第9回視覚障害者のための社会適応訓練講習会 「視覚障害とスポーツ」 主催:山梨県視覚障害を考える会 共催:公益社団法人日本眼科医会 後援:日本ロービジョン学会 山梨県 日時:平成 27 年 6 月 25 日(木曜) 午後 6 時 15 分開場 午後 6 時 30 分開演 場所:山梨県立図書館多目的ホール 甲府市北口 2 丁目 8 番 1 号 対象:どなたでも 会費:無料 午後 6 時 15 分開場 司会 吉田朋子 (山梨県立盲学校 教諭) 原田亮 (甲府共立診療所 視能訓練士) 午後 6 時 25 分 開会の辞 会長 田辺直彦 (田辺眼科 副院長) 午後 6 時 30 分~7 時 10 分(講演 30 分、質疑応答 10 分) 「視覚障害者のスポーツについて・・・」 白倉宏一 (康生堂治療院 院長) 座長 加茂純子 (甲府共立病院 眼科科長) 休憩(10 分) 午後 7 時 20 分~8 時 30 分(講演 60 分 質疑応答 10 分) 「陸上競技に繋がった飛呂の生涯エピソードを親子それぞれの視点から振り返る」 安西直樹(父) 安西飛呂 座長 福本康之 (山梨県障害福祉課課長補佐) 田辺直彦 (田辺眼科 副院長) 午後 8 時 30 分 閉会の辞 穂阪和宏 (山梨網膜色素変性症患者の会 ナシの実 会長) (山梨県視覚障害を考える会連絡先) 甲府共立診療所 眼科 原田 亮 電話:055-221-1000 Mail:[email protected] FAX:055-221-1009 最新情報は山梨県視覚障害を考える会ホームページに掲載されます。 http://mayeyeclinic.sharepoint.com/Pages/default.aspx 入会希望の方はホームページの問い合わせのところからご連絡ください。 講演者略歴 白倉 宏一 鍼灸マッサージ師 1960 年 北巨摩郡の山村に産まれる。 1972 年 視野狭窄症を発症。 1974 年 一般校から県立盲学校中学部に編入。 1975 年 体育の授業で盲人野球や盲人バレーボールを体験。 1976 年 盲学校高等部での学習を点字使用に変える。 1977 年 東大付属病院眼科にて難病(網膜色素変性症)と診断。 1978 年 全国障害者国体(長野大会)の陸上競技で入賞。 1982 年 組合立病院の物理療法科に就職。 1985 年 病院を退職、治療院を独立開業。 1986 年 全国障害者国体(山梨大会)の盲人野球競技にチーム員として参加。 1991 年 完全失明。 2001 年 グランドソフトボール競技において、関東大会で初優勝し、全国身体障碍者スポーツ大会 (宮城)に、チーム員として初出場。 2005 年、2006 年 全国障害者スポーツ大会(通称障害者国体)グランドソフトボール競技において、2 年連続優勝。2007 年 山梨県チームは第3位。2012 年優勝。 現在も仕事の傍ら、全国制覇すべくチーム員として練習中。 安西飛呂 1998 年 2 月 17 日 埼玉県入間市生まれ 両眼に先天的 Peters 奇形 2003 年 3 月まで埼玉県名栗村(現飯能市)で過ごす 2003 年 3 月 福島県郡山市へ転居 2004 年 4 月 郡山市立赤木小学校へ入学 2010 年 4 月 福島県立盲学校中学部へ入学 2011 年 3 月 東日本大震災に遭遇 2012 年 4 月 山梨県甲府市へ転居 山梨県立盲学校中学部 第3学年へ転入学 2013 年 4 月 山梨県立盲学校高等部へ入学 2014 年 4 月 NHK 学園高等学校 第 2 学年へ転入学 2014 年 10 月 アジアパラ競技大会 日本代表 障害クラス T13 800m 第 6 位 2015 年 5 月 IBSA(国際視覚障害者スポーツ連盟)世界選手権 日本代表 障害クラス T13 800m 五 位入賞 1分59秒44(日本新記録) 安西直樹 1965 年 5 月 29 日 大阪府吹田市生まれ 1984 年 3 月 滋賀県立石山高校卒業 1989 年 3 月 中央大学理工学部電気工学科卒業 抄録 視覚障害者のスポーツについて 白倉宏一(康生堂治療院 院長) ・競技性が高く国際大会のあるスポーツ (パラリンピック) {正式競技} 陸上競技、水泳、柔道、自転車、ゴールボール、視覚障害者5人制サッカー、 クロスカントリースキー、バイアスロン、 私が知るところを総論的に話します。 ・競技性が高く国内大会のあるスポーツ (全国障害者スポーツ大会) {正式競技} 陸上競技・水泳・サウンドテーブルテニス・グランドソフトボール {オープン競技} 視覚障害者ボウリング 私が経験したこと、大会に参加した感想など話します。 ・レクリエイション的なスポーツ (各地区で楽しまれているもの) 盲人マラソン・フロアバレーボール・グランドゴルフ・・・・・ 県内の視覚障害者の現状を分かる範囲で話します。 ・そして、私が楽しんでいるスポーツ (グランドソフトボール) について。 特徴とルール説明。 山梨県チームのあゆみと成績結果など。 このスポーツに、かかわって得たもの。 これからの展望。 ・終わりに、医療関係者や教育関係者、一般の皆さんに私(全盲者)からのお願い。 視覚障害者への心身のサポート、社会参加を助けるための環境作りなど。 陸上競技に繋がった飛呂の生涯エピソードを親子それぞれの視点から振り返る 安西飛呂※1 安西直樹※2 ※1 視覚障害陸上競技選手 NHK 学園高校所属 ※2 安西飛呂の父 安西飛呂は 2014 アジアパラ競技大会の陸上競技/視覚障害クラス[T13] 800m 走に日本代表 選手最年少となる 16 歳で出場し、2020 年東京パラリンピックでの活躍を期待されている。 彼が陸上競技に本格的に取り組み始めたのは2年前であるが、今や彼にとって陸上競技は生 き甲斐そのものある。潜在能力の限界に挑戦する意欲に満ち溢れ、日々の練習に打ち込み、陸 上競技の様々な活動へ積極的に参加するようになったことで、それまで以上に充実した日々を 送っている。 本講演では、先天性視覚障害を持つ彼が、どのようにして陸上競技と出会い、打ち込むよう になったのか、彼のエピソードを親子それぞれの視点で見ていきながら、視覚障害児がスポー ツに親しめる環境づくりや配慮について考えたい。同時にこのことがその子のスポーツ以外の 潜在的な才能を見出し、興味や楽しみを生み出すことに繋がるという考えを提示したい。最後 に、障害者の人生においてスポーツが特別大きな価値あるものになりうるということを、彼と 共に陸上競技に取り組む視覚障害アスリートを紹介しながら見ていく。 資料 「眼が不自由でもできるスポーツがある!!」 ・レクリエイション的なスポーツ (県内外で楽しまれているもの) 盲人マラソン・フロアバレーボール・グランドゴルフ・・・・・ 問い合わせ先: リンク 一般社団法人 山梨県視覚障害者福祉協会 http://yamashikyo.sakura.ne.jp/ 〒400-0005 甲府市北新 1-2-12 山梨県福祉プラザ 1f 山梨県障害者社会参加推進センター内 ℡ 055-252-0100 fax 055-251-3344 ・競技性が高く国内大会のあるスポーツ (全国障害者スポーツ大会) {正式競技} 陸上競技・水泳・サウンドテーブルテニス・グランドソフトボール {オープン競技} 視覚障害者ボウリング 問い合わせ先: リンク 公益財団法人 日本障がい者スポーツ協会 http://www.jsad.or.jp/ リンク 一般社団法人 山梨県視覚障害者福祉協会 http://yamashikyo.sakura.ne.jp/ ・競技性が高く国際大会のあるスポーツ (パラリンピック) {正式競技} 陸上競技、水泳、柔道、自転車、ゴールボール、視覚障害者5人制サッカー、 クロスカントリースキー、バイアスロン、 問い合わせ先: リンク 公益財団法人 日本障がい者スポーツ協会 http://www.jsad.or.jp/ ☆ (グランドソフトボール) 山梨県チーム 県内に在住で、選手になりたい人、サポートをしていただけるボランティアを広く募集中! 問い合わせ先: リンク 山梨グランドソフトボールクラブ http://yamanashigrasof.web.fc2.com/ ☆ 医療関係者、教育関係者、一般の皆さんへ これらのスポーツは、視覚障害当事者でなくてもサポート補助員として関わることもできま す。 視覚障害をやむなく持ってしまった人々のために、新たに生きて行こうとする力に、あなた の余力でいいので、応援団として関わってください。いっしょに楽しんでください。
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