世界ト ッ プ レ ベ ル の 選 手 た ち が 国 の こ の 夏、 年 に 度 の サ ッ カ ー ワ ー ル ド カ ッ プ が 開 催 さ れ ま し た。 あるバナナを投げ入れることで、そ まれたのです。これは、猿の好物で チームの観客席からバナナが投げ込 ろうとした黒人選手の足元に、相手 いう横断幕が掲げられ、その制裁措 ONLY︵ 日 本 人 以 外 お 断 り ︶ ﹂と も 競 技 場 内 に﹁JAPANESE を 受 け ま し た。 ま た、 そ れ 以 前 に 客の一人が、無期限の入場禁止処分 にとらわれることなく、かつ国籍や たちは観戦する時に、誤った先入観 籍化・多人種化が進んでいます。私 サッカーに限らず、スポーツ界に おいては選手の海外移籍など、多国 う立場を明確に示しています。 スポーツを楽しむ全ての人にフェアプレー精神を 威信を 懸 け 、 国 民 の 期 待 を 背 負 っ て の黒人選手を猿と見なした人種差別 置として 試合を無観客試合とする ら国籍 や 人 種 を 超 え て 行 わ れ て い る 代とな り ま し た 。 し か し 、 残 念 な が 今や 、 サ ッ カ ー 選 手 は 自 国 と い う 枠を超 え 、 世 界 を 舞 台 に 活 躍 す る 時 してい る の が 現 状 で す 。 選手の 約 半 数 が 海 外 の チ ー ム に 所 属 います 。 こ れ は 日 本 も 同 じ で 、 代 表 ラブチ ー ム に 所 属 し て い る 人 も 多 く る選手 に は 、 普 段 は 自 国 で は な い ク 戦うこ の 大 会 。 し か し 、 出 場 し て い に掲載し、差別反対を訴える動きが べる写真を次々とインターネット上 手をはじめ、多くの人がバナナを食 間に、チームメイトなどサッカー選 た。この毅然とした態度に世界中の なかったかのように試合を続けまし この行為に対し、その選手は平然 とバナナを拾って食べると、何事も 的行為でした。 テ ン が 差 別 反 対 を 宣 言 し、﹁SAY のセレモニーで両チームのキャプ 夏 の ワ ー ル ド カ ッ プ で も、 試 合 前 ための運動を展開しています。この ◇ ◇ このように顕在化する差別に対 し、サッカー界は人種差別をなくす した。 厳しい処分が下されたこともありま と い う、J リ ー グ 始 ま っ て 以 来 の か考えてみましょう。 たず純粋にスポーツを楽しんでいる です。今一度、思い込みや偏見を持 スポーツを観戦している私たちも フェアプレー精神を持つことが大切 姿勢を見てその選手を応援できてい 人種に関係なく、技術やプレーする NO TO RACISM︵人種差別 1 など、サッカー界は差別と闘うとい ﹁人権のひろば﹂に対するご意見、 ご感想 を政策管理課までお寄せください。 しょうか。 的行為に無頓着になっていないで るでしょうか。また、行われた差別 スポー ツ の 場 に お い て 、 差 別 的 行 為 広まっていったのです。 に〝 ノ ー〟 と 言 お う ︶﹂ と 書 い た 横 試合では、バナナを振りかざした観 8 人が共感し、その対応を称賛。瞬く が行わ れ て い る 実 情 が あ る の で す 。 これは遠い海外で起きた出来事 で す が、 日 本 も 例 外 で は あ り ま せ 断幕を掲げメッセージを読み上げる に起き ま し た 。 コ ー ナ ー キ ッ ク を 蹴 4 11 だいとう 平成 26(2014)年 11 月号 183 ん。今年 月に行われたJリーグの 1 ◇ ◇ その 事 件 は 、 今 年 月 に 行 わ れ た サッカ ー の ス ペ イ ン リ ー グ の 試 合 中 4 人 権 の ひ ろ ば
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