寝たきりになりたくない人へ 運動器の障害のために移動機能の低下をきたした状態を「ロコモティブシンドロ ーム(略称:ロコモ、和名:運動器症候群)」といいます。進行すると介護が必要 になるリスクが高くなります。 ロコモは筋肉、骨、関節、軟骨、椎間板といった運動器のいずれか、もしくは複 数に障害が起き、歩行や日常生活に何らかの障害をきたしている状態です。2007 年、 日本整形外科学会は人類が経験したことのない超高齢社会・日本の未来を見据え、 このロコモという概念を提唱しました。 いつまでも自分の足で歩き続けていくために、ロコモを予防し、健康寿命を延ば していくことが必要なのです。 ■各年代での立ち上がれる台の高さの目安。この高さで立ち上がれない方は、寝た きりになる可能性が非常に高いです。 男性 20~29 歳 30~39 歳 40~49 歳 50~59 歳 60~69 歳 70 歳以上 片脚 片脚 片脚 片脚 片脚 両脚 女性 20 ㎝ 30 ㎝ 40 ㎝ 40 ㎝ 40 ㎝ 10 ㎝ 片脚 片脚 片脚 片脚 片脚 両脚 30 ㎝ 40 ㎝ 40 ㎝ 40 ㎝ 40 ㎝ 10 ㎝ テストの結果はいかがでしたか? 「寝たきりになる」という結果が出て、不安になった皆さん、まずは毎日の生活 の中でできることから始めませんか。 ・自転車や徒歩で通勤する。 ・仕事の休憩時間に散歩する。 ・近所の公園や運動施設を利用する。 ・地域のスポーツイベントに参加する。 ・歩幅を広くして、速く歩く。 ・エレベーターやエスカレーターではなく階段を使う。 ・掃除や洗濯はきびきびと。家事の合間にストレッチ。 ・テレビを見ながら、トレーニングやストレッチ。 ・いつもより遠くのスーパーまで歩いて買い物に行く。 ・休日には家族や友人と外出を楽しむ。 つまり! ゆいっこのお茶っこ会に来ること、ボウリングや花見を楽しむことが そのまま寝たきり予防になるのです。さあ、お花見に申し込みを!! -------------------------------------------------------------------------- エコノミークラス症候群に注意!! 東日本大震災で被災した岩手、宮城県の仮設住宅の住民に、突然死の原因になり うる血の塊「血栓」が見つかる割合が増えています。(朝日新聞3月5日朝刊より) 血栓は運動不足になるとできやすく、はがれて肺の血管につまる「肺栓塞症」 (エ コノミークラス症候群)になると突然死を引き起こす恐れがあります。被災地では、 自宅や仕事を失って体を動かす機会が減った住民が増えています。 これは被災地の仮設住宅だけの話ではありません。花巻市内にお住まいの皆さん も、家でこたつにあたってばかりいると、大変危険です。4月も間近になり、 ようやく日の光にも春が感じられるようになりました。積極的に外に出ませんか。 となりの畑で体を動かす。妙円寺のお茶っこの会で吹き矢をやってみる。ゆいっ こカフェでインターネットを楽しんでからイトーヨーカドーで買い物をして帰る。 等々、いかがですか。
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