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キルギス (275KB、2014年7月)

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≪キルギス≫医療情報
以下は必ずしも最新の医療事情ではありません。詳細(特に緊急時対応や予防薬の
服用方法など)については現地医療事情に詳しい医療専門家から常に最新のアドバ
イスを受けるようにしてください。
最新更新履歴:2014 年 07 月 16 日
1.赴任前の準備
(1)予防接種
入国に際し、義務付けられている予防接種はないが、A 型肝炎、B 型肝炎、狂犬病、
破傷風等の予防接種を勧めている。また 2011 年初め以降はポリオ発生の報告はな
い。なお流行状況に合わせ、腸チフスやダニ媒介性脳炎の接種を勧めている。
乳幼児に関して、現地でワクチンの調達が困難な場合もあるため、日本で基本的
な予防接種を済ませてくることを勧めている。
(2)現地の小児予防接種一覧(参考)
初回
2 回目
3 回目
4 回目 5 回目 6 回目
その後
BCG
生後 1~4 日
7歳
12 歳
B 型肝炎
生後 1~4 日
2 ヶ月
5 ヶ月
ポリオ(OPV)
生後 1~4 日
2 ヶ月
ジフテリア
2 ヶ月
3.5 ヶ月
5 ヶ月
2歳
11 歳
16 歳
10 年毎
破傷風
2 ヶ月
3.5 ヶ月
5 ヶ月
2歳
11 歳
16 歳
10 年毎
3.5 ヶ月 5 ヶ月
(3)持参薬等の準備
医療事情に関して、キルギスは中央アジア 4 カ国(キルギス・ウズベキスタン・タジ
キスタン・カザフスタン)の中で最も厳しい状況にあり、日本で治療中の疾患がある場
合、医師と十分相談の上、キルギスへの渡航を勧めている。最近はヨーロッパ製の薬
が薬局で出回るようになってきているが、日本で内服中の薬がある場合、必ず事前に
担当医へ相談し、滞在期間中に必要な薬を持参するよう勧めている。既往症や慢性
疾患のある場合、疾患名、内服薬(成分名)が記載された英文の医療情報履歴を持
参した方がよい。万が一、現地医療機関を受診する際や緊急時には参考になる場合
がある。しかし、キルギスではキルギス語、ロシア語が主要言語であるため、英語の
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通じない医師が多い。
歯科治療に関して、一般的な虫歯の治療は対応可能であるが、インプラントなど大
がかりな出血を伴う治療には安全性の問題や感染のリスクがあり、日本で治療を終
えてくることを勧めている。近年、ビシュケク市内には個人経営の歯科医院が多くでき
つつあり、欧米と変わらない設備で、年々質は高くなっている。
2.医療事情
(1)医療機関
医療水準は首都ビシュケクにおいても良いとは言えない。旧ソビエト時代からの、
「医療は基本的に無料」の制度を保っており、ほとんどの病院は公立で、外国人の病
院受診は容易ではない。多くの病院の建物や医療設備は老朽化している。最近の検
査機関は、最新設備を備えつつあるが、英語の出来る医師は未だに少ない。
◎良く利用するビシュケク市内の医療機関
施設名 1) Health Treatment Association the President of Kyrgyz Republic
所在地:Bishkek, Kievskaya street 110
電話:+996(312)664911/612969
診療科目:外傷科、内科、外科、眼科、皮膚科、泌尿器科、産婦人科、歯科
診療時間:月~土 8:00-17:00(土曜日は 12:00) 基本 24 時間対応
医療設備:レントゲン、エコー(白黒)
施設名 2) Tsadmir Clinic
所在地:Bishkek, Moskovskaya street 225
電話:+996(312)659577
診療科目:予防接種
診療時間:事務所で予防接種を手配
受診方法:事前予約が必要
備考:国内で認められている予防接種専門看護師がいる
施設名 3) YURFA(ユルファ診断センター)
所在地:Bishkek, Toktogula street 135-137
電話:+996(312)665561/662425/665747/471563/471564
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診療科目:内科、眼科
検査項目:MRI、CT、エコー、心電図、視力検査、採血、検尿、検便
診療時間:8:00~17:00、月~土(日曜休診日)
受診方法:受付で検査日を予約する。検査日当日、検査料を事前に支払う。
検査結果は指定された日に別棟の窓口で受け取る。
備考:CT 検査は基本 24 時間 365 日対応
歯科医院: Dental Clinic “Kairos”
所在地:Bishkek, Ryuskulova 10
電話:+996(312)612303/612303
受診方法:事前予約が必要
支払方法:現地通貨、カード可
(2)緊急時の対応と措置
緊急時には救急車の要請が可能であるが、ビシュケク市内でも到着まで 30 分~1
時間を要す場合がある。キルギスからの緊急移送は状況によりヨーロッパ他、第 3 国
への移送の可能性がある。緊急移送になった場合は、高額の費用がかかるため海
外保険への加入を勧める。事故等、緊急時の連絡方法を確認しておく事も大切であ
る。
国内の救急車は:103.(VIP)Hospital 救急電話:660356、621575(24 時間)
3.医薬品、衛生用品
(1)携行することが望ましい医薬品
日本から内服中の薬、使い慣れている常備薬を持参することを勧めている。日本
で売っている冷、温湿布薬(貼用)は入手不可である。森林地域ではダニに刺される
こともあり、薬局で殺虫剤や蚊取り線香は購入可能である。ダニ避けシートなど予防
できる物があると便利である。また肌の露出は避け、長袖やズボンを着用するなどの
対策も必要である。冬場は室内暖房により空気が乾燥するため、乾燥肌の人は保湿
剤を薬局で購入可能であるが、尿素入りの保湿剤は入手不可である。ワセリンは安
価で購入可能である。
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(2)現地で調達できる医薬品
日本の薬局で購入出来る一般的な解熱鎮痛剤、整腸剤、胃薬、風邪薬、鼻炎(抗
ヒスタミン剤)等は大体購入できるが、ロシア語で記載されているので用量、回数など
確認して内服する必要がある。
(3)現地で調達できる衛生用品
デンタルフロス、洗口液、ドライアイ用点眼薬(ヒアルロン酸ナトリウム)はいつもあ
るとは限らず日本より高価である。紙おむつ、生理用品、コンドーム等は入手可能で
あるが、中国製やロシア製など品質の保証はできない。最近ではスーパーマーケット
でも衛生用品を買うことができるようになった。
(4)薬局
ロシア語で АПТЕКА(アプチエカ)と呼ばれる。薬局で販売されている薬はロシア、
ウクライナ、中国やインドからの輸入品が多く、薬局は市内のどこにでもある。ただ、
薬局の在庫管理は不十分であり、同じ物が同じ所にいつもあるとは限らず、薬を探す
為に3-4店舗を廻ることもある。
4.妊娠、育児
(1)妊娠した場合の対応
キルギスの医療事情では、妊娠、出産時の異常に対する適切な処置が困難であ
るため、日本での出産を強く勧めている。滞在中、妊娠が判明した場合、日本で受診
予定の地域がどのような受け入れをしているのか、状況を早期に確認した方が良い。
病院、クリニックにより受付の月齢を定めている医療機関もあり、帰国し決められた月
齢までに診察を受けないと希望の場所で出産出来なくなる場合があるため早期の帰
国を勧めている。
(2)育児
育児用品に関して、粉ミルク、ベビー石鹸、ベビーパウダー、哺乳瓶や乳首などは
薬局で購入でき、オムツなども最近では一般的にスーパーマーケットで購入できる。
また肌着や子供服、おもちゃ等はデパートやショッピングセンターで購入できる。
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5.現地での傷病
(1)風土病、感染症
マラリア:南部のオシュ地方で患者数が多いとされているが、2006 年夏にはビシュケ
ク市内でも感染者が報告され、三日熱マラリアであった。首都で生活する限
り、予防薬内服の必要性は低いが、流行地に行く場合は虫除けスプレー・
殺虫剤・蚊取り線香・蚊帳の使用、肌を露出しない服装、蚊が活動する夕方
以降は出歩かないなどの防蚊対策が必要である。感染した場合、潜伏期間
を経て、突然の高熱、頭痛、疲労感、関節痛、悪寒や下痢等の症状が出現
するため、医療機関を受診のうえ、早期に治療を開始する必要がある。
2006 年は 320 例、2007 年は 96 例が報告されている。昨年の 2013 年は
ビシュケクでインドやパキスタンからの留学生4名の罹患が報告されており、
いずれも輸入感染症であった。
狂犬病: 狂犬病ウイルスを保有する動物(哺乳類)に咬まれる、引っ掻かれる、傷口
を舐められるなど、傷からウイルスが侵入することによって感染する。2006
年には 7 例、2007 年は 4 例の発症の報告があった。国内には野良犬が多
いので絶対に近づかないこと。
(2)寄生虫、その他の感染症
疥癬:不潔なホテルのベッドやシーツあるいは性交渉のパートナーからヒゼンダニ
が感染し疥癬に罹ることがある。
HIV/AIDS 及び性感染症は、麻薬中毒者が針を使い回すことにより HIV に感染し、
不特定多数との性交渉を介して性感染症が拡大していると言われている。
また中央アジアでは狐、犬を介したエキノコックス症、ダニ媒介性脳炎、流行性髄膜
炎、クリミア・コンゴ出血熱、炭疽、ブルセラ症、結核、腸チフス、旋毛虫症、リンパ腺
ペストの報告がある。対策として、川の水や生水は飲まない、未開封のペットボトル水
を飲用する、生野菜はそのまま食べず、十二分に流水で洗浄して食べる、肉類は中
心まで十分に加熱された物を食べる、動物・動物の死体や糞には触れない、うがい・
手洗いを励行することが求められる。
7.衛生管理
(1)飲料水
ビシュケク市内の水道水は豊かな水源に支えられ飲料水として安全であり、水質
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検査でも安全性が証明されているが、古い配管からの鉄錆が混入することもある。ま
た、破裂した水道管が陰圧で雨水や地下水を引き込むこともあり、濾過器が必要な
地域もある。水道水を煮沸後には飲料用や調理用での使用は可能であり、洗濯や入
浴、食器の洗浄には水道水の使用は問題ない。
(2)濾過器
濾過器はビシュケク市内のショッピングセンターやデパートで入手が可能である。
水道水を濾過器のついた容器に注いで濾過するタイプであり、最近は様々な種類の
濾過器が販売されている。
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