男女共同参画都市宣言関連事業

男女共同参画都市宣言関連事業
平成 25 年度は男女共同参画都市宣言 10
周年記念事業を(都市宣言を行った)9月に3
つ開催しました。
①ふくつ未来トーク
~女子力はじける!地域力ひろがれ!~
期 日:9月14日(土)
会 場:中央公民館
参加者:約200名
内容(ステージイベント)
・オープニング
大きな読み聞かせ
男女共同参画指導員会議の取り組みで
ある絵本の読み聞かせから、平成 25 年度
に配布した「とうさんのあしのうえで」をスク
リーンに投影し、大きな読みかせを実施し
ました。語り手は「お話し会昔っコ」代表の
梅田惠子さんです。
・式典
市長あいさつ
都市宣言文唱和
男女共同参画都市宣言文を来場者含め、
全員で唱和しました。ステージ上では福津
市消防団長と女性消防班の皆さんが音頭
をとりました。
・事例報告
①ふくおか女性いきいき塾事業報告「働くっ
て楽しい♪」~働き続ける女性たちに学
ぶ5つの法則~
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ふくおか女性いきいき塾(県主催)に参加
した鈴木亜希子さん(写真の右側)と同塾に
参加したメンバー。女性が働き続ける5つの
法則は
1.1人で頑張ることをやめよう
2.自分の役割を認識しよう
3.自分をマネジメントしよう
4.いつも前向きに。“明日があるさ”
~頑張っている姿は誰かが見ている~
5.“ありがとう”をたくさん伝えよう
と発表しました。
②「ワールドカフェって楽しい♪」~福津版
ワールドカフェのススメ~
話し合いが楽しい福津ワールドカフェのメ
ンバーの木村航さんは、ワールドカフェがど
ういうものか、何回も取り組む中で見えてき
た特徴などについて紹介しました。また、ワ
ールドカフェは男女関係なく本音で話しあえ
る、とても男女共同参画的な話し合いの手
法ですと呼びかけました。
③自治会における男女共同参画推進状況
調査報告
【福津市への提言】女性が活躍できないこ
とを女性の意識を変えることが先決とする
考えもありますが、組織の体制や意識を変
えることも大事です。
<パネリスト>
桜井 陽子さん
・NPO 法人 全国女性会館
協議会理事長
ふくつ男女共同参画協議会「綸りん」会
長の石橋利枝さんは、昨年実施した自治会
における男女共同参画推進状況調査につ
いて、報告しました。自治会役員に女性が
少ないことについて、女性は経験不足を理
由になりたがらない、でも男性は女性に積
極的にチャレンジする意識を持ってほしいと
思っているという、男女間の意識の違いが
見られました。
・トーク・セッション
「ふくつ未来トーク」
~女子力はじける!地域力ひろがれ!~
国の男女共同参画の最前線で活躍され
ている3人をお迎えし、村山由香里あすば
る館長にコーディネートしていただきました。
国の動きの報告と先進的に福津市が取り
組むべき課題について言及していただきま
した。
【福津市への提言】災害時はもちろん、平
時も相談、講座、情報発信の拠点となり、
核となる男女共同参画センターが地域には
必要です。
<パネリスト>
広岡 守穂 さん
・中央大学教授
・内閣府男女共同参画監視
専門調査会委員
【福津市への提言】これからの地域社会に
はワールドカフェのような男女が対等で平
等となる場が必要です。これを生涯学習で
はなく、男女共同参画がしているところに意
味があると思います。
内容(ロビー展示)
・「ふくつ10の自慢/パネル展」
~10周年を迎えた福津のいま~
<コーディネーター>
村山由香里さん
・福岡県男女共同参画セン
ターあすばる館長
<パネリスト>
鹿嶋 敬 さん
・実践女子大学教授
・内閣府男女共同参画会議
議員
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自慢1
福津市は男女共同参画を宣言していま
す!(都市宣言文掲出)
自慢2
福津市男女共同参画地域推進員さんが
作成!(避難所の生活がより良くなるポ
イント展示)
自慢3
福津市平等教育推進委員さんが活躍!
(一行詩の取り組み紹介)
(男女共同参画学習資料展示)
自慢4
福 津 市 男女共同参画指導員さ んが活
躍!(保育所・幼稚園の先生がすすめる
「子どもと楽しむ絵本たち」展示)
自慢5
ワーキング会議改め、「話し合いが楽し
い 福津ワールドカフェ」発足!(「ふくつ
版ワールドカフェ普及本」展示)
自慢6
推進モデルとして推奨された方を紹介!
自慢7
ふくつ男女共同参画協議会「綸りん」がス
ゴイ!(自治会(区)における男女共同参
画推進状況調査報告)
自慢8
福津市男女共同参画審議会が策定!
(男女共同参画参画プラン・ふくつ紹介)
自慢9
「男女がともに歩むまちづくり基本条例」
が福津市にはあります!(条例のあらま
し、クオータ制について紹介)
自慢10
入札参加の事業所に取り組み状況の報
告を義務付けています!(詳細、集計結
果展示)
・「10の都市宣言文」
福津市と同じく、男女共同参画都市宣言を
行った県内全10市町の宣言文を紹介
・男女共同参画協議会「綸りん」紹介コーナー、
物販ブース等
・「福津の保育所・幼稚園の取り組み展」
男女共同参画指導員会議メンバーの保育
所・幼稚園11カ所の取り組みを紹介
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②お父さんもいっしょ
パパも一緒に子育て講座(ママ参加も OK)
期 日:9月7日(土)
会 場:ふくとぴあ
参加者:読み聞かせ(13 人)、おもちゃづくり
(親 21 人、子 27 人)
※子育て支援センターのリニューアルオープ
ンイベントも兼ね、共働で実施しました。
内容
①絵本で子育て~パパの読み聞かせ講座~
講師:宮原礼智さん(NPO 法人ひみつきち
代表理事)
父子家庭になってから、絵本の読み聞かせ
を行うようになったまでのいきさつを話す宮
原さん
チラシ表面
チラシ裏面
後半は、実際に読み聞かせを行いました。
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②手作りおもちゃをつくろう
eco おもちゃ、紙飛行機、ゴム銃、
クレヨン人形づくり
③福津のよかとこ語ろう会
期 日:9月28日(土)
会 場:ふくとぴあ
参加者:30人
ファシリテーター:
田坂逸朗さん
内容
男女共同参画ワーキング会議あらため、
「話し合いが楽しい 福津ワールド・カフ
ェ」の事業の集大成を兼ねて、大規模なワ
ールド・カフェを実施しました。
テーマは、環境、食べ物、住んでいる人、
歴史など、
「福津のよかとこ」について、で
した。
▲▼カフェ形式にこだわった会場に仕立て
上げました。
▲▼ワールド・カフェ形式なので、飲み物を
飲みながら、テーブルクロスに見立てた紙
に落書きをしながら話し合いました。
チラシ
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福津のよかとこを語るというタイトル通
り、海、人、利便性等々がよか、という意
見が出ました。
そして、話し合いが進むと、ここは悪い、
という“よくないところ”の意見も出まし
た。それは、福津が良くなって欲しいため
に出てきた本音の言葉だったと思われます。
速報型ミニチラシ②・内側
速報型ミニチラシ①・外側
速報型ミニチラシ①・内側
本チラシ
参加者募集にあたっては、通常のチラシ
のほか、ワーキング会議で決定したことを
その都度、速報としてお知らせする小型の
チラシや、各小中学校の児童・生徒あてに
「招待状」という形式でお知らせしました。
速報型ミニチラシ②・外側
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「男女がともに歩む」一行詩優秀作品
か
ぶ
あやの
小・中・高校生の「男女がともに歩む」一行
詩優秀作品の表彰を、12月7日(土)に市中
央公民館で行われた人権講演会の冒頭に行
い、ロビーに展示しました。また、各学校用の
掲出用を作成し、同じものを FUKUSUTA に
掲示しました。
●加峰 綺乃さん(福間東中学校3年)
女は男の後を追う それは終わり 並んで進
む今
(※学校名・学年は平成25年度時の情報です)
【高校生の部】
【小学生の部】
●赤間 しおりさん(光陵高校1年)
夢を追うのに 男女なんて関係ない
かわさき
あや た
むかい
たく ま
●森 琢馬さん(上西郷小学校5年)
男だから女だからじゃなくて 自分らしさが
大事
いのもと
み
わ
い も と
たく や
にちの
さ と み
き く ち
ぎん じ ろ う
●日野 里美さん(水産高校1年)
仕事が大事?でも育児も手伝ってイクメンと
して。
●菊池 銀次郎さん(水産高校1年)
父の作った目玉焼き、母の味には勝てない
が、愛情だけは負けてない!
し ん の すけ
●三輪 真之祐さん(津屋崎小学校5年)
今のクラスは100%だけど 男女で協力す
れば150%になる。
なかむら
●中村 拓哉さん(光陵高校3年)
分け合えば 余るような 二人でいよう
なおと
●平田 那音さん(神興東小学校6年)
・・・らしさってなんだろう 自分は自分の生
きかたを
よ う じ
● 向 洋司さん(光陵高校2年)
「おいしいか」 聞こえる声は 父の声
かのん
●井元 香音さん(神興小学校4年)
男女差別なく 自分のなりたい ゆめをやろ
う
ひらた
あき ひろ
あかま
●川崎 文太さん(勝浦小学校5年)
関係ない 男女だからって 関係ない
もり
ま つ お
●松尾 章弘さん(福間東中学校3年)
父と母 育休使い 夫婦円満
い り え
ひ
な
●入江 比菜さん(水産高校1年)
母の仕事をする背をみて強くなる
ゆ う や
●井本 優也さん(福間小学校5年)
男と女 いっしょにいるからこそ 生まれる未
来
ほしくら
ち
ほ
●星倉 千帆さん(福間南小学校5年)
男女なんか関係ある? 一番大事なのは自
分らしさ!!
【中学生の部】
たか の
はる か
くすのせ
はな
かなざわ
ゆう き
た む ら
こうだい
●髙野 遥加さん(津屋崎中学校3年)
女は女らしく 男は男らしく いいえ 自分は
自分らしく
人権講演会での掲示(中央公民館)
●楠瀬 花さん(津屋崎中学校3年)
別々の道ではなく 共に歩く 一本の道
●金澤 優希さん(福間中学校3年)
男らしさ?女らしさ?大切なのは自分らし
さ!!
●田村 幸大さん(福間中学校3年)
かっこいいお母さん やさしいお父さん いつ
もありがとう。
フクスタでの掲示(12/20~1/10)
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みはら みちお
みはら みきこ
「男女がともに歩むまちづくり
推進モデル」
◆三原 道雄さん、三原 幹子さん
家庭、地域、職場、学校などで「男女がともに
歩むまちづくり」を積極的に進めている市民や
団体、事業者などを「推進モデル」として推奨し
ています。推奨式を、12月7日(土)に市中央
公民館で行われた人権講演会の冒頭に行い、
ロビーに展示しました。
《推奨理由》
三原さんご夫婦は 6 年前から宮司地区郷づ
くり推進協議会の地域福祉部会に参加してい
ます。道雄さんは現在、郷づくり推進協議会
の事務局長を務めながら、地域福祉部会の
活動も続けています。幹子さんは、電話ボラン
ティア活動に参加し、50 人の独居高齢者宅に
安否確認の電話を掛ける高齢者の見守り活
動を続け、また宮司西区の介護予防サロンの
世話人もされています。
5年前からは健康測定会を開催し、毎年の
記録や平均値などが一目でわかるデータを参
加者に配布しています。今ではこの測定会に
100 人ものかたが参加し、宮司地区郷づくり
推進協議会が行っている特徴的な取り組みの
一つとなっています。
このように地域の高齢者が安心して暮らせ
るように積極的に活動されています。
◆「すっきり脳の健康教室」原町教室
《推奨理由》
すっきり脳の健康教室は、市が推進する介
護予防事業の一環として、平成 20 年 2 月 19
日に開講しました。
市販の学習教材を用いて、毎週火曜日に、
簡単な読み書きや計算問題、数字盤を使用し
た脳のトレーニングを中心に実施しています。
市高齢者サービス課指導の下、第 1 期を実
施、第 2 期以降は受講者がより満足できるよ
うに、支援スタッフが唱歌や童謡などを皆で歌
うようにしました。第 3 期以降は、市販の教材
が完了したので、スタッフ自ら教材を作成、さ
らに軽い体操も取り入れるようになりました。
教室は現在、5 年 10 期を終え、11 期目が
スタートします。受講者は 1 期目は 20 人で始
まり、10 期目には 35 人まで増えました。女性
の役員・スタッフを中心に、女性が積極的かつ
パワフルに地域の介護予防や地域づくりを参
画している教室です。
人権講演会での掲示(中央公民館)
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◆福岡県男女共同参画白書に掲載されました
男女共同参画都市宣言10周年記念事業で発表したふくつ男女共同参画協議会「綸りん」の
活動は、平成25年度福岡県男女共同参画白書において、住民に身近で、地域と密接な関わり
を持つ取り組みとして取り上げられました。
トピックス
県内市町村の男女共同参画に係る取組について
男女共同参画の推進には、住民に身近で、地域と密接な関わりを持つ市町村の取組が重要
となります。ここでは、県内市町村の取組のうち、福津市の「自治会における男女共同参画
推進状況調査」を紹介します。
「自治会における男女共同参画推進状況の調査」(福津市)
1.調査概要
自治会における女性登用の現状と課題を調査するため、福津市総合政策部男女共同参画推
りん
進室と、ふくつ男女共同参画協議会「綸 りん」(市内各種団体や個人からなる市民団体)が
共働で実施。対象は福津市全95自治会から男女1名ずつで、郵送による調査票の配布・回収
後、男女10人ずつにヒヤリングを実施。
2.調査結果
報告書として市内で回覧に供されたほ
か、平成25年9月14日(土)に開催された
男女共同参画都市宣言10周年記念事業ステ
ージイベントでも報告された。福津市にお
いても自治会長をはじめ、自治会役員は男
性が多く、古くからの男性優位、男女の固
定的役割分担意識が残っている。そのよう
な中、地域を活性化させる手段として女性
役員の登用を考える市民が特に男性に多か
った。
その一方で、家族の支援・協力
が得られない等を理由に役員を
引き受けたがらない女性も多く、
役員の確保が進まない現状との
ギャップが明らかになった。ヒヤ
リング調査では、地域の役員に女
性を登用するためのアイデアも
何点か提案された。
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