時間後にメラニン量をコントロ
ールと比較したところ、どちらの細胞においてもメラニンの減少が認められました。
TGP2添加
メラニン
メラニン誘導時
人工的に誘導したメラニン(黒い部分)も、TGP2 添加により減少
メラニン合成率(
%)
TGP2(6%)での美白効果
0 週目
8 週目
TGP2濃度(μg/ml)
メラニン合成率は、濃度依存的に半分近くまで減少
【商品情報】
商品名: TGP2 (ティージーピー2)
表示名称: オリゴペプチド-34、水、BG
製造元: Caregen 社(韓国)
2009/9/1
(EDP3&リジュリン&IDP5)
美白の新アプローチ、3GF ペプチドによる肌代謝の活性化による美白の根本ケア
【特長】
皮膚に必須の3GF(EGF、FGF、IGF)由来
ヒトオリゴペプチドより安全で、長期的な効果が期待
美白と同時に抗老化効果も導く新規ペプチド
【コンセプト】
「成長因子 (Growth Factor)」とは、100 程度のアミノ酸で
構成されたサイトカインの一種です。現在までに 20 数種
が確認され、体内で細胞の増殖や分化に極めて重要な
働きを持つことが知られています。一部の成長因子は「ヒ
トオリゴペプチド」の表示名称で化粧品原料としても登録
され、注目を集めています。
しかしながら、医薬品となっている成長因子もあり、化粧
品としての十分に安全性であるとは言えません。
そこで、この成長因子の機能を生かしつつ、安全に使用し
てもらうことをコンセプトに開発されたのが「スキンファクタ
成長因子
レセプター結合部位
スキンファクター
スキンファクターはサイトカイン
を元に開発された
表皮
ー(Skin Facteur)」です。
スキンファクターは 10 前後のシンプルなアミノ酸構造であるため、代謝されやすく安
全性だけでなく、成長因子より配合量を添
加できるため持続性に優れるという特徴が
EDP3- 表皮ケアあります。
IDP5 -細胞に活力-
基底膜
Rejuline –
真皮ケア-
真皮
【効果・効能】
スキンファクターは明確な機能を持って
おり、単体でも特徴的な効果を発揮します。
しかしながら、体内で成長因子が相互補助
的に作用するのと同様に、スキンファクター
の組み合わせによって、その効果はさらに
高まります。
(Life Sciences, Vol.31,pp.679-683,1982)
EDP3 と Reline はそれぞれ表皮、真皮に主に作用。
IDP5 は細胞を活性化させます。
2009/9/1
① EDP3(EGF 様ペプチド)は主に表皮に作用
し、加齢により減少する EGF の分泌を促し、肌
の若返りを進めます。また、細胞増殖を促進し、
内側から健全なターンオーバーを導きます。
② Rejuline(FGF 様ペプチド)は真皮に作用し、
主要な細胞外マトリクス(コラーゲン、エラスチン、
ヒアルロン酸)の合成を促進します。
③ IDP5(IGF 様ペプチド)は医薬品である hGH
(ヒト成長ホルモン)の直下にある IGF に近い働き
を持ちます。年齢を重ねることにより hGH および IGF は減少しますが、IDP5 は IGF を
活性化するため、細胞死を防ぎ、衰えた細胞の保護機能を取り戻します。
● スキンファクターによるクリニカルトライアルにおけるクスミの改善効果
健常な 37 – 53 歳(平均 45 歳)の韓国人女性 30 名を対象に、EDP3、Rejuline、IDP5
をそれぞれ僅か 1ppm(約 0.3%)添加したクリームを 1 日 1 回塗布しました。8 週間後、
目元周辺の皮膚の状態を塗布前と比較しました。
写真:まぶたの上や眼の下のくすみが薄くなり、肌全体の明るさが増加
【商品情報】
商品名: ①EDP3、②Rejuline(リジュリン)、③IDP5
表示名称: ①オリゴペプチド-24/②アセチルデカペプチド-3/③オリゴペプチド-20、
水、BG
製造元: Caregen 社(韓国)
2009/9/1
(アビシン)
皮膚免疫を正常化。紫外線やストレスによるメラニン沈着を防ぐ、免疫美白
【特長】
深海 2600m からの希少な成分「海のヒアルロン酸」
これからできる紫外線シミの発生をアルブチンレベルまで抑制
加齢によりできたシミ「肝斑」の減少
【コンセプト】
ABYSSINE(アビシン)は、メキシコの太平洋沖に
浮かぶガラパゴス諸島周辺、N13°(北緯 13 度)
の海の奥深く、深淵に潜む神秘の楽園を由来と
した貴重なエキスです。その深淵(Abyss=アビ
ス)由来の貴重な成分としてアビシンと名づけら
れました。1987 年、フランスの海洋研究で最大
の機関 IFREMER の深海研究のプロジェクトに
より、深海潜水艇ノーチラス号が N13°近
辺を探索中に非常に不思議な光景に出
会いました。それは、深度 2600m という極
深海、且つ、火山の噴出孔周辺の地下毒
物の多い極悪環境に、数多くの生物がいたことです。
その環境はディープサーマルベントと呼ばれ、正に深海生物の
楽園とも言える場所でした。
IFREMER と UNIPEX は、その強いストレス環境の中で、なぜ多
くの生物が生息できるのかに着目し、研究を重ねました。
その結果、深海生物には、バイオバリアと呼ばれるバリア機能
があることがわかったのです。深海生物は、その表面に特殊な
微生物と共生し、特別なバリアを得ることにより、毒物の多い最
悪の環境下にもかかわらず、深海生物が生息できていたので
す。
その1つの微生物が微生物の権威パスツール研究所に登録さ
れている「アルテロモナスマクレオディ(ver657)」であり、産生す
るバイオバリア成分が新規多糖類である「ディープサン
(Deepsan)」です。
2010/4/1
UNIPEX は、このアルテロモナスを発酵し、ディープサンを化粧
品原料として使用できるレベルまで生産・精製することに成功し
ました。
長年にわたる研究により、ディープサンを主成分とする「アルテ
ロモナス発酵エキス」には、皮膚の正常な免疫機能を高め、紫
外線など外因性のストレスから皮膚を守り、その修復を助けることで、過剰な紫外線
や炎症により、皮膚が赤くなってしまったり(紅斑)、黒くなってしまったり(シミ・クスミ)
することを効果的に抑える機能があることが分かってきました。
【効果・効能】
◎ 新しくできるシミ、既にあるシミへの効果
新しくできるシミ
【
紫外線による黒化抑制
既にあるシミ
【
】
(%)
120
115.00
無塗布
肝斑の明色化
】
(%)
肝斑部位のシミ・クスミが軽減
され、明るさが 8%ほど上昇
1%アビシン
110.00
115
3%アビシン
3%アルブチン
肝班の改善
110
105.00
アルブチン同等の美白効果
100.00
105
黒化
95.00
無塗布に比べ、紫外線照射後、
1 週目から黒化を抑制
100
10 検体
90.00
95
0w
1w
2w
3w
4w
0w
4w
アルブチンと比較したところ、作用機序は違うものの
⇒ 同じ程度の紫外線照射後も皮膚の明るさを保ち(新しいシミ)
⇒ 肝斑(既にあるシミ)には 4 週にて、改善効果
【商品情報】
商品名: Abyssine PF (アビシン PF)
表示名称: アルテロモナス発酵エキス、水、BG
医薬部外品表示名称:お問い合わせ下さい
製造元: UNIPEX INNOVATIONS(カナダ)
2010/4/1
(ヘテロサイド)
炎症による表皮の分化を正常化し、角化不全による肌のクスミ、炎症斑を抑制
【特長】
マダガスカル由来の天然の希少なパウダーエキス
高いトレーサビリティ、国連フェアトレード成分
医薬品レベルの高い活性:表皮の分化の正常化
【コンセプト】
ヘテロサイド(Heterosides of Centella Asiatica)と
は、日本ではツボクサと呼ばれるセリ科の植物の
葉から得られた精製エキスです。
ツボクサは、西洋ではセンテラアジアチカ(一般
名:Centella Asiatica / マダガスカル名:
Talepetraka)として知られ、マダガスカルに代表さ
れる亜熱帯地域に広く生息する野生の多年草です。野生のトラが傷ついた時にツボ
クサに体をこすり付けて治したという伝説もあり、別名タイガーズハーブとも呼ばれて
おります。また、動物にとどまらず、ツボクサには優れた創傷治癒効果があり、古来よ
り民間療法の薬として珍重されてきました。
ヘテロサイドは、手付かずの自然に包まれたマダガス
カルに天然自生するツボクサの葉を、一枚一枚丁寧
に「手摘み」で集め、現地で厳しい品質検査を受け、
合格したもののみを南フランスのバイエルの GMP 工
場にて高純度精製したパウダー状のエキスであり、現
地では医薬品用に用いられているものと同等の品質
となっています。
センテラアジアチカ(ツボクサ)には、主に4つの機能
性成分があり、特に皮膚ダメージ後の初期反応である
「炎症」と炎症から誘導される「表皮角化不全」に強い
作用をもつ 2 成分がアジアチコシド(表示名称:アシア
チコシド)、マデカッソシド(表示名称:マデカッソシド)と
いい、「配糖体成分(ヘテロサイド)」に分類される有効
成分です。
2010/4/1
ヘテロサイドの 2 成分により、皮膚の再生に必須な4
つのステップの内、初期に重要な「炎症」「組織再編」
の調整が活性化され、特にヘテロサイドの主成分であ
るマデカッソシドの効果試験においては角化不全であ
る乾癬(Psoriasis)、肘やひざなどの炎症斑へ高い効
果があります。
その点で、センテラの活性成分の濃縮エキスであるヘ
テロサイドは、紫外線などのストレスや加齢により乱れ
た皮膚の代謝を調整し、正常化することで、「炎症を原
因とする肌のクスミ(炎症斑、肝斑など)」の改善の一助をなります。
【効果・効能】
【アンダーバストの炎症斑】
【肘に出来た黒い角化不全】
炎症による皮膚の
クスミを改善
ヘテロサイドの添加により、
肝斑や日光斑など炎症による角化不全を一因とするシミ・クスミ(炎症
斑)に効果が見込めます。
【商品情報】
商品名: Heterosides of C.A (ヘテロサイド)
表示名称:ツボクサ葉エキス
医薬部外品表示名称:お問い合わせ下さい
製造元: Bayer Sante Familiale(仏)
2010/4/1
(アンボラエキス)
気になる赤みを穏やかにする、マダガスカル産エキスの美白アプローチ
【特長】
固有種の宝庫、マダガスカル島に生息する希少植物エキス
過剰血管の産生を抑制し、皮膚を鎮静化
顔の赤み、酒さを適度に抑え、本来持つ肌色をもたらす
【コンセプト】
アンボラ(表示名称:タンブリッサトリコフィラ葉エキ
ス)とは、インド洋の西を主として生息する
Tambourissa 属の 1 種です。その地理的な背景か
ら多くの生物が固有種とされる希少種の宝庫、マ
ダガスカル島。アンボラもその例外ではなく、その
ほとんどがマダガスカルに生息しています。
アンボラの樹皮は古くより創傷治癒や赤みを抑えるヘルスケア用途
に使われていたほか、ヒトの手ほどの大きな葉は口内炎の治療にも
用いられてきました。この葉を利用したのがアンボラであり、地元マ
ダガスカルの人々が植生に与える影響を少なくするよう、一枚一枚
を丁寧に「手摘み」で集めています。その後、現地で厳しい品質検査
を受け、合格したもののみを南フランスのバイエルの GMP 工場にて
高純度精製して最終的にエキスとなります。
一方で、30 年以上に渡るマダガスカ
ル島への貢献により、製造元バイエル社 Serdex 部門
は国連組織 UNCTAD 主導で新たに創設されたフェアト
レード組織 UEBT(The Union for Ethical BioTrade)
に営利組織として初めて加入を認められました。原
料を購入することは、貧困なマダガスカル島の人々
に公平で平等な利益の配分を約束し、暮らしを支え
ることに繋がります。購入する側にとっても、一定
の条件を満たすことによりフェアトレード原料であるこ
とを謳えるため、国際貢献に積極的に参加する企業と
してアピールすることが出来ます。
アンボラはポリフェノールを主成分としており、ルチン
およびでニコチフロリンが同定されています。
2010/4/1
【効果・効能】
0.5% アンボラエキス配合クリームの効果
使用開始時
58%減少
28日使用
67%減少
56日使用
使い続けることで、肌全体を白く健全な色へ整える
アンボラエキスの最大の特徴は、肌の赤みに特化し、その原因となる4大因子①無
駄な血管、②繰り返しの炎症、③紫外線などのダメージ、④肌バリア(抗菌ペプチド)
の暴走を全て食い止めることで、肌の赤みを根本から治癒に導くことにあります。
内在性の炎症
過剰な血管の増加
紅斑や肝斑など
肌の赤み
過剰な抗菌ペプチド
の副作用
紫外線や活性酸素
からのダメージ
【商品情報】
商品名: Ambora Extract (アンボラエキス)
表示名称: タンブリッサトリコフィラ葉エキス
製造元: Bayer Sante Familiale(仏)
2010/4/1
(スキンエナジウム)
アンデス高地で育まれたマカが肌に漲る活力をもたらす
【特長】
ペルー、アンデス山脈で栽培された滋養強壮マカ由来
老化した線維芽細胞をリバイタライズ
くすんだ肌を元気にし、肌に輝きを与える
【コンセプト】
フランスでは 50 年という歴史を持ち、4 半世
紀以上も植物油の研究を続ける、「エクスパ
ンサイエンス(Expanscience)社」。医薬品も手
掛ける徹底した管理と、優れた技術から生み
出される水溶性原料は、ユニークかつ多岐
に富んだルーツを持つことが特徴です。
ペルーのアンデス山脈、海抜 3500m から 4500m
という高山域に生息するマカは、9 月から 10 月に
かけて播種が始まり、降雪や強風、強紫外線を
受ける過酷な条件化にて 8-10 ヶ月ほど、昔な
がらの方法にて栽培されます。このマカの根を
天日乾燥させ、パウダーにした後、ペプチドおよ
び単糖を精製してできたのが「Skinergium(スキ
ンエナジウム)」です。
近年、その名が広く浸透してきたマカ。古くはインカ帝
国時代より精力を促進する滋養強壮作用が認められ
ており、現在でもその効用は世界中で知られています。
Skinergium はマカのもつイメージに違わぬ効能を有し
ており、肌に活力を与える有効成分として、海外では、
既に実績が男性用化粧品を始め、くすみやシワで悩
む女性をターゲットとした製品など広く応用が可能で
す。低分子のペプチドと単糖を主な構成としており、肌
への浸透性も考慮されて製造されています。
2011/4/1
【効果・効能】
■In vitro 試験
人工的に老化処理を行なったヒト線維芽細胞をコントロールおよび Skinergium 0.01%
を含む培地にて培養し、4 日目および 7 日目の増殖率を 1 日目の増殖率と比較した。
4 日で半分、一週間で1/4に
老化細胞の増殖性を向上
20%UP
33%
増殖率(%)
増殖率(%)
37%
継代5回目
継代15回目
【継代を重ねた細胞ほど増殖率は低い】
継代15回目の線維芽細胞
Skinergium 0.01%添加時
Skinergium は老化により増殖率が低下した線維芽細胞を再活性化し増殖率を向上させた。
■臨床試験
ボランティア 19 名の女性に Skinergium 2%配合クリームを 1 日 2 回塗布し、4 週後お
よび 8 週後の皮膚の状態を数値と画像に示した。
*P < 0.05
試験前
【輝き】
【明るさ】
↑35%
56 日後
D56
【キメの改善】
↑25%
D0
Control
Skinergium 2%
D28
Skinergium は肌のキメを改善し、クスミを減少することにより、肌に明るさをもたらす。
【商品情報】
商品名:Skinergium (スキンエナジウム)
表示名称:加水分解レピジウムメイエニ根、水、フェノキシエタノール、ソルビン酸、
クエン酸
製造元: Expanscience(フランス)
2011/4/1
エキスの混合物からなる植物由来の美白原料
【特長】各種植物エキスの相乗効果で高いチロシナーゼ活性阻害を実現
実際の肌で「明るくなった」、「輝きのアップ」が確認でき、
美白マスクへの使用で、アジア人を対象にした高い効果データあり
【コンセプト】
バイオホワイトはユキノシタエキス、ヤマグワ根皮エキス、オウゴンエキス、ブドウエキ
スからなる植物由来の美白剤であり、強力なチロシナーゼ活性阻害効果を有し、肌に
自然な輝きを取り戻します。
UV
メラニン色素
メラニン
BIOWHITE
チロシナーゼ
チロシン → ドーパ → ドーパキノン
ユキノシタエキスとはユキノシタ科植物「ユキノシタ」の全草から抽出したエキスで、有
効成分として、タンニン、フラボノイド、無機塩類を含んでいます。紫外線は、皮脂を酸
化させ、老化をすすめる過酸化脂質を生成させますが、ユキノシタには、その生成抑
制と DNA 損傷の修復を促進させる作用が確認されています。
オウゴンエキスとは、シソ科植物「コガネバナ」の根(オウゴン)から抽出したエキスで
す。オウゴンエキスは woogoin、baicalin、baicalein といったフラボノイド成分を含んで
おり、チロシナーゼ活性阻害を始め、消炎、抗炎症、収斂、保湿、細胞賦活、抗アレル
ギー、抗菌等の働きがあるとされています。
ブドウエキスとは、ブドウ科植物「アカブドウ」の葉から抽出され、タンニン、アントシア
ニン、糖類を含んでいます。ブドウエキスは BIOWHITE に含まれる他の成分との間で
チロシナーゼ活性阻害に相乗効果があることが確認されています。
ヤマグワ根皮エキスとは、北半球の温暖気候に生息する桑の乾燥樹皮、根、葉から
抽出されたエキスです。中国と日本の薬局方にも記載されており、美白や消炎作用、
発毛促進、フケやかゆみを防止をする作用があります。
2009/9/1
【効果・効能】
チロシナーゼ活性阻害作用
チロシナーゼ活性
を 85%も抑制!
研究培養ヒトメラノサイト上での
in Vitro試験。
バイオホワイト0.1%を15時間培養
ポジティブ対照はアスコルビン酸。
In Vivo での美白効果(画像分析によるパラメーターL、a、b の評価)
バイオホワイト
を 10%含むマス
ク を 20 分 間 使
用する。
56日間に6回の
マスクを使用。
In Vivo での美白効果
(皮膚科医による評価)
シミが目立たなく
明るい肌に!
【商品情報】
商品名:バイオホワイト
表示名称:ユキノシタエキス、ブドウエキス、BG、水、ヤマグワ根皮エキス、オウゴンエ
キス、EDTA-2Na、他
製造元:BASFジャパン株式会社
2009/9/1
(メラスロー)
シミやくすみを減少させる温州みかんエキス
【特長】 日本人になじみのある「みかん」による美白作用
紫外線によるメラニンの生成を抑制し(保護)
既に出来てしまったシミも改善(回復)
【コンセプト】
メラスローは温州ミカンから得られるエキスです。
一般的に、温州ミカンエキスはチロシナーゼ活性阻害や
色素沈着抑制作用があると知られており、メラスローも
また、シミやくすみを減少させ、1 トーン明るい肌色へ肌を
導きます。
【効果・効能】
メラニン生成細胞部テスト(in Vitro)
コウジ酸とメラスローのメラニン阻害率を比較するために、B16 メラノーマ細胞を、
それぞれメラスローとコウジ酸ともに 48 時間培養し 2 種類の試験を行いました。
① 棒グラフ赤
チロシナーゼの触媒となる Dopa oxidase でチロシナーゼ活性を評価しました。
Dopa を基質として生じる Dopa chrome の吸光度を測定して Dopa oxidase の活性
を測定し、Dopa oxidase の活性抑制=チロシナーゼ活性抑制としております。
② 棒グラフ青
培地のメラニン量を colorimetry で測定しました。
低 抑制効果 高
チロシナーゼ活性の変化率
メラニン量の変化率(%)
(%)((((((%)
コウジ酸 0.01%
MelaslowTM 3%
結果
① メラスロー3%でチロシナーゼ活性が 48%低下しました。
② メラスロー3%でメラニン量が 50%削減しました。
2009/9/1
シミのトリートメント効果
20 名の白人の被験者(平均年齢:50 才)を対象に、メラスロー5%配合クリーム
を、毎日 2 回、片手に 6 週間塗布し、メラニン測定するメキサメーターを用い、
塗布していない反対側の手とシミの改善を比較測定しました。
塗布前
塗布後
結果
メラスロー配合クリームを塗布した手の方が、塗布していない手よりも、
シミの濃さが 28%減少した事が確認されました。
また、官能評価では被験者の 71%が、シミが薄くなったと実感しました。
皮膚の明るさ(くすみ減少)効果測定
19 名のアジア人被験者(平均年齢:29 才)を対象に、顔にメラスロー5%配合クリー
ムを、毎日 2 回、2 ヶ月間塗布。 (実施時期 6 月~7 月)
クロマメーターを用い ITA 値を測定し、顔色改善率を比較しました。
肌の色の変化
Variation of skin colour (ITA)
明
+16,3%
4%
2%
暗
0%
-2%
-4%
-6%
-8%
-10%
-12%
-14%
3.3%
-13.0%
Control
Melaslow 5%
結果
無処理だと日焼けが生じる時期に
メラスローを配合したクリームを塗
布することで、日焼けによる色素沈
着を防ぐだけでなく、元の肌色より
も 3.3%の顔色改善が確認されまし
た。
コントロール メラスロー5%
【商品情報】
商品名:MELASLOW(メラスロー)
表示名称:チンピエキス、グリセリン、水
医薬部外品表示名称:チンピエキス、グリセリン、ソルビン酸カリウム、パラオキシ
安息香酸メチル、パラオキシ安息香酸エチル、パラオキシ安息香酸プロピル、パラ
オキシ安息香酸ブチル、パラオキシ安息香酸イソブチル、フェノキシエタノール
製造元:CRODA(Sederma(仏))
2009/9/1
(ベータホワイト)
メラニン産生の開始シグナルと過程をマルチに防ぐ TGF 様ペプチド
【特長】
TGF-β由来の強力美白ペプチド
メラニン産生を遺伝子レベルから根本ブロック
老人斑やくすんだ肌をわずか4週間から、ムラのない白さに
【コンセプト】
「成長因子 (Growth Factor)」とは、100 程度のアミノ酸で構成されたサイトカインの一
種です。現在までに 20 数種が確認され、体内で細胞の増殖や分化に極めて重要な
働きを持つことが知られています。ただし、もともとヒトに存在する成分であることから、
安全性や薬時上のリスクが伴う可能性があります。
成長因子の1つ、TGF-βはメラニン
合成のシグナルを阻害し、合成酵素
であるチロシナーゼ、および TRP1&2
の阻害作用をもつことが論文で報告
されています。この TGF-βの機能を
生かしつつ、安全に使用してもらうこ
とをコンセプトに開発されたのがβホワイトです。β-ホワイトは TGFβレ
セプターへ結合しその効果を発揮します。
β-White
TGF-β
TGF-βレセプター
β-White は TGF-βレセプターへ結合する
β-White
β-ホワイトの機能は TGFβ同様、メラニン
合成のシグナル MITF の阻害、およびメラ
ニン合成酵素であるチロシナーゼ、および
TRP1&2 の阻害を遺伝子レベルで確認して
います。つまり、β-ホワイトは紫外線によ
って活性化したメラノサイトでのメラニンの
合成を根本から阻止し、老人斑の改善やく
すみの改善に高い効果を発揮します。
その効果は美白の主剤として用いられるビ
2010/4/1
タミンCやアルブチンと比較しても強力なものとなっています。レシチンにより内包され
ており、浸透性を向上させていますが、防腐剤は一切使用していません。
【効果・効能】
メラニンの生成時に発現する因子(MITF、TRP-1、TRP-2)の抑制、また既に発現して
いるメラニン因子(チロシナーゼ、MITF)の発現抑制を、コントロール条件下およびβホワイト添加条件で比較しました。
RT-PCR による
メラノソームの消失
ウェスタンブロットによる
β-ホワイトは複数のメラニン産生要因の発現を抑制し、しかもUVによる後天的な
黒色化だけでなく雀卵斑などの先天的な黒化にも効果を発揮することが期待できます
β-ホワイト 5%添加クリームにより、老人斑の色調の変化を観察しました。
0 週目
8週目
日数を重ねるにつれて
周りの肌色に馴染む、
-30 %
-21 %
老人斑の色調スコア
老人斑の色みは約半分に減少し、その範囲も縮小しました
【商品情報】
商品名: β-ホワイト 2 (ベータホワイト 2)
表示名称: オリゴペプチド-68、水、BG、水添レシチン、オレイン酸 Na、EDTA-2Na、
ダイズ油、グリセリン
製造元: UNIPEX INNOVATIONS 社(カナダ)
2010/4/1
クリスマス島を産地とするチロシナーゼ生合成抑制のある海藻エキス
【特長】
クリスマス島に生息する海藻のみから有効成分を抽出
チロシナーゼ生合成抑制に優れます
他の美白主剤と相乗的に効果を高めます
【コンセプト】
キリバース BG の原料となる Kappaphycus
alvarezii は紅藻類ミリン科オオキリンサイ
属の海藻で熱帯~亜熱帯に生息していま
す。アミノ酸、ミネラル、ビタミン、カロチノイ
ドなどを豊富に含み、海藻に蓄えられた有
効成分を余すことなくエキス化した化粧品
原料です。
その結果、優れた美白効果や高い抗炎症
作用を有することが確認され、紫外線や外的刺激などから肌を保護することが期待さ
れます。特に夏場の強い紫外線を受けた後のスキンケアには最適な原料です。
【効果・効能】
メ
メラ
ラニ
ニン
ン生
生成
成抑
抑制
制効
効果
果
(B16melanoma 細胞を用いたチロシナーゼ活性評価)
コントロール
1%キリバース
10%キリパーズ
100ppm コウジ酸
濃度依存的に B16 細胞内チロシナーゼの生合成を抑制
高濃度でも安全性の高い海藻エキス
2010/4/1
チ
チロ
ロシ
シナ
ナー
ーゼ
ゼ生
生合
合成
成抑
抑制
制
チロシナーゼの生合成そのものを抑制することによる、メラニン生成抑制
(チロシナーゼの酵素活性阻害は示さない)
ア
アル
ルブ
ブチ
チン
ンと
との
の併
併用
用効
効果
果
.......
美白の相乗効果
美白主剤である「アルブチン」を併用することにより、
より強い美白の相乗作用が期待される
【商品情報】
商品名: キリバース BG
表示名称:カッパフィカスアルバレジエキス、BG、水
医薬部外品表示名称:海藻エキス(5)、BG、精製水
製造元: 片倉チッカリン株式会社
2010/4/1
微量で酸性 pH にコントロール出来る「米ぬか由来のキレート剤」
【特長】
キレート(毒素排出)効果によるシミ、シワの改善
植物由来の安全な「抗酸化剤」
皮膚細胞の活性化よる角質細胞の水分保持機能向上
【コンセプト】
米ぬかには、多くの有効成分が含有されて
おり日本女性の間では、古代から糠袋が皮
膚に効果的であると知られていました。
フィチン酸はキレーション(毒素排出)作用に
より肌内で活性酵素が発生させる原因とな
る物質を体外へ排出する働きがあります。
メラニンは活性酵素から
肌を保護する為に産生され、
メラニンの根本原因を
抑えます。
【効能・効果】
皮脂量(μg/cm2)
240
フィチン酸による皮脂の正常化
脂性肌 赤線:フィチン酸 0% 黄線:フィチン酸 0.5%
乾燥肌 紫線:フィチン酸 0% 青線:フィチン酸 0.5%
脂性肌
200
160
120
通常肌
80
40
乾肌燥
0
0
1
2
3
4
5
6
7
緑線が通常肌の皮脂量です。
イノシトール 1%配合ローションも
フィチン酸 0.5%配合ローションも、
共に、皮脂レベルを次の様に調整し
ます。
脂性肌→抑制
乾燥肌→通常レベルまで増加
Duration (week)
2011/4/1
【Visia 測定(①0.5%配合 28 歳被験者)】
0 日目
2 か月後
【Visia 測定(②0.5%配合 28 歳被験者)】
0 日目
2 か月後
【観測ポイント】①目下・目じり部分のシミ改善
②頬部分の赤シミ改善
【結果】紫外線シミ(隠れジミ)」、「赤いシミ(ヘモグロビン色素)」に改善が認
められる為、フィチン酸の美白効果及び抗炎症効果を実証しました。
【商品情報】
商品名: フィチン酸
表示名称:フィチン酸
医薬部外品表示名称:フィチン酸液
製造元:築野食品工業株式会社
2011/4/1
リーブオンで使えるピーリング剤
【特長】
自然由来のパパイン酵素を安定化
肌明度をマイルドに改善し美白効果をもたらす
【コンセプト】
1960 年代以降美容整形において、ケミカルピーリングは広く利用されています。肌
のキメを整え、色ムラを無くしかつ強力な即効性が好まれてきたからです。
X-pressinは、肌に優しく高品質な高分子量架橋パパイン重合体です。肌の明るくし、
シミの存在感を低減する上で有効であるのみならず、消費者試験でも、即効性と継続
使用により肌が明るくなり美白効果を実感できることが実証されました。
効果の実感と即効性の両方を兼ね備え、低刺激で安定的な化粧品を実現できる
原料です。架橋技術(特許取得済)および酵素安定化に関する研究により、現在用い
られているバイオ由来の肌質改善物質の制限を克服しました。
スブチリシンよりも熱に安定
プロテアーゼ活性が 75%保持
サリチル酸よりも
高い角質除去能
パパイン単体よりも
熱に安定性
2011/4/1
【効能・効果】
X-pressin はグリコール酸と同等の肌明度効果を持ちつつも皮膚刺
激性は少ないことが実証されています。
■28 日間の処置後の皮膚の紅班の度合
い
X-pressin による処置を受けた
被験者は、3%グリコール酸に
よる処置を受けた被験者に比
して、紅斑が少ない(10%)
■21 日間の処置後の皮膚の明るさの変化
X-pressin は、肌全体の明るさの
変化において 3%グリコール酸と
同等の効果を有する。
X-pressin を一晩使用した後
使用開始から 21 日後
21 日後
即効性と経時効果
を実証。
【商品情報】
商品名: エクスプレッシン
表示名称:水、(カルボマー/パパイン)クロスポリマー、1,2-ヘキサンジオール、カプリ
リルグリコール、アルギン酸Na
製造元:BASFジャパン株式会社
2011/4/1
色素沈着を防ぐ成分の相乗効果でトータルに美白
【特長】 各種有効成分の相乗効果でメラニン形成を防ぐ
臨床試験で色素沈着の低減を確認済
南米ギアナの伝承薬である植物エキスをメインとした美白効果
【コンセプト】
~ダーマホワイト NF LS 9410 主成分~
○フェルラ酸
○ワルテリアインディカ葉エキス
○クエン酸
○グルコン酸
ワルテリアインディカ葉エキス(アオギリ科植物抽出物)
仏領ギアナの伝承外用薬剤として知られるヒメコバンノキ属の植物"ワルテリアインディカ"の
葉から抽出したエキスを配合。ワルテリアインディカ葉エキスは、薬理効果が期待できるよう
な種々の植物*に有効性原料としての価値を探索したところ、数種の有効成分と組み合わせ
ることで、驚くべき美白効果を発揮することが認められました。
*…たとえば、民間外用薬、栄養補助食品などの伝承的用法が認められているもの
フェルラ酸
コメ胚芽より抽出された純天然の美白剤として知られております。また抗酸化剤・UV 吸収剤と
しても注目されております。
グルコン酸
グルコン酸は、ブドウ糖が酸化された糖酸の一種です。一般的にはブドウ糖を発酵させて生
産されています。そのため中国では、葡萄糖酸と呼ばれています。ハチミツに含まれる有機
酸の約 70%がグルコン酸であるため国内では、ハチミツ酸ともよばれております。
クエン酸
フルーツ酸として知られ、「古くなった角質の除去」「細胞の再生促進」「美白効果」
などのスキンケア効果が期待できます。
【商品情報】
商品名:ダーマホワイト NF LS 9410
表示名称:マンニトール、グルコン酸 Na、クエン酸、クエン酸 Na、
ワルテリアインディカ葉エキス、デキストリン
医薬部外品表示名称:D-マンニット、グルコン酸ナトリウム、クエン酸、クエン酸ナトリウム、
ワルテリアインディカ葉エキス、デキストリン
輸入元:山川貿易株式会社
製造元:Laboratoires Serobiologiques Division de Cognis France
2009/9/1
(テカ)
肌のタンパク変性からくる黄グスミを抑制
【特長】
手摘みツボクサより、高純度の高活性パウダー
採取地マダガスカルへの貢献により国連フェアトレード組織より認可
老化による黄グスミの要因である糖化をブロック
【コンセプト】
TECA(Titrated Extact of Centella Asiatica)とは、日
本ではツボクサと呼ばれるセリ科植物の葉から得ら
れた精製エキスです。
ツボクサは、西洋ではセンテラアジアチカ(一般名:
Centella Asiatica / マダガスカル:Talepetraka)とし
て知られ、マダガスカルも位置する亜熱帯地域に広
く生息する野生の多年草です。野生のトラが傷ついた時にツボクサに体をこすり付け
て治したという伝説もあり、別名タイガーズハーブとも呼ば
れております。また、動物にとどまらず、ツボクサには優れ
た創傷治癒効果があり、古来より民間療法の薬として珍重
されてきました。血管不全(むくみ等)、消毒、解毒、皮膚病
など、多くの症状に応用されています。
TECA は、手付かずの自然に包まれたマダガスカルに自生
するツボクサの葉を「手摘み」で集め、現地で厳しい品質検
査を受け南フランスの GMP 工場にて高純度精製したパウダ
ー状のエキスであり、現地では医薬品用と同等の品質とな
っています。
主に4つの機能性成分がバイエルにより同定されており、TECA には、4 成分の内、ア
ジア酸(表示名称:アシアチン酸)、マデカッソ酸(表示名称:マデカシン酸)の「酸成分
(ゲニン)」と、アジアチコシド(表示名称:アシアチコシド)に代表される「配糖体成分
(ヘテロサイド)」の計 3 種の有効成分のみ(約 100%)からなるエキスです。
これらの特徴成分のうち、アジア酸には抗糖化活性があることが認められ、黄グスミ
の要因であるタンパクの劣化を防ぐ効果を発揮します。
2011/4/1
【効果・効能】
● 糖化の抑制による黄グスミの改善
コラーゲン線維を用いて、TECA もしくはアミノグアニジンを加えた際、グルコゾン
による糖化誘導時の色の変化を観察しました。
肌のコゲとも表現される糖化により、コラ
ーゲンやエラスチン、ケラチンなどは褐
色を帯びます。これが老化と共に蓄積す
ることで、肌色の透明感が失われ、
黄グスミの要因となります。
≒
≒
TECA に含まれるアジア酸は、抗糖化作
用で知られるアミノグアニジン同様、糖化
によるタンパクの黄色化を防ぎます
●肌色へ影響を与える様々な要因へのアプローチ
メラニンの蓄積
炎症による
透明感減少
血流の
異常
糖化産物の
蓄積
糖化以外の肌色の変化の要因にも効果を発揮します
【商品情報】
商品名:TECA (テカ)
表示名称:ツボクサエキス(もしくは、アシアチン酸、マデカシン酸、アシアチコシド)
医薬部外品表示名称:お問い合わせください
製造元:Bayer Sante Familiale(フランス)
2011/4/1
(デトキシホワイト)
クスミの原因である 2 つの「色」を同時に抑える 1 剤で W の美白効果
【特長】 スイスで有機栽培されたガーデンクレスの新芽から活性型成分を抽出
メラニンシグナルに加え、老化による黄グスミの原因「肌老廃物」もブロック
老人斑を劇的に改善する高い美白効果
【コンセプト】
「コショウソウ」、別名ガーデンクレス(Garden
Cress)とも呼ばれるからし科の植物は、その新
芽においてスルフォラファンという活性成分を蓄
えています。スルフォラファンは配糖体であるグ
ルコシノレートの状態で通常存在し、酵素により
加水分解されることで得られ、高い抗酸化能を
発揮します。しかしながら、スルフォラファンは分
解されやすく、安定性に欠けることが難点でした。
デトキシホワイトの特徴は、活性を維持したまま、ナノ化された製剤中にスルフォラフ
ァンを豊富に含むことにあり、その名の通り、優れた抗酸化と美白効果を発揮します。
デトキシホワイトは、①メラニンの初期産生シグナルであるα-MSH を抑える、②老
化色素であるリポフスチン(肌の老廃物)の分解を助ける、W の美白効果を持ちます。
【効果1】老化による黄グスミの原因として
知られる肌の老廃物「リポフスチン」これを
分解する機能をもつ酵素プロテアソームが
デトキシホワイトにより活性化され、加齢に
より増える老人斑を防ぎます。
②老化色素の分解
を助ける
DetoxyWhite
① メラニン合成の
【効果2】メラニンを作る指令役である「α
-MSH」、デトキシホワイトはUVやストレス
により発現するこの黒色化シグナルを抑え
ることにより、メラニン産生をも弱め、肌の
クスミを最小限にします。
はじまりを抑える
2011/4/1
【効果・効能】
■臨床試験(肌色)
アジア人女性 21 名(23 – 39 歳)にデトキシホワイト 2%配合乳液を 56 日間、前腕に塗
布し前後の肌の色みを確認
明るく
なった♪
試験前
56日後
デトキシホワイトは色みを改善し、肌本来のもつ白さを導きました。
■臨床試験(老人斑の改善)
白人女性 10 名(44 – 60 歳)にデトキシホワイト 2%配合クリームを 56 日間、手の甲の
老人斑に塗布し、前後の肌の色みを確認しました。
試験前
56日後
デトキシホワイトは加齢によるシミ(老人斑)の状態を周りの肌に近い状態にしました。
【商品情報】
商品名:Detoxy White (デトキシホワイト)
表示名称:コショウソウ芽エキス、グリセリン、水、フェノキシエタノール、レシチン
製造元:Mibelle Biochemistry(スイス)
2011/4/1
(パーフェクションペプチド P3)
角層で効かせる新発想のピーリングペプチド
【特長】
皮膚の最外層に効かせるペプチド
角層の結合に作用し、正しいターンオーバーサイクルを導く
(パーフェクションペプチド P3)
老化により厚くなった肌をマイルドにピーリングし、肌を明るくする
【コンセプト】
肌には、約1ヶ月のサイクルで生まれ変わり、常にフレッシュな状態を保つようなサイ
クル(ターンオーバー)があります。表皮の深層で生み出されたケラチノサイトは、最
終的には“死んだ細胞”となって再外層に並び、やがて垢と共に排出されます。しかし
ながら、老化を重ねるにつれ、ターンオーバーに乱れが生じ皮膚は厚くなります。
若い肌
パーフェクションペプチド P3 に
は、こうした厚くなった角層を
健全にする働きがあります。こ
のペプチドは、角層の接着因
子である、デスモソーム(デス
モコリン、デスモグレイン)に
健全なターンオーバー
競合阻害することにより、角層
の結合を緩め、加齢によって衰えたターンオーバーを助
けます。
老化肌
角層が厚くなってしまう
何よりもこのペプチドの特徴は、角層で機能を発揮する
ため、浸透性を考慮する必要がないことです。また、余
分な角層の排出を導き、クスミを改善する効果も期待で
きます。
角層の結合を緩める働きを持つ
デスモコリン
デスモグレイン
パーフェクションペプチド
2011/4/1
【効果・効能】
■臨床試験
被験者 5 名(24 – 63 歳)にパーフェクションペプチド P3 1%を前腕に 28 日間塗布後の
角層の状態を、走査型電子顕微鏡下で観察しました。
パーフェクション
Placebo
塗布なし
ペプチドP3
表皮の厚みを抑え、乱れを短期間で改善しました
■臨床試験(肌の代謝) ~肌のくすみケア~
被験者女性 20 名(41 – 58 歳)にパーフェクションペプチド P3 1 - 2%配合ジェルを 1
日 2 回 28 日間塗布し、蛍光色素(ダンシルクロライド)を用いた蛍光強度の測定によ
りターンオーバーサイクルを比較しました。
23
22.5
Epidermal turnover (days)
22
21.5
21
20.5
20
19.5
19
Control
Placebo
1%
2%
1% PefectionPeptide P3 2% PefectionPeptide P3
肌サイクル改善&平滑感向上により、明るい見た目の肌を導くことが期待できます
【商品情報】
商品名:Perfection Peptide P3 (パーフェクションペプチド P3)
表示名称:酢酸ヘキサノイルジペプチド-3 ノルロイシン、グリセリン、水、フェノキシエ
タノール、レシチン(防腐剤フリー版もあります)
製造元:Mibelle Biochemistry(スイス)
2011/4/1