第1回「トレーナーの種類」 - フィジックスコンディショニングジム

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第 1 回「トレーナーの分類」
一言でトレーナーといっても様々です。
アスレティックトレーナー,パーソナルトレーナー,コンディショニングトレー
ナー,ボクシングコーチもトレーナーと言われています。
実際の業務は、それぞれ、似て非なるものです。
スポーツおよびフィットネスの現場でトレーナーといわれるものは以下の 3 つ
が多いと思われます。
アスレティックトレーナー(AT)
アスリートやスポーツチーム等に帯同し、外傷や慢性障害に対する処置を行う
ことで選手の健康管理をサポートする専門職です。
アスレチックトレーニングはスポーツ医学の細分化された専門分野のひとつで、
AT には高度な医学的な知識と緊急時に対処できる豊富な経験が必要となります。
AT の主な 6 つ役割は、予防/評価/処置/リハビリ/管理/教育であり、その競技で
起こりえる傷害に精通していることも必要となります。
ストレングス&コンディショニングコーチ(S&C)
主に、アスリートを中心に、怪我をすることなくフィジカルピークパフォーマ
ンスを達成するよう安全で効果的なトレーニングプログラムを計画/実施する
専門職です。解剖学/生理学/運動学/神経学/生化学/内分泌学/などの専門知識
に加え、最新の研究結果を考察する能力も必要であり、時に施設の設計および
運営する能力も求められます。
AT が傷害またはスポーツ医学のスペシャリストであるなら、S&C は健常者のパ
フォーマンス向上またはスポーツ科学のスペシャリストと言えるのではないで
しょうか。その競技に精通していることは共通の重要な要素であると思います。
現実的には一人のトレーナーが AT と S&C の役割を担うことが多いが、役割を分
担するのが理想です。
パーソナルトレーナー
最近、需要が増えてきたのがパーソナルトレーナーであるが、これは契約形態
を表すものであり、業務を表すものでは有りません。フィットネス分野で活躍
することが多く、役割としては S&C が近いと思われます(AT 系の人も多い)。
お客様と個人契約を交わし、個々の身体的な特性や目的/ライフスタイルに合わ
せたトレーニングプログラムの作成およびマンツーマン指導を行う専門職です。
指導対象はスポーツ選手から中高年齢層や生活習慣病などの危険因子を持つ
人々まで広範囲にわたるため、トレーニング知識に加え、医学的知識や動機付
けの点においても高度な知識と能力が常に要求されます。その他接客能力、営
業力も必要となります。
主戦場は、フィットネスクラブであるが、最近は独立してマイクロジムを設立するケー
スが増えています。
対になる言葉は「チームトレーナー」でしょうか?
その他の分類では、対象を考えると
「フィットネストレーナー」これがパーソナルトレーナーと一般的には言われ
ているのかもしれません。これに対になるのは「競技またはアスリートトレー
ナー」でしょうか。元々はこちらがトレーナーの発信だと思います。
フィットネストレーナーは、競技スポーツトレーナーよりもサービス業的要素
が強くなると思われます。
契約形態としては、
「フルタイムトレーナー」と「パートタイムトレーナー」。ほとんどが「パー
トタイム」で複数チームや個人との契約になると思います。
「フルタイム」を経験して一人前かもしれませんが、リスクも高いです。一気
に一文無しになる可能性もあります。