福岡県公安委員会活動状況＜定例会の主な議題及び要旨＞平成２６年９月４日（木）【報告事項】１地区別警察署長会議の開催について（総務部）警察本部から「地区別警察署長会議を、平成２６年１０月中に、４地区で開催する。会議については、地区ごとにテーマを設定し、協議を行うこととしている。公安委員のご出席をよろしくお願いする。」旨の報告があった。公安委員から「警察署長会議や警察署協議会に出席することで、警察組織の有様や地域の課題等を把握することができ、公安委員会活動を行う上で非常に有意義である。今後も、公安委員会活動に資する行事に参加したい。」旨の発言があった。２第３８回広報活動コンクールの実施結果について（総務部）警察本部から「広報活動コンクールは、警察職員の広報活動に対する関心を高めるとともに、警察広報の推進に資することを目的として実施しており、今回で３８回目となる。審査は、警察活動全般をテーマとした写真部門、警察署ホームページ部門及び各警察署ホームページに掲載されたコンテンツ部門の３つの部門に分けて行い、それぞれの部門毎に、優秀賞として金賞、銀賞、銅賞を決定した。受賞した優秀作品については、警察本部の１階ロビーに展示することとしている。」旨の報告があった。公安委員から「優秀作品に関する審査員のコメントや講評については、受賞した作品の何が良かったのかを示すことで更なる改善意欲につながるので、今後、職員への公表を検討していただきたい。」旨の発言があり、警察本部から「今後、導入を検討していく。」旨の説明があった。３初任科第５２７期（短期課程）卒業式の実施について（警務部）警察本部から「初任科第５２７期の卒業式は、平成２６年９月２６日、福岡県警察学校において実施する。公安委員には、ご臨席をお願いする。」旨の報告があり、公安委員から「了承した。」旨の発言があった。公安委員から「卒業前に辞職した者はいるのか。」旨の質問があり、警察本部から「２５人が辞職しており、うち１６人が入校して間もない時期に辞職している。辞職に至った理由としては、規律や団体生活に馴染めない、他の公務員に転職したい等である。」旨の回答があった。公安委員から「警察官としての適正を見極めるという観点から、学校側から辞職を働きかけた者はいるのか。」旨の質問があり、警察本部から「辞職者の大半は慰留したが、辞職に至っているケースが多い。辞職を働きかけたケースについては、後刻、報告する。」旨の説明があった。公安委員から「若い警察官が非違事案を起こして辞職することがあるが、元々、警察官としての適正がなかったのではないかと感じることもある。採用時の面接や入校時など早期に適正を見極め、不幸な者を出さないようにお願いしたい。そのことが、組織力の強化にもつながると考える。」旨の発言があり、警察本部から「今後の採用活動において、警察の仕事や警察学校での訓練等についてよく説明し、十分理解していただいた上で、警察官を拝命してもらうように努めていく。」旨の説明があった。４初任科第５２９期等入校式の実施について（警務部）警察本部から「初任科第５２９期及び第５３０期の入校式は、平成２６年１０月６日、福岡県警察学校において実施する。公安委員には、ご臨席をお願いする。」旨の報告があり、公安委員から「了承した。」旨の発言があった。５高校生による実母に対する殺人未遂事件の発生及び検挙について（生活安全部）警察本部から「東警察署は、所携の包丁で実母の頭部等を切りつけた殺人未遂事件について、平成２６年９月２日、福岡県内居住の少年を逮捕した。今後、所要の捜査を行い、事件の全容解明を図る。」旨の報告があった。６殉職事案の発生及び公葬の執行について（地域部）警察本部から「殉職警察官は、平成２６年８月２２日、大雨洪水警報中の粕屋郡志免町において、交差点の冠水等の内水氾濫に対応中、濁流に流され殉職したものである。殉職した警察官の功績を称えるため、平成２６年１０月６日、福岡市内の葬儀場において、警察本部長を施主とする公葬を執行することとしている。公安委員の参列をお願いする。」旨の報告があった。公安委員から「このような若い方が災害事故で亡くなられたのは、非常に残念である。災害時の行動については、用心に用心を重ねた上で、地域のために働いていただきたい。」旨の発言があった。７８八女郡広川町における保険金目的の現住建造物等放火事件の検挙について（刑事部）警察本部から「八女警察署及び捜査第一課は、賃借していた家屋に火災保険金を掛け、同保険金を騙し取る目的で同家屋内に火を放ち、全焼させて焼損させた現住建造物等放火事件について、平成２６年９月１日、久留米市居住の男性１名を逮捕した。今後、所要の捜査を行い、事件の全容解明を図る。」旨の報告があった。小学校校長に対する恐喝事件の検挙について警察本部から「博多警察署は、平成２６年７月７日、博多区内の小学校に押しかけ、娘が髪を染めて登校したことで指導した教諭の指導方法などに因縁をつけ、小学校校長から現金を喝取した恐喝事件について、平成２６年８月２６日、福岡市博多区居住の男性ほか２名を逮捕した。今後、所要の捜査を行い、事件の全容解明を図る。」旨の報告があった。公安委員から「スクールサポーターの介入はあったのか。このようなときこそ、スクールサポーターの活動が重要になると考えている」旨の発言があり、警察本部から「スクールサポーターの関与については、後刻、報告する。」旨の説明があった。９自動車保険金詐欺事件の検挙について（交通部）警察本部から「粕屋警察署及び交通捜査課は、福岡市東区及び粕屋郡粕屋町において、２件の交通事故を故意に起こし、損害保険会社等から総額約１，０４０万円の治療費、慰謝料等を騙し取った自動車保険金詐欺事件について、平成２６年７月３０日から同年９月３日にかけて、福岡市東区居住の男性ほか７人を逮捕した。今後、所要の捜査を行い、事件の全容解明を図る。」旨の報告があった。公安委員から「事件に絡む損害保険会社は、複数あるのか。」旨の質問があり、警察本部から「複数の保険会社が被害に遭っている。」旨の説明があった。【その他の報告事項】１危険ドラッグについて（公安委員会）公安委員から「危険ドラッグについて、熊本県警が交通取締り等に関する厳しい方針を示していたが、福岡県警の対応方針はどうなっているのか。」旨の質問があり、警察本部から「福岡県警においても、検察庁と協議しながら検討を進めている。危険ドラッグの対応については、基本的には全国同じであるが、個別に、法と証拠に基づいて対応する必要があると考えている。」旨の説明があった。