東日本大震災の影響に関する意識調査 第3号 号 このたびの東日本大震災で被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。 6、懸念される 懸念される電力不足 される電力不足に 電力不足に対して心配 して心配している 心配している内容 している内容と 内容と対策 ●全体的 全体的に暑 コメントが 全体的 暑さに関 さに関する心配や対策についてのコメント する コメントが多かった。 かった ●心配 心配している 「熱中症」「 心配している内容 している内容として、全体では「 内容 熱中症」「要冷蔵 」「要冷蔵・ 要冷蔵・冷凍の 冷凍の食品」「 食品」「クーラー 」「クーラーの クーラーの使用」「 使用」「通勤通学 」「通勤通学」 通勤通学」についてのコ メントが多くみられた。特に、単身者 単身者や 家族の 交通の 単身者や子育て 子育て中の人は、自分の家族 家族の体調に関する心配や、交通 体調 交通の乱れにつ いてのコメントが見られた。一方シニア シニアは シニアは、もともと節電 もともと節電している 節電しているという人が多く、節電に対してはそれほど心配し している ていないようだった。 ●考 考えている対策 「グリーンカーテン」「 えている対策について、全体では「 対策 グリーンカーテン」「水風呂 」「水風呂に 水風呂に入る」「早寝早起 」「早寝早起き 早寝早起き」「窓 」「窓を開ける」 ける」などのコメン トが多い。特に、単身者 単身者や 直接身体を 単身者や子育て 子育て中の人は直接身体 直接身体を冷やす為 やす為の商品(アイスノンや体感温度を下げるマットな 商品 ど)を を使用する シニアは 使用するなどのコメントが見られた。また、シニア する シニアは扇風機の活用やクーラーの使用を控えたり使用時間 を短くするなど暑さに関する対策ではなく、節電 節電に 多く見られた。 節電に関する対策 する対策についてのコメントが多 対策 3・11の大震災から一ヶ月以上が経ち、関東圏の生活者は放射性物質漏れの事故や、電力不足に関する問題について関心 を持っているようです。現在生活者がどのような行動をとっているのか、また、懸念されている夏の電力不足に対する心配や 対策についてどのように考えているのかを把握する為に、自主調査を行いました。 【要約】 要約】 ●生活者が意識的 意識的に 暑さ対策や 意識的に変えている行動 えている行動について調べてみたところ、全体的に暑 行動 対策や節電に 節電に関する行動 する行動が 行動 震災に関する行動や、放射性物質漏れに関する行動よりも実際に行動を起こしている率が高 高いことがわ かった。節電に関する行動では、省エネ商品への買い替えまではあまり行われていないが、家で簡単に出 来ることを中心に意識的に行動を変えているようだった。また、放射性物質漏 放射性物質漏れに 放射性物質漏れに関 れに関する問題 する問題はニュースな 問題 どで騒がれているが、実際に行動 行動を 行動を起こしている率 こしている率は低いことがわかった。 ●食料品 食料品や 家庭 食料品や水に対する心配 する心配や 心配や対策について調べてみたところ、外食産業やメーカーに対する心配よりも家庭 対策 での管理 での管理や 管理や使用を 使用を心配若しくは対策をしているという人の方が多かった。 心配 ●家庭で節電 節電を 「常温で 節電を余儀なくされた 余儀なくされた際 なくされた際にあったらよいと思 にあったらよいと思うものとして、「 うもの 常温で保存できる 保存できる食品 できる食品・ 食品・食材」 食材」や「長期間 保存できる 保存できる食品 できる食品・ 食品・食材」 食材」などが9割以上の人に支持されていた。 クーラーを ●コメントから、シニア シニア世代 クーラーを控え シニア世代は節電に対してクーラーの使用を控えることを第一に考えており、さらにクーラー 世代 ても大丈夫 我慢できると 単身者や 両親に ても大丈夫、又は我慢 大丈夫 我慢できると考 できると考えている人が多い。しかし、単身者 えている 単身者や子育て 子育て中の人の両親 両親に対する心配 する心配とし 心配 て、クーラー クーラーを ギャップが生じていることが見受け クーラーを控えることで起 えることで起こる体調不良 こる体調不良(熱中症など)が挙げられており、ギャップ 体調不良 ギャップ られる。 ●電力不足になった際に暑 暑さを防 直接温度を さを防ぐ工夫については、直接温度 工夫 直接温度を下げる工夫 げる工夫や 工夫や、感覚的に 感覚的に涼しく感 しく感じる工夫 じる工夫 を考えている人が9割以上 割以上だった。 割以上 1.最近意識的に 最近意識的に変えている行動 えている行動について 行動について <自由回答例> 自由回答例> ●心配している内容 ・熱中症(子育て男性) ・冷蔵庫の中の食品が傷む。(子育て女性) ・暑さが苦手なため、エアコンの使用を控えるのはつらい。(子育て男性) ・会社に行けるか心配(単身男性) ・(両親について)高齢の為、エアコン使用を控えたことによる体への影響が心配。(単身男性) ・クーラが使えないことによる熱中症(子育て男性) ●考えている対策 ・水撒きやゴーヤでカーテンを作ろうと思います。エアコンの代わりに扇風機を活用します (水や氷を入れて涼しい風がくるのを使います)(シニア女性) ・こどもの熱中症に関しては、昼間は水風呂で遊ぶなどさせる(子育て男性) ・ビニールプールで水遊び(子育て女性) ・早寝、早起きを心がける。電気のむだ使いをしないようにする。(シニア女性) ・窓を開放し,風通しを良くする、電気器具は以前から省エネ品にしている、 庭の電気は太陽光発電を使用(単身男性) ・首に汗取りを巻く、水をつけて使う高分子入りの首巻をつかう。日中は公共施設(図書館)やプールへ行く ・麻混などの衣類が必要だと思う。(シニア女性) ・冷蔵庫は保冷剤など使うつもり(シニア女性) ・クーラーは使わない 炊飯器を使わずガスで炊く(シニア女性) ・節電をする。一部屋に集まり、なるべくその部屋だけで電気を使う(子育て男性) ・氷枕など、電気を使用せずに体を冷やせるグッズの購入を検討している(単身女性) ・昼間はデパートに入り浸って過ごす(子育て女性) ・充電式の扇風機等を探す。どうしてもダメな時は車内に避難する(エアコン)(単身男性) 震災に関する項目で見ると、義捐金や防災用具の所持確認や購入、情報収集が上位になっていた。 放射性物質の漏れに関する項目で見ると、約半数の人が家での食事が増えているという回答だった。 また、節電に関する項目は、震災や放射性物質漏れに関する項目と比べて、全体的に高い傾向があり、 特に家庭で簡単に出来ることから行っているようだった。 震災関係 21.7 あまりしていない していない 16.2 防災用品の確認(所持しているか)や購入をするようにしている 28.8 15.5 防災用品の情報収集をするようにしている (どのようなものが役立つかなど) 16.8 常温で長期保存できる食料や水の確保をするようにしている 26.2 27.6 35.2 37.7 25.1 52.2 24.9 26.7 31.4 48.5 30.7 49.3 58.7 26.3 70.8 24.0 17.8 18.6 15.6 (普段なら使っているような場面で) (使用時間を減らす、使う回数を減らすなど) 33.4 12.6 コンセントをこまめに抜いている 26.5 15.8 冷蔵庫を省エネにしている(設定温度の調節など) 30.6 15.3 電気を使う娯楽品の使用を控えている(TV、PC、ゲーム機など) 35.7 30.7 8.4 14.3 20.3 8.8 家電製品の使用電力を減らしている 23.5 34.8 自転車を使う機会が増えた(購入した/購入を考えている) 14.6 8.3 冷暖房機を使わないようにしている 省エネ商品に買い換えている(LED電球など) ややしている 43.4 8.0 19.2 家で自分(ご家族も含む)で調理した食事を取るようにしている している 40.7 12.3 20.4 28.0 5.2 14.9 5.5 14.6 2.69.8 1.7 5.2 1.1 1.9 5.54.7 スイッチをこまめに消している ■調 査 目 的: 2011年3月11日に発生した大震災の影響について、消費者の意識・実態を把握する ■調査実施期間: 2011年4月18日(月)~4月20日(水) ■調 査 方 法: インターネット調査 ■対 象 者 : 栃木県、 群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県 山梨県、静岡県(計画停電が実施されたエリア) ■サンプル数: 1200サンプル 41.6 交通機関の乱れを考慮して早起きをするようにしている 家で食事を取らないようにしている(外食が増えた) <調査概要> 調査概要> 企画発行: 情報コミュニケーション事業本部 トッパンアイデアセンター マーケティング本部 消費行動研究室 TEL:03-5840-2520 自家用車の使用を控えている 放射性物質に触れないようにレジャーとしての 外出(買い物以外)を控えている 放射性物質に触れないように目的を決めずに なんとなく行く買い物のための外出を控えている 放射性物質に触れないように食料品・生活雑貨など、 暮らしに必要な買い物のための外出を控えている 家で食事は取るが、調理は控えている (出来合いのものを購入している) 53.9 34.5 節電関係 12.8 義損金やチャリティ、ボランティアなどへ参加している 25.4 29.8 33.8 放射性物質漏れ関係 46.7 43.2 32.9 44.2 22.3 48.7 30.1 23.1 18.8 10.1 20.8 33.8 34.7 35.3 2.懸念される 懸念される夏期 される夏期の 夏期の電力不足問題における 電力不足問題における食料品 における食料品に 食料品に対する心配 する心配について 心配について 3.放射性物質漏れによる 放射性物質漏れによる水質汚染 れによる水質汚染について 水質汚染について対策 について対策をしているもの 対策をしているもの 食料品の管理状態については、自宅での温度の管理状態について心配に思っている人が比較的多かったが、 店頭や配送、製造元の管理状態に対してはあまり心配していないという人の方が多かった。 また、放射性物質漏れによる水質・土壌汚染問題についても飲料水や調理用の水、生鮮食品については対策 している人は比較的多いが、外食で出てくる水や調理用の水、食材、市販の料理に使われている水や食材に ついては対策している人がほとんどおらず、家庭で自分自身で行える範囲のことについて関心が高いと考えら れる。 身近で直接目に見える範囲の項目に 関心が高いと考えられる。 とても心配している 心配している どちらともいえない 家の、冷凍・冷蔵食品の 温度の管理状態 11.8 家の、その他の一般的な食品の 温度の管理状態 8.1 あまり心配していない 32.7 特に心配していない 19.8 30.0 25.0 23.3 10.7 27.0 11.6 徹底的に対策をしている 周囲の人の反応を見たり、情報収集するなどして多少は対策をしている 周囲の人の反応を見たり、情報収集はしているがまだ対策はしていない(何かあれば対応できる) 特に積極的ではないが、何かするべきではないかと思っている 何もしていない 飲料水 8.5 調理用の水 6.2 生鮮食品 4.1 14.1 風呂や洗顔時に使用する水 2.6 9.2 13.7 12.5 62.1 掃除・洗濯や食器を洗う際に使用する水 2.5 9.9 13.6 12.4 61.6 外食で出てくる水 1.8 6.1 14.6 22.5 14.8 17.5 15.5 19.2 14.8 39.5 13.7 47.2 15.2 47.5 スーパーなどの店頭の、生鮮食品の 温度の管理状態 5.3 スーパーなどの店頭の、冷凍・冷蔵食品の 温度の管理状態 4.1 製造元(メーカー)から店頭に並ぶまでの、 管理状態 3.4 24.9 27.1 32.1 12.5 外食で出てくる料理に使われている水 1.45.1 14.3 14.7 64.6 製造元(メーカー)での、 管理状態 3.4 24.8 26.7 32.0 13.2 市販の惣菜や弁当などに使われている水 1.35.9 13.8 14.9 64.2 市販の惣菜や弁当などに使われている食材 1.36.3 13.6 16.0 62.9 その他 3.9 12.9 外食で出てくる料理に使われている食材 1.26.1 13.7 15.5 63.6 0% 29.7 23.0 27.7 29.9 23.0 32.2 47.0 20% 40% 12.1 13.1 18.8 60% 17.3 80% 100% 4.家庭で 家庭で節電を 節電を余儀なくされた 余儀なくされた際 なくされた際にあったらよいと思 にあったらよいと思うものランキング うものランキング 0% とてもよいと思う よいと思う 1位 常温で保存できる食品・食材 95.2% 36.5 58.7 2位 長期間保存できる食品・食材 92.2% 37.8 54.3 3位 ガスや電気の使用時間が短くできる器具 92.1% 30.7 61.4 91.1% 31.2 59.9 88.3% 32.3 56.0 6位 お湯の代わりに水で代用できる(水出し茶など)食品 86.3% 27.1 7位 ガスや電気を使用しなくても調理できる食品 86.0% 8位 少量パックなど使いきれる量だけ売っている食品・食材 84.8% 9位 食器が不要な容器に入ったもの 62.8% 12.4 10位 その他 61.0 46.4 20% 40% 60% 54.0 冷蔵庫を弱めても食べ物を保存できる 58.6 71.0% 16.4 0% 涼しい服装をする 57.8 23.8 60% 80% 100% やりたいと思うし、準備も出来ている やりたいと思うし、方法もわかるが、 準備はしていない やりたいと思うが、方法がわからない やりたいと思わない 59.2 28.2 40% 「涼しい服装をする」については9割の人がやりたいと思っており、さらに5割強の人は準備も出来ていると回答 している。また、ニーズが高くこれから準備が増えると予想されるものは「涼しくなるような料理を食べる」や「涼 しく感じるアイテムを使う」などだった。さらに、「使用している電力を可視化する」については8割強の人がやり たいと思っているにもかかわらず、約5割の人が方法がわからないと回答しており、電力の可視化に対する要 望に応える情報や製品の需要が増すと考えられる。 (%) 少しの間(時間程度)、冷蔵・冷凍できなくなっても 品質や味に問題は無い食品・食材 電気を使わなくても冷蔵できる 5位 (クーラーボックスや保冷剤など)もの 20% 63.1 5.電力不足になった 電力不足になった際 になった際に暑さを防 さを防ぐ工夫について 工夫について ほとんどの項目で8割を超えていて、高い評価だった。 その中でも「常温で保存できる食品・食材」や「長期間保存できる食品・食材」は9割以上の人がよいと思ってお り、「とてもよいと思う」という評価も他の項目と比べても高くなっていた。 4位 14.4 80% 100% 27.1 39.3 38.5 4.32.4 28.3 6.2 暑さによる寝苦しさを防ぐ 24.0 38.8 33.4 3.8 外からの熱を家の中に伝えない 23.2 40.3 33.1 3.5 涼しくなるような料理を食べる 22.8 体感温度を下げる 21.9 涼しく感じるアイテムを使う 21.5 使用している電力を可視化する 8.4 一時的に避暑地で過ごす 7.5 海水浴など暑さを楽しめるレジャーに行く 6.3 0% 49.5 18.6 35.9 38.1 45.6 25.5 24.8 51.9 33.3 12.5 29.3 9.3 20% 40% 9.2 4.1 8.2 14.2 46.7 55.1 60% 80% 100%
© Copyright 2024 Paperzz