2010年 東部日本選手権 各アマチュア競技会講評 会場:EBIS303 元全日本選手権チャンピオン JCF全国副会長 山本 千恵子 (総評) 一時はどうなるかなと心配をお致しましたが、思いのほか大荒れの天気は 避けられホッとして競技会に専念が出来ました。 さて、全体的に女性のヒールターン又は足をそろえる事が出来ていないカップル が多いというかほとんどが揃えていないことが現実でありました。 また、タンゴで男性の左サイドが落ちていて女性の方に向いていない人が多く、女性をアウエーする為 コンタクトが悪いカップル多かったです。コンタクトが悪いという事はスピードが 出ませんし音楽にあうことが不可能となります。 (短評) ●アマチュアC級スタンダード競技会 ワルツ 103番(大塚組)ムーメントがとても良いですね。 110番(高島・下村組)左サイドが女子の方に向いていてコンタクトが良く見えますね。 114番(久能・前田組)もう少し、音楽を良く聞く方がいいでしょう 119番(佐々木・長嶋組)前に突っ込んでいるようですが、突っ込まない方がいいでしょう。 129番(植村組)バランスが良く音楽的ですね、良く見えますね。 138番(古賀・古市組)フォールドをもう少し静かにキープすることが大事(動きすぎる) 141番(日吉組)足首がソフトですね、良い事です。 156番(岡本・小野組)足を良く使っていますね。 159番(日比野・須藤組)女性の表情が明るくてとてもよく見えますね。 174番(岩崎・中山組)左サイドをもう少し女子の方に向ける事と膝をもう少しソフトに。 タンゴ 103番(大塚組)左手が動きすぎないように、少し折れているように見えます。 左サイドをキープする練習をされる方が良いでしょう 104番(阿久津・斉藤組)アップダウンをしないように。 116番(神谷・伊藤組)首に少し力が入りすぎます、音楽的には良いですね。 126番(佐藤・山下組)足が開きすぎますね、歩幅が大きすぎてバランスが不安定になります。 139番(原田・藤田組)左手が動きすぎるためコンタクトが斜めになっています。 143番(堀切組)音楽を良く聴いて下さい。 スローフォックストロット 103番(大塚組)女性がナチュラルなラインで、表現力があって良く見えますね。 133番(春山組)音楽的には良いが、少しおなかが出ているので注意が必要です。 JCF群馬県支局長 蛭沼 賀信 ●アマチュアC級スタンダード競技会 ワルツ 113番(久保寺・田野尻組)男性がもっと肩を下げて。 114番(久能・前田組)シャッセフロムPPで女性が右に傾きます。 116番(神谷・伊藤組)もっと音楽を聴いて。 136番(尾形・滝本組)良いムーブメントですが男性が女性の方にかぶって見えます。 141番(日吉組)ステップが小さく遅れて見えます。 178番(首藤・宮本組)女性が輝いて見えます。 190番(千葉・石田組)男性に左ホールドが高すぎて女性の右手がつりあがって見えます。 タンゴ 125番(千葉組)良く踊っていますが女性が気になるのかちらちらヘッドを動かします。 133番(春山組)左手ホールド小さくコンパクトに。 138番(古賀。古市組)このヒートでは良く見えます、女性もよくフォローしています 152番(木村組)大ベテランで良く踊っています。 156番(岡本・小野組)音楽に会っていません。 181番(亘組)ナチュラルファーラーウエーポイズが一回目がもっとソフトに手で踊らない。 191番(石澤・清水組)男性の大きい動きに女性が良くついています。 スローフォックストロット 103番(大塚組)フェザーステップからもう一回自分のダンスを見直すことが必要かも 125番(千葉組)良く踊っています、無難です。 136番(尾形・滝本組)スリーステップの時に男性が左にヘッドを向けないと女性と重なります。。 142番(渡部・村上組)ファーラーウエーリーバースが男性の方に大きく崩れます。 148番(佐久間組)男女が重なります 165番(山川組)もっと楽しそうに。 171番(中野・中村組)スローカウントのステップが低く落ちすぎです。 ●アマチュアN級競技会 ワルツ 127番(大関・大澤組)音楽に会っていません。 タンゴ 124番(浜本・伊東組)タンゴウオークは左にカーブです。 125番(霧島・持田組)女性が大変良いです。 ●アマチュア2級競技会 ワルツ 132番(戸川組)右肩が上がっています。 タンゴ 130番(山本・小林組)男性がもっとゆっくり踊って下さい雑です。女性は良いです。 JCF東部総局運営委員 相原 和夫 ●アマチュアC級スタンダード競技会 タンゴ 127番(河内組)ホールドが曲がっている。 142番(渡部・村上組)頭の位置を変えると良くなる。女性と重なっている。 スローフォックストロット 102番(荻野組)フットワークがトーとヒールを間違えなくすると良い 116番(神谷・伊藤組)もう少し足が緩めると良い。 JCF東部総局 審査員 出口 由布子 ●アマチュアN級スタンダード競技会 ワルツ 131番(橘川・小板橋組)大変落ち着いて良い踊りです、元気良く踊って下さい。 タンゴ 125番(千葉組)背中を申し少しまっすぐに踊って下さい ●アマチュアD級スタンダード競技会 ワルツ 47番(湯原・豊田組)方を上げないように。 タンゴ 25番(新倉・喜多村組)タンゴは強く踊った方が良い、床をしっかり圧す。 35番(佐藤・多田組)首を真っすぐにして踊ると良いでしょう。 42番(名児那・石田組)もう少し首がまっすぐに、しっかり踊っていいです。 JCF東部総局 審査員 島田 一男 ●アマチュアD級ラテンアメリカン競技会 ルンバ 125番(岩本組)音を良く聴いて下さい。 ●アマチュアC級ラテンアメリカン競技会 ルンバ 87番(神谷・伊藤組)クカラチャでもっと長く床を踏んで下さい。 89番(辻・倉品組)リーダーが下を向いています。 91番(小野寺・西園組)男性が床にしっかりと立ってからリードをするように。 パソドブレ 88番(関根・永田組)下を見すぎです。 95番(田口組)床をしっかり踏めるようにしましょう。 ●アマチュアA級ラテンアメリカン選手権 チャチャチャ 4番(大里・浅野組)女性の膝を伸ばすように。 6番(市野・井手組)女性の足運びはOK。 8番(柴田・天野組)男性が女性へのリードが早すぎる。 15番(村松・宮崎組)チャチャチャのステップをしっかりと踏む事。 サンバ 4番(大里・浅野組)サンババウンスをしっかり取るように。 10番(櫻井・森田組)男性が女性を良く見てリードして下さい。 ルンバ 5番(船見・斉藤組)アレマナ等女性へのリードは男性右足ヒールがついてから 13番(玉利・吉村組)チェックを長く、手ではなく下半身でリードを。 パソドブレ 5番(船見・斉藤組)ウオークはヒールから体重を乗り越えるように。 JCF東部総局 理事 田野辺 欽司 ●アマチュアC級スタンダード競技会 ワルツ 114番(久能・前田組)ムーべメントは良い。 127番(河内組)コンタクトは良い、ショルダーラインが時々くずれる。 138番(古賀。古市組)ムーブメントは良いがフットワークが少々乱れる。 141番(日吉組)フットワークは良い。 148番(佐久間組)女性の左サイド、ボディーターンなしで首だけで回転している。 159番(日比野・須藤組)スイングを考えて踊ると長身が魅力的に見えてくるでしょう 166番(大越・大久保組)男性のシャッセのフットワークが悪い。 169番(石山・荒川組)落ち着いて踊っている。 175番(稲垣・嶋組)ポイズは良いがシャッセの後体が前にのめっている。 190番(千葉・石田組)上半身が苦しく見える。 タンゴ 103番(大塚組)タイミングが良い。 114番(久能・前田組)女性のフォロー、リードよし。 126番(佐藤・山下組)プロムナードの2歩目が悪い。 130番(高島・島貫組)ラインは良いが踊っていない。 133番(春山組)タンゴらしく踊っていて、見てて気持ちがいい。 149番(生駒・玉田組)方の力みが見られる。 157番(村田・伊東組)タイミング音楽を感じて動作をするように 183番(毛塚組)男性のバックバランスの為、女性が振り回されて踊っている スローフォックストロット 104番(阿久津・斉藤組)ムーブメント良し、女性のヒールターン一思 125番(千葉組)ソフトで良いが踊り方を勉強すると良くなるでしょう。 126番(佐藤・山下組)テレマーク、テレスピン男女がバラバラに踊っておる。。 129番(植村組)スイングをもう少し、ボディが進むと良いでしょう。 156番(岡本・小野組)フットワークがしっかりしている、女性のヒールの使い方を多く練習すると良い。 175番(稲垣・嶋組)男性の左ショルダーが開きすぎ。。 186番(平塚・蛯谷組)体を使って踊っているがショルダーラインが悪い。 ワルツ 決勝 186番(平塚・蛯谷組)上半身の切り替えが早い。 タンゴ 決勝 103番(大塚組)フットワークが悪い。 126番(佐藤・山下組)足の裏がつくのが速い。 174番(岩崎・中山組)ボディーが遅い。 175番(稲垣・嶋組)顔の位置が悪い。 JCF東部総局副局長 昭元 剛 (総評) 2010年3月21日(日)東部日本選手権並びに併催競技会を審査並びに観戦して私が感じた事を 掲載させて頂きます。 早朝より、多くのダンス愛好家が颯爽と踊ってらっしゃる姿を見て競技会の楽しさが伝わってきました。 まずは、アマチュアC級スタンダードダンス競技会についてです。 全体的には、皆さんのファイトは十分に理解できましたが、音楽、フットワーク、フォールド、男女の コンタクトに問題がある選手が目に付きました。特に、パートナーのヒールターン並びにクローズ及び リーダーのクローズ時のパッシングとスパインが伸びていなく前に進む事を重要視する事で 背中のラインが消えている選手が目に付きました。 (短評) ●アマチュアC級スタンダード競技会 予選 このラウンドで、目に付いたカップルは、 103番 110番、113番、114番、120番、126番、129番、141番、142番、148番、156番、159番 163番、167番、174番、175番、186番、190番、191番 以上の選手です。 101番(高山・小林組)足をしっかり開いて踊るとスイングがかかってくるでしょう。 102番(荻野組)スパインを真っすぐに。 103番(大塚組)上体がタイトではあるがムーメントは良いですね。 104番(阿久津・斉藤組)フォールドに勉強が必要ですね、少し右に傾いていますね。 110番(高島・湯川組)スピードがあってよく見えますね。 112番(三橋組)少し動きが重たいですね。男性が女性にかぶっていますね。 113番(久保寺・田野尻組)横の動きは良いですが、ライズがもう少し欲しいですね。 114番(久能・前田組)すっきりしていてよく見えます。 120番(高橋・平田組)すっきりしていて良いのですが、もっと下半身を使ってみては。 125番(千葉組)バックバランスに見えますね、もう少し前傾で踊る事が必用。 126番(佐藤・山下組)ムーブメントは良いですがコンタクトが悪いですね。 129番(植村組)カップルバランスの良いカップルですね、もう少しスイングとライズ&ロアーを勉強。 132番(堀江・勝田組)アームで踊りすぎですね、もう少しアームは静かに。 136番(尾形・滝本組)ムーメントは良いですね、もう少し力強さがほしいですね 140番(笠倉・桶谷組)ライズアンドフォールをしっかりと男性の上体に力みが見えます。 141番(日吉組)良く目についてきますね。 142番(渡部・村上組)この組も良く踊っていますが少し弱いかな。 145番(小林・小嶋組)ライズが速すぎますね、一つづつが切れて見えますね 147番(松永・横須賀組)背中をしっかりと伸ばして踊る事を考えましょう。 148番(佐久間組)すこしライズからアップが速すぎますね。 156番(岡本・小野組)ムーブメントは良いですね。 157番(村田・伊東組)もう少しパワーがほしいですね、下半身の強さがほしいです。 159番(日比野・須藤組)カップロバランスが良く、この中では良く見えますがムーブメントに乏しい。 162番(石郷岡・内山組)左のフォールドに注意が必要。 163番(八馬・山口組)ネックラインに問題があるが、ムーブメントは良いです 165番(山川組)音楽をもう少ししっかりととらえましょう。 167番(渡部・武井組)もう少しパワーがあっていいですね。 168番(神田・塚本組)スローのリズムをしっかりととらえましょう。 174番(岩崎・中山組)良く踊っていますが、ライズが早すぎてムーブメントが止まって見えます。 175番(稲垣・嶋組)良いですね、ただ上体に力みが見えますもう少しリラックスして踊れば。 181番(亘組)すっきりと踊っているが、トップラインが崩れるのが残念。 183番(毛塚組)少しバックバランスですね、スピードを出したいのですが。 186番(平塚・蛯谷組)動きは良いですが、女性のネックラインに勉強が必要かも。 190番(千葉・石田組)スエーをかける事を考えていて良くスイングは見えますが頭が動くのが気になる。 191番(石澤・清水組)動きは良いです、女性のネックラインが気になります。 ●アマチュアC級スタンダード競技会 決勝 103番(大塚組)良く踊っていますね、私が見た中では上位に入るのでは。 110番(高島・湯川組)力みがなく良く踊っていますが、少し力ず良さに問題が、無難ですね。 126番(佐藤・山下組)女性は良く踊っています、男性のバックバランスが気になります。 174番(岩崎・中山組)良く踊っていますがリズムが少しルーズに見えます。 175番(稲垣・嶋組)良いですね、良く踊っていると思います。但し、男性の上体(肩)に力が。 186番(平塚・蛯谷組)タンゴのPPの時にコンタクトが外れますね。 ●ラテンアメリカン競技会 (総評) 全ての競技会を通して、女性の膝の曲がり、体重が一歩に十分に乗っていない、手と上体がムーブ し過ぎています。男性のリードハンドが動きすぎで女性を振り回している。 女性の足の内筋肉の締まりが見えない、だから綺麗な足に見えない。 如何に。自分の足の魅力を出すかの勉強が必要ではないでしょうか。 チャチャチャにおいては、フィーリングは良いが音楽的表現が理解できていない。 234&1のリズムで、どの音でステップするのか、どのリズムで回転をするのか? どのリズムにビートバリュー(アクセント)が必要なのか、3なのか1なのか? では3は何をするのか、1は何をするのか? サンバにおいては、ニュートラル、フォバー、ランジをどのように理解しているのか。 4分の3、4分の1、4分の4のリズムを叩いているのか。 ヒップアクションはどうなっているのか? 勉強することが必要と思います。 ルンバにおいて、41で回転運動をおこすのは好ましくない、41でしっかりとウエイトを乗せることを 重要視する事が必要でしょう。 ウオークにおいて、特に女性は膝から下の動き、また足を如何に長くつま先までをいかに伸ばすか。 後退ウオークにおいて、全体的にヒールを下すタイミングが遅くバックバランスになる事が良く 見れる。後退ウオークは素早くヒールを床に下ろす事にによるウオークを勉強される方が良いのでは。 パソドブレについては、ヒールウオークに徹します。 ジャイブは、リズムが見えてこない。もう一度ベーシックから勉強が必要ではないでしょうか。 フットチェンジをする場合にはしっかりと足の踏み変えをすることが望ましい。 ホップステップについては、軸足のキック力を理解して出来れば答えが返ってくるでしょう。 全体的に、自分に会った表現、ステップ構成を勉強することが必要でしょう。 色々と記述致しましたが、少しでも皆様の参考になれば幸いです。
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