中央っ子だより 平成27年度 9月号 上市町立上市中央小学校 H27.9.2 発行 長い夏休みが終わり、子供たちが元気に登校してきました。休み中、大きな事故もなく、子供たちは充実 した生活を送ることができたようです。2学期はたくさんの行事や活動がありますが、一人一人目当てをし っかりともって、取り組んでほしいと思います。ご家庭でも励ましの声かけをお願いします。 9月の 1日(火) 第2学期始業式、給食開始 交通指導、町内子供会・集団下校 ☆下校 13:00 ☆バス 13:20 おたっしゃ家「おわらの会」4年 夜間巡回 2日(水) 身体視力測定6年、5の1 3日(木) 委員会活動 身体視力測定5の2、4年、あおば、わかば 4日(金) 身体視力測定3年、2の1 避難訓練 英語教室5限6の1、6限6の2 PTA 常任委員会④ 7日(月) 夏休み作品展(~10日) 身体視力測定2の2、1年 5の1校外学習 やる気ぐんぐんノート展、あいさつ週間 (~11日)※ 10日(木) クラブ活動 11日(金) 英語教室5限5の1、6限5の2 13日(日) 上市中央ゴールドラッシュ(樹会) 14日(月) 5の2校外学習 15日(火) 交通指導 PTA全体役員会② 16日(水) 6年宿泊学習(~18日) 18日(金) 4年校外学習 19日(土) 町小中科学展(~20日) 24日(木) クラブ活動 25日(金) 町小保健康運動能力向上支援事業 1年 28日(月) 3の1ふるさと学習 持久走大会(~10/2)※ 30日(火) 創校記念日 3の2ふるさと学習 10月の主な 7日(水)~8日(木) 1年ふるさと学習 14日(水) 親と子の文化祭リハーサル 17日(土) 親と子の文化祭 19日(月) 研究会のため 13:40 下校 21日(水)~22日(木)6年ふるさと学習 23日(金) 振替休業 魚のつかみどり(9 月13日) 26日(月) 研究会のため 13:00 下校 1の2、3の1、5の1は 14:50 下校 29日(木)~30日(金)5年宿泊学習 夜間巡回(9月1日~10月31日) 今年度も夜間巡回を行います。子 供たちのために、よろしくお願いし ます。(6学年よりスタートです。) 夏休み作品展(9 月7日~10日) 夏休み中に取り組んだ子供たち の作品を各学級の廊下に展示しま す。是非ご覧ください。 ・来校の際は、名札を着用してく ださい。 ・正面玄関よりお入りください。 ・午後6時までです。 アクションプラン達成に向けて 学校では、子供たちに次のような力 が定着するように、今年度も目標を立 てて取り組んでいます。 ① 家庭学習の習慣化 ② あいさつの習慣化 ③ 体力の向上 7日(月)~11日(金)の「やる気ぐん ぐんノート展」 「あいさつ週間」※、2 8日(月)~10月2日(金)の「持久走 大会」※では、自分の日頃の取り組み を振り返ったり、友達のがんばりを見 付けたりする機会を設けます。 ご家庭でも、①~③の取り組みにつ いて話題にしていただき、温かい声か けをお願いします。 各学年の持久走大会の日時は、学年 だより等でお知らせします。参観、応 援をお願いします。 (大歓迎です。) ティータイム 校長 野村 明男 子供たちの元気な声が学校に戻ってきました。やっぱり学校は子供たちの元気な姿があってこそ、生きてい ると感じさせられます。始業式の元気なあいさつやにこにこしている笑顔を見ると、2学期も頑張ろうという 気力やパワーが自然に湧き出てきます。子供たちのやる気を学校と家庭でともに引き上げ、充実した2学期を 送れるように子供たちを大いに励ましていきましょう。 「五体満足であればいい」出産時の気持ちを忘れるな 7月、我が家に初孫が誕生しました。娘は赤ちゃんが泣くたびにミルクか、おしめか、眠 たいのか、いろいろ考え世話したり日記にその日の様子を記したりしています。その姿を見 ると、ただ赤ちゃんを育てるだけの無償の愛を感じました。初産だからかもしれませんが、 おそらく赤ん坊の将来の夢や勉強のことなど一切考えることなく、ただただ赤ん坊の成長を 願い、初々しい顔を見ているのが生きがいのようです。 「子供の潜在力を引き出す方」 (星一郎著)に次のようなエピソードが書いてありました。 ある親の会でお母さんたちが、自分の子供たちに関する悩み事を話していました。うちの子は学校に行かな いとか、勉強もしないで一日中ゲームをしているとか、万引きをしたとか、それぞれ深刻につらい悩みを打ち 明けていました。すると、あるお母さんが、小学生の娘を小児ガンで数か月前に亡くした最後の日々の様子を 話しました。看病のために病院に行き子供の脇に座り、子供の口に手をかざして、はく息の温もりを感じ取る のだそうです。それは子供が現に生きている、呼吸している、その証を確かめ味わって「今日一日またこの子 とこの世で、こうして一緒にいられる、ああよかった」と思いながら、お母さんは大切な一日一日を送ってい たそうです。 ところがある日、とうとう子供は亡くなってしまいました。子供の息の温もりだけでいい、子供からもらえ るものはそれだけでよかったのですが、もうそれすらもありません。 「学校へ行かないとか、少しくらい万引 きしたとか、ちょっとくらい勉強ができないとか、それがそんなにつらいことでしょうか。私だったらそんな ことはどうでもいい、ただ子供が生きていて、私の手を息で温めてくれるだけでいいんです」と言うと、今ま でつらい悩みを抱えていた人たちも、何も言えなくなってしまいました。 話を戻しますが、生まれたばかりの我が子を抱いている時の感情は純粋な愛だけです。赤ちゃんにああしろ こうしろとか、親は期待したり要求したりもしません。ただ、赤ちゃんがにこっと笑ってくれると嬉しくなる だけです。ところがだんだん歩けるようになり、幼稚園にでも行くようになると、いろいろ期待をしたり他の 子供と比べたりして、 「早くしゃべれるようにしなければ」 「静かに座っていられるような子にしなければ」と 考えるようになります。そうした要求は子供が求めているのではなく、いわゆる「いい子」の像に子供を近付 けようとしているのです。もう少し現状に満足し、ありのままを受け入れるのも一つの生き方ではないでしょ うか。高望みすることは、ある意味で幻の子供像を作り上げ、子供が一生懸命努力してもその像に近付かない と、その子が欠点をもつように見えてきます。そうなると子供も親の期待に沿うことが目的の生き方になり、 自分自身の夢や希望をもって自分らしい生き方をすることができにくくなる恐れがあります。 今年の高校野球で活躍した清宮選手の父親は、幼少時いろいろなスポーツを経験させて、最終的にラグビー をさせたかったそうです。しかし本人が甲子園の決勝戦で齊藤佑樹投手と田中将大投手の投げ合いを見て感動 し、野球をしたいと決めたとのことです。父親が自分の子供像を押し付けず、息子の気持ちを尊重したことは 素晴らしい親子関係だと思います。ただ父親はいつでもラグビーに戻ってきてほしいと思っているとのことで すが。 全国学力・学習状況調査は何のため? 今年も6年生の全国学力・学習状況調査が実施され、新聞等で各県の順位がどうだったと一時的に取り上げ られました。元々は PISA 型学力の国際比較で日本が思考や活用力が低かったことから、この調査が行なわれ ましたが、今では本来の検証にはあまり目が行かず、各県の僅かな点数の違いによる意味のない順位争いのよ うな気がします。本校では、結果に一喜一憂せず日々の学習で力を付けるように全力を挙げるだけです。
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