MSM7540/7560

FJDL7540-03
FJDL7540-03
¡ 電子デバイス
作成:1999年11月
MSM7540/7560 l
前回作成:1998年 6月
MSM7540/7560
シングルレイルADPCMコーデック
n 概要
MSM7540/MSM7560は、300∼3400Hzの音声帯域のアナログ信号と、32kbpsのADPCMデータとの
相互交換を行う1チャネル全二重ADPCMコーデックLSIです。このLSIは、最新回路技術を用いて、単
一5V動作、低消費電力動作を可能としてたもので、特に次世代のデジタル・コードレス電話システム
に最適です。
n 特長
l 単一5V電源動作
l ADPCM方式:1988年度版ITU-T勧告G.721方式完全準拠
l 送・受 全二重動作可能
l 送・受 同期動作のみ
l シリアルADPCM伝送レート :32kbps∼2048kbps
l シリアルPCM伝送レート
:64kbps∼2048kbps
l PCMインタフェース符号形式
MSM7540
:A-law/リニア(14bit, 2's compliment)切り替え
MSM7560
l 低消費電力
動作時
パワーダウン時
:m-law/リニア(14bit, 2's compliment)切り替え
:typ. 60mW
:typ. 1mW
l アナログ入力ゲイン調整用アンプ二段内蔵
l アナログ出力形式 :push-pullドライブ(350W+120nF直接駆動可)
l 水晶発振回路内蔵(10.368MHz)
l G.721/ADPCM方式で規定されるオプションリセット付き
l 基準電圧源内蔵
l パッケージ:
28ピンプラスチックSOP
(SOP28-P-430-1.27-K)(製品名:MSM7540GS-K)
(製品名:MSM7560GS-K)
1/15
AIN1
X1
n ブロック図
V DD AG DG
X2
−
+
GSX1
AIN2
RCLPF
−
+
A/D
変換器
0
デシメータ
BPF
1
1
Compander
0
ADPCM
CODER
P
/
S
XSYNC
IS
BCLKA
P
/
S
PCMSO
S
/
P
PCMSI
GSX2
0
基準
電圧源
SG
PDN
MCK
RES
1
タイミング
発生器
BCLKB
LPS
AOUT+
AOUT−
S
/
P
PCMRI
PCMRO
0
P
/
S
ADPCM
DECODER
S
/
P
−1
1
−
+
PWI
VFRO
RCLPF
D/A
変換器
インター
ポレータ
1
LPF
0
1
2/15
FJDL7540-03
IR
RSYNC
MSM7540/7560 l
0
EXpander
FJDL7540-03
MSM7540/7560 l
n 端子接続(上面図)
28ピンプラスチックSOP
RES 1
28 BCLKB
PCMRI 2
27 BCLKA
PCMRO 3
26 XSYNC
IR 4
25 RSYNC
IS 5
24 MCK
PCMSI 6
23 X2
PCMSO 7
22 X1
LPS 8
21 PDN
DG 9
20 VDD
AG 10
19 AOUT+
SG 11
18 AOUT−
AIN1 12
17 PWI
GSX1 13
16 VFRO
AIN2 14
15 GSX2
3/15
FJDL7540-03
MSM7540/7560 l
n 端子機能説明
l AIN1、AIN2、GSX1、GSX2
送信アナログ入力及び送信レベル調整用端子です。AIN1(AIN2)は内部送信アンプの反転入力端
子に接続されています。また、GSX1(GSX2)はアンプの出力端子に接続されています。レベル調
整は下記(図1)の方法で行って下さい。
l VFRO、AOUT+、AOUT−、PWI
受信アナログ出力及び受信レベル調整用端子です。VFROは受信フィルタ出力端子です。AOUT+、
AOUT−は差動アナログ出力端子です、ZL=350W+120nFを直接駆動することが可能です。レベル
調整は下記(図1)の方法で行って下さい。
アナログ入力信号
C1
R1
AIN1
−
+
R2
GSX1
C2
R3
AIN2
to ENCODER
−
+
R4
GSX2
VFRO
RS*
from DECODER
R5
PWI
R6
AOUT
−
・送信ゲイン=
(R2/R1)
*( R4/R3)
+
Z L =120nF
+350W
アナログ出力信号
・受信ゲイン=
R6/R5
−1
AOUT+
*サイドトーンパス(ゲイン=R6/RS)
図1 アナログ・インタフェース
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FJDL7540-03
MSM7540/7560 l
l SG
アナログ信号グランド電位の出力端子です。出力電圧値は約2.4Vで、AG端子との間にバイパスコン
デンサを入れて下さい。またパワーダウン時には、この出力は0Vになります。SG電位を外部で使
用する場合は、バッファを介して使用してください。
l AG
アナログ用グランド端子です。
l DG
デジタル用グランド端子です。アナログ用グランド端子(AG)とは内部で分離されていますので、
基板上では最短距離でAG端子に接続して下さい。
l VDD
+5V電源端子です。
l LPS
PCMフォーマット選択端子です。
MSM7540では、デジタル"0"でPCMSO、PCMSI、PCMRO、PCMRI端子はA-lawフォーマットにな
り、デジタル"1"でこれらの端子はリニア(2の補数)フォーマットになります。
また、MSM7560では、デジタル"0"でPCMSO、PCMSI、PCMRO、PCMRI端子はm-lawフォーマット
となり、デジタル"1"でこれらの端子はリニア(2の補数)フォーマットになります。
l PDN
パワーダウン制御入力端子です。デジタル"0"で、このLSIはパワーダウン状態になります。通常動
作時にはこの端子をデジタル"1"に設定して下さい。
l RES
ITU-T G.721勧告で規定されるオプションリセット入力端子です。デジタル"0"でこのLSIはリセッ
ト状態になります。なお、リセット幅("L" 区間)は、125ms以上が必要です。
l MCK
マスタクロック入力端子です。周波数は10.368MHzです。また、このマスタクロックは、XSYNC、
RSYNC、BCLKA、BCLKBと非同期でもかまいません。
l PCMSO
送信側PCM信号出力端子です。このPCM出力信号は、BCLKB、XSYNCの立上がりに同期してMSB
から出力されます。
l PCMSI
送信側PCM信号入力端子です。このPCM入力信号が送信側ADPCMデータに変換されます。PCM信
号は、BCLKBの立下がりでシフトされ入力されます。通常はPCMSO端子と接続します。
l PCMRO
受信側PCM信号出力端子です。このPCM信号が受信側ADPCM復号化後の出力信号で、BCLKB、
RSYNCの立上がりに同期してMSBから順に出力されます。
5/15
FJDL7540-03
MSM7540/7560 l
l PCMRI
受信側PCM信号入力端子です。このPCM入力信号は、BCLKB立下がりでシフトされMSBから入力
されます。通常はPCMRO端子と接続します。
l IS
送信側ADPCM信号出力端子です。この信号はADPCM符号化後の出力で、BCLKA、XSYNCの立上
がりに同期してMSBから順に出力されます。この端子はオープンドレイン出力なので、プルアップ
抵抗が必要です。また、パワーダウン時にはハイインピーダンス状態になります。
l IR
受信側ADPCM信号入力端子です。このADPCM信号は、BCLKA、RSYNCの立下がりでシフトされ
MSBから入力されます。
l BCLKB
PCMデータ(PCMSO、PCMSI、PCMRO、PCMRI)用のシフトクロック入力端子です。周波数は
64kHz∼2048kHzです。
l XSYNC
送信側PCM及びADPCMデータ用8kHz同期信号入力端子です。この信号は、BCLKA、BCLKB信号
と同期していなければいけません。また、この信号はPCM及びADPCMデータのMSBの位置を示し
ます。このXSYNC信号はタイミング発生器の入力となりますので必ず入力して下さい。
l RSYNC
受信側PCM及びADPCMデータ用8kHz同期信号入力端子です。この信号は、BCLKA、BCLKB信号
と同期していなければいけません。また、この信号はPCM及びADPCMデータのMSBの位置を示し
ます。
l BCLKA
ADPCMデータ(IS、IR)用のシフトクロック入力端子です。周波数は32kHz∼2048kHzです。
l X1、X2
水晶発振子接続端子です(10.368MHz)。X2がクロック出力端子で、MCK端子に直接接続して下さ
い。また、10.368MHzの既存の外部クロックを使用する場合には、X1をグラウンドに接続し、X2は
開放にしてクロックをMCK端子に入力して下さい。
<自己発振回路使用>
<外部クロック使用>
MSM7540/60
MSM7540/60
X1
X2
10.368MHz
MCK
X1
X2
MCK
10.368MHz
6/15
FJDL7540-03
MSM7540/7560 l
n 絶対最大定格
項 目
定格値
単位
―
−0.3∼+7
V
―
−0.3∼VDD+0.3
V
VDIN
―
−0.3∼VDD+0.3
V
Tstg
―
−55∼+150
℃
記号
条 件
電源電圧
VDD
アナログ入力電圧
VAIN
デジタル入力電圧
保存温度
n 推奨動作条件
記号
条 件
VDD
電源電圧一定
Min.
4.5
Typ.
―
Max.
5.5
単位
電源電圧
項 目
動作温度
Ta
―
−25
+25
+70
℃
2.2
―
VDD
V
0
―
0.6
V
V
XSYNC, RSYNC, PCMRI,
高レベル入力電圧
VIH
PCMSI, BCLKB, IR, BCLKA,
LPS, PDN, MCK, RES
XSYNC, RSYNC, PCMRI,
低レベル入力電圧
VIL
PCMSI, BCLKB, IR, BCLKA,
LPS, PDN, MCK, RES
マスタークロック周波数
ビット・クロック周波数
同期信号周波数
クロックデューティサイクル
FMCK MCK
−0.01% 10.368 +0.01% MHz
FBCKA BCLKA
32
FBCKB BCLKB
FSYNC XSYNC, RSYNC
DC
MCK, BCLKA, BCLKB
―
2048
kHz
64
―
2048
kHz
―
8.0
―
kHz
30
50
70
%
―
―
50
ns
―
―
50
ns
XSYNC, RSYNC, PCMRI,
デジタル入力立上がり時間
tir
PCMSI, BCLKB, IR, BCLKA,
LPS, PDN, MCK, RES
XSYNC, RSYNC, PCMRI,
デジタル入力立下がり時間
tif
PCMSI, BCLKB, IR, BCLKA,
LPS, PDN, MCK, RES
txs
BCLKA, BCLKB to XSYNC
100
―
―
ns
tsx
XSYNC to BCLKA, BCLKB
100
―
―
ns
trs
BCLKA, BCLKB to RSYNC
100
―
―
ns
tsr
RSYNC to BCLKA, BCLKB
100
―
―
ns
同期信号幅
tws
XSYNC, RSYNC
PCM, ADPCMセットアップ時間
tds
送信同期タイミング
受信同期タイミング
PCM, ADPCMホールド時間
デジタル出力負荷
SG用バイパスコンデンサ
tdh
1BCLK
―
100
ms
―
100
―
―
ns
―
100
―
―
ns
500
―
―
W
―
―
100
pF
―
10+0.1
―
mF
RDL
IS(Pull-up抵抗)
CDL
IS, PCMSO, PCMRO
CSG
SG´GND間
7/15
FJDL7540-03
MSM7540/7560 l
n 電気的特性
l 直流及びデジタルインタフェース特性
項 目
記号
IDD1
電源電流
IDD2
(VDD=4.5V∼5.5V, Ta=−25∼+70℃)
条 件
動作時
(無信号,VDD=5.0V時)
パワーダウン時
(VDD=5.0V時)
Min.
Typ.
Max.
単位
―
12
24
mA
―
0.2
0.5
mA
高レベル入力電圧
VIH
―
2.2
―
VDD
V
低レベル入力電圧
VIL
―
0.0
―
0.6
V
IIH
VI=VDD
―
―
2.0
mA
IIL
VI=0V
―
―
0.5
mA
入力リーク電流
低レベルデジタル出力電圧
VOL
0.0
0.2
0.4
V
IO
IS
―
―
10
mA
CIN
―
―
5
―
pF
条 件
Min.
Typ.
Max.
単位
デジタル出力リーク電流
入力容量
1LSTTL, Pull-up:500W
l 送信アナログインタフェース
項 目
記号
入力抵抗
RINX AIN1, AIN2
10
―
―
MW
出力抵抗負荷
RLGX GSX1, GSX2
50
―
―
kW
出力容量負荷
CLGX GSX1, GSX2
―
―
100
pF
出力電圧レベル
VOGX GSX1, GSX2, RL=50kW
―
―
*2.226
VPP
オフセット電圧
VOFGX PRE=OPAMPs
−20
―
+20
mV
SG出力電位
VSG
―
―
2.4
―
V
SG出力インピーダンス
RSG
―
―
40
80
kW
SG立ち上り時間
TSG
―
700
―
ms
GND´SG間 10mF+0.1mF時
(90%立ち上がるまでの時間)
* −3dBm(600W)=0dBm0, +3.14dBm0=2.226VPP(MSM7540)
−3dBm(600W)=0dBm0, +3.17dBm0=2.226VPP(MSM7560)
8/15
FJDL7540-03
MSM7540/7560 l
l 受信アナログインタフェース
項 目
入力抵抗
出力抵抗負荷
出力容量負荷
記号
条 件
RINPW PWI
Max.
単位
10
―
―
MW
RLVF VFRO
50
―
―
kW
1.2
―
―
kW
CLVF VFRO
―
―
100
pF
CLAO AOUT+, AOUT−
―
―
100
pF
RL=50kW
―
―
*2.226
VPP
RL=1.2kW
―
―
*2.226
VPP
―
―
*2.226
VPP
−100
―
+100
mV
−20
―
+20
mV
40
―
―
dB
VOAO
AOUT+,
AOUT−
ZL=350W+120nF
(図1参照)
VOFVF VFRO
オフセット電圧
Typ.
RLAO AOUT+, AOUT−
VOVF VFRO
出力電圧レベル
Min.
VOFAO
AOUT+, AOUT−(GAIN=0dB),
パワーアンプのみ
パワーアンプ
オペアンプ
オープン・ループ・ゲイン
GDB
(0.3∼3.4kHz,
ZL=350kW+120nF)
(図1参照)
* −3dBm(600W)=0dBm0, +3.14dBm0=2.226VPP(MSM7540)
−3dBm(600W)=0dBm0, +3.17dBm0=2.226VPP(MSM7560)
9/15
FJDL7540-03
MSM7540/7560 l
l 交流特性(1/2)
項 目
送信周波数特性
受信周波数特性
(VDD=4.5V∼5.5V, Ta=−25∼+70℃)
記号
条 件
周波数 Hz
受信
レベル間損失誤差
単位
―
―
dB
―
+0.20
dB
LOSS T2
300∼3k
−0.15
LOSS T3
1020
LOSS T4
3300
0
―
基準値
dB
−0.15
―
+0.80
dB
LOSS T5
3400
0
―
0.80
dB
LOSS T6
3968.75
14
―
―
dB
−0.15
―
+0.20
dB
LOSS R1
0∼3k
LOSS R2
1020
LOSS R3
3300
LOSS R4
3400
LOSS R5
3968.75
SD T3
基準値
0
―
3
0
1020
−30
(*1)
−40
dB
−0.15
―
+0.80
dB
0
―
0.80
dB
14
―
―
dB
35
―
―
dB
35
―
―
dB
35
―
―
dB
28
―
―
dB
―
dB
SD T5
−45
23
―
SD R1
3
35
―
―
dB
35
―
―
dB
35
―
―
dB
SD R2
レベル間損失誤差
Max.
25
SD T4
送信
Typ.
0∼60
SD T2
受信信号対雑音比
Min.
LOSS T1
SD T1
送信信号対雑音比
レベル dBm0 その他
SD R3
0
1020
−30
(*1)
SD R4
−40
28
―
―
dB
SD R5
−45
23
―
―
dB
GT T1
3
−0.2
―
+0.2
dB
GT T2
−10
dB
基準値
−0.2
―
+0.2
dB
GT T4
−50
−0.5
―
+0.5
dB
GT T3
1020
−40
―
GT T5
−55
−1.2
―
+1.2
dB
GT R1
3
−0.2
―
+0.2
dB
GT R2
−10
dB
基準値
−0.2
―
+0.2
dB
GT R4
−50
−0.5
―
+0.5
dB
GT R5
−55
−1.2
―
+1.2
dB
GT R3
1020
−40
―
注記: *1. P−メッセージフィルタ使用
10/15
FJDL7540-03
MSM7540/7560 l
l 交流特性(2/2)
項 目
(VDD=4.5V∼5.5V, Ta=−25∼+70℃)
記号
条 件
Min.
Typ.
AIN=SG(*1)
―
―
(*1 *2)
―
―
周波数 Hz
レベル dBm0 その他
NIDLT
―
NIDLR
―
無通話時雑音
AVT
絶対レベル
1020
デジタル出力
遅延時間
0.488
VFRO
0.488
0
AVR
電源雑音除去比
GSX2
PSRRT
雑音周波数
雑音レベル
PSRRR
:0∼50kHz
:50mVPP
0.548
(*3)
0.548
(*3)
Max.
単位
−69
(−72) dBm0p
−72 (dBmP)
(−75)
0.615
Vrms
0.615
Vrms
30
―
―
dB
30
―
―
dB
tsdx
50
―
200
ns
tsdr
50
―
200
ns
50
―
200
ns
50
―
200
ns
50
―
200
ns
txd1、trd1
―
txd2、trd2
1LSTTL+100pF
pull-up:500W
txd3、trd3
―
―
注記: *1. P−メッセージフィルタ使用
*2. PCMRI入力 "11010101"(MSM7540)
"11111111"(MSM7560)
*3. 0.548Vrms=0dBm0=−3dBm
ADPCM部の特性はITU-T勧告のG.721に完全準拠
11/15
FJDL7540-03
MSM7540/7560 l
n タイミングチャート
l 送信側
BCLKB
0
txs
XSYNC
1
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
tws
txd1
txd2
txd3
MSB
PCMSO
LSB
txd3
tsdx
MSB
PCMSO
(リニア時)
BCLKA
2
tsx
0
txs
XSYNC
1
2
txd1
txd2
tsx
LSB
3
4
5
6
7
8
9
10
6
7
8
9
10
9
10
txd3
IS
tsdx
MSB
1
2
LSB
l 受信側
BCLKA
0
trs
tsr
3
4
5
11
12
13
14
tws
RSYNC
tds
IR
BCLKB
0
trs
1
LSB
2
tsr
txd3
tdh
MSB
3
4
5
6
7
8
RSYNC
trd1
PCMRO
txd3
trd2
MSB
LSB
trd3
tsdx
PCMRO
(リニア時)
MSB
LSB
注記:リニアフォーマットについて
入出力符号は、14ビットの2の補数形式となっております。符号形式は下表を参照ください。
入出力レベル
+フルスケール
0
ーフルスケール
MSB∼LSB
01111111111111
00000000000000
10000000000000
12/15
FJDL7540-03
MSM7540/7560 l
n 応用回路例
V DD
MSM7540/7560GS
1
V DD
2
受信側
PCM出力
受信側ADPCM入力
3
4
5
送信側ADPCM出力
6
送信側
PCM出力
7
8
9
10
11
送信側アナログ入力
12
13
14
RES
BCLKB
PCMRI
BCLKA
PCMRO
XSYNC
IR
RSYNC
IS
MCK
PCMSI
X2
PCMSO
X1
LPS
PDN
DG
V DD
AG
AOUT+
SG
AOUT−
AIN1
PWI
GSX1
VFRO
AIN2
GSX2
ADPCMアルゴリズム
リセット入力
28
PCM, ADPCMデータ用
シフトクロック入力
(64kHz∼2048kHz)
27
26
8kHz同期信号入力
25
24
23
22
21
10.368MHz
パワーダウン入力
20
19
18
17
16
15
受信側アナログ出力
Push-Pull
13/15
FJDL7540-03
MSM7540/7560 l
n パッケージ寸法図
(単位:mm)
SOP28-P-430-1.27-K
パッケージ材質
エポキシ樹脂
リードフレーム材質
42アロイ
端子処理方法・材質
半田メッキ
半田メッキ厚
5μm以上
パッケージ質量(g)
0.75 TYP.
表面実装型パッケージ実装上のご注意
SOP、QFP、TSOP、TQFP、LQFP、SOJ、QFJ(PLCC)、SHP、BGA等は表面実装型パッケージであ
り、リフロー実装時の熱や保管時のパッケージの吸湿量等に大変影響を受けやすいパッケージです。
したがって、リフロー実装の実施を検討される際には、その製品名、パッケージ名、ピン数、パッケー
ジコード及び希望されている実装条件(リフロー方法、温度、回数)、保管条件などを弊社担当営業ま
で必ずお問い合わせください。
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FJDL7540-03
MSM7540/7560 l
1. 本書に記載された内容は、製品改善及び技術改良等により将来予告なしに変更することがありま
す。したがって、ご使用の際には、その情報が最新のものであることをご確認ください。
2. 本書に記載された動作概要及び応用回路例は、本製品の標準的な動作や使い方を説明するためのも
のです。したがって、実際に本製品を使用される場合には、外部諸条件を考慮のうえ回路・実装設計
をしてください。
3. 設計に際しましては、最大定格、動作電源電圧範囲、放熱特性など保証範囲内でお使いください。
保証値を超えての使用など本製品の誤った使用または不適切な使用等に起因する本製品の具体的な運
用結果につきましては、当社は責任を負いかねますのでご了承ください。
4. 本製品及び本書に記載された情報や図面等の使用に関して、当社は、第三者の工業所有権・知的所
有権及びその他の権利に対する保証または実施権の許諾を行うものではありません。したがって、そ
の使用に起因する第三者の権利侵害に対し、当社は責任を負いかねますのでご了承ください。
5. 当社は品質、信頼性の向上に努めておりますが、部品の性格上、ある確率の欠陥、故障が不可避だ
と考えられます。当社製品をお使いの場合には、この様な故障が生じましても直接人命を脅かした
り、身体または財産に危害を生じさせないよう、装置やシステム上で十分な安全設計をお願いしま
す。
6. 本書記載の製品は、一般電子機器(事務機器、通信機器、計測機器、家電製品など)に使用される
ことを意図しております。特別な品質・信頼性が要求され、その故障や誤動作が直接人命を脅かした
り、身体または財産に危害を及ぼす恐れのある装置やシステム(交通機器、安全装置、航空・宇宙機
器、原子力制御、生命維持装置を含む医療機器など)に使用をお考えのお客様は、必ず事前に当社販
売窓口までご相談願います。
7. 本書に記載された製品には、「外国為替及び外国貿易管理法」に基づく戦略物資等に該当するもの
があります。したがって、該当製品またはその一部を輸出する場合には、同法に基づく日本国政府の
輸出許可が必要となりますので、その申請手続きをお取りください。
8. 本書に記載された内容を、当社に無断で転載または複製することはご遠慮ください。
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