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~主体的に行動しよう~
Ablaze:光り輝いて
港区立港南中学校
第1学年
学年通信
№25
平成27年11月12日(木)
弁論発表
全員が夏休みの宿題で弁論を書き、9月にクラス発表を経てクラス代表を決め、弁論発
表となります。他者の表現の仕方や考えを理解するとともに、自己の表現に役立て、もの
の見方や考え方を深める態度を育てることを目的としている本校伝統の発表です。
老若男女問わず、考えさせられる内容ばかりでした。
『小さなことから』
1B 池上 将平
みなさんは「ゴミ」と聞くと、ほとんどの人が地球温暖化のことを考えるでしょう。しかし、
私たちのそばにはもう一つの大きな問題があります。それは、「ゴミの行き先」です。
私たちは、毎日、必ずと言っていいほどゴミを出します。そのゴミは処理場へ行き、とても
小さくされ、道路の補修などに使われます。さらに使われなかった小さくなったゴミはお台
場のすぐそばにある中央防波堤というところで海に埋めて、埋め立て地を作っています。し
かし、この中央防波堤は“あと50年”で埋める場所がなくなり、作れなくなってしまうそうで
す。そうするとゴミを処理できなくなってしまいます。では、いったいどうしたらそれを防ぐこ
とができるでしょうか。それは、ゴミ削減のための4Rを行うことです。
まず一つ目に、Refuse(リフューズ)、いらないものは断ることです。これはよく聞くマイ箸
やエコバッグ、水筒に飲み物を入れていくなどです。これは、ゴミを出さないという面では
一番有効な手段であり、簡単とも言えます。
二つ目に、Reduce(リデュース)、減らすということです。これは、シャンプーは詰め替え
用のものを買ったり、余計な食べ物を買わないことです。余計な食べ物を買ってしまうと生
ごみが多く出てしまいます。このようなゴミを増やさないようにするにはその商品を買う前
に本当に必要なのかを考えてから買うとゴミの削減につながると思います。さらに、普段捨
ててしまう野菜の皮や葉にはたくさんの栄養があるので、捨てずに調理できる工夫をする
とよいでしょう。
三つ目に、Reuse(リユース)、再利用することです。これは、新聞紙を水で湿らせて窓ガ
ラス拭きに使ったり、古着を雑巾にしたりすることです。この Reuse(リユース)は私たちの
身の回りで行われています。それは、フリーマーケットやオークションです。これは買う側も
売る側も Reuse(リユース)することなので、ゴミの削減にはとてもよい手段だと思います。
ぜひ、フリーマーケットやオークションにいらなくなった服を出品してゴミの削減をしてみてく
ださい。
四つ目は、Recycle(リサイクル)、ゴミの再資源化です。
リサイクルできるものとしては、ガラス瓶、スチール缶、ペットボトルなどのプラスチック、
紙、自転車、自動車、家電製品、パソコン、携帯電話などです。このように身近にあるもの
から多くのものがリサイクルできることがわかります。ゴミの分別もしっかり心がけてゴミの
削減ができるようにしましょう。
私はこのようなことを考えてみて、非常に小さく面倒なことだと思いました。しかし、その
小さくて面倒なことが10年・20年後の私たちに関わってくると考えるとこのように4Rを守
ってゴミを削減するのはとても大切なことだと思います。
“あと50年”と言われている中央防波堤の埋め立て地ですが、私たちの周りからできる
ことをしっかりやって100年・200年と中央防波堤の埋め立て地が使えるように、小さなこ
とから行ってみませんか。