沖縄地域インターンシップ推進協議会 「うりずんプロジェクト」インターンシップ実施要領 1.趣旨 平成26年4月に文部科学省、厚生労働省、経済産業省により「インターンシップの推進に当たって の基本的考え方」が見直された。 (注1)その中で、大学等での課題発見・探求能力、実行力といった「社 会人基礎力」や「基礎的・汎用的能力」などの社会人として必要な能力を有する人材育成が求められて おり、その有効な手段として、学生が産業や社会についての実践的な知見を深める機会であるインター ンシップの推進が必要と考えられている。 沖縄地域インターンシップ推進協議会では、①産業界のニーズを踏まえ、産業界との協働で取り組む 体系的プログラムの開発、②大学内各学部等・県内大学の連携で取り組む体制強化、③産業界やインタ ーンシップ支援団体と持続的・発展的な連携を図るプラットフォームの整備、を通し学生に対して「社 会人基礎力」の完成を目指す質の高いインターンシッププログラムを提供して沖縄県をリードする人材 の育成と輩出を目指したい。 さらに、沖縄県内の基幹産業が観光産業およびIT産業、離島地域も含む地域特性を生かした産業で あること、また企業のほとんどが中小企業に属することなどの産業構造などを踏まえ、 「沖縄型」就労事 情に沿ったインターンシップ推進体制を整備し、県全域を対象としたインターンシップを実施すること で、沖縄の社会経済問題となっている若年層の雇用問題(高い失業率・進路未決定率・離職率等)の解 決に積極的に寄与したいと考えている。 ※(注1) 「インターンシップの推進に当たっての基本的考え方」の見直しの背景及び趣旨について 平成26年4月8日付(文部科学省・厚生労働省・経済産業省) 2.実施要領 (1)実施時期 夏季休業期間中(8月~9月) 、春季休業期間中(2月~3月)を中心に実施。 (2)募集時期 夏期:5月 春期:12月 ※日程の詳細は、沖縄地域インターンシップ推進協議会(以下「推進協議会」という。 )のホーム ページをご参照ください。 (3)実施期間(日数) One day のインターンシップ、3日間程度のインターンシップ、2週間程 度のインターンシップ、1 ヶ月以上の長期のインターンシップなどもあり、特に指定しない。 (4)対象学生 琉球大学、名桜大学、沖縄大学、沖縄キリスト教学院大学、沖縄国際大学、沖縄キ リスト教短期大学、沖縄女子短期大学、及び沖縄県立芸術大学の学生 (5)受入先 沖縄県内の企業・団体および公的機関 (6)インターンシップの流れ(次ページの図を参照のこと) 1 (平成 27 年 12 月改定版) 2016 年「うりずんプロジェクト」春期インターンシップ実施の流れ <企業・団体側> うりずんプロジェクトのHPより 登録・申込み ⑦「受入調書」 ※申込後、パスワードを配布 ○「受入企業等情報」入力 ※事務局で公開手続き、修正も可 ⑩「インターンシッププログラム」 <大学・学生側> (参加企業・団体の募集・開拓のため) (開始前の確認事項) 大学が 「うりずんプロジェクトによ るインターンシップ」 を 「学校行事」 と認める承認手続きが必要(学研 災・付帯賠関係) インターンシップ 企業向け情報交換会(10/15(木) ) (開始1ヶ月前までに事務局に提出) フェアにてブース出展 沖縄地域インターンシップ推進協議会 事務局(以下「事務局」 ) 参加企業・団体の情報集約および 情報発信(HP 掲載 11/6(金) ) うりずんプロジェクトHPより インターンシップエントリー (11/28~12/13) インターンシップフェア(11/28(土) ) エントリーできる 「エントリーシート」 (HP上で入力) ※在沖米国商工会議所は別途、 英語による履歴書が必要 インターンシップ受付 マッチング面談(学生) 12 月中旬~2016 年 1 月上旬 推進 協議会事務局でマッチング面談を実 施。確定次第、学生と受入れ企業・ 団体に通知。 (3)受入れ学生決定通知 受入れ準備 ①「履歴書」 (学生→事務局→企業・団体) 受入れ企業等決定通知 (1)学生へ通知 (2)学生名簿を所属大学へ送付 (学研災等保険の承認手続きの決裁のため) (3)企業・団体に受入連絡(大学 名・学生名等の送付) 事前確認/覚書締結・誓約書提示 2016 年 1 月中旬 ⑧「覚書」 (企業・団体と事務局が取り交わす) ⑨「インターンシップ受入れ条件確認書」 (企業・団体と事務局が取り交わす)※「覚書」の添付書類 ②「誓約書」 (学生→企業・団体) ※その他、保険加入証明書(写し) 事前研修 2016/1/30(土) ・2/11(木)琉球大学大学会館 3 階特別会議室(9:00~17:30) 春期インターンシップ実施 2016/2/15(月)~3/13(日) ⑪「受入先企業等による 学生の評価表」 インターンシップの評価(実習終了後 1 週間以内) ③「日報」 ④「学生の自己評価表」 ⑤「レポート」 シンポジウム 2016/3/16(水)琉球大学大学会館 3 階特別会議室(13:30~17:30(予定)) 事後研修・成果報告会 2016/3/23(水)琉球大学大学会館 3 階特別会議室(9:00~17:30) ※各手続き書類の提出の流れは、様式の右肩に記載しています。 ※①~⑪までの書類番号は、様式の番号におなじです。 ※ 2016 年度春期インターンシップ版 2 (平成 27 年 12 月改定版) (7)内容 ①学生に関する事項 ・推進協議会の仲介するインターンシップを希望する場合は、推進協議会のホームページ画面か らエントリーすること。 ・マッチング面談は申し込み順に随時行う。受入先企業等が決定するまでに1ヶ月程度かかる。 ・申込多数などにより、希望する企業等でのインターンシップが実現できない場合や、学生が希 望する日数のインターンシップにはならない場合があるが、その際は事前に推進協議会事務局 より連絡調整をする。 ・学生は、インターンシップ終了後一週間以内に、 「日報」 、 「自己評価表」 、 「学生レポート」 (推 進協議会指定の様式を使用)を提出すること。なお、提出したレポートは、インターンシップ の普及啓発のため、冊子作成やHPで使用することがある。 (その際は、推進協議会事務局よ り事前に掲載について本人に依頼する。 ) ②受入先企業等は、PBL(課題解決型学習)及び独自のプログラム等を予定している場合を除き、 インターンシップ受入れのために特別な教育カリキュラムを組む必要はなく、日常業務の就業体 験を目的として良い(One day インターンシップ、3日間程度のインターンシップ等) 。一般的 に、初日には会社概要の説明や安全教育などのオリエンテーション、また最終日には、振り返り 等のミーティングを持つことが望ましい。 ※推進協議会にて各種インターンシッププログラム案の用意があるので、受入れを希望する企業 等で、プログラム内容に関して不明の場合は、別途相談すること。 ③インターンシップ受入の時間は基本的に受入先企業等の就業時間となるが、企業等・学生双方の 要望を取り入れて柔軟に調整すること。 ④その他、インターンシップ実施期間中における実施計画の変更等に際しては、推進協議会事務局 が連絡を受け調整することとする。 (8)報酬等 原則として、交通費・食事代などは学生の自己負担とし、報酬はないものとする。 ただし、受入企業等によって条件が異なる場合があるため、学生は推進協議会HPの受入企業等 情報を確認すること。 (9)事故・損害、機密保持等 ①インターンシップの事故・損害 ・受入先企業等は、実施期間中の学生の事故について、企業等の帰責以外は責任を負わない。 ・学生は、事前に所属大学の「学生教育研究災害傷害保険」および「学研災付帯賠償責任保険」 (もしくはそれらに準ずる保険)に加入し、事故に備えることとする。 ・なお推進協議会が仲介するインターンシップは、連携大学において事前に「学校行事」と認 める手続が行われている。 ②機密保持については、学生から誓約書の提出を義務づけている。 3 (平成 27 年 12 月改定版) (10)確認事項 学生、受入企業等、推進協議会事務局、大学がそれぞれ確認すべき事項を次に紹介する。 ①参加学生について ・氏名、所属大学・学部・学科、学年、連絡先(住所・電話番号等) ※大学においては所属する学生のインターンシップ先 ②インターンシップの目的と内容 ・参加の目的、期待する効果、インターンシップのプログラム ③受入条件 ・受入期間、受入企業等の就業時間、休日、手当、食事代・交通費等の有無、保険への加入な ど ④インターンシップ実施にあたっての責務 (学生の責務) ・受入条件に沿って、インターンシップに参加する。 ・インターンシッププログラムに基づいた業務を誠実に遂行し、参加目的の実現を図る。 ・事前に提出する「誓約書」に記載された8つの事項(機密保持や事故・損害に備える保険の 事前加入を含む)を遵守する。 ・事前・事後研修に必ず参加すること(真にやむを得ない理由が認められた場合を除く) 。 ・実習までの取組準備が不十分と判断された場合は、インターンシップ実習の取り止め及び辞 退届を提出する。 ・インターンシップ先の決定後にやむを得ない理由でインターンシップを辞退する場合は、速 やかに推進協議会事務局に連絡し、辞退届を提出する。 (受入企業等が行う手続き) ・必要書類の提出( (11)の(企業等に係る様式)⑦ ~ ⑪参照) ) 。 ・独自様式( 「誓約書」 、 「覚書」等)の提出(該当する場合のみ) 。インターンシップ実施前に 推進協議会事務局に提出。 ・必要なオリエンテーションを提供する。期間中の責任者を任命し、学生の安全を確保しつつ、 適切に助言・指導を行う。 ・事前に提出した「インターンシップ実施に関する企業等と推進協議会との覚書」 「インターン シップ受入れ条件確認書」と「インターンシッププログラム」に沿って、適切にインターン シップを実施する。 ・推進協議会事務局に対し、インターンシップ実施後一週間以内に「受入企業等による学生の 評価表」を提出( (11)の(企業等に係る様式)⑪参照) ) 。 (推進協議会事務局が行う手続き) ・学生と受入企業等とのマッチング作業を円滑に行う。 ・マッチング終了後、参加学生の名簿と「学校行事」と承認する手続き(依頼)を各大学に送 付する。 4 (平成 27 年 12 月改定版) ・事前研修等で、学生への意識づけ、マナー指導等の準備を行う。 ・事後は速やかに報告会を開き、学生が得たことや反省点、振り返りの機会をつくる。 (所属大学が行う手続き) ・推進協議会事務局から送付されたインターンシップ受入決定の学生名簿に基づき、 「学校行 事」と承認する手続き(内部決裁等)を行う。 ・承認後は推進協議会事務局にその旨の報告(回答)を事前研修開始前までに行う。 ⑤インターンシップ実施中の事故・災害発生時の対応 当該学生と企業等は速やかに推進協議会事務局へ連絡をする。推進協議会事務局は当該学生の 所属する学校に連絡し、連携して対応を図る。 ⑥インターンシップ実施中の台風襲来・自然災害発生時の対応 当該学生はインターンシップ先の規則に従って行動する。 ⑦インターンシップの打ち切り 学生が上記責務を果たさない場合や、受入先企業等の業績・評判を損なうような行為があった 場合は、受入先企業等は直ちにインターンシップを打ち切ることができる。 (11)各様式について 各様式は、学生、企業等がインターンシップ受入に関する確認等を円滑に進めるために必要な書 類なので手順にしたがって、各々提出すること。 なお、各様式の電子媒体は、推進協議会のHPからダウンロードすることが可能である。 (学生に係る様式) ① 履歴書 ( 「インターンシップのための履歴書とは」を参照) ② 誓約書 ( 「誓約書(記入例) 」を参照) ③ 日報(インターンシップ先の担当者の署名又は押印が必要) ④ 学生の自己評価表 ⑤ インターンシップ学生レポート(メールに添付して送付) ⑥ お礼状文例 ※「日報」及び「自己評価表」は、持参、郵送、又はスキャナーで読み込んでメール添付にて 提出も可能。 (企業等に係る様式) ※ 2016 年春期インターンシップ版 ⑦ インターンシップ受入実施申込調書 ⑧ インターンシップ実施に関する企業等と推進協議会の覚書 ⑨ インターンシップ受入れ条件確認書 ⑧´⑨´Memorandum of Understanding (MOU) between Companies and Okinawa Internship Promotion Conference ⑩ インターンシッププログラム 改訂版 ⑩ インターンシッププログラム(記入例) 5 (平成 27 年 12 月改定版) ⑪ 受入先企業等による学生の評価表 ※⑦は登録企業等において、毎期インターンシップ前に受入確認のため提出のこと。 6 (平成 27 年 12 月改定版)
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