2004 年 5 月 10 日 各 位 高血圧治療薬 「塩酸レルカニジピン」 の 開発について 株式会社ツムラ 大日本製薬株式会社 株式会社ツムラ(本社:東京都、社長:風間八左衛門)と大日本製薬株式会社(本社: 大阪市、社長:宮武健次郎)は、高血圧治療薬として第Ⅲ相臨床試験の開発段階にある 塩酸レルカニジピン(一般名)の開発についてお知らせします。 株式会社ツムラと大日本製薬株式会社は、イタリアのレコルダッチ社とのライセンス 契約に基づき塩酸レルカニジピン(開発コード:TJN-324)の開発を行ってきました。 当薬剤は1日1回投与のカルシウム拮抗型高血圧治療薬で、同等クラスの他剤より足首 の浮腫の発現件数が極めて少ないという利点があり、既に 75 カ国で承認され、58 カ国で 順調に販売されています。両社は、高血圧治療薬として共同で国内開発を推進し、承認 申請・取得を目指してまいりました。 今回、実施した臨床試験の成績で、現行製剤は日本の市場で期待されていた競争力を 満足できる可能性の低いことが示唆されました。そのため今後は、ライセンス契約先で あるレコルダッチ社と新たに明確な臨床上の利点を得ることを目指し、新製剤(モディ ファイド・リリース製剤)開発の可能性も含めて開発の方向を検討していくこととしま した。従いまして、本年末の承認申請は見送ることになりました。 以上 株式会社ツムラ 広報部広報課 担当:小平 TEL 03-3221-0158 FAX: 03-3221-3776 102-8422 東京都千代田区二番町 12-7 http://www.tsumura.co.jp 大日本製薬株式会社 広報室 担当:清瀬 TEL 06-6203-1407 FAX: 06-6203-5548 541-8524 大阪市中央区道修町 2-6-8 http://www.dainippon-pharm.co.jp
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