成長段階における更なる飛躍が見込まれる企業の円滑な資金調達に向けた取組み (金融機関名)広島銀行 1.動機(経緯) 成長段階における企業への円滑な資金調達 2.概 (1)海外現地法人向け設備資金融資の対応 (2)電子記録債権を利用した抽象企業等における資金調達の円滑化・多様化を図る取組み (3)ひろぎん「中小企業経営力強化融資制度」の創設 要 3.成果(効果) (1)メガバンクとの共同アレンジにより、当行初となるメキシコ向けクロスボーダーシンジケートローンを組成。 ニーズに合致した調達スキームを提供することで海外事業展開に貢献し、海外資金需要に向けた提案の幅 を拡大。 (2)でんさいを利用した商品・サービスの取扱いを開始。例えば、「でんさい ABL」はでんさいを担保に借入枠 5 億円を上限とする当座貸越契約で、債権額 120%の範囲内で低利で融資。「でんさいアセットファイナンス」 「でんさいファクタリング」サービスの提供により、中小企業等の資金調達の円滑化・多様化を図った。 (3)取引先にとって「中小企業の会計に関する基本要領」への対応等、財務内容の透明化などへの取組みが 資金調達に反映することが可能。 4.今後の予定 (課題) (1)引き続き、海外展開を展望される企業に対する有効な資金調達スキームとしてクロスボーダーシンジケー トローンを推進していく方針。 (2)でんさいの普及に努めるなか、顧客ニーズに応じた商品・サービスの提案・活用を図る。 (3)他の経営革新等支援機関との連携強化により、一層の商品活用を図る。 クロスボーダーシンジケートローン スキーム図 (主要株主) 連帯保証 A社 (シンジケート団) (当行) 貸付人 兼リードアレンジャー (メガバンク) 貸付人 兼コ・アレンジャー 兼エージェント 出資 (メキシコ現地法人) 米ドル建融資実行 借入人 貸付人 クロスボーダーシンジケートローンとは、海外現地法人等の資金調達ニーズに対し、当行がアレンジャーとなって 複数の日系金融機関を協調融資団(シンジケート団)として取りまとめ、同一の契約書に基づき、直接当該法人に 対して融資を行う融資形態です。
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