氏 名 倉中翔太朗 国(地域)名:アメリカ合衆国 留 学 先 機 関 名:Purdue

氏
名
留 学 先
倉中翔太朗
国(地域)名:アメリカ合衆国
機
関
名:Purdue 大学
留学期間
2005年
留学時の本学在籍身分
経済学部
留学費用
8月~06年
経営学科
5月(合計
1. 奨学金は受けましたか。
(
9か月間)
3年
はい
いいえ
)
2. 受けた奨学金名:
3.
志望動機
奨学金月額:約
円
留学にかかった総費用:約
1,000,000 円(授業料除く)
1. あなたがこの大学を選んだ理由は?
まず留学がしたかったです。日本にきている留学生がイキイキ
としているように見えたからです。
行くからには、目標が欲しいと思い、二つの目標をたてました。
① 英語を上達させる
② 授業を中心として、勉強をがんばる
この2つを達成する上で、アメリカの大学が一番だろうと思っ
たんです。
その後で TOEFL スコアと学校の成績を考慮した結果、Purdue
にいくことを決めました。
留学前の語学力
1.どのような準備をしましたか。
・TOEFL の勉強。
・「理屈でわかる発音のしかた」という本を参考に発音の勉強
・ 留学生と週に一回、英語と日本語で一時間ずつ会話
の3つを主に行ったかなと思います。また、海外旅行にいって、
英語を話す度胸もつけておきました。
2.TOEFL等の公的試験の最終得点は、何点でしたか。
193点
3.現地到着時に、語学力は十分と感じましたか。
不十分でした。特にリスニングです。アメリカに来る前に、で
きるだけ聞く量をとっておけばよかったと思いました。
しかし、いくらやっても語学というのは不十分だと感じるもの
だとも思います。
留学先のセールスポイント
あなたが感じた留学先の
キャンパスが広くてきれいでした。Purdue に限らず、アメ
大学のセールスポイント リカの大学なら、どこも日本と比べたらきれいだと思います。
は?
学問では、経営学、農学、獣医学、航空宇宙学、工学などに
強みがあるとのことなので、その学部の人は、Purdue を留学
先の候補にいれてもみると良いと思います。
また、アメリカの中でも、特にインディアナは田舎に属しま
す。週末は、飲むか踊るか友達とダラダラするか、くらいしか
ないけど、それがまた良いところでした!
留学時に関しての質問
履修登録・単位認定
1. 出発前の履修登録は出来ましたか。
(
はい
いいえ
)
2. 到着後の履修科目の変更・追加はできましたか。
(
はい
いいえ
)
「はい」の場合、どのような方法で変更・追加しましたか。
(
電話
FAX
インターネット
郵送
その他:Advisor に
直接あって頼む)
3. 一学期あたりの履修科目・単位数は:
5科目
13単
位
(
多すぎた
ちょうど良かった
少なかった
)
4. 履修登録に関するカウンセリング等はありましたか。
(
はい
いいえ
)
「はい」の場合、具体的にどのようなものでしたか。
一学期の授業に関しては、日本にいるときからメールで、到着
後は Advisor との話し合いの中で行いました。二学期の授業の
履修に関しては、Advisor に希望を伝えて、話し合いの中で決
めていきました。ただ自分の場合、最初の Advisor がやめてし
まっていたので、一学期はちょっと大変でした。
5. 留学先での単位認定はありましたか。(
はい
いいえ
)
「はい」の場合、認定された科目・単位数:10科目24単位
授業内容
1. あなたが履修した科目の概要・内容などを具体的に教えて
ください。また、語学面の習得で努力した点を記述して下
さい。
1セメスターに履修した授業について書きます。
Teamwork
2単位の授業でしたが、セメスターの半分で終わる授業だっ
たので、週3回できつかったです。また、成績の評価がレポー
トと授業中の発言とチームプロジェクトのみだったのも、
Native ではない僕にとっては大変でした。
授業の内容は、人の組織における行動についてレクチャーを
毎回30分くらいうけつつ、その中で学生とディスカッション
を先生がしていく形でした。また、個人の行動ということで、
ゲームみたいなのをたくさんやらされました。ついたばかりで、
Native の会話にぜんぜん付いていけてなかったので、非常に大
変でした。レポートは、授業での話をもとに書くものでしたの
で、授業が聞き取れていない自分には分かるはずもなく、なん
とかごまかして書きました。
チームプロジェクトでは、チームでボランティアに行き、そ
の中でチームの行動を自ら分析するというものでしたが、あま
りチームプロジェクトの力にはなれず、これまた悔しい思い出
となりました。
Introduction To Organizational Behavior
大人数に対しての講義が中心の授業でした。これも組織にお
ける人間の行動の勉強でしたので、たまにゲームみたいなのを
やらされました。テストがありまして、これは選択問題でした
ので、それなりに満足のいく点数がとれました。最後にチーム
で発表があったのですが、この授業ではしっかりと担当をもら
い、パワーポイントでスライドを作り、発表もチームの中です
ることができました。パワーポイントはしっかりと添削しても
らい、たくさん助けてもらいましたが。。。
Leadership Principle
40人くらいの教室で、文字通り、リーダーシップについて
の講義をうける授業でした。予習で毎回教科書を読み、毎回 Yes
or No で30問くらいでる小テストに備えました。そして、そ
れが成績の大半を占めてました。肝心の授業は、週に一回しか
なく、一回の時間が3時間でした。さらに、授業中は黒板は使
わず、いまどき OHP と教官の発表だけの授業でした。ひたす
らながーくしゃべっているので、ほとんど理解できませんでし
た。
ペーパーが2回ほどあって、それは教科書をよめばできるも
のでした。また、最後はチームプロジェクトとチームペーパー
の提出がありました。特に問題はなかったです。
Introduction To Marketing Analysis
マーケティングの基礎を講義形式で学びました。30人くら
いで、映画館のような部屋で授業を受けました毎回テキストブ
ックを読んで、小テストを最後にうけてました。評価はテスト
が二回と小テストの合計とチームプロジェクトでした。チーム
プロジェクトは授業を通して、マーケティングゲームというも
のを行ったのと教科書をチームでまとめたレポートが数回、そ
して最後にそれらを全てまとめて、チームでプレゼンテーショ
ンを行いました。あまりチームメイトの力になれず、歯がゆい
思いをしました。
2. 学年暦(学期・休暇)と現地での授業スタイル、予習・復
習、試験等の準備について具体的に教えてください。
学年暦:2 学期制
授業スタイル:30人くらいの少人数がほとんどで、たまに1
00人くらいの講義スタイル。どの授業でも、一回は発表の機
会が設けられていました。
予習・復習:予習として毎回教科書やスライドを前もって読ん
でいました。復習は、テストがたくさんあったので、その度に
やっていました。
試験:テストは基本的に選択問題で、論述のものはなかったの
で、助かりました。試験の評価も大切ですが、グループや個人
で行うレポートや発表も成績の大きな部分を占めていました。
授業中の発言も評価の対象でしたが、ここに関しては満足いく
結果を出すことはできませんでした。
学内施設・環境等
1. 留学先大学の International Office 等のサポート体制
(充実している
普通
充実していない)
具体的に:現地に到着して最初の一週間は、留学生のためだ
けのオリエンテーションやイベントが用意されていました。こ
こで友達を作れたりできたのが良かったです。後は月に一回ず
つ、留学生のためのイベントが開かれていました。プログラム
自体は特におもしろくなかったですが、他の留学生と知り合え
たので、それはそれでよかったです。上記以外では特に向こう
から何かしてくるということはありませんでしたが、助けをも
とめれば対応してくれたと思います。スタッフはみんな親切で
したので。
2. 図書館
(充実している
普通
充実していない)
キャンパス内に、何個図書館があって、一個一個がとても広く
て充実してます。
3. 学内通信環境
(充実している
普通
充実していない)
建物があれば、かならずといっていいほど、その中に学生が自
由にログインできるパソコンが複数ありました。
4. 運動施設
(充実している
普通
充実していない)
大きな体育館があって、ジム、プール、バスケットボールコー
ト、テニスコートなど、ただで使い放題です。
5. 学生食堂
(充実している
普通
充実していない)
僕は利用していなかったので良く分からないが、キャンパスの
場所によって、配置にばらつきがありました。自分の寮からは
食堂が遠かったので、ほとんど利用したことがないです。
6. クリニック
(充実している
普通
充実していない)
7. 大学内は安全ですか。
(
はい
注意をすれば安全
よく事件がある
)
夜でも普通に散歩してました。
8. 安全に付いて特に気をつけていたことはありますか。
特にありません。Indiana は非常に平和です。
交通事情と留意点
1. 通学などに関しての交通事情や留意点について記述して下
さい。
キャンパス内の移動は徒歩ですべて可能です。
バスも無料で乗れます。
医療事情
1. 渡航前、海外留学生保険には加入
た )
加入した保険名:
(
した
しなかっ
保険料:約10万 円
2. 渡航先の医療保険には ( 加入した
保険料:約
加入しなかった )
円
留学先の医療情報:保険に入らないと、非常な負担となりま
す。僕は一回手をひねって病院に行きレントゲンとギブスをも
らいましたが、それが250$でした。そのせいで、保険会社
の手続きが完了し、お金がうけとれるまで、生活が苦しくなっ
てしまいました。
居住環境
寮:2人部屋(1 日0食)、
1. 住居はどのようにして探しましたか。
学校から寮に関する情報がメールや郵便で届いたので、そこで
自分が住む寮を選び、インターネットで申し込みました。
生活費(月額)
宿舎費:約
3 万 5 千円
食
2 万5千円(寮で食事はでなかったので、すべ
費:約
て自分で用意するか、近くのレストランで外食してました)
通信費:約
3000円
交通費:
0円
その他:行きと帰りの飛行機代と、長期休みのたびの旅行代が
高いです。旅行第として、12~3万円は用意しておいたほう
がよいと思います。
通信事情
日本への主な通信手段について (複数回答可)
(
E-メール
Fax )
電話
お薦めできる日本への通信方法はありますか。
電話するなら、Skype がいいと思います。
治安状況
渡航先の治安は
(
良い
普通
やや悪い
悪い
)
特に近づかない方がよい、危険な場所はありましたか。
キャンパス内やキャンパスの近くにはありませんでした。他の
州や町に出る場合は、多少気をつけたほうがいいと思います。
その他
1. 課外活動・学外交流などについて実践したことがあれば、記
述して下さい。
ボランティア活動
週1で 1~2 ヶ月間や一回きりのボランテ
ィアで、高校で授業をしたり、幼稚園のアシスタント・ティーチ
ャーをしたり、掃除をしたりしました。また、冬休みに3週間
泊り込みで、New Orleans でボランティアでクリーンアップ活
動も行いました。
クラブ活動: 週三回のゆるーい柔道クラブを通年で。AIESEC
という国際交流を行うクラブに1セメスター参加しました。
帰国後に関しての質問
留学の感想
1. 留学したことによる成果と課題を教えてください。
成果:
英語の能力は格段にあがったと思います。まだまだ英
字新聞をすらすらと読めたり、映画が全てわかったりというレ
ベルには程遠いですが、それでも TOEIC の Reading はかなり
のスコアがとれましたし、英語でのコミュニケーションもスラ
スラ日本語同じようにとはいきませんが、不便はそんなに感じ
ません。
また、一人で海外へ赴き、人間関係や社会生活を一から作っ
ていく経験はとても大きかったと感じています。人の優しさや
暖かさが、日常生活で言語というコミュニケーションの基礎に
不自由していた分、敏感に感じ取ることができたと思います。
課題:
英語はまだまだ精進が必要だと感じました。留学する
前には、会社に入ったら海外の大学院で勉強しなおそうとか気
楽に考えていましたが、大学院生活を実りあるものにするため
には、英語をより習得することが必要だと、身をもって感じま
した。
2. これから留学する方にアドバイスをお願いします。
学部のうちの交換留学は、気軽にいってしまってもいいと
思います。英語力の不安はもちろんあるとは思いますが、
それを乗り越えて一年間、若いうちに海外で過ごすことは、
間違いなく大きな経験となると思います。自分も理屈では、
一年間もの長い間、海外に行くのは将来に・・とか、英語
力だったら、日本で勉強しても伸びるのでは・・とか、色々
考えましたが、最後には、人生80年あるなら、そのうち
最低一年は留学したい!という単純な思いが、一番の原動
力でした。ぜひ留学にチャレンジし、濃い一年間をすごし
てほしいと思います。
今後の進路予定
商社