製 造 所 固 有 記 号 制 度 が 変 わ り ま し た ! 平成 28 年 4 月 1 日、食品表示法に基づく新たな製造所固有記号制度が施行されました。 【新製造所固有記号制度について】 1 製造所固有記号が使用できる条件 原則として「(1)同一製品」を「 (2)2以上の製造所」で製造している場合に、製造所固有記号の 表示により製造所の所在地及び製造者の氏名又は名称に代えることができます。 (1)「同一製品」とは 同一の規格で同一の包材を使用した製品 ○同一の規格:原材料及び添加物の配合、内容量等、包材に表示される内容が同一 ○同一の包材:いわゆるデザイン部分が同一であるとともに、いわゆる表示部分 (法定されている表示のみならず法定されていない表示も含む。 )についても同一 ※「同一製品」に該当しない例 ①原材料及び添加物の配合が同一であるが、内容量が異なるもの ②通常パッケージと異なり、キャンペーンや季節仕様のデザインが印刷されているもの (2)「2以上の製造所」とは ①自社の2以上の工場で製造している場合 ②他社に製造を委託して2以上の工場で製造している場合 ③自社の工場と他社に製造を委託した工場で製造している場合 2 製造所固有記号を使用する際の義務 製造所固有記号を使用する場合、消費者に販売される加工食品及び添加物には、応答義務が課されます。 <応答義務の内容> ①製造所固有記号が表す製造所所在地及び製造者氏名又は名称の情報提供を求められたときに回答 できる者の連絡先 ②製造所固有記号が表す製造所所在地等を表示した Web サイトのアドレス ③当該製品の製造を行っているすべての製造所所在地等および製造所固有記号 3 届出方法 製造所固有記号の届出は、オンライン(製造所固有記号制度届出データベース)により行います。新 規の届出以外に、届け出た内容を変更する届出、取得した当該記号を廃止する届出、当該記号を有効期 間後も引き続き使用するために更新する届出があり、これらも全てオンラインにより行います。 ○製造所固有記号届出フォーム(消費者庁ウェブサイト) 場所:消費者庁ホーム > 政策 > 政策一覧(消費者庁のしごと) > 食品表示企画 > 製造所固有記号制度届出データベース http://www.caa.go.jp/policies/policy/food_labeling/unique_code/ 4 製造所固有記号 表示方法 「+」を冠して製造所固有記号を 表示します。 (業務用食品も同様) 5 保存方法 要冷蔵(10℃以下) 販売者 名古屋よい食工業株式会社 +AA 名古屋市○区○○ ○○-○○ 更新制の導入 製造所固有記号の有効期間は 5 年間になり、有効期間経過後も継続して使用する場合は届出情報の 更新が必要になります。届出情報の更新は、更新期限の 90 日前から可能です。更新期限までに届出情 報の更新を完了しない場合には、当該製造所固有記号は廃止の扱いとなり、更新期限後に製造した製品 には使用不可となります。 6 経過措置期間 平成 32 年 3 月 31 日までは旧基準に基づいた表示が認められますが、新旧基準に基づく表示の混在 は認められません。ただし、以下については新基準に基づき表示した包材に、旧制度に基づき取得した 製造所固有記号の表示が可能です。 ○新制度において製造所固有記号を取得できる場合、新制度に基づく製造所固有記号の届出に関する 手続等が完了するまでの間 ○新制度において製造所固有記号を取得できない場合、経過措置期間 経過措置期間中(H28.4.1~H32.3.31) 包 材 記 号 可 否 経過措置期間経過後(H32.4.1~) 包 材 記 号 可 新 新 ○ 新 新 ○ 旧 旧 ○ 旧 旧 × 新 旧 ○ 新 旧 × 旧 新 × 旧 新 × 名 古 屋 市 健 康 福 祉 局 ・ 保 健 所 否
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