平成20年11月4日 各 位 会 社 名 富 士 通 株 式 会 社 代表者

平成20年11月4日
各
位
会 社 名 富 士 通 株 式 会 社
代表者名 代表取締役社長 野副 州旦
(コード番号 6702 東証第1部)
問合せ先 広 報 I R 室 長
山田
悦朗
電話番号
03-6252-2175
当社によるシーメンスからの富士通・シーメンス・コンピューターズの株式買取について
当社は、平成20年10月29日開催の取締役会において、平成21年4月1日を株式買取日(予定)とし
て、Siemens AG(以下、「シーメンス」という。)との合弁会社Fujitsu Siemens Computers
(Holding) B.V.(以下、「富士通・シーメンス・コンピューターズ」という。)に関し、シーメンス
が持つ50%の株式の買取りを決議いたしました。これに伴い、富士通・シーメンス・コンピューター
ズは、株式買取日を以て、当社の持分法適用関連会社から完全子会社となります。本件株式の買取り
に係る契約をシーメンスと締結いたしましたので、下記のとおりお知らせいたします。
記
1.理由
当社とシーメンスは、平成11年10月1日に合弁会社富士通・シーメンス・コンピューターズを設立
いたしましたが、株式買取契約に基づき、平成21年4月1日付(予定)で、シーメンスが持つ富士
通・シーメンス・コンピューターズの株式を、当社が買取りいたします。
近年のIT市場は急速な変化をみせており、お客様のITリソースのユーティリティ化やグリーンIT
化への志向などを背景として、ビジネス機会の拡大が見込まれるインフラサービス分野などを中心
に、新たな競争状況が生まれております。
そうした中で、富士通グループは、お客様のビジネスの成長を支援するためのビジネス・ソリュ
ーションをご提供していくため、富士通・シーメンス・コンピューターズの完全子会社化を通じて、
世界市場に向けたプロダクト戦略を加速させ、グローバル展開するITサービス事業を支える基盤づ
くりを図って参ります。これにより、当社は、EMEA(欧州、中東、アフリカ)地域におけるお客様
との信頼関係、プロダクト開発力、及び優秀な人材を確保することになります。
長年に渡り、当社とシーメンスは、情報通信分野における技術提供等を中心とした相互協力関係
を築いて参りましたが、今後も様々な技術分野において協力関係を継続いたします。
2.方法
当社はシーメンスが保有する株式のすべて(富士通・シーメンス・コンピューターズにおける全株
式の50%)を、関係する政府機関の承認をもって、買取りいたします。また、本株式買取により、
株式買取日を以って、合弁会社として推進してまいりました事業の業務提携を解消いたします。
なお、本株式買取により、富士通・シーメンス・コンピューターズは、当社の特定子会社になる予
定であります。
3.当該会社の概要
1)商号
Fujitsu Siemens Computers (Holding) B.V.
2)本社所在地
Het Kwadrant 1, 3606 AZ Maarssen, The Netherlands
3)代表者
Kai Flore
4)事業内容
コンピュータプラットフォームの製造・販売
5)資本金
約272 Mユーロ
4.日程
平成21年 4月1日
シーメンスの保有する株式を当社が買取り(予定)
5.買取の相手先の概要
1)商号
Siemens AG
2)所在地
Wittelsbacherplatz 2, 80333 Munich, Germany
3)買取金額
約450Mユーロ
6.今後の見通し
平成21年3月期の当社連結業績への影響はありません。シーメンスの保有する株式の買取りが平
成21年4月1日(予定)であることから、今年度は、従来どおり持分法適用関連会社としての取
扱いとなります。
なお、平成20年3月期の富士通・シーメンス・コンピューターズの業績は以下のとおりです。
売上高
6,614 Mユーロ
営業利益
72
当期純利益
69
総資産
純資産
3,272 Mユーロ
439
以
上