平成 26 年 12 月 2 日 Vol.54 原野商法とは 価格が上がる見込みのない土地 や山林について、「もうすぐこの土地 の近くに高速道路が開通するため、 絶対に土地が値上がりする。」などと 虚偽の説明をし、土地等を時価の何 十倍（時に何百倍）という価格で買い 取らせるような商法を「原野商法」と いいます。土地の投資ブームに乗じ た悪徳業者による原野商法の被害 は１９７０年代に広がり、社会問題と なったとされています。 土地の売買実績もある」など虚偽の説 明を行います。被害者に、今度こそ高 値で土地等が売れるものと信じさせた うえで、「売却するには測量費がかか る」、「高額で売却するために広告を出 す必要がある」、「管理調査費がかか る」などと述べ、言葉巧みに、測量費、 広告費、管理調査費、手数料等様々 な名目で、現金をだまし取るのです。 一度、悪徳商法に騙されたことによ る経済的損失をどうにか補填したいと いう消費者心理に付け込んだ巧妙な 詐欺といえます。 平成２６年１２月の 相談会等のご案内 ●「学校事件・事故被害 全国一斉電話相談」 １２月１３日（土） １１時～１６時３０分 いじめ、体罰、部活中の事故など、学校 にかかわる事件や事故の被害者、ご遺 族、ご家族を対象に、弁護士が電話で概 要を聴取し、希望者には後日弁護士によ る面談相談（有料）を実施します。 電話番号：０８２-５１１-７７９８（当日のみ の番号です）／相談無料（通話料はご負 担ください）・予約不要／主催＆問合せ： 広島みらい法律事務所 （担当弁護士： 定者吉人・半澤茜） TEL：082-511-7772 ●「年末まちかど相談会」 原野商法の二次被害？ 最近、この原野商法の被害者が、 さらに悪徳業者の被害にあう例が増 加しているようです。「原野商法の二 次被害」です。悪徳業者は、原野商 法の被害者のリストを所持しており、 リストをもとに、かつて原野商法の被 害に遭い、処分困難な土地を抱えた 被害者に接触するとされています。 その上で被害者に対し、「中国の富 裕層が日本の山林・水源地に高い関 心を持っており高値で売れる」「近隣 騙されないためには 残念ながら、原野商法で購入させら れた土地や山林が、高額で売却でき る可能性は低いと思われます。うまい 話を鵜呑みにせず、まずは、家族、友 人の他、消費生活センターなどに相談 しましょう。 また、時間が経つほど、被害を回復 することは困難になります。万が一騙 されてしまったら早めに、弁護士や消 費生活センターに 相談されることをお 勧めします。 （半澤茜） １２月１６日（火）・１７日（水） 受付：午前の部 １０時～１１時４５分、午 後の部 １２時３０分～１６時３０分／場 所：広島駅南口地下広場(エールエール 地下)／相談無料・予約不要／電話相談 も実施します。TEL：０９０-４８９０-１５７９ （時間帯は上記と同じ）／主催＆問合せ 先：ＮＰＯ法人反貧困ネットワーク広島 TEL：082-554-7704 ＴＰＰの講演会に行ってきました。 ちょっと本気で勉強した方が良さそうだと思いました。 弁護士Ｊ 所属弁護士：二國則昭、定者吉人、見之越常治、 森井基嗣、半澤茜、深田健介、橋本敬介 所属弁護士：成廣貴子、佐藤邦男 所属弁護士：丸亀日出和
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