1.薪割り 飯炊き 小屋掃除 みんなで みんなで やったっけ 雪解け水が

1.薪割り 飯炊き 小屋掃除
みんなで みんなで やったっけ
雪解け水が冷たくて
苦労したことあったっけ
今では遠く みんな去り
友をしのんで 仰ぐ空
2.幕営 グリセー 岩登り
みんなで みんなで やったっけ
岩のなだれをひきおこし
苦労したことあったっけ
今では遠く みんな去り
友に写真に眺めいる
3.堅炭、八峰、ジャンダルム
皆で皆でやったっけ
ルンゼで雨にたたかれて
4.前傾 外傾 全制動
みんなで みんなで やったっけ
雪が深くて ラッセルに
苦労したことあったっけ
今では遠く皆去り
友の姿を夢に見る
苦労したことあったっけ
今では遠く みんな去り
友に便りの 筆をとる
5.唐松萌ゆる 春山を
みんなで みんなで やったっけ
思わぬ雪に ワカン履き
苦労したことあったっけ
今では遠く みんな去り
山よお前は わが心
山よお前は わが心
1
ピレネーの 山の男よ
いつも一人 雲の中で
霧に濡れ 星を眺めて
もの言わず 伐るは樅の木
ハイホー ハイホー
千年の 古い苔の樹
2
3
ピレネーの 山の男よ
春は行き 夏が来るよ
角笛は 風に流れて
旅馬車は 今日も急ぐよ
ハイホー ハイホー
故郷の おまえの町へ
ピレネーの 山の男よ
いつも一人 何を想う
雨降れば 小屋の小鳥に
ひげ撫でて 昔を語る
ハイホー ハイホー
思い出の 愛の駒鳥
1.穂高よさらば また来る日まで
奥穂に映ゆる 茜雲
かえり見すれば 遠ざかる
まぶたに残る ジャンダルム
2.滝谷さらば また来る日まで
北穂へ続く 雪の道
かえり見すれば 遠ざかる
まぶたに残る 槍ヶ岳
3.涸沢さらば また来る日まで
横尾へ続く 雪の道
かえり見すれば 遠ざかる
まぶたに残る 屏風岩
4.岳沢さらば また来る日まで
前穂を後に 河童橋
かえり見すれ 遠ざかる
まぶたに残る 畳岩
1
山は白銀 朝日を浴びて、
すべるスキーの風切る速さ。
飛ぶは粉雪か 舞い立つ霧か。
おおお この身もかけるよ かける。
3
風をつんざき、左へ、右へ、
飛べは、おどれば、流れる斜面。
空はみどりよ 大地は白よ。
おおお あの丘われらを招く。
2
真一文字に 身をおどらせて、
さっと飛び越す飛鳥(ひちょう)の翼。
ぐんとせまるは、ふもとか 谷か。
おおお たのしや 手練の飛躍。