無線LAN用周波数選択性電波遮蔽材/電波吸収体(PDF)

三菱電線工業の電波シールド
マイクロ波帯用電波シールドフィルム
周波数選択性電波シールドフィルム(FSS)
写真1
ガラス貼外観
無線 LAN に使用される 2.45GHz 帯や 5.2GHz 帯の電波をシールドし、
快適な無線通信環境の実現と情報セキュリティの向上に貢献します。
(FSS:Frequency Selective Surface)
背景
近年、無線 LAN を利用したオフィスあるいは集合住宅のワイヤレス化が進んでいますが、
無線 LAN のように電波を媒体とする通信では、外部からの到来電波による干渉や情報の
漏えいといったセキュリティ上のトラブルが発生するおそれがあり、快適な無線通信環境
の実現には、シールド材の適切な使用が不可欠です。
しかしながら、外部からシールドされた環境でも、携帯電話など他の無線機器は使用でき
ることが求められており、無線 LAN 以外の電波は透過させる必要があります。
写真2
無線LAN用FSSフィルムと
アンテナ素子形状
(2.45GHz帯用1波長FSS)
本シールドフィルムは、これらの両要求を満足する画期的なシールド材です。
FSS の特長
6mmフロートガラス
1.独自形状のアンテナ素子(TY 型)を採用することにより、周波数を選択的に遮蔽する
802.11b/g帯域
0
ことが可能で、1 波長だけでなく、素子の配置を工夫することにより複数の周波数に
-5
透過減衰量[dB]
対応したアンテナ素子が共存でき、一枚のフィルムで複数周波数の電波を同時かつ
選択的にシールドすることも可能です。
2.無線LANに使用される周波数に限定した遮蔽空間が実現できるため、携帯電話など、
その他の無線機器はそのまま使用することができます。
3. 透明フィルム上に特殊な加工でアンテナ素子を形成しており、窓ガラスに貼付しても
-10
-15
-20
-25
-30
透視性に優れています。(右上写真)
-35
1000
4.現在、透明フィルムタイプは2.45GHz帯のみの1波長対応となります。
2波共用(2.45GHz帯および5.2GHz帯)タイプについては現在開発中です。
用途例
1500
2000
周波数[MHz]
2500
3000
図1 無線LAN用FSSのシールド性能
(※)掲載のデータは代表値であり、性能を保証するものではありません。
1.外部システムから到来する電波のチャンネルが使用する無線 LAN システムのチャンネルと重なると電波干渉によって通信速度が低下
する恐れがあります。こうした到来電波をシールドすることにより、快適な無線通信環境を実現することができます(図 2)。
2.使用する無線 LAN システムから外部へ放射する電波をシールドすることにより、情報の漏えいを防止し、セキュリティを確保すること
ができます。(図 3)。
AP
(IEEE802.11b/g)
FSSフィルム
AP
(IEEE802.11b/g)
FSSフィルム
IEEE802.11b/g
(2.45GHz)
遮蔽
1.9GHz
800MHz・1.5GHz
遮蔽
クライアントPC
(IEEE802.11b/g)
PHS/携帯電話
図2. 到来電波のシールド用途
【お問い合わせは】
三菱電線工業株式会社
機器部品営業部 営業第一課
東京都千代田区丸の内3-4-1(新国際ビル)
TEL (03) 3216-1591・1593
URL http://www.mitsubishi-cable.co.jp
2.45GHz
1.9GHz
800MHz・1.5GHz
クライアントPC
(IEEE802.11b/g)
PHS/携帯電話
図3. 情報漏えいの防止用途
三菱電線工業の電波シールド
マイクロ波帯用電波シールド材
周波数選択性電波シールド材(FSS)
写真1 FSS生地印刷品
(2.45/5.2GHz帯)2波長共用タイプ
無線 LAN に使用される 2.45GHz 帯や 5.2GHz 帯の電波をシールドし、
快適な無線通信環境の実現と情報セキュリティの向上に貢献します。
(FSS:Frequency Selective Surface)
背景
近年、無線 LAN を利用したオフィスあるいは集合住宅のワイヤレス化が進んでいますが、
無線 LAN のように電波を媒体とする通信では、外部からの到来電波による干渉や情報の
漏えいといったセキュリティ上のトラブルが発生するおそれがあり、快適な無線通信環境
の実現には、シールド材の適切な使用が不可欠です。
しかしながら、外部からシールドされた環境でも、携帯電話など他の無線機器は使用でき
ることが求められており、無線 LAN 以外の電波は透過させる必要があります。
写真2
本シールド材は、これらの両要求を満足する画期的なシールド材です。
FSS の特長
FSS生地印刷品を加工した
ロールスクリーン
FSSロールスクリーン
802.11b/g帯域
802.11a帯域
0
1.独自形状のアンテナ素子(TY 型)を採用することにより、周波数を選択的に遮蔽する
-5
ことが可能で、1 波長だけでなく、素子の配置を工夫することにより複数の周波数に
透過減衰量[dB]
-10
対応したアンテナ素子が共存でき、複数周波数の電波を同時かつ選択的にシールドする
ことも可能です。
(写真 1 参照)
2.無線LANに使用される周波数に限定した遮蔽空間が実現できるため、携帯電話など、
-15
-20
-25
-30
その他の無線機器はそのまま使用することができます。
-35
3.アンテナ素子のサイズを調整することにより、無線LANの周波数だけでなく、携帯電話、
-40
1000
PHS、DSRCほか、さまざまな周波数の電波を選択的にシールドすることも可能です。
2000
3000
4000
5000
6000
周波数[MHz]
4.2波長共用(2.45GHz帯および5.2GHz帯)の透明フィルムタイプは現在開発中です。
図1 2波長対応FSSのシールド性能
用途例
(※)掲載のデータは代表値であり、性能を保証するものではありません。
1.外部システムから到来する電波のチャンネルが使用する無線 LAN システムのチャンネルと重なると電波干渉によって通信速度が低下
する恐れがあります。こうした到来電波をシールドすることにより、快適な無線通信環境を実現することができます(図 2)。
2.使用する無線 LAN システムから外部へ放射する電波をシールドすることにより、情報の漏えいを防止し、セキュリティを確保すること
ができます。(図 3)。
AP
(IEEE802.11a/b/g)
IEEE802.11a
(5.2GHz)
2波共用FSS
IEEE802.11b/g
(2.45GHz)
2波共用FSS
遮蔽
1.9GHz
800MHz・1.5GHz
クライアントPC
(IEEE802.11a/b/g)
図2. 到来電波のシールド用途
三菱電線工業株式会社
機器部品営業部 営業第一課
東京都千代田区丸の内3-4-1(新国際ビル)
TEL (03) 3216-1591・1593
URL http://www.mitsubishi-cable.co.jp
2.45GHz / 5.2GHz
遮蔽
PHS/携帯電話
【お問い合わせは】
AP
(IEEE802.11a/b/g)
1.9GHz
800MHz・1.5GHz
クライアントPC
(IEEE802.11a/b/g)
PHS/携帯電話
図3. 情報漏えいの防止用途