ISO 9001:2000の品質記録はいくつか?

ISO 9001:2000の品質記録はいくつか?
研修用
ISO 9001:2000に、(4.2.4参照)は20ヶ所ついている。 ..............○印
Shallが有り(4.2.4参照)の無いのが4ヶ所ある。 ........................★印
但し、1規格項番に対して1箇所に(4.2.4参照)を纏めてあるとの解釈ができる
記録・帳票の必要なShallは23ヶ所(通常はISO 9001:2000の21記録と表現される)
№
規格項番
Shallの内容
記録・帳票の事例
○(1)
4.2.1e)
このISO 9001:2000規格で要求される品質記録
―
○(2)
5.6.1
マネジメント・レビューの記録
マネジメント・レビュー報告書
○(3)
6.2.2e)
学歴、経験、教育訓練及び資格の記録
スキルマップ計画・実績票
○(4)
7.1d
実現プロセス及び製品が要求事項を満足した事を示す記録
工程管理票・設計計画書
○(5)
7.2.2
契約レビューの結果及び派生する処置の結果の記録
要求仕様書・営業報告書
○(6)
7.3.2
製品要求事項に関係する記録
設計計画書・要求仕様書
○(7)
7.3.4
設計レビューの結果及び必要な処置の結果の記録
設計計画書・設計審査報告書
○(8)
7.3.5
設計検証の結果及び必要な処置の結果の記録
設計計画書・設計検証報告書
○(9)
7.3.6
設計妥当性確認の結果及び必要な処置の結果の記録
設計計画書・妥当性確認記録
設計・開発の変更結果の記録
設計計画書・設計変更履歴表
設計変更のレビュー及び必要な処置の結果の記録
設計計画書・設計変更履歴表
○(12) 7.4.1
○(13) 7.5.2d)
供給者の評価の記録及びそれから派生する処置の記録
供給先評価記録票
妥当性確認の管理項目の明確化記録
特殊工程認定記録票
○(14) 7.5.3
製品に固有の識別記録
工程履歴・工程管理票台帳
○(15) 7.5.4
★(16) 7.6.a)
支給品の紛失、損傷及び使用に適さない顧客所有物の報告
顧客支給品管理台帳
校正標準が存在しない場合の用いた校正基準の記録
計測器管理台帳
★(17) 7.6
校正不適合の場合、従来の測定結果の妥当性の評価記録
計測器管理台帳
○(18) 7.6
○(19) 8.2.2
監視機器及び測定機器の校正及び検証の結果の記録
計測器管理台帳
内部監査の計画及び実施、結果の報告
内部監査報告書
★(20) 8.2.4
合否判定基準への適合の証拠の記録
最終検査記録票
○(21) 8.2.4
○(22) 8.3
製品の出荷承認者の記録
最終検査記録票
不適合の性質及び実施した処置についいての記録
不適合製品処置報告書
○(23) 8.5.2e)
取られた是正処置の結果
是正処置報告書
○(24) 8.5.3d)
取られた予防処置の結果の記録
予防処置報告書
★(10) 7.3.7
○(11) 7.3.7
☆記録・帳票の事例は ISO 9001:2000 の Shall 項目の内容を記録する記録・帳票を示しています、できる
だけ設計計画書や業務計画書及び工程管理票(ロット管理カード)の様に1枚の計画表や帳票にプロセス全
体の記録をする方式にするのが管理しやすい, 4.2.4参照の記録は◆読みやすく,識別可能,検索可能
で①識別,②保管,③保護,④検索,⑤保存期間,⑥廃棄の管理について管理方法の規定化が必要である、
しかし4.2.4参照のない、及び企業が必要な追加の記録は①∼⑥の規定化は企業の自由である。
日本ISOコンサルティング協会
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