会議資料 4-4 市規則(財務関係)の概要 地方独立行政法人法の委任規定に基づき、市長の法人に対する認可事項(財務関係)等 に関する法人側の手続きや法令に定める事項以外の法人の財務会計に関する事項を規定 ▼特定償却資産の指定 →地方独立行政法人会計基準第84 ・市長は、法人の償却資産についてその減価に対応すべき収益の獲得が予定されない場合 には、当該償却資産を特定償却資産として指定 (法人設立時点:出資に係る土地・建物及び無償譲与に係る資産) ▼規則で定める財務諸表 →法第34条第1項 ・財務諸表のうち「設立団体の規則で定める書類」を定める キャッシュ・フロー計算書及び行政サービス実施コスト計算書 →会計基準第39 会計基準に規定されている書類 ・ キャッシュ・フロー計算書 地方独立行政法人の一会計期間における資金の流れを表示するもの ・ 行政サービス実施コスト計算書 行政サービスに対する評価・判断に資するため、地方独立行政法人の業務運営に関し、 運営費交付金で賄われる業務費用や県の出資・無償譲渡等に係る費用など、実質的に行政 サービスを供与するため県民が負担しているコストのすべてを集約したもの ▼財務諸表の閲覧期間 →法第34条第4項 ・公表する財務諸表の閲覧期間を定める 「設立団体の規則で定める期間」 6年間 ▼剰余金の使途に充てられる額の承認の手続 →法第40条第3項 ・各年度における目的積立金の承認を受ける場合は、金額、剰余金の使途を記載した申請 書を市長に提出 ▼積立金の処分等に係る承認の手続 →法第40条第4項 ・次の中期目標期間の財源に充当する積立金の承認を受ける場合は、金額、充当しようと する業務の内容を記載した申請書を市長に提出 ▼納付金の納付の手続 →法第40条第6項 ・法人が中期目標期間終了後に納付金を納付する場合は、中期目標期間の最後の事業年度 の次の事業年度の6月30日までに計算書等を市長に提出 ・納付金の納付期限は市長が定める日 ▼短期借入金等の認可の申請 →法第41条関係 ・限度額を超えた短期借入金の認可または短期借入金の借換えの認可を受けようとする場 合、その理由、借入金の額、借入金の先、利率等を記載した申請書を市長に提出 ①限度額を超えた短期借入金の認可<法第41条第1項ただし書> ②短期借入金の借換えの認可<法第41条第2項> ▼重要な財産処分等の認可の申請 →法第44条第1項 ・重要財産の処分の認可を受けようとする場合、処分等に係る財産の内容・予定価格、処 分の条件・方法等を記載した申請書を市長に提出 ①条例に規定する重要な財産(2千万円以上の不動産(土地については、1件5,000㎡以上)若 しくは動産又は不動産の信託の受益権)の処分の認可 ②条例に規定する重要な財産以外の土地・建物(出資に係るものに限る。)の処分に関する 事前協議 財務関係市長認可事項等 ▼財務諸表の承認 地方独立行政法人法第34条の規定により、事業年度終了後3月以内に決算関係書類を提出し、 市長の承認を受けなければならない。 ③提出 事業年度終了後 3 月 以内に決算書類提出 法人 ④意見聴取 市長 決算は、市長承認 ⑥承認 ①監査依頼 評価委員会 ⑤意見 ②監査結果 監 査 監事 (会計監査人) ▼剰余金の処分等の承認 地方独立行政法人法第40条の規定により、剰余金を中期計画に定める使途に充てるとき又は 積立金を次の中期目標期間に繰り越して業務の財源に充てるときは、市長の承認を受けなけれ ばならない。 ①申請 ◆中期計画 中期計画に定める使途 法人 ②意見聴取 市長 評価委員会 目的積立金、中期目標期間 ④承認 を越える積立金使用は、市 ③意見 長承認 ▼短期借入金の認可 地方独立行政法人法第41条の規定により、中期計画に定める限度額を超える短期借入又は短 期借入金の借換えを行うときは、市長の認可を受けなければならない。 中期計画に定める限 度額 限度額を超える借入、借 換えは、市長認可 ②意見聴取 ①申請 ◆中期計画 法人 市長 ④認可 評価委員会 ③意見 ▼重要な財産処分の認可 地方独立行政法人法第44条の規定により、条例で定める重要な財産の処分をするときには、 議会に議決を経て、市長の認可を受けなければならない。 ①申請 ◆財産処分制限条例 2千万円以上の不動産(土地 法人 ②意見聴取 市長 評価委員会 5千㎡以上)、動産等 ⑥認可 処分時には、市長承 ③意見 ⑤議決 認 ④上程 議会 ▼料金(授業料等学生納付金)の上限認可 地方独立行政法人法第23条の規定により、授業料等の徴収をするときにはその上限を定め、 議会に議決を経て、市長の認可を受けなければならない。 ①申請 ◆授業料等上限設定 授業料等の上限の 法人 定めは、市長認可 市長 ④認可 ③議決 ②上程 議会 ▼会計規程の届出 地方独立行政法人法第45条の規定により、法人は、業務開始の際、会計に関する事項につい て規定を定め、市長に届け出なければならない。これを変更したときも、同様とする。 届け出 ◆会計規程 会計規程を定め、市 長に届け出 法人 市長
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