EDIUS XRE ユーザーガイド

EDIUS XRE
ユーザーガイド
www.grassvalley.jp
F3951404282
April 2014
ご注意
(1) 本製品の一部または全部を無断で複製することを禁止します。
(2) 本製品の内容や仕様は将来予告無しに変更することがあります。
(3) 本製品は内容について万全を期して作成しましたが、万一ご不審な点や誤り、記載漏れなどお気付きの点がございま
したら、当社までご連絡ください。
(4) 運用した結果については、⑶項にかかわらず責任を負いかねますので、ご了承ください。
(5) ご使用上の過失の有無を問わず、本製品の運用において発生した逸失利益を含む特別、付随的、または派生的損害に
対するいかなる請求があったとしても、当社はその責任を負わないものとします。
(6) 本製品付属のソフトウェア、ハードウェア、マニュアル、その他添付物を含めたすべての関連製品に関して、解析、
リバースエンジニアリング、デコンパイル、ディスアッセンブリを禁じます。
(7) Microsoft、Windows は米国マイクロソフト・コーポレーションの登録商標です。
(8) Intel、Pentium、Xeon、CoreDuo は、アメリカ合衆国およびその他の国におけるインテル コーポレーションまたは
その子会社の商標または登録商標です。
(9) QuickTime および QuickTime ロゴは、ライセンスに基づいて使用される商標です。QuickTime は、米国およびその
他の国々で登録された商標です。
(10)
ドルビーラボラトリーズからの実施権に基づき製造されています。Dolby、ドルビー及びダブル D 記号
はドルビーラボラトリーズ の商標です。非公開機密著作物。著作権 1993–2005 年 ドルビーラボラトリー
ズ。不許複製。
(11) その他の商品名やそれに類するものは各社の商標または登録商標です。
表記について
■本書での説明と実際の運用方法とで相違点がある場合には、実際の運用方法を優先するものとします。
■本書で使用している画像は開発中のものであり、実際の製品とは異なる場合があります。
■本書は PC の基本的な操作を行なうことができる方を対象に書かれています。特に記載の無い操作については、一般的な
PC の操作と同様に行なってください。
警告
健康上の注意
ごくまれに、コンピューターのモニターに表示される強い光や刺激や点滅によって、一時的にてんかん・意識の喪失などが
引き起こされる場合があります。こうした経験をこれまでにされたことがない方でも、それが起こる体質をもっていること
も考えられます。こうした経験をお持ちの方や、経験をお持ちの方の血縁にあたられる方は、本製品を使用される前に必ず
医師と相談してください。
著作権について
テレビ放送やビデオなど、他人の作成した映像/音声をキャプチャしたデータは、動画、静止画にかかわらず個人として楽
しむ以外は、著作権法上、権利者に無断では使用できません。また、個人として楽しむ目的であっても複製が制限されてい
る場合があります。キャプチャしたデータのご利用に対する責任は一切負いかねますのでご注意ください。
EDIUS XRE
ユーザーガイド
April 28, 2014
Copyright © 2010 - 2014 Grass Valley K.K.
All rights reserved.
2
EDIUS XRE - ユーザーガイド
目次
1 ご確認
ご使用の前に・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 5
ご使用に当たっての留意事項・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 5
注意事項・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 6
同梱物のご確認・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 8
シリアルナンバーについて・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 8
本書について・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 8
2 概要
EDIUS XRE 概要・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 9
EDIUS XRE を構成する3つの要素・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 9
3 セットアップ
コントローラーまたはエンジンをインストールする・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 11
シリアルの認証(オンライン)を行う・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 12
シリアルの認証(オフライン)を行う・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 13
クライアントをインストールする・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 15
4 EDIUS XRE の設定
システム設定例・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 16
コントローラーの設定・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 17
XREController の設定・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 17
XRE Monitor(管理モード)の設定・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 18
エンジンの設定・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 20
コントローラーへの接続設定・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 20
プラグインの設定・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 23
クライアントの設定・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 24
XRE Monitor(クライアントモード)の設定・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 24
5 EDIUS XRE の操作
レンダリングジョブの依頼・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 26
クライアントでのプロジェクト作成時に確認しておきたいこと・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 26
クライアントからレンダリングジョブを依頼する・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 26
EDIUS XRE - ユーザーガイド3
XRE Monitor の操作・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 28
ジョブの状況を確認する・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
エラー通知について・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ジョブのプロパティを確認する・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
XRE Monitor(管理モード)でジョブの実行順位を並べ替える・ ・・・・・・・・・・・・・・・・
28
30
31
32
6 トラブルシューティング
MEMO・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 35
4
EDIUS XRE - ユーザーガイド
Section
ご確認
1
ご使用の前に
ご使用に当たっての留意事項
ご使用上の過失の有無を問わず、本製品の運用において発生した逸失利益を含む間接損害
に対するいかなる請求があったとしても、当社はその責任を負わないものとします。
製品本来の使用目的および、当社が推奨する使用環境下以外での本製品の動作保証は、一
切いたしかねます。また、CPU などを規格外でご使用の場合、本製品の動作保証は一切い
たしかねます。
本製品を使用して、他人の著作物(例:CD・DVD・ビデオプログラム等に収録されている、
あるいはラジオ・テレビ放送またはインターネット送信によって取得する音声・映像)を
録音・録画する場合の注意点は、下記の通りになります。
•著作物は、個人的にまたは家庭内その他これに準ずる限られた範囲内において使用する
ことを目的とするときで、その使用するものが複製または編集をする場合等を除き、そ
の複製または編集等が著作権を侵害することがあります。収録媒体等に示されている権
利者、または権利者団体等を介するなどの方法により、著作権者から許諾を受けて、複
製または編集等を行う必要があります。
•他人の著作物を許諾なく複製または編集等をして、これを媒体に固定して有償・無償を
問わず譲渡すること、またはインターネット等を介して有償・無償を問わず送信するこ
と(自己のホームページの一部に組込む場合も同じ)は、
著作権を侵害することになります。
•本製品を使用して作成・複製・編集される著作物またはその複製物につきましては、当
社は一切責任を負いかねますのであらかじめご了承ください
著作権侵害の可能性は、使用環境によって異なりますので、事前にお客様の顧問弁護士に
確認されることをお勧めいたします。
EDIUS XRE - ユーザーガイド5
Section 1 - ご確認
注意事項
⿓⿓ 絵表示について
本製品を安全に正しくお使いいただくために、以下の内容をよく理解してから本文をお読
みください。
警告
人が死亡または重傷を負う恐れのある内容を示しています。
注意
ケガをしたり財産に損害を受ける恐れのある内容を示しています。
⿓⿓ 絵表示の意味
この記号はしてはいけないことを表しています。
この記号はしなければならないことを表しています。
この記号は気をつける必要があることを表しています。
設置について
警告
本製品は安定した場所に設置してください。
本製品が倒れたりすると本製品の損傷やけがの原因となります。
温度が高くなるところに設置しないでください。
直射日光の当たるところや発熱する器具の近くなどに置くと火災や故障の原因
となります。また、本製品が変形、変色するおそれがあります。
湿気や油気の多い場所では使用しないでください。
回路がショートし、感電するおそれがあります。
アースは必ず取ってください。
感電の防止になります。
AC100V コンセント以外の電源には接続しないでください。
機器の破損の原因となります。
プラグは根元まで確実に差し込んでください。
差し込みが不完全な場合、感電や発熱による火災の原因となります。
たこ足配線はしないでください。
火災の原因となります。
ぬれた手でケーブルの脱着をしないでください。
感電および故障の原因となります。
プラグは定期的に清掃してください。
プラグにほこりなどがたまると、絶縁不良などにより火災の原因となります。
ケーブルの加工はしないでください。
ショートして火災や感電の原因となります。
6
EDIUS XRE - ユーザーガイド
ご使用の前に
注意
通風孔をふさがないでください。
筐体内部に熱がこもり、故障の原因となります。
極低温、極高温、高湿度の環境で使用しないでください。
機器を破損するおそれがあります。
ほこりが多い場所では使用しないでください。
ほこりが通風孔や内部につまると故障の原因となります。
長期間使用しない場合はコンセントを抜いてください。
火災の防止になります。
ケーブルを抜き差しする場合は、必ず根元のプラグを持ってください。
断線の防止となります。
ケーブルの上にものを載せないでください。
断線して火災の原因となります。
本製品を移動する場合は、必ず電源を切り、プラグを抜いてください。
電源を入れたまま移動すると故障の原因となります。
ケーブル類の設置場所にご注意ください。
ケーブル類に引っかかると本製品が転倒したり落下し、機器を破損するおそれ
があります。また、落下した本製品でけがをするおそれがあります。ケーブル
類を踏むと断線し、火災の原因となります。
製品付属のケーブル以外は使用しないでください。
火災や機器を破損するおそれがあります。
ご使用について
警告
煙が出たり、異臭が漂う場合は、すぐに電源を切りプラグを抜いてくだ
さい。
本製品が故障しています。そのまま使用していると、
爆発・火災の原因となります。
本製品が物理的・機械的に故障していると思われる場合は、すぐに
使用を中止してください。
そのまま継続して使用すると、爆発・火災の原因となります。
ぬれた手で機器に触れないでください。
感電および故障の原因となります。
注意
本製品の上に重いものを載せないでください。
筐体が変形するおそれがあります。
本製品の上に水などの入った容器や金属物を置かないでください。
水などがこぼれたり、クリップなどの異物が内部に入った場合、火災、感電の
原因となります。
EDIUS XRE - ユーザーガイド7
Section 1 - ご確認
本製品に衝撃を与えないでください。
破損の原因となります。
不用意に端子類に触れないでください。
故障や感電の原因となります。
お手入れの際は電源を切ってください。
接続する時やお手入れの際は電源プラグを抜いてください。感電や製品故障の
原因となります。お手入れの際は、シンナーなどの揮発性の溶剤を使用しない
でください。
同梱物のご確認
ご購入いただいた EDIUS XRE に以下のものが含まれているかをご確認ください。
•EDIUS XRE Installation DVD
•EDIUS XRE Client Installation CD
•シリアルナンバー
•EDIUS XRE ユーザーガイド(ダウンロード)
(本書)
シリアルナンバーについて
シリアルナンバーは、認証(シリアルナンバーの登録)を行う際に必要です。認証を行わ
ないと本ソフトウェアを使用することはできません。
シリアルナンバーを紛失された場合、いかなる理由においても再発行することはできませ
んので、厳重に管理してください。
本書について
本書は Ver.7.31 以降の EDIUS XRE を基に作成しています。Ver.7.31 より前のバージョン
の EDIUS XRE には該当しない部分があります。
8
EDIUS XRE - ユーザーガイド
Section
概要
2
EDIUS XRE 概要
EDIUS XRE は、EDIUS 編集端末で行われるファイル出力時のレンダリング処理を、ネッ
トワーク接続された外部の PC に行わせるためのシステムです。外部の PC にレンダリン
グ処理を行わせることで、EDIUS 編集端末ではファイル出力の完了を待つことなく、別の
プロジェクトをすぐに編集することができるようになります。
EDIUS XRE を構成する3つの要素
EDIUS 編集端末から依頼する個々のレンダリング処理を「レンダリングジョブ」と呼びま
す。EDIUS XRE では、次の 3 つに役割分担された PC がネットワークで接続され、レン
ダリングジョブを処理します。
⿆⿆クライアント
EDIUS がインストールされている編集端末です。コントローラーに対してレンダリング
ジョブを依頼します。
⿆⿆コントローラー
クライアントからレンダリングジョブの依頼を受けて、作業のできるエンジンを探し出
し、レンダリングジョブを振り分けます。コントローラーは定期的にエンジンと通信を行い、
エンジンからの応答がなくなった場合は、
そのエンジンに割り当てていたレンダリングジョ
ブを他のエンジンに割り当てて、再度実行させます。
⿆⿆エンジン
コントローラーから指示を受けて、レンダリングジョブを処理します。
ジョブの依頼
ジョブの管理
ジョブの実行
クライアント
コントローラー
エンジン
レンダリングジョブの処理状況は XRE Monitor アプリケーションで確認することができま
す。XRE Monitor をコントローラー上で起動した場合は、XRE Monitor(管理モード)と
なり、レンダリングジョブを実行する順番を並べ替えることができます。
EDIUS XRE - ユーザーガイド9
Section 2 - 概要
システム構成例
次の図は、EDIUS がインストールされている 4 台の PC をクライアントとし、1 台の PC
でコントローラーとエンジンを兼用し、レンダリング処理を行う場合を示しています。
Section 4 では、下図のようなシステム構成例に基づいて、EDIUS XRE の設定手順を説明
しています。
EDIUS XRE の設定▶ P16
Gigabit Ethernet
Fibre Channel
Client
Server
K2 SUMMIT 3G
PRODUCTION SERVER
K2
MEDIA SERVER
コントローラー / エンジン
Storage
K2
SAS STORAGE
K2
SAS STORAGE
K2
SAS STORAGE
Fibre Channel Switch
クライアント
ご注意
10
クライアント
Gigabit Ethernet Switch
クライアント
クライアント
• EDIUS XRE Ver.7.31 以降では、EDIUS XRE のサービス化に対応してい
ますが、EDIUS XRE の全ての機能を使用するには、インストール時に
設定した Administrator 権限を持つユーザーでログオンしておく必要が
あります。
• クライアントに搭載されている EDIUS は、EDIUS XRE と同世代のもの
に揃える必要があります。異なる世代の EDIUS では、レンダリング処理
が正常に行われない場合があります。また、クライアントとエンジンの
間で、サードパーティー製プラグインやタイトル用フォントなどの差異
がある場合も、レンダリング処理が正常に行われない場合があります。
• GV STRATUS との連携には別途オプションが必要です。
EDIUS XRE - ユーザーガイド
Section
セットアップ
3
コントローラーまたはエンジンをインストールする
コ ン ト ロ ー ラ ー ま た は エ ン ジ ン と し て 使 用 す る PC に、XREController ま た は
GVRenderEngine をインストールします。
ご注意
• EDIUS Workgroup Server と接続して使用する場合は、SAN 環境を構築
する必要があります(SAN KIT が必要です)
。
SAN KIT の設定等については、EDIUS Workgroup Server 付属のマニュ
アルを参照してください。
• インストールを始める前に、常駐ソフトウェアを含む他のすべてのアプ
リケーションソフトウェアを終了してください。
• Administrator 権限(PC の管理者など)を持つアカウントでインストー
ル作業を行ってください。
• EDIUS がインストールされている PC には XREControllerService または
GVRenderEngineService をインストールできません。
1
EDIUS XRE Installation DVD を DVD ドライブにセットし、XREServer_7.xx_
2
セットアップウィザードに従い、インストールを進める
xxxx_Setup.exe をダブルクリックする
3 〈ライセンス契約書〉に同意される場合は、[同意する]をクリックする
POINT
•[キャンセル]をクリックすると、インストールを中止します。使用許諾
契約に同意いただけない場合は、インストールを中止し、書面にて当社
カスタマーサポートまでご連絡ください。
ご注意
• ライセンス契約書は、内容をスクロールさせ、必ずすべての条項をお読
みください。
4 〈User Name〉、〈Password〉を入力し、[次へ]をクリックする
EDIUS XRE はサービスとしてインストールされるので、Administrator 権限を持つ PC の
アカウント情報が必要です。
ご注意
• アカウント情報を変更した場合は、EDIUS XRE の再インストールが必
要です。
EDIUS XRE - ユーザーガイド11
Section 3 - セットアップ
5
インストールするコンポーネントにチェックを入れ、
[次へ]をクリックする
コントローラーをインストールする場合:XREController を選択
エンジンをインストールする場合:GVRenderEngine を選択
(1 台 の PC で コ ン ト ロ ー ラ ー と エ ン ジ ン を 兼 用 す る こ と も で き ま す。 そ の 場 合 は、
XREController と GVRenderEngine の両方を選択してください。
)
XREController または GVRenderEngine のインストールが開始されます。
6 〈Restart〉をクリックする
PC が再起動し、インストールが完了します。本製品はサービスとしてインストールされ
るので、PC の再起動後、
自動的に起動します。初回インストール時はシリアルの認証を行っ
ていないため、Windows のアプリケーションとサービスログにある XRE のログに、シリ
アルが未認証のエラーメッセージが表示されます。
ご注意
• クライアントとして使用する PC に以下のものがインストールされてい
る場合は、エンジンとして使用する PC にもインストールしておく必要
があります。
-- サードパーティー製プラグイン
-- タイトル用フォント
シリアルの認証(オンライン)を行う
インストール完了後に認証(シリアルナンバーの登録)を行います。認証には、インターネッ
ト接続環境が必要です。認証を行なわないとインストールされた機能は使用できません。
ご注意
• シリアルの認証は GVRenderEngineService をインストールした PC での
み必要です。
〈すべてのプログラム〉
→
〈Grass Valley〉
→
〈Serial
1 〈スタート〉メニューをクリックし、
number registration〉をクリックする
2
シリアルナンバーを入力し、
[OK]をクリックする
アクティベーションは完了です。
POINT
12
• オフライン環境でのシリアルナンバー登録も可能です。
シリアルの認証(オフライン)を行う▶ P13
EDIUS XRE - ユーザーガイド
シリアルの認証(オフライン)を行う
シリアルの認証(オフライン)を行う
インストールした PC がインターネット接続されていない場合は、他のインターネット接続
環境にある PC でアクティベーションを行うオフライン認証でアクティベーションを完了さ
せてください。
ご注意
1
• シリアルの認証は GVRenderEngineService をインストールした PC での
み必要です。
USB メモリーを GVRenderEngineService がインストールされた PC の空いてい
る USB ポートに接続する
2 〈スタート〉メニューをクリックし、〈すべてのプログラム〉、〈Grass Valley〉、〈GV
LicenseManager〉をクリックする
3
GV LicenseManager の起動後、メニューの [ オフラインでの認証 ID ファイルの生
4
シリアルナンバーを記入し、[OK] ボタンをクリックする
5
USB メモリーを出力先に選択し、[OK] ボタンをクリックする
6
[OK] ボタンをクリックする
7
USB メモリーを PC から取り外し、インターネット接続環境にある Windows PC
8
USB メモリーの ID ファイルを出力したフォルダを開き、[GVActivation] をダブル
9
[ はい ] ボタンをクリックする
成 ] ボタンをクリックする
に接続する
クリックする
EDIUS XRE - ユーザーガイド13
Section 3 - セットアップ
ボタンをクリックする
10[OK]
11 USB メモリーを Windows PC から取り外し、GVRenderEngineService がイン
ストールされている PC に接続する
12 GV LicenseManager メニューの [ オフラインでの認証 認証ファイルの登録 ] ボタ
ンをクリックする
13 USB メモリーの ID ファイルを出力したフォルダにある response.XML を選択し、
[ 開く ] ボタンをクリックする
ボタンをクリックする
14[OK]
15 登 録 さ れ た ラ イ セ ン ス 一 覧 に 表 示 さ れ る の で、[ × ] ボ タ ン を ク リ ッ ク し、GV
LicenseManager を終了する
14
EDIUS XRE - ユーザーガイド
クライアントをインストールする
クライアントをインストールする
クライアントとして使用する PC に、XREClientService をインストールします。
POINT
• EDIUS(Ver.7.0 以降)がインストールされていない場合、XRE Monitor
(クライアントモード)のみがインストールされます。
ご注意
• EDIUS Workgroup Server と接続して使用する場合は、SAN 環境を構築
する必要があります(SAN KIT が必要です)
。
SAN KIT の設定等については、EDIUS Workgroup Server 付属のマニュ
アルを参照してください。
• インストールを始める前に、常駐ソフトウェアを含む他のすべてのアプ
リケーションソフトウェアを終了してください。
• Administrator 権限(PC の管理者など)を持つアカウントでインストー
ル作業を行ってください。
1
EDIUS XRE Client Installation CD を ド ラ イ ブ に セ ッ ト し、XREClient_7.xx_
xxxx_Setup.exe をダブルクリックする
2 [次へ]をクリックする
3 〈デスクトップにショートカットを作成する〉にチェックを入れ、[インストール]を
クリックする
XREClientService のインストールが開始されます。
4 〈今すぐコンピュータを再起動します。〉を選び、[完了]をクリックする
PC が再起動します。インストールは完了です。
EDIUS XRE - ユーザーガイド15
Section
EDIUS XRE の設定
4
EDIUS XRE の設定を開始する前に、コントローラー/エンジン/クライアントをイーサ
ネット経由でネットワーク接続してください。
ご注意
• EDIUS XRE システムでは、PC 間で TCP/IP による通信を行うので、そ
のための IP アドレスやポート番号を設定しておく必要があります。
システム設定例
このセクションでは、次のようなシステム設定例にしたがって手順を説明します。
コントローラー / エンジン用 PC
⿆⿆コントローラー設定
(コンピューター名:XREServer1、IP アドレス:172.25.90.161 とします)
プロジェクト
フォルダー
ネットワーク上の共有フォルダ(任意のフォルダー名)
ポート
1223(デフォルト)
履歴を保持する
日数
30(デフォルト)
⹄⹄\\XREServer1\XRE_Controller_Project_Folder
⿆⿆エンジン設定
ノード名
Engine1(任意の名前)
サーバー設定
名前
Controller1(任意の名前)
アドレス
「XREServer1」(コントローラーがインストールされている PC の
コンピューター名)または「172.25.90.161」
ポート
1223(デフォルト)
クライアント用 PC
⿆⿆クライアント設定(すべてのクライアントで共通設定)
サーバー設定
名前
Controller1(任意の名前)
アドレス
「XREServer1」(コントローラーがインストールされている PC の
コンピューター名)または「172.25.90.161」
ポート
1223(デフォルト)
16
EDIUS XRE - ユーザーガイド
コントローラーの設定
コントローラーの設定
XREController の設定
コントローラーとして使用する PC で、レンダリングジョブ情報を保存する「プロジェク
トフォルダー」の場所やポートについて設定します。
1 〈スタート〉メニューをクリックし、〈すべてのプログラム〉→〈Grass Valley〉→
〈XREAdminConsole〉をクリックする
〈XREAdminConsole〉ダイアログが表示されます。
⿓⿓〈XREAdminConsole〉ダイアログ
XREController
ご注意
2
プロジェクトフォルダーの設定など、コントローラーの設
定を行うことができます。
• GVRenderEngine、Plug-in は、 エ ン ジ ン の 設 定 で す。 上 記 の よ
う に コ ン ト ロ ー ラ ー と エ ン ジ ン の 両 方 を イ ン ス ト ー ル し た 場 合 は、
XREAdminConsole 上で GVRenderEngine と Plug-ins も選択できるよう
になります。
エンジンの設定▶ P20
XREController アイコンをダブルクリックする
〈XREController 設定〉ダイアログが表示されます。
⿓⿓〈XREController
設定〉ダイアログ
プロジェクトフォル
ダー
[参照]をクリックして、レンダリングジョブの情報を保
存する場所を指定します。
ポート
ポート番号を入力します。デフォルトの設定値は 1223 です。
履歴を保持する日数
レンダリングジョブの履歴を保持する日数を設定します。
デフォルトの設定値は 30 日です。
サービス
Windows のサービス設定ウィンドウが起動します。
EDIUS XRE - ユーザーガイド17
Section 4 - EDIUS XRE の設定
ご注意
3
• ポート番号にはファイアウォールでブロックされていないポート番号を
指定する必要があります。ベース PC の標準設定ではファイアウォール
はオフになっています。
• ファイアウォールをオンにして運用しているシステムでは、ファイア
ウォールの設定を変更して希望するポート番号のブロックを解除する必
要があります。
• 他のプログラムで使用されているポート番号を指定すると、正常動作し
ない可能性がありますので、他に使用されていないポート番号を指定す
る必要があります。
プロジェクトフォルダーを指定し、[OK]をクリックする
POINT
• 指定したプロジェクトフォルダーに読み取り専用属性とシステム属性を
設定すると、ユーザーによってプロジェクトフォルダーが誤って削除さ
れるといったトラブルを回避できます。コマンドプロンプトの Attrib コ
マンドを使用して、フォルダー属性を変更します。
ご注意
• プロジェクトフォルダーは、コントローラー/エンジン/クライアント
のすべての PC から参照でき、エクスプローラーのアドレス表示が同一
になるフォルダーを指定する必要があります。
4
各項目を設定し、
[OK]をクリックする
続いて、XRE Monitor(管理モード)を設定します。
XRE Monitor(管理モード)の設定
管理モードの XREMonitor では、レンダリングジョブの管理を行うことができます。コン
トローラーで使用できる XREMonitor は管理モードとなり、エンジンやクライアントで使
用できる XREMonitor とは異なります。
1 〈スタート〉メニューをクリックし、〈すべてのプログラム〉→〈Grass Valley〉→
〈XREMonitor〉をクリックする
2 [設定]をクリックする
その他の方法
•メニューバーの〈設定〉をクリックします。
3 〈設定〉のツリーをクリックし、〈サーバー設定〉をクリックする
4 [追加]をクリックする
18
EDIUS XRE - ユーザーガイド
コントローラーの設定
〈サーバー設定〉ダイアログが表示されます。
⿓⿓〈サーバー設定〉ダイアログ
名前
コントローラーの名前を入力します。
アドレス
コントローラーとして使用する PC のコンピューター名、
または IP アドレスを入力します。
ポート
ポート番号を入力します。デフォルトの設定値は 1223 です。
ご注意
5
• ポート番号にはファイアウォールでブロックされていないポート番号を
指定する必要があります。ベース PC の標準設定ではファイアウォール
はオフになっています。
• ファイアウォールをオンにして運用しているシステムでは、ファイア
ウォールの設定を変更して希望するポート番号のブロックを解除する必
要があります。
• 他のプログラムで使用されているポート番号を指定すると、正常動作し
ない可能性がありますので、他に使用されていないポート番号を指定す
る必要があります。
各項目を設定し、
[OK]をクリックする
6 [適用]をクリックする
EDIUS XRE - ユーザーガイド19
Section 4 - EDIUS XRE の設定
POINT
• 設定を変更したい場合は、〈サーバー設定〉の一覧からコントローラーを
選び、
[編集]をクリックします。
• 設定を削除したい場合は、〈サーバー設定〉の一覧からコントローラーを
選び、
[削除]をクリックします。
続いて、〈エラー通知〉を設定します。
7 〈設定〉のツリーをクリックし、〈エラー通知〉をクリックする
⿓⿓〈エラー通知〉
(管理モード)ダイアログ
エラー通知設定
リストから〈全てのエラーを通知〉または〈エラー通知なし〉
を選びます。〈全てのエラーを通知〉を選んだ場合は、コン
トローラーが各エンジンに指示しているすべてのレンダリ
ングジョブに関するエラーが通知されます。
※ XRE Monitor 管理モードでは、〈自分のジョブに関する
エラーのみ通知する〉は無効です。
エラー通知について▶ P30
エラー時に警告音(ビー
プ音)を出す
チェックを入れると、エラー通知時にビープ音を出します。
8
各項目を設定し、
[OK]をクリックする
エンジンの設定
コントローラーへの接続設定
エンジンとして使用する EDIUS XRE システム用 PC で、コントローラーへの接続設定を
行います。
ご注意
• あらかじめ、接続先のコントローラーを起動しておく必要があります。
コントローラーの設定▶ P17
1 〈スタート〉メニューをクリックし、〈すべてのプログラム〉→〈Grass Valley〉→
〈XREAdminConsole〉をクリックする
〈XREAdminConsole〉ダイアログが表示されます。
20
EDIUS XRE - ユーザーガイド
エンジンの設定
⿓⿓〈XREAdminConsole〉ダイアログ
GVRenderEngine
コントローラーへの接続設定など、エンジンの設定を行うこ
とができます。
Plug-in
エンジンで使用するインポーター / エクスポーター設定やエ
フェクトなど、プラグインの設定を行うことができます。
ご注意
2
• XREController は、コントローラーの設定です。上記のようにコントロー
ラーとエンジンの両方をインストールした場合は、XREAdminConsole
上で XREController も選択できるようになります。
コントローラーの設定▶ P17
GVRenderEngine アイコンをダブルクリックする
〈GVRenderEngine 設定〉ダイアログが表示されます。
⿓⿓〈GVRenderEngine
設定〉ダイアログ
ノード名
エンジンの名前です。任意の名前を入力します。
接続テスト
コントローラーとの接続設定をテストします。
設定
接続するコントローラーを管理します。
サービス
Windows のサービス設定ウィンドウが起動します。
3 〈ノード名〉にエンジンの名前を入力する
4 [設定]をクリックする
〈設定〉ダイアログが表示されます。
EDIUS XRE - ユーザーガイド21
Section 4 - EDIUS XRE の設定
5 [追加]をクリックする
〈サーバー設定〉ダイアログが表示されます。
⿓⿓〈サーバー設定〉ダイアログ
〈サーバー設定〉ダイアログ▶ P19
6
各項目を設定し、
[OK]をクリックする
〈設定〉ダイアログが表示されます。
7 [適用]をクリックし、[OK]をクリックする
POINT
8
22
• 設定を変更したい場合は、〈サーバー設定〉の一覧からコントローラーを
選び、
[編集]をクリックします。
• 設定を削除したい場合は、〈サーバー設定〉の一覧からコントローラーを
選び、
[削除]をクリックします。
• 接続先を追加する場合は、手順 5 ~ 6 の操作を繰り返します。
リストから接続するコントローラーを選び、
〈接続テスト〉をクリックする
EDIUS XRE - ユーザーガイド
エンジンの設定
「成功」というメッセージが表示されると接続完了です。
9
[OK]をクリックする
プラグインの設定
必要に応じて、プラグイン設定を行います。
1
XREAdminConsole にある Plug-in アイコンをダブルクリックする
〈設定〉ダイアログが表示されます。
⿓⿓〈設定〉ダイアログ
プラグインについて詳しくは、EDIUS リファレンスマニュアルを参照してください。
ご注意
• EDIUS 編集端末とエンジンとして使用する端末のプラグインはすべて同
じ環境にしておく必要があります。プラグイン環境が異なると、エラー
が発生したり、正しく出力されない場合があります。
2
ツリーをクリックし、設定する項目をクリックする
3
各項目を設定し、
[OK]をクリックする
[適用]をクリックすると、続けて他の項目を設定することができます。
EDIUS XRE - ユーザーガイド23
Section 4 - EDIUS XRE の設定
クライアントの設定
XRE Monitor(クライアントモード)の設定
クライアントとして使用する PC で、コントローラーへの接続設定を行います。
EDIUS がインストールされていない PC で、XRE Monitor のみを使用する場合も同様に設
定を行ってください。
ご注意
1
• あらかじめ、接続先のコントローラーを起動しておく必要があります。
コントローラーの設定▶ P17
デスクトップの XRE Monitor アイコンをダブルクリックする
その他の方法
•
〈スタート〉メニューをクリックし、
〈すべてのプログラム〉→〈Grass Valley〉→
〈XREMonitor〉をクリックします。
2 [設定]をクリックする
その他の方法
•メニューバーの〈設定〉をクリックします。
3 〈設定〉のツリーをクリックし、〈サーバー設定〉をクリックする
4 [追加]をクリックする
〈サーバー設定〉ダイアログが表示されます。
〈サーバー設定〉ダイアログ▶ P19
5
各項目を設定し、
[OK]をクリックする
6 [適用]をクリックする
24
EDIUS XRE - ユーザーガイド
クライアントの設定
POINT
• 設定を変更したい場合は、〈サーバー設定〉の一覧からコントローラーを
選び、
[編集]をクリックします。
• 設定を削除したい場合は、〈サーバー設定〉の一覧からコントローラーを
選び、
[削除]をクリックします。
• 接続先を追加する場合は、手順 4 ~ 5 の操作を繰り返します。
続いて、〈エラー通知〉を設定します。
7 〈設定〉のツリーをクリックし、〈エラー通知〉をクリックする
⿓⿓〈エラー通知〉
(クライアントモード)ダイアログ
エラー通知設定
エラー時に警告音(ビー
プ音)を出す
8
リストから通知するエラーについて選びます。
〈全てのエラーを通知〉を選んだ場合は、コントローラーが
各エンジンに指示している全てのレンダリングジョブに関
するエラーが通知されます。
〈自分のジョブに関するエラーのみ通知〉を選んだ場合は、
このクライアント自身が依頼したレンダリングジョブに関
するエラーのみが通知されます。
〈エラー通知なし〉を選んだ場合は、エラー通知を行いま
せん。
エラー通知について▶ P30
チェックを入れると、エラー通知時にビープ音を出します。
各項目を設定し、
[OK]をクリックする
EDIUS XRE - ユーザーガイド25
Section
EDIUS XRE の操作
ご注意
5
• EDIUS XRE システムは Windows 標準のリモートデスクトップでは使用
できません。
• あらかじめ、Section 4 の手順にしたがって EDIUS XRE を設定しておく
必要があります。
• EDIUS 7 対 応 の EDIUS XRE へ、 前 バ ー ジ ョ ン の EDIUS か ら レ ン ダ
リ ン グ ジ ョ ブ を 登 録 す る 場 合、 動 作 の 保 証 は い た し か ね ま す。 ま た、
EDIUS 7 から前バージョンの EDIUS XRE へレンダリングジョブを登録
することはできません。
レンダリングジョブの依頼
クライアントでのプロジェクト作成時に確認しておきたいこと
クライアントで EDIUS のプロジェクトファイルを編集する時には以下の内容をご確認く
ださい。
プロジェクトファイルの保存先について
EDIUS XRE システムのプロジェクトファイルの保存先は、コントローラー/エンジン/
クライアントのすべての PC から参照でき、エクスプローラーのアドレス表示が同一にな
るフォルダーを指定してください。
プロジェクトファイルの作成について詳しくは、EDIUS リファレンスマニュアルを参照し
てください。
編集に使用する素材の参照先について
タイムラインに配置する個々のクリップ(素材ファイル)は、コントローラー/エンジン
/クライアントのすべての PC から参照でき、エクスプローラーのアドレス表示が同一に
なるフォルダーを参照するようにしてください。
レンダリングジョブを登録する際、オフラインクリップ(部分オフラインクリップを含む)
がある場合は、〈オフラインクリップの復元と転送〉ダイアログが表示されます。オフライ
ンクリップの復元について詳しくは、EDIUS リファレンスマニュアルを参照してください。
クライアントからレンダリングジョブを依頼する
クライアント(各 EDIUS 編集端末)で編集したプロジェクトをファイル出力するときに、
コントローラーへレンダリングジョブを依頼します。
ご注意
26
• コントローラー/エンジンが起動していることを確認してください。
コントローラーの設定▶ P17
コントローラーへの接続設定▶ P20
• 持ち出し編集中は、チェックアウト元/チェックアウト先のどちらのプ
ロジェクトファイルからも、レンダリングジョブの登録はできません。
• EDIUS XRE での出力は〈バッチエクスポート〉には対応していません。
EDIUS XRE - ユーザーガイド
レンダリングジョブの依頼
1
レコーダーの[エクスポート]をクリックし、
〈ファイルへ出力〉をクリックする
〈ファイルへ出力〉ダイアログが表示されます。
その他の方法
•メニューバーの〈ファイル〉をクリックし、
〈書き出し〉→〈ファイルに出力〉をクリッ
クします。
•ファイルに出力:
[F11]
2
エクスポーターを選び、出力の設定をする
ファイルへ出力する設定について詳しくは、EDIUS リファレンスマニュアルを参照してく
ださい。
3 〈XRE〉にチェックを入れ、〈サーバー〉、〈優先度〉を設定する
サーバー
優先度
コメント
リストをクリックして、レンダリングジョブを依頼する
XRE Controller を選びます。
レンダリングジョブを実行する順番において、優先度を
〈高〉、
〈通常〉、
〈低〉から選びます。〈高〉に設定しているほど、
優先的に処理を行います。
コメントを入力できます。
EDIUS XRE - ユーザーガイド27
Section 5 - EDIUS XRE の操作
POINT
•〈サーバー〉にコントローラーの名前が表示されない場合は、コントロー
ラーの設定をやりなおしてください。
XRE Monitor(管理モード)の設定▶ P18
XRE Monitor(クライアントモード)の設定▶ P24
4 [出力]をクリックする
5
出力内容を設定する
エクスポーターによって、設定する内容は異なります。
6
ファイル名を入力して出力先を指定し、
[保存]をクリックする
ご注意
• 出力先は、コントローラー/エンジン/クライアントのすべての PC か
ら参照でき、エクスプローラーのアドレス表示が同一になるフォルダー
を指定する必要があります。
レンダリングを開始します。レンダリングジョブの進行状況は、XRE Monitor で確認でき
ます。
ジョブの状況を確認する▶ P28
POINT
• EDIUS XRE に関する設定を含めたプリセットエクスポーターを登録
することができます。プリセットエクスポーターについて詳しくは、
EDIUS リファレンスマニュアルを参照してください。
XRE Monitor の操作
XRE Monitor はレンダリングジョブの進行状況、およびジョブ履歴を確認するためのソフ
トウェアです。コントローラー上で起動している場合は、
「管理モード」となり、クライ
アント上で起動している場合は、「クライアントモード」となります。
「管理モード」では、
レンダリングジョブを実行する順番を並べ替えることができます。
ジョブの状況を確認する
1
デスクトップの XRE Monitor アイコンをダブルクリックする
XRE Monitor が起動中で、タスクトレイに XRE Monitor アイコンがある場合は、アイコ
ンを右クリックし、〈XRE モニターを開く〉をクリックします。
その他の方法
•
〈スタート〉メニューをクリックし、
〈すべてのプログラム〉→〈Grass Valley〉→
〈XREMonitor〉をクリックします。
28
EDIUS XRE - ユーザーガイド
XRE Monitor の操作
⿓⿓〈XRE
Monitor〉ダイアログ
(3)
(4)
(5)
(6)
(7)
(8)
(9)
(10)
(17)
(11)
(1)
(12)
(2)
(13)
(14)
(15)
(16)
(1) メニューバー
表内 (2) ~ (11) の操作をメニューバーから行うこともできま
す。
(2) 再開※
〈ジョブ一覧(上)
〉から一時停止中または停止中のジョブ
を選んでクリックすると、ジョブを再開します。
(3) 一時停止※
〈ジョブ一覧(上)
〉から選択したジョブを一時停止します。
(4) 停止
〈ジョブ一覧(上)
〉から選択したジョブを停止します。
(5) キャンセル※
〈ジョブ一覧(上)
〉から選択したジョブをキャンセルします。
キャンセルしたジョブは、
〈ジョブ一覧(下)
〉へ移動します。
(6) 再実行※
〈ジョブ一覧(下)
〉から選択した実行済みジョブを再実行
します。
(7) プロパティ
〈ジョブ一覧(上)〉または〈ジョブ一覧(下)〉から選択し
たジョブのプロパティを表示します。
ジョブのプロパティを確認する▶ P31
※
ジョブの並び替え
(管理モードのみ)
ジョブの並び替えのオン/オフを切り替えます。
XRE Monitor(管理モード)でジョブの実行順位を並べ替
える▶ P31
ジョブの順位を上
(9) げる
(管理モードのみ)
〈ジョブ一覧(上)
〉から選択したジョブの実行順位を上げ
ます。
XRE Monitor(管理モード)でジョブの実行順位を並べ替
える▶ P32
ジョブの順位を下
(10) げる
(管理モードのみ)
〈ジョブ一覧(上)
〉から選択したジョブの実行順位を下げ
ます。
XRE Monitor(管理モード)でジョブの実行順位を並べ替
える▶ P32
(11) 設定
〈サーバー設定〉
、
〈エラー通知〉を設定します。
XRE Monitor(管理モード)の設定▶ P18
XRE Monitor(クライアントモード)の設定▶ P24
(8)
(12) サーバー
現在接続中のコントローラーが表示されています。リスト
をクリックすると、接続先として登録しているコントロー
ラー一覧が表示され、ジョブの状況を確認したいコントロー
ラーに切り替えることができます。
(13) ジョブ一覧(上)
アクティブなジョブと実行待ちのジョブを表示します。
EDIUS XRE - ユーザーガイド29
Section 5 - EDIUS XRE の操作
表示するジョブ履歴の種類を選びます。すべてのジョブ履
歴を表示させるには、両方をクリックします。
(14) エラー/情報
エラー
クリックすると、エラーの発生したジョブのみを表示します。
情報
クリックすると、エラー以外のジョブ(成功したジョブ、
およびキャンセルしたジョブ)を表示します。
(15) 絞込
キーワードを入力して、〈ジョブ一覧(下)〉の絞込検索を
行います。
(16) ジョブ一覧(下)
実行済みジョブの履歴を表示します。
成功したジョブには
、エラーが発生したジョブには
、
キャンセルしたジョブには
が表示されます。
履歴を保持する日数は、XREController で設定できます。
コントローラーの設定▶ P17
(17) 閉じる
〈XRE Monitor〉ダイアログを閉じます。
※クライアントモードでは、自身が依頼したジョブに関する操作のみ有効です。
POINT
•〈ジョブの並び替え〉がオフの場合、
〈ジョブ一覧(上)
〉の項目名をクリッ
クするごとに、昇順、降順にソートすることができます。〈ジョブの並び
替え〉がオンの場合はソートできません。〈ジョブ一覧(下)〉は〈ジョ
ブの並び替え〉オン/オフに関係なくソート可能です。
• 表示する項目をカスタマイズできます。項目名を右クリックし、表示さ
せる項目にチェックを入れます。
エラー通知について
レンダリング処理中にエラーが発生した場合は、XRE Monitor を通じて、各 PC に通知さ
れます。タスクトレイ付近にエラーメッセージが表示されます。
エラーメッセージをクリックすると、メッセージは消えます。
POINT
30
• 通知するエラーの対象を確認、変更することができます。
XRE Monitor(管理モード)の設定▶ P18
XRE Monitor(クライアントモード)の設定▶ P24
• エラーの詳細は通知されません。
〈XRE Monitor〉ダイアログの〈ジョブ
一覧(下)〉で確認します。エラーが発生したジョブには
がついてい
ます。
〈XRE Monitor〉ダイアログ▶ P29
EDIUS XRE - ユーザーガイド
XRE Monitor の操作
ジョブのプロパティを確認する
[プロパティ]をクリッ
1 〈ジョブ一覧(上)〉または〈ジョブ一覧(下)〉からジョブを選び、
クする
その他の方法
•
〈ジョブ一覧(上)
〉または〈ジョブ一覧(下)
〉からジョブを選び、メニューバーの〈操
作〉→〈プロパティ〉をクリックします。
•
〈ジョブ一覧(上)〉または〈ジョブ一覧(下)
〉からジョブを選んで右クリックし、
〈プ
ロパティ〉をクリックします。
•
〈ジョブ一覧(上)
〉または〈ジョブ一覧(下)
〉からジョブをダブルクリックします。
⿓⿓〈ジョブのプロパティ〉
⿆〈一般〉タブ
⿆
POINT
•〈ジョブ一覧(上)
〉にあるジョブは〈名前〉
、
〈優先度〉、
〈コメント〉を
設定できます。
• XRE Monitor(管理モード)ではすべてのジョブの〈名前〉
〈優先度〉、
、
〈コ
メント〉を変更できます。クライアント上では、クライアント自身が依
頼したジョブの〈名前〉
、
〈優先度〉
、
〈コメント〉のみを変更できます。
•〈ジョブ一覧(下)
〉にあるジョブのプロパティは変更できません。
〈ジョ
ブ一覧(下)〉のジョブのプロパティを表示している場合は、ダイアログ
のキャプションに〈履歴〉と表示されます。
EDIUS XRE - ユーザーガイド31
Section 5 - EDIUS XRE の操作
⿆〈詳細〉タブ
⿆
または
をクリックして、現在プロパティを表示しているジョブの 1 つ上または 1
つ下のプロパティを表示できます。
XRE Monitor(管理モード)でジョブの実行順位を並べ
替える
ご注意
• XRE Monitor(クライアントモード)では、ジョブの実行順位を並べ替
えることはできません。
1 [ジョブの並び替え]をクリックしてオンにする
クリックするたびにオン/オフが切り替わります。
オンに設定している場合は、ジョブの並べ替えができます。オフの場合は、並べ替えの操
作ができなくなり、アイコンに斜線が入ります。
⹄⹄オフに設定した場合
POINT
• ジョブの並べ替えが有効になっている場合は、ジョブを実行する順番に
ソートされます。
その他の方法
•メニューバーの〈操作〉→〈ジョブの並び替え〉をクリックします。ジョブの並べ替え
が有効な場合はチェックが付きます。
•
〈ジョブ一覧(上)〉または〈ジョブ一覧(下)
〉からジョブを右クリックし、〈ジョブの
並び替え〉をクリックします。ジョブの並べ替えが有効な場合はチェックが付きます。
2 〈ジョブ一覧(上)〉からジョブを選び、[ジョブの順位を上げる]または[ジョブの順
位を下げる]をクリックする
32
EDIUS XRE - ユーザーガイド
XRE Monitor の操作
その他の方法
•
〈ジョブ一覧(上)〉からジョブを選び、メニューバーの〈操作〉→〈ジョブの順位を上
げる〉または〈ジョブの順位を下げる〉をクリックします。
•
〈ジョブ一覧(上)
〉からジョブを選んで右クリックし、
〈ジョブの順位を上げる〉また
は〈ジョブの順位を下げる〉をクリックします。
•
〈ジョブ一覧(上)
〉からジョブを選び、
上方向または下方向にドラッグ&ドロップします。
EDIUS XRE - ユーザーガイド33
Section
トラブルシューティング
6
⿓⿓ レンダリングジョブが開始されない場合、以下のことを確認してください。
コントローラーおよびエンジンを起動していますか?
コントローラーの設定▶ P17
エンジンの設定▶ P20
素材ファイルをローカル PC においていませんか?
クライアントでのプロジェクト作成時に確認しておきたいこと▶ P26
複数のコントローラーを登録している場合、クライアントとエンジンは同
一のサーバーを選んでいますか?
コントローラーへの接続設定▶ P20
XRE Monitor(クライアントモード)の設定▶ P24
34
EDIUS XRE - ユーザーガイド
MEMO
EDIUS XRE - ユーザーガイド35