さいたま市インフルエンザ週報(速報)

平成 28 年 2 月 24 日
さいたま市インフルエンザ週報(速報)
2015-2016 年シーズン 第 7 週(2 月 15 日~2 月 21 日)
1 市内のインフルエンザ患者報告状況
(人)
定点医療機関(小児科 27 ヶ所、内科 14 ヶ所)
インフルエンザ週別・年齢階級別報告数
2500
0~9
からの患者報告数は 1,649 人、定点当たり報告数
10~19
20~39
40~59
60歳以上
患者報告数
2000
は先週の 47.12 人から 40.22 人となりました。先週
に引き続き、流行警報開始基準値(定点当たり 30
1500
人)を超えており、市内で大きな流行が継続してい
1000
るものとみられます。2 月に入り、インフルエンザ
ウイルスによる急性脳炎の報告が 3 件あります。
500
基幹定点医療機関(1 ヶ所)からのインフルエンザ
0
による入院患者の報告が 4 人ありました。
4週
5週
6週
7週
埼玉県内の定点当たり報告数は 40.59 人です。
(人)
週別定点当たり患者報告数
70
定
点
当
た
り
報
告
数
60
50
40
30
20
10
0
36
39
42
45
48
2010-2011年
51
1
4
2011-2012年
7
10
2012-2013年
13
16
2013-2014年
19
22
25
2014-2015年
28
31
34
週
2015-2016年
2 インフルエンザ様疾患による学級閉鎖等
第 7 週は、学級閉鎖 59 学級(33 校)の報告がありました。
なお、第 8 週は 2 月 23 日現在、学年閉鎖 2 学年(2 校)、学級閉鎖 22 学級(18 校)の報告があります。
3 市内病原体定点等からのインフルエンザ検体ウイルス検出状況
インフルエンザ検体のウイルス検出状況(2016年第7週)
インフルエンザウイルス
検体数 陽性数
検体採取週 (患者数) (患者数) AH1pdm
B山形 Bビクトリ
09 1)
15年第36週
~16年第3週
2016年 第 4週
第 5週
第 6週 2 )
第 7週
A香港
系統
ア系統
市内で直近の 4 週間(第 4 週~第 7 週)に採
取された 33 検体から、AH1pdm09 が 24 件、B
型ビクトリア系統が 7 件、B型山形系統が 1 件、
A香港型が 1 件検出(PCR)されました(同一検
21
21
13
2
1
5
8
14
7
4
8
12
7
4
6
9
7
2
1
0
0
0
1
0
0
0
0
3
2
2
合計
54
52
37
3
2
12
1) 2009年に発生した新型インフルエンザの原因となったウイルス
2) 同一検体から、AH1pdm09とB型ビクトリア系統を2件検出
体から 2 種類のウイルス検出の 2 検体を含
む)。
国立感染症研究所ウイルス分離・検出速報
(2 月 19 日作成版)によれば、第 3 週~第 6 週
に、全国で検出されたインフルエンザウイルス
は AH1pdm09 が 518 件(57.0%)、B型が 318
件(34.9%)、A香港型が 74 件(8.1%)でした。
※病原体定点の先生方には、引き続き検体採取のご協力をお願いします。
★「さいたま市インフルエンザ週報」は、原則として患者報告が定点当たり 1 人を超えた際に作成しています。
★平成 28 年 2 月 23 日午後 1 時現在の速報です。後日データの修正をすることがあります。
さいたま市健康科学研究センター(さいたま市感染症情報センター)TEL:048-840-2250 FAX:048-840-2267