注文コード No. N A 0 2 9 5 STK755-030 厚膜混成集積回路 MOS チョッパレギュレータ 12V,7A 単出力 概要 STK755-030 は、スイッチング素子にパワーMOSFET を採用したステップダウンチョッパ方式の 12V 専用単出力レギュレータである。3 端子レギュレータなどのドロッパ方式では、対応の難しい幅広 い入力電圧をカバーすることが可能。外付け部品は入出力コンデンサとチョークコイルのみで、三 端子ギュレータ感覚で大電流(7A)のチョッパレギュレータを構成できる。 電源回路設計の標準化・合理化を図る上で、スイッチング電源の 2 次側レギュレータとして、 また、AC トランス整流後の出力レギュレータとして、各種分野の電源回路に広く対応できる。 用途 ・アミューズメント機器用電源 ・OA、FA 関連機器用電源 ・スイッチング電源の 2 次側レギュレータ 特長 ・単電源入力 ・効率 88%(typ.)(入力:DC30V、出力:12V5A 時) ・「フの字」型過電流保護機能を内蔵 ・動作周波数 125kHz(typ.) ・MOSFET 採用 ・カットオフ機能を内蔵しており、外部信号による出力オン/オフ制御可能 最大定格/Ta=25℃、特記なき場合 Tc=25℃ 項目 記号 条件 定格値 unit +105 ℃ Topr -10~+85 ℃ Tstg -30~+105 ℃ V A 動作時 IC 基板温度 Tc max 動作周囲温度 保存周囲温度 入力直流電圧 VIN max 60 出力電流 IO max 7 N1506 社変/12006HKIM◎金子 5-5607 No.A0295-1/7 STK755-030 推奨動作条件 項目 動作時 IC 基板温度 記号 条件 推奨値 unit Tc 0~+85 ℃ 入力直流電圧 VIN 20~40 V 負荷電流 IO 0~7 A 電気的特性/Tc=25゚C、指定回路、特記なき場合VIN=30V 項目 記号 条件 出力電圧 VO VIN=24V,IO=1A リプル電圧 Vrp IO=7A VIN=20~40V 総合変動 Reg IO=1~7A min typ(*1) 11.8 max unit 12.0 12.2 V 50 100 mVp-p 11.7 12.3 V 7 11 A Tc=+25~+85℃ 過電流保護開始電流 Iocp 効率 η IO=5A 88 % 動作周波数 fosc IO=1A 125 kHz *1:設計目標値であり、これを保証するものではない。 外形図 unit:mm 4210 46.6 8.5 1.0 12.7 3.6 25.5 41.2 2.54 0.5 (6.63) 9.0 12 1 0.4 2.9 11 2.54=27.94 No.A0295-2/7 STK755-030 ブロック図 VIN 12 11 10 SW OUT 9 定電圧回路 1 ドライブ回路 8 FWD 6 定電圧回路 2 ONF 1 GND 7 PWM 制御回路 過電流保護回路 5 OCP 4 誤差増幅器 SUB 3 VO 2 VADJ 注)IC 裏面は絶縁体ではなく、端子⑦に落ちることがある。 端子説明 端子番号 記号 機能説明 1 ONF リモート ON/OFF(未使用時オープン) 2 VADJ 出力電圧微調整(未使用時オープン) 3,4 VO 出力電圧センス 5,6 OCP 過電流センス 7 GND GND 8,9 FWD フライホイールダイオード アノード 10,11 SW OUT 12 VIN 出力 電源電圧入力 測定回路図 12 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 ONF C3 VIN VO L1 C1 C2 GND GND ◆部品表 記号 品名 規格 C1 電解コンデンサ 3000µF~3300µF C2 電解コンデンサ 2000µF~2200µF C3 セラミックコンデンサ 1000pF L1 チョークコイル 90µH 注)リプル電圧測定時の終端用コンデンサ:フィルムコンデンサ(TF コンデンサ)0.1µF/50V ⑦端子が IMST 基板へアースされているので、放熱器が FG や GND ラインなどに回路接続されてい る場合、ノイズなどに影響を与えることがある。 この場合、放熱器のフローティング、または、絶縁シートを使用すること。 No.A0295-3/7 STK755-030 評価ボード資料 ◆回路図 12 10 11 9 8 7 6 5 4 3 2 1 ONF C5 VIN VO L1 C1 C2 GND GND ◆PCB 図 シルク図 (半田面より透視) J3 J1 C2 L1 GND ONF GND J2 C1 VIN IC1 1 12 パターン図 (半田面) GN +12V STK755-020-A C3 C4 ◆部品表 記号 品名 規格 メーカー 備考 C1 電解コンデンサ 3300µF/50V 三洋電機(株) CZ C2 電解コンデンサ 2200µF/50V 三洋電機(株) CZ C5 セラミックコンデンサ 1000pF/50V L1 チョークコイル SK-24BS-110-100 半田面に付加 東邦亜鉛(株) 90µH J1:ジャンパー線(10mm)、J3:ジャンパー線(12.5mm) C3、C4、J2:なし No.A0295-4/7 STK755-030 代表特性図(測定回路図、Ta=25℃) 出力電圧 - 出力電流 12.3 効率 - 出力電流 100 VIN=30V VIN=20V 12.2 90 12.1 80 効率,η - % 出力電圧,VO - V 40V 12.0 60 11.8 50 40 0 1 2 3 4 5 6 7 出力電流,IO - A 8 0 1 2 3 4 5 6 7 出力電流,IO - A ITF02439 出力過電流保護特性 14 8 ITF02440 出力電圧 - 入力電圧 12.3 VIN=30V 12 IO=5A 12.2 10 出力電圧,VO - V 出力電圧,VO - V 70 11.9 11.7 30V 8 6 12.1 12.0 11.9 4 11.8 2 11.7 15 0 0 1 2 3 4 6 5 7 8 9 10 出力電流,IO - A 11 12 10 A 電力損失,∆P - W 入力電流,IIN - A IO = 7 3 5A 2 1 30 35 40 45 ITF02442 電力損失 - 入力電圧 12 4 0 15 25 入力電圧,VIN - V 入力電流 - 入力電圧 5 20 ITF02441 A I O=7 8 5A 6 4 2 20 25 30 35 入力電圧,VIN - V 40 45 ITF02443 0 15 20 25 30 35 入力電圧,VIN - V 40 45 ITF02444 No.A0295-5/7 STK755-030 温度特性:出力電圧 - IC基板温度 12.3 VIN=30V VIN=30V 135 動作周波数,fosc - kHz 12.2 出力電圧,VO - V 温度特性:動作周波数 - IC基板温度 140 12.1 12.0 11.9 11.8 130 125 120 115 11.7 110 0 25 50 75 IC基板温度,Tc - °C 100 0 25 50 75 IC基板温度,Tc - °C ITF02445 100 ITF02446 過電圧保護回路の推奨 一般的に定電圧電源回路は、故障した場合や PC ボード半田付け不具合などのとき、出力電圧が規 定より高く出る過電圧(入力電圧相当)状態となることがある。 よって、過電圧発生時のダメージ、被害を最小限に抑えるため過電圧保護回路の設定を推奨する。 過電圧保護回路例 FUSE 定電圧電源 DC INPUT OUTPUT SCR ZD GND GND C R カットオフ機能:12V 出力の外部信号による出力オン/オフ制御 オン/オフ制御回路例 DC INPUT STK755-030 回路 ⑦ VO(12V) ① TR 外部入力 GND GND ①端子を LOW 電圧にすると 12V 出力はオフされる。TR オン→12V 出力オフ。 また、設計上の留意点として、実機にて次の点を必ず確認すること。 1)出力オン/オフ制御の動作と効果。 2)各素子の周囲温度変化や外来ノイズなどで誤動作しない。 No.A0295-6/7 STK755-030 パターン設計上の留意点 1)FWD 端子(⑧、⑨ピン)を入力コンデンサ(-)へ接続する。 2)FWD 端子(⑧、⑨ピン)と GND 端子(⑦ピン)ラインをそれぞれ独立させる。 3)GND 端子(⑦ピン)を入力コンデンサ(-)または、出力コンデンサ(-)へ接続する。 通常は、出力コンデンサ(-)へ接続する。 4)入力コンデンサ(-)と出力コンデンサ(-)間のラインを短くする。 具体例として、評価ボード PCB 図を参照。 PS No.A0295-7/7
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