Ver1.0.0
手書き日本語入力ツール
InkFepGS used the Single Character Recognizer.
手書き日本語入力ツール
InkFepGS（単文字認識エンジン採用）Ver1.0.0
ご利用マニュアル
２００７年６月
ポトス株式会社
http://www.pothos.to/
Copyright© Pothos Corporation. All Rights Reserved.
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InkFepGS used the Single Character Recognizer.
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目次
１．はじめに
２．動作環境
３．InkFepGS のインストール
４．InkFepGS の起動
５．InkFepGS の終了
６．文字を入力する前に
７．手書き文字の入力と認識
８．認識する文字種について
９．変換候補機能について
１０．編集機能について
１１．挿入機能について
１２．挿入機能におけるカスタマイズ
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１．はじめに
InkFepGS は、オンラインで手書き日本語入力ができるツールです。InkFepGS は、
単文字認識エンジンを採用した FEP（Front End Processor）として商品化いたしまし
た。マウスでも利用できるようになっていますが、液晶タブレットや普通のタブレッ
ト、デジタルペンといわれる装置でタブレット機能をもつ装置、等でのご使用をお薦
めいたします。
２．動作環境
OS：Winodows2000／XP
メモリ：512MB 以上推奨
必要とするハードディスク容量：20MB
漢字変換（FEP）システム：IME（ATOK には未対応です）
認識字種：JIS 第二水準
推奨する入力機器
・液晶タブレット
［ワコム社製，USync 社製その他］
・タブレット
［ワコム社製，UC-Logic 社製その他］
・デジタルペン（ペンペーパデバイス）
Technote（テクノート）
：KAIREN 社製
DigiMemo（A4 版）
：ACECAD 社製
その他、タブレット機能をもつ入力デバイス
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３．InkFepGS のインストール
①InkFepGS のインストーラは、右図のように
圧縮ファイル（ZIP）で提供されますので、
解凍してお使いください。
解凍後のフォルダの名称はバージョン情報となって
います。
②セットアップの起動は、setup.exe を起動して
ください。
③次のようなインストール画面が表示されますので、
ガイドに従って、InkFepGS を
インストールしてください。
④インストールが完了すると
デスクトップ画面に、次のような
アイコンが表示されます。
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４．InkFepGS の起動
①デスクトップにある InkFepGS のアイコンを
ダブルクリックしてください。
②タスクバーに InkFepGS のアイコンが現れます。
③そのアイコンをクリックすることで、InkFepGS がアクティブとなり
手書き文字が入力できる、次のような画面が表示されます。
④入力画面を一時的に消去したい場合、画面の右上にある×ボタンをクリックしてく
ださい。画面は消去されますが、タスクバーにはアイコンが残っています。
再度、入力したい場合は、そのアイコンをクリックすることで、InkFesGS がアクティ
ブとなります。
※（マウスでもご利用可能です）
入力装置としてタブレットが接続されていない場合、
右のようなエラーメッセージが出力されますが、
OK ボタンを押し、先に進むことで、マウスからの
入力データをサンプリングします。
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５．InkFepGS の終了
InkFepGS の終了は、タスクバーにある
InkFepGS のアイコンをマウスの右ボタン
でクリックしてください。
メニューが表示されますので、終了を選択
してください。
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６．文字を入力する前に
InkFepGS を用いて、手書き文字を入力する前に、文字を入力したいアプリケーショ
ンを起動すると同時に、必ずアクティブ（文字入力のためにカーソルが点滅している
状態）にしておいてください。
InkFepGS と文字入力するアプリケーションとの関係は、画面では、次の図のように
アプリケーションの前面に InkFepGS の入力画面が表示されます。
InkFepGS の画面の下には、InkFepGS として今、どのアプリケーションに文字を送
出しようとしているか、アプリケーション名を表示しています。しかし、該当のアプ
リケーション が何らか の操作で 非アクテ ィブに なった場合、 そのタイ ミングは
InkFepGS では認識できません。
（キーボードも同じです）
従って、文字を入力する前には、該当のアプリケーションが必ずアクティブになって
いることをご確認ください。
InkFepGS は、そのカーソルの位置に、認識結果の文字列を送出します。
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７．手書き文字の入力と認識
タブレットやデジタルペンを用い、InkFepGS の手書き入力枠内に、文字を書いてく
ださい。書かれた文字が認識され、入力した文字枠の中に結果が表示されます。
文字認識のタイミングは、次の２つです。
①書き終わり、次の枠に文字を入力したタイミング
②ある一定時間、入力がなかった場合
認識された文字（列）は、
「送出ボタン」にて、アプリケーションに渡されます。
送出先のアプリケーションは、アクティブであることをご確認ください。
「クリアボタン」は、認識結果の文字（枠）をすべてクリアにします。
認識の候補は、候補ボタンを押すことで、
右図のように上位５文字を表示し選択可能
になっています。
※（認識に失敗した場合）
認識枠には何も表示されません。
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８．認識する文字種について
通常は、
「全種」を前提に、文字の認識を行っていますが、字種を指定して認識するこ
とも可能にしています。
（字種指定は、字種を限定してお使いになる場合は認識率が向上しますので、全種に
て認識率が期待するほどでない場合、全種以外の字種を指定してご使用ください）
字種の指定は、文字の記載枠単位で指定が可能です。
指定できる字種は、次のいずれか１つです。
①全種：全種は下記②から⑦の字種すべてを対象に認識辞書を検索します。
②漢字：漢字認識辞書のみ検索対象とします。
③ひらがな：ひらがな認識辞書のみ検索対象とします。
④カタカナ：カタカナ認識辞書のみ検索対象とします。
⑤数字：数字認識辞書のみ検索対象とします。
⑥英字：英字認識辞書のみ検索対象とします。
⑦記号：記号認識辞書のみ検索対象とします。
指定方法は、InkFepGS の表示画面の字種枠にある、該当するラジオボタンを選択し
てください。
下図の例では、
「全種」が選択されている状態です。
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９．変換候補機能について
InkFepGS からアプリケーションに送出された文字列は、FEP である IME の機能が働
いている状態で、認識結果の文字列はまだ「確定」されている状態ではありません。
その未確定の文字（列）に対する機能は、次の３つです。
①取消：送出した文字（列）を取り消します。
②次候補：送出した文字列を IME の変換機能を用いて候補を出力します。
使い方としては、書き方を忘れてしまった漢字でも「よみ（ひらがな）を
入力し、アプリケーションに送出した後、この次候補機能で漢字として入
力することができます。
③確定：まだ未確定の文字列を入力確定文字とします。
すでに確定されている場合は、アプリケーションにあるカーソルに位置に
改行コードを挿入します。
※未確定のままで、入力を続けると
IME があるタイミングで変換をしてしまいます。
適当なデータ入力のタイミングで「確定ボタン」を押すことをお薦めします。
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１０． 編集機能について
InkFepGS からアプリケーションに送出された文字（列）についての編集機能です。
これらは、アプリケーションのカーソルの位置にて動作します。
InkFepGS では、手書きの文字入力域以外のエリアは、マウスとしての機能を持たせ
ています。つまり、アプリケーションで入力したい位置などは、ペンで指示すること
ができることを前提に、編集機能は、次の３つに絞っています。
①DEL：アプリケーションにあるカーソルの位置から後ろの文字を１文字消去します。
②BS：アプリケーションにあるカーソルの位置から前に１文字消去します。
③改行：アプリケーションにあるカーソルの位置に改行コードを挿入します。
InkFepGS から送出された文字が、未確定の状態の場合は、確定として
機能します。
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１１． 挿入機能について
該当するアプリケーションのカーソルのある位置に、文字を挿入する機能です。
予め、次の３種の文字は、InkFepGS の画面にあるボタンを押すだけで、挿入するこ
とができます。
①空白：漢字スペースを挿入します。
InkFepGS から送出された文字が未確定の場合は、空白を挿入した後
確定になります。
②「。
」
：読点を挿入します。
未確定の文字がある場合は、
「。
」を挿入した後確定になります。
③「、
」句点を挿入します。
未確定の文字がある場合は、
「、
」を挿入した後確定になります。
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１２． 挿入機能におけるカスタマイズ
挿入機能枠の右側に、何も表示されていないボタンが５つあります。
この挿入ボタンに、よく使われる文章などをセットしておくことで、いつでも該当の
文章をアプリケーションに送出することができます。このカスタマイズボタンに文章
を登録する方法は、次のとおりです。
①該当するボタンの上にマウスカーソルを持っていく、マウスの右ボタンをクリック
してください。次のような登録画面が表示されます。
②文字列（文章）を入力し、
「OK ボタン」を押してください。
該当するボタンには、登録した文字列の先頭２文字が表示されます。
このボタンを押すことで、登録した文字列が、アプリケーションに送出されます。
なお、送出される文字列は、確定状態となって挿入されます。
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この度は、InkFepGS をご購入いただき有難うございました。
ご利用いただくにあたり、ご不明なことなどございましたら、次のメールアドレスまで、
ご連絡ください。
お問合せ先：[email protected]
【総販売元】株式会社アイシンクス
http://www.ithinks.co.jp/
〒182-0023 東京都調布市染地 2-33-49
Tel.0424-43-8331；Fax.0424-43-8332
【開発元】ポトス株式会社
http://www.pothos.to/
〒101-0051 東京都千代田区神田神保町３−１７ヨシダ FG ビル７F
Tel.03-5211-1590；Fax.03-52110678
【共同開発】東京農工大学大学院中川研究室
http://www.tuat.ac.jp/%7Enakagawa/index.shtml
〒184-8588 東京都小金井市中町２−２４−１６
※ InkFepGS にて採用した単文字認識エンジンは、国立大学法人東京農工大学大学院中川
研究室における研究成果です。
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