2016年 11月 日本の工芸の歴史を紐解く 「工芸クロニクル」WEBサイト公開のご案内 松岡正剛氏率いる編集工学研究所との共同事業 1716 年創業の奈良の老舗、株式会社中川政七商店 ( 所在地 : 奈良県奈良市 代表取締役 社長 十三代 中川 淳 ) は、2007 年 より「日本の工芸を元気にする !」というビジョンを掲げ、自 社ブランドの直営店 展開のほか、業界特化型の経営コンサルティング事業や書籍出版を通じ、 国内の工芸業界を支援する活動を続けてまいりました。 『工芸クロニクル』は、2016 年に当社が創業三百周年を迎えるにあたり、社史の編纂 (へんさん)をきっかけに発足した新しいプロジェクトです。現代の知の巨人・松岡正剛氏 率いる知と本のプロフェッショナル「編集工学研究所」との共同事業として、歴史の中で 工芸のビジネスモデルがどのような変遷をたどってきたのかを検証することにより、工芸の 未来を展望しようとする試みです。今回は、2016 年 11 月 1 日(火)に公開される『工芸 クロニクル』WEB サイトの概要と、同プロジェクト参画団体の募集についてご案内いたします。 アワセとカサネ 工芸品や民芸品は半分が死んでいる。 残り半分が生きていて、そのうちの半分くらいが休んだままになっている。 しかし工芸感覚や民芸感覚なら、日本人の大半がいまなお大事にしたいと思っている。誰だって春の雛祭りで遊びたいし、夕涼 みで浴衣を着たいのだ。日本が面白くなるには、この四季生活的な感覚に細工工芸的な活性力がつながって、新たな展開に向か うしかない。そこに、中川 淳君の提唱するようなビジネスモデルが加わる必要もある。ありがたいことに、各地の歴史と産物 の中には、いまこそ掘り返すべき物語がいっぱい待っている。 中川政七商店が21世紀の日本を、多様な産地力をアワセたりカサネたりして面白くしてくれることを、心から待望する。 編集工学研究所 所長 松岡正剛 http://kogei-chronicle.jp 1/2 同プロジェクトでは、ビジネスモデルの視点から、日本の工芸史を8つに分類し、時代を彩る工芸品を選出。それぞれの工芸 産地を取り巻く社会背景、支援者、職人、製造工程、流通、消費などを調査分析。『工芸クロニクル』WEB サイトは、それらの 関係性がひと目でわかるイラストで解説されており、各環境要因や生産から消費までの流れを一望いただけます。 ▼『工芸クロニクル』WEB サイト(イメージ) ■『工芸クロニクル』プロジェクト参画団体 募集のご案内 同プロジェクトは今後、ご依頼に基づき、地域に根付いた工芸品の新規調査を実施いたします。工芸品に紐づく、人・もの・ 流通などの歴史的背景を調査し、ダイアグラム(図解)化。調査結果は、新たなビジネスモデルとして当 WEB サイト『工芸 リーフレット・書籍への展開も可能です。お問い合わせは、 下記連絡先までメールにてご送付ください。 クロニクル』に掲載のほか、 [email protected] <お問い合わせ先> 株式会社中川政七商店 東京事務所 経営企画室 広報 長野宏美 080-3464-4622 [email protected] 〒150-0001 東京都渋谷区神宮前 5-43-7 2F 電話番号03-5778-3363 ファックス03-3409-2265 URL http://www.yu-nakagawa.co.jp 2/2
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