第1学年A組 音楽科学習指導案 指 導 者 山本 和歌子 展開場所 第2

第1学年A組 音楽科学習指導案
指 導 者
山本 和歌子
展開場所 第2音楽室
【研究主題】
仲間と共に伸び伸びと主体的に学習に取り組む生徒の育成
~言語活動を充実させる学習形態の工夫を通して~
【努 力 点】
様々な音楽活動に意欲を持ち,主体的に表現する生徒を育成する。
1 思いや意図を持ち,表現しようとする意欲を育てる指導の工夫
2 音楽の要素や構造を理解し,音楽の美しさや良さを感じ取ることのできる
授業の工夫
3 言語活動の充実と学習形態の工夫
(1)話し合い活動(2)グループ活動(3)意見や思いの共有(一斉)
1
題材名 歌詞の内容や曲想の変化を感じ取り,ふさわしい表現を工夫して歌おう
教材名
歌曲「魔王」ゲーテ 作詞 シューベルト 作曲
(観賞)
「希望という名の花を」中野郁子 作詞 平吉毅州 作曲 及川春江 編曲(歌唱)
2
題材について
(1)題材観
学習指導要領とのかかわり
学習指導要領の内容
「A表現」
(1)ア 「B観賞」
(1)ア
〔共通事項〕ア 音色 旋律 強弱 構成 テクスチュア
イ accel. rit,
本題材では,歌詞の内容と音楽が様々に影響し合って楽曲としての表現が生み出されていること
に気付き,楽曲の構成を生かしながら歌唱表現を工夫することができるようにすることをねらいと
している。歌唱表現をするためには,まず楽曲の特徴を把握し,個々の生徒が歌詞の内容や音楽の
変化に共感したり,それが表す情景を想像する必要がある。そのために,はじめに「魔王」の鑑賞
を行い,楽曲の特徴を感じとり,
〔共通事項〕がどのように関わっているかを考える学習を行う。
個々の生徒が,作曲者が聴き手に伝えるために工夫した表現を知覚し,それらを言葉で表わすな
どして説明ができれば,
「希望という名の花を」の合唱の活動において思いや意図をもち,曲にふ
さわしい表現の工夫ができるようになると考えた。
(2)生徒の実態
計28名(男子14名 女子14名)
小学校では,若干の取り組み方に学校格差があるものの,歌唱・鑑賞・音楽作りなどの学習を通
して共通事項について学んできている。入学して間もないが,合唱曲の特徴をつかむことを目的と
する学習活動では,音楽の諸要素を用いて的確に発言することができたり,歌唱についても適切な
アドバイスや質問をすると,曲想にあった変化をつけて歌ったりすることができる生徒もいる。
しかし,音楽の特徴について考える場面になると,音楽の諸要素を用いて自分の感じたことを適
切な表現で伝えることができない生徒が多い。このことから,なんとなく曲想や情景を感じ取って
歌ったり,演奏したりしていることがわかる。そこで個々の生徒が自分の感じ方の根拠を明らかに
すれば,思いや意図を持ったよりよい表現方法を身に付けることができると考えられる。
アンケート結果からは,音楽で感動するのは諸要素に特徴が表れたときと感じており,それが歌
う時の面白さであることをほぼ理解していることわかる。今後は,個々の生徒が鑑賞や合唱の活動
で「どうして感動するのか」を,音楽の諸要素を用いて表現させ,理解を深めさせたい。それによ
って音楽の良さや美しさを一層味わい,工夫して表現しようとする力を育てたい。
【次のアンケートを実施した】 調査人数26名
観賞
①観賞の授業は好きですか。
はい 22名
いいえ 4名
②音楽で感動するのは,音楽にどのような変化があったときですか。
〔自由記述より〕
・いろんな音が出てきたとき・クレッシェンドのとき・音程が上がっていくとき
・急に静かになったとき・音量が大きく力強い演奏の後に、落ち着いた様子になるとき
・曲が盛り上がったとき・迫力があって自分の中に残るようなとき・ハモるとき
・し~んとなってばぁんと急に盛り上がるとき・どんどん盛り上がるとき・音が暗いとき
からパッと明るくなるとき・盛り上がってなめらかになったとき・主旋律と低音が逆になっ
たとき・シーンとしている部分でいきなり大音量がバ~ンときたとき・ハーモニーが美しい
とき・シーンとなって、それから一気に音量が上がるとき・切ない感じのとき・掛け合いの
とき、みんながずれて歌っているとき・最初から大きいとき、さらに山で盛り上がるとき
・みんなで一斉に盛り上がったとき
②観賞した曲の特徴を説明するために使う言葉を書いてください。〔自由記述より〕
・激しい・明るい、暗い・なめらか・のんきな感じ・やさしい感じ・ふわっ・楽しい感じ
・力強い・速い、遅い・はずんでいる・悲しい感じ、嬉しい感じ・重い、軽い・高い低い
・カーテンをバッと開けたみたい・すごくかっこいい・聴けば聴くほどはまる・他の曲と
くらべる・歌なら歌詞のどこがよいか・リズム(タンタンタン)とか・音一つ一つが軽や
か、重いなど・派手、地味・感動する・強弱,メロディー,リズムという言葉を使う・音
がきれい・強弱がすごい、差がある・言葉がやさしい感じのとき・アクセント
歌唱
①歌うことは好きですか。
はい 19名
どちらでもない 7名 いいえ 0名
②歌うときに,どのようなことに注意して歌いますか。
〔自由記述より〕
・出だし・強弱・速度の変化・クレッシェンド,デクレッシェンド・つきぬける部分(高
いところ)
・音程・声が変にならないように・オクターブ下げるところ・音域とリズム・口
の開け方・相手に気持ちが伝わるように・楽しそうに歌う・声の大きさ盛り上がるところ
も・楽譜に書いてあること・声について・子音・歌詞の意味
③合唱曲を聞くとき,次のどちらに着目して聴いていますか。(惹き付けられますか。
)
ア、音楽(曲)の変化(リズム 速度 強弱 音域) 18名
イ、歌詞の内容
8名
④合唱曲の中でどのような変化があると,気持ちが高まって一生懸命に歌えますか。
〔自由記述より〕
・音が重なっているところ・きれいな声で気持ちがいいとき・きれいにハ
モれているとき・元気に自由なとき・サビの部分で大きな変化があるとき・明るくてリズ
ムがいいとき、速いとき・だんだん強くなるとき・盛り上がるとき・低くなったとき・一
番盛り上がるとき・急に盛り上がって、シーンとしたり曲の変化あるとき・追いかけっこ
みたいなとき
(3)指導観
「魔王」の鑑賞では,登場人物の行動や気持ちを理解させるために役割演技を取り入れる。歌詞
の内容から,それぞれの登場人物の心情を表す音楽を想像させたい。また歌曲を聴取する際は,登
場人物の心情や行動が音楽の特徴と密接につながっていることを気付かせたい。また,作曲者が歌
詞の内容を表現者として聴き手に伝えるために,どのような表現の工夫をしたのかを考えさせるこ
とにより,思いや意図をもった表現の工夫が,聴き手に感動を与えることを理解させ,次の学習に
生かしていきたい。
「希望という名の花を」の合唱の学習は,はじめに曲想を感じ取り,どうしてそのように感じたの
かに着目させて明らかにしていきたい。曲から受ける印象は,歌詞の持つ意味や情景のみではなく,
音楽を形づくっている要素や構造が強い働きをもつことを理解させたい。
今回の学習では,シューベルトが工夫した表現や自分達の合唱で表現したいことを,話し合いを
通して考えさせたい。個々の生徒が「どうしてそう思ったのか」
「どうしてそのように歌いたいの
か」を話し合いの活動を通して自分の思いを伝え合い,主体的に表現の活動に取り組む意欲を育て
たい。また,話し合いの活動を通してよりよい表現の方法を見出し,工夫して歌うことができるよ
うにしていきたい。また,課題を解決するプロセスの楽しさや,目的を達成した喜びを味わい,主
体的に表現の活動に取り組む意欲も育てたい。
3
題材の目標
・歌詞の内容や物語の進行と関係する曲想の変化を感じ取り,音楽の特徴をとらえながら聴き深める。
・歌詞の内容や曲想の変化を感じ取り,それらを生かした表現を工夫する。
4
題材の評価規準
音楽への関心・意欲・態度
音楽表現の創意工夫
音楽表現の技能
観賞の能力
①音楽を形づくってい
①音楽の諸要素を知覚
①歌詞の内容や曲想、
①声の音色、伴奏のリズ
る要素や構造と曲想と
し、それらの働きが生
声部の役割を生かした
ム,各登場人物の旋律や
のかかわりに関心をも
み出す特質や雰囲気を
音楽表現をするために
強弱の違い,構成などを
ち,鑑賞する学習に主体 感受しながら,どのよ
必要な技能や奏法を身
知覚し、曲想とその変化
的に取り組もうとして
うに歌うか思いや意図
につけて歌っている。
を感じ取っている。
いる。
を持っている。
②楽曲の特徴や,雰囲気
②歌詞の内容や曲想,声 ②歌詞の内容や曲想,
を感受しながら,楽曲の
部の役割や全体の響き
声部の役割や全体の響
よさや美しさを,言葉で
に関心をもち,音楽表現 きを感じ取って音楽表
説明するなどして,楽曲
を工夫しながら合わせ
全体を味わって聴いて
現を工夫し,どのよう
て歌ったり,考えたりす に合わせて歌うかにつ
る学習に主体的に取り
いて思いや意図をもっ
組もうとしている。
ている。
いる。
5
時
指導と評価の計画(7時間扱い)
間
ねらい
◎教師の働きかけ
○学習内容 ・学習活動 ☆共通事項
○評価規準【評価方法】
第1 1
ねらい 物語の内容を理解し,各登場人物や伴奏の特徴を感じ取る。
一
○登場人物の行動や気持ちなどを理解する。
次
・曲について知る。
(作曲者・作詞者・演奏形態・歌曲)
・役割演技を行い,登場人物の心情を考え,
発表する。
◎3人一組でできるように助言する。
○それぞれの表現の特徴を考える。
・曲を聴き,登場人物の表現の特徴を考え, ◎発表したことを整理して板書する。
発表する。
☆音色 旋律 強弱
○(関―①)音楽を形づくっている要素や曲
登場人物の状況やそれぞれの表現の変化
想とのかかわりに関心をもち,鑑賞する学
に気付く。
習に主体的に取り組もうとしている。
【発言の内容,記述,鑑賞の様子】
2
本時
ねらい 物語の進行と曲想との関係や変化を聴き深め,楽曲全体を味わう。
○物語の進行と曲想の変化を感じ取る。
2/7・全体を聴き,曲の特徴をつかむ。
◎物語の進行を理解させながら鑑賞させる。
(字幕入りVTR)
○登場人物ごとの表現の特徴,曲想の変化を ◎部分鑑賞をさせ,焦点を絞って聴くことが
感じ取る。
できるようにする。
・個々で登場人物の表現の特徴を記述する。
・グループで意見を出して,表現の特徴を整
理する。
☆音色 強弱 旋律
それぞれの変化が登場人物の心情を表現
していることに気付く。
子供の旋律の反復における音程の変化に
○(鑑―①)声の音色,伴奏のリズム,各登
気付く。→子供の混乱と恐怖感の高まり
場人物の旋律や強弱の違い,構成などを知
☆速度 accel.
曲の速度の変化に気づく。
3
覚し,曲想とその変化を感じ取っている。
【発言の内容,記術の内容,観賞の様子】
ねらい シューベルトとライヒャルト作品の違いを感じ取り、それぞれの良さを味わう。
○シューベルトとライヒャルトの「魔王」を
比較観賞し,音楽の特徴や曲想の違いなど
をまとめ,良さや美しさについて考える。
・共通点と相違点を考え,ワークシートに記 ◎それぞれの違いや特徴が「聴きどころ」
述する。
であることに気付かせる。
・自分の感じ取ったことを発表する。
○聴き取った共通点と相違点から,それぞれ ◎要素のカードを用いて記述させる。アドバ
の特徴をまとめ,音楽の構成の違いを理解 イスを与える。
する。
・2つの作品のうち,気に入った作品の理由 ◎通作歌曲と有節歌曲について説明する。
を明らかにした紹介文を記述し発表する。
・全体の発表を整理する。
☆リズム 旋律 強弱
2つの作品のそれぞれの扱い方の違いに
しながら,楽曲のよさや美しさを,言葉
気付く。
で説明するなどして,楽曲全体を味わっ
☆構成
2つの作品の構成の違いに気付く。
第
4
○(鑑―②)楽曲の特徴や,雰囲気を感受
て聴いている。
【発言の内容、記述、鑑賞の様子】
ねらい 旋律の表れ方をつかみ,楽曲の特徴に気付く。
二
○楽曲の特徴をつかむ。
次
・シューベルトの「魔王」を聴き,作曲者の ◎歌詞の内容を伝えるために作曲者の表現
表現の工夫を振り返る。
の工夫があることを確認させる。
・
「希望という名の花を」の歌詞を読んで, ◎要素を用いて説明できるように,必要に応
曲想をイメージしたことを発表する。
じて生徒の発言を整理し,助言する。
・
「希望という名の花を」を聴く。
◎楽曲全体の曲想を感じ取って聴くように
・感じたことを発表する。
する。
○作曲者の工夫について考える。
・気がついたことを発表する。
◎音楽を形づくっている要と関わらせて発
○各パートに分かれて練習をする。
表させる。
・自分のパートを正確に歌う。
○(関―②)歌詞の内容や曲想,声部の役割
☆強弱 旋律
強弱の設定と旋律線の変化に気付く。
☆速度 rit.
速度の変化に気づく。
第
5
や全体の響きに関心をもち,音楽表現を工
夫しながら合わせて歌ったり,考えたりす
る学習に主体的に取り組もうとしている。
【発表の内容 記述 練習の様子】
ねらい 歌詞の内容と曲想の変化を生かした表現を工夫して歌う。
三
○楽曲の特徴をとらえる。
次
・楽曲を聴き,自分のパートの旋律の表れ方 ◎自分のパートをたどりながら聴かせ,楽譜
や声部のかかわり方を感じ取る。
・特徴のある個所を楽譜に記しをつける。
上の変化に着目させる。
(音程,リズム,速度)
○パート練習を行う。
・曲想にふさわしい歌い方の工夫を話し合
う。
◎自己のイメージを広げて歌い方の工夫を
考えることができるように助言する。
・パート毎に練習を行い,速度や強弱の設定 ・速度や強弱の設定を確かめながら歌う。
を確かめながら歌う。
・他のパートCDと合わせて歌うなど,正確
に歌えるように練習の工夫をする。
○パートで模範演奏CDと合わせて歌う。
・自分のパートを正確に歌う。
・パートの表現の工夫を意識して歌う。
☆構成
○(創―①)
音楽の諸要素を知覚し,それらの働きが生
2つの旋律が反復されていることに気付
み出す特質や雰囲気を感受しながら,どの
く。
ように歌うか思いや意図を持っている。
【発表の内容 練習の様子】
6
○「希望という名の花を」にふさわしい表現
を工夫する。
・
「希望という名の花を」を合唱する。
◎自己のイメージや感情を広げて歌うよう
にさせる。
○曲にふさわしい表現を工夫して歌う。
・一人一人の表現の工夫を出し合い,パート
・パート毎に表現の工夫を話し合う。
毎の表現の工夫を絞り込む。
ソプラノ アルト 男声1 男声2
・パート毎に考えたことを発表し,全体へ伝
える。
・それぞれの意見を取り入れて歌う。
☆テクスチュア
歌詞の内容や曲想,声部の役割や全体の響
旋律の組み合わせ方,声部の関わり方に気
きを感じ取って音楽表現を工夫し,どのよ
付く。
うに合わせて歌うかについて思いや意図
☆rit.
をもっている。
曲にふさわしい表現を工夫する。
7
○(創―②)
【発表の内容,練習の様子】
○「希望という名の花を」を各パートの表現
の工夫を生かして合唱する。
・各パートの表現の工夫を発表する。
◎学級として「最終的に目指す表現」を明確
・各パートの表現の工夫を理解する。
にできるように助言する。
<例>「・・・を~にします。
」
・全員でパート毎に考えたふさわしい表現の ◎実際に歌って確かめながら,ふさわしい表
工夫を歌う。
現を工夫させるようにする。
・前列と後列に分かれ歌うなど,効果的な練
習方法も取り入れる。
☆テクスチュア
それぞれの声部の反復や変化を理解し,工
歌詞の内容や曲想,声部の役割を生かし
夫して歌う。
た音楽表現をするために必要な技能や奏
☆rit.
法を身につけて歌っている。
曲にふさわしい表現を工夫する。
6
○(表―①)
【発表の様子,練習の様子】
本時の指導
(1)本時の目標
物語の進行と曲想との変化を感じ取り,音楽の特徴をとらえながら聴く
(2)本時の展開
過
時
○主な学習内容
程
配
・学習活動「発問」☆共通事項
め
5
○グループで役割演技を行う。
あ
◎教師の働きかけ ○評価
・登場人物の行動や気持ちを確認する。
て
と
◎前時の学習を想起させるように働きかけ
る。
3
○本日のめあてをつかみ,見通しをもつ。
見
通
【評価方法】
物語の進行と曲想との関係を感じ取ろう
22
し
○映像のある音源を観賞し,物語の進行と曲
想の変化を感じ取る。
を
①全体を聴き,曲の特徴をつかむ。
も
②4つの場面を部分観賞し、曲想の変化を感
つ
◎ワークシートの2を確認させ視聴させる。
じ取る。
・ワークシートの5-(1)に気付いたこと
を記述する。
部分1
語り手 父親 子 父親
部分2
魔王 子 父親
部分3
魔王 子 父親
部分4
魔王 子 語り手
③全体を観賞し,気がついたことをワークシ
ートの5-(1)に加筆する。
☆音色 旋律 強弱
◎4つの部分に区切って聴取させ,要素を用
いて特徴を記述できるように,要素カードを
用いて支援する。
◎援助を必要とする生徒で,ワークシートに
記述できていない場合は,登場人物を限定
し、集中して聴取させる。
それぞれの変化が登場人物の心情を表現し
ていることに気付く。
考
10
え
○曲想の変化を理解する。
・グループごとに感じ取った曲想の変化を伝 ◎グループごとの話し合いに教師も参加し,
を
え合い,ワークシート5-(2)にまとめ
深
る。
め
話し合いが活発になるように支援する。
「これは,何を意味しているのかな?」
・グループごとに話し合ったことを発表する。「これは○○ということかな?」
る
振
り
10
○登場人物の変化と曲想の変化の関係を整理 ◎全体の変化がわかるように生徒から意見
する。
を引き出し,まとめる。
返
・全曲を通して聴き,作曲者が工夫したこと ○(鑑賞―①)声の音色,伴奏のリズム,各
る
をワークシートの5―(2)に加筆する。 登場人物の旋律や強弱の違い,構成などを知
☆構成
覚し,それらが生み出す雰囲気を感受しなが
「子」の旋律の反復における音程の変化に ら、楽曲の特徴やよさ,美しさを言葉で説明
気付く。→子供の混乱と恐怖感の高まり。 するなどして,楽曲全体を味わって聴いてい
る。
【発表の内容,記述,鑑賞の様子】
(3)本時の評価と教師の働きかけ
評価の判断
生徒の様子と教師の働きかけ
おおむね満足とされる生徒の姿 ・登場人物の歌う旋律の変化に気付き,自分の言葉でそれらの変化を
工夫して説明しようとしている。
努力を要する学習状況と思われ ・登場人物を絞って聴かせ,音楽の特徴を考えさせる。
る生徒に対しての手立て
7
(個々の生徒が着目した登場人物)
板書計画
(1)
【音楽の諸要素】
本日のめあて
カード類
部分1
部分2
部分3
部分4
語り手
ピアノ
子
父親
魔王
(2)
音色
ピアノ
子
父親
魔王
旋律の表れ方
音域・音程
強弱
カード類