住 民 税 町内に住所を有する個人には、市町村民税及び道府県民税が課税されます。この両者は納税の 方法や、課税のしくみが同一であり、納付も一緒に行われるところから両者を総称して住民税と 呼ばれています。 個人の町民税 町民税には、個人の町民税と法人の町民税があり、それぞれ課税の基準によって均等割と所得割 (法人は法人税割)に区分されています。 ▲ 均等割=納税者の所得金額の多少にかかわらず、広く均等に負担してもらうものです。 ▲ 所得割(法人は法人税割)=納税者の所得に応じて負担してもらうものです。 個人の県民税 個人の県民税は佐賀県の税金ですが、納税者や課税所得金額が個人の町民税と同じなので 納税者の便宜などを図るため、町が個人の町民税とあわせて課税し徴収しています。 個人の町県民税 納税義務者 個人の町県民税を納める人は、次のとおりです。 納 税 義 務 者 納 め る べ き 税 額 町内に住所がある個人 均等割額+所得割額 町内に住所はないが事務所、事業所又は家屋敷のある個人 均等割額 町内に住所があるかどうか、また事務所などがあるかどうかは、その年の1月1日(これを 賦課期日といいます。)現在の状況で判断されます。 3 所得金額 所得割の税額計算の基礎は所得金額です。所得金額は、一般に収入金額から必要経費を差し 引いて算出されます。なお、町民税は前年中の所得を基準にして計算されますので、例えば 平成26年度の町民税は、平成25年中(1月~12月)の所得金額が基準となります。 ★ 所得の種類と所得金額の算出方法 所 得 の 種 類 1.利子所得 所得金額の算出方法 預貯金,国債などの利子の所得 収入金額=所得金額 2.配当所得 株式,出資の配当などの所得 (収入金額) - その株式などを 取得するための 借入金の利子 3.事業所得 商工業,農業など事業をしている場 合の所得 収入金額-必要経費 4.不動産所得 土地,建物などを貸している場合の 所得 収入金額-必要経費 5.給与所得 給料,賃金,ボーナスなどの所得 6.退職所得 退職手当、一時恩給などの所得 7.譲渡所得 土地,建物以外 の資産の譲渡所得 (総所得金額に算入する金額は、短 期譲渡所得の金額 + 長期譲渡所得 の金額×1/2 になります。) 8.山林所得 山林の立木などを売った場合の所得 9.一時所得 (収入金額-退職所得控除額)×1/2 収 入 金 額 売却した資産 - の取得費 + 譲 渡の経費 特最 別高 控5 除0 額万 - 収入金額-必要経費-特別控除額 収 クイズの賞金,生命保険契約の満期 入 返戻金など一時的な所得(総所得金 金 額に算入する金額は、一時所得金額 の1/2になります。) 額 公的年金などの所得 10.雑 所 得 収入金額-給与所得控除額 - 収入を得るため に支出した金額 特 - 別 控 除 収入金額-公的年金等控除額 営業でない貸金の利子など 上記所 得に当てはまらない 所得 4 収入金額-必要経費 給与所得の計算 給与所得については、必要経費にかわるものとして給与所得控除を収入金額から差し引くことに なっています。給与所得の金額は、給与の収入金額に応じて次のように計算されます。ただし、 2か所以上から給与の支払を受けた場合は、合計した金額を収入金額として計算します。 給与所得額の算出表 収入金額の合計額 所 得 金 額 1円 ~ 650,999円 0円 651,000円 ~ 1,618,999円 収入 - 650,000円 1,619,000円 ~ 1,619,999円 969,000円 1,620,000円 ~ 1,621,999円 970,000円 1,622,000円 ~ 1,623,999円 972,000円 1,624,000円 ~ 1,627,999円 974,000円 1,628,000円 ~ 1,799,999円 A×2.4 収入金額÷4=(A) 1,800,000円 ~ 3,599,999円 (千円未満切り捨て) A×2.8- 180,000円 3,600,000円 ~ 6,599,999円 A×3.2- 540,000円 6,600,000円 ~ 9,999,999円 収入金額 × 90%- 1,200,000円 10,000,000円 ~14,999,999円 収入金額 × 95%- 1,700,000円 15,000,000円 ~ 収入金額 - 2,450,000円 (小数点以下切り捨て) 公的年金の所得の計算 公的年金等の収入金額から公的年金等控除額を差し引いたものが、雑所得となります。 公的年金等の所得金額は、年齢区分に応じ、この表の「収入金額の合計額」に当てはめ、その当て はまる行の右側の欄が公的年金等に係る雑所得の金額です。 公的年金等所得額の算出表 受給者の年齢 収 入 金 額 の 合 計 額 所 得 金 額 1円 ~ 700,000円 0円 65歳未満の方 700,001円 ~ 1,299,999円 合計額 - 700,000円 (S24.1.2 1,300,000円 ~ 4,099,999円 合計額×75% - 375,000円 以後生) 4,100,000円 ~ 7,699,999円 合計額×85% - 785,000円 7,700,000円 ~ 合計額×95% - 1,555,000円 1円 ~ 1,200,000円 0円 65歳以上の方 1,200,001円 ~ 3,299,999円 合計額 - 1,200,000円 (S24.1.1 3,300,000円 ~ 4,099,999円 合計額×75% - 375,000円 以前生) 4,100,000円 ~ 7,699,999円 合計額×85% - 785,000円 7,700,000円 ~ 合計額×95% - 1,555,000円 (小数点以下切り捨て) 非課税所得 次のような所得は、収入金額の多少にかかわらず非課税とされ、個人町県民税の課税の対象には なりません。 代表的な非課税所得 ・傷病者や遺族などが受け取る恩給、年金(障害年金、遺族年金)など ・給与所得者の出張旅費、通勤手当(通勤手当は最高月額10万円まで) ・損害保険金、損害賠償金、慰謝料など ・雇用保険の失業給付 ・災害支援金、災害見舞金 5 所得控除 納税者の実情に応じた税負担を求めるために、その納税者に配偶者や扶養親族があるかどうか、病 気や災害などによる臨時の出費があるかどうかなどの個人的な事情を考慮し、所得金額から次の金額 を差し引くことになっています。 ★ 控除の種類と控除額の計算方法 種 類 要 件 控 除 額 1 雑 損 控 除 次のうち、いずれか多い方の金額 災害や盗難などによって、 ①(損失額-保険等による補填額)-総所得金額等の 損害を受けた場合 10% ②災害関連支出の金額-5万円 2 医 療 費 控除 (支払った医療費-保険などにより補てんされた 前年中に医療費を支払った 額)-〔(総所得金額等の5%) 又は10万円のい 場合 ずれか少ない額〕(限度額200万円) 3 前年中に社会保険料(健康 社 会 保 険 料 保険、国民年金、介護保険等 控 除 の保険料など)を支払った場 合 支払った額 4 小 規 模 企 業 前年中に小規模企業共済制 度及び心身障害者扶養共済制 共 済 等 掛金 度に基づき掛金を支払った場 控 除 合 支払った額 イ.15,000円まで・・・・・全額 (旧契約) ①前年中に一般の生命保険料 だけを支払った場合 (控除額が28,000円を超えな い時は新契約も適用可) ロ.15,000円を超え40,000円まで 支払った保険料×1/2 + 7,500円 ハ.40,000円を超え70,000円まで 支払った保険料×1/4 + 17,500円 ニ.70,000円を超える場合 一律35,000円 (旧契約) ②前年中に個人年金保険料 だけを支払った場合 (控除額が28,000円を超えな い時は新契約も適用可) 同 上(①) ③旧契約のみ適用する場合 ①+②の合計額(最高70,000円) イ.12,000円まで・・・・・全額 5 ロ.12,000円を超え32,000円まで 生 命 保 険料 (新契約) 控 除 支払った保険料×1/2 + 6,000円 ④前年中に一般の生命保険料 ハ.32,000円を超え56,000円まで だけを支払った場合 支払った保険料×1/4 + 14,000円 ニ.56,000円を超える場合 一律28,000円 (新契約) ⑤前年中に個人年金保険料 だけを支払った場合 同 上(④) ⑥新契約のみ適用する場合 ④+⑤の合計額 ⑦新契約と旧契約の双方につ いて適用する場合 (①+④)の合計、(②+⑤)の合計 それぞれ(最高28,000円) (新契約のみ) ⑧前年中に介護医療保険料 だけを支払った場合 同 上(④) ⑧も支払っている場合 ③+⑧ 右のいずれかにより生命保険 ⑥+⑧(最高70,000円) 料控除額を算定します。 ⑦+⑧ 6 種 類 控 除 額 要 件 支払った保険料が 1.支払った保険料が地震保険料 イ.50,000円以下・・・・支払った保険料×1/2 だけの場合 ロ.50,000円超える場合・・・・一律に25,000円 イ.5,000円以下・・・・支払った保険料全額 6 地震保険料 2.支払った保険料が旧長期損害 ロ.5,000円を超え15,000円まで 支払った保険料×1/2 + 2,500円 控 除 保険料だけの場合 ハ.15,000円超える場合・・・・一律に10,000円 3.支払った保険料が地震保険料 と旧長期損害保険料との両方で ある場合 7 8 支払った地震 保険料につい て1により求 めた金額 + 支払った旧 長期損害保 険料につい て2により 求めた金額 地震保険料 控除額 = (最高限度額 25,000円) 「佐賀県共同募金会」「都道府 県及び市町村」「日本赤十字社 平成21年より従来の所得控除から税額控除へ変更されま 寄付金控除 した。 佐賀県支部」等への寄付金を 行った場合 寡婦控除 納税者が次のいずれかに該当するとき (1)夫と死別(離婚)した後再婚していない女性で扶養親族 か生計を同じくする子(※)がいる場合 (※)総所得金額等の合計額が38万円以下の方(他の控除対 26万円 象配偶者又は扶養親族の場合を除きます。) (2)夫と死別した後再婚していない女性で合計所得金額が 500万円以下である場合 9 特別寡婦控除 上記(1)にあげる人(扶養親族を有する場合に限ります。) に該当し、かつ合計所得金額が500万円以下である場合 30万円 納税者が次のすべてに該当するとき (1)前年中の合計所得金額が500万円以下の場合 10 寡夫控除 11 勤労学生 控除 (2)妻と死別(離婚)した後再婚していない男性で、生計を 26万円 同じくする子(※)がいる場合 (※)総所得金額等の合計額が38万円以下の方(他の人の控 除対象配偶者又は扶養親族の場合は除きます。) 納税者が勤労学生で、自己の勤労にもとづく給与等の所得が あり、合計所得金額が65万円以下で、かつ勤労によらない所得 26万円 (不動産等)が10万円以下の場合。 (1)障害者 1人につき26万円 前年の12月31日の現況におい て、本人又はその控除対象配偶 (2)特別障害者 1人につき30万円 12 障害者控除 者や扶養親族が障害者である場 上記(2)にあげる人で控除対象配偶者又は扶養親族が 合 同居の特別障害者に該当する場合は、23万円を加算 7 配偶者控除として次の金額を控除できます。なお、控 除対象配偶者が障害者であるときは、障害者控除も適用 生計を同じくする配偶 することができます。 者の合計所得金額が38万 ① 一般の配偶者 33万円 円以下で、他の人の扶養 13 配偶者控除 親族でなく、かつ、青色 ② 老人配偶者(障害者でない70歳以上の人) 事業専従者、事業専従者 でないとき ※70歳以上(前年の12月31日現在) 38万円 生計を同じくする配偶者 が次の要件をすべて満たす 場合 1.納税者本人の合計所 得金額が1,000万円以下 である。 2.配偶者の合計所得金 配偶者特別 額が380,001円以上 14 控 除 760,000円未満である。 3.配偶者が、青色事業 専従者、事業専従者、他 の人の扶養親族でない。 配 偶 者 の 前 年 の 控除額 合 計 所 得 金 額 控 除 対 象 配 以偶 外者 の 配 偶 者 380,001円~449,999円 330,000円 450,000円~499,999円 310,000円 500,000円~549,999円 260,000円 550,000円~599,999円 210,000円 600,000円~649,999円 160,000円 650,000円~699,999円 110,000円 700,000円~749,999円 60,000円 750,000円~759,999円 30,000円 760,000円以上 0円 控除の対象となる扶養親族(前年の12月31日現 在)。 なお、扶養親族が障害者であるときは、障 害者控除も適用することができます。 15 生計を同じくする扶 養親族の合計所得金額 が38万円以下で、他の 扶養控除 人の扶養親族でなく、 かつ、青色事業専従 者、事業専従者でない とき。 一般の扶養親族(16歳以上19歳未満、 23歳以上70歳未満) 33万円 特定扶養親族(19歳以上23歳未満) 45万円 老人扶養親族(70歳以上)同居老親等 45万円 〃 同居老親等以外 38万円 ※同居老親等・・・納税者本人又は本人の配偶者 の直系尊属(父母や祖父母など)で、本人又は本人 の配偶者と同居を状況としていること。 16 基礎控除 33万円 すべての納税義務者 8 税額控除 ○住宅借入金等特別税額控除 前年分の所得税において平成11年から18年まで又は平成21年から25年までの入居に 係る住宅借入金等特別控除の適用を受けた場合、①から②を控除した金額(前年分の所得税に 係る課税総所得金額等の100分の5に相当する金額(97,500円を限度)を超える場合 には、当該金額)に下欄の割合を乗じた額 ① 前年分の所得税に係る住宅借入金等特別控除額(特定増改築等に係る住宅借入金等の金額又 は平成19年若しくは平成20年の居住に係る住宅借入金等の金額を有する場合には、当該金 額がなかったものとして計算した金額) ② 前年分の所得税の額(住宅借入金等特別控除等適用前の金額) ※ 平成11年から18年までの間に入居した者で、町長に住宅借入金等特別税額控除申告書を提 出した場合、上記の控除額に代えて、地方税法附則第5条の4の規定に基づいて算出した金額 町民税 3/5 ・ 県民税 2/5 ○配当割額又は株式等譲渡所得割額の控除 区 分 町民税 県民税 配当割又は株式等譲渡所得割 3/5 2/5 ○配当控除 課税所得金額 種類 利 証券投資 信 託 等 1,000万円以下の部分 1,000万円超の部分 町民税 県民税 町民税 県民税 1.6% 0.8% 0.4% 1.2% 0.6% 0.3% 0.8% 0.4% 0.2% 0.6% 0.3% 0.15% 益 の 配 当 等 外貨建等以外の証券投資信託 外貨建等証券投資信託 ○寄附金税額控除 前年中に次に掲げる寄附金を支出し、合計額(寄附金の合計額が総所得金額の合計額の30 %を超える場合には当該30%に相当する金額)が2千円を超える場合には、その超える金額 の県民税は4%、町民税は6%に相当する金額 ① 都道府県、市町村又は特別区に対する寄附金 ② 佐賀県共同募金会又は日本赤十字社の支部に対する寄附金 ③ 所得税法等に規定される寄附金控除の対象のうち、住民の福祉の増進に寄与する寄附金と して佐賀県又は町の条例で定めるもの ④ 特定非営利活動法人に対する寄附金のうち、住民の福祉の増進に寄与する寄附金として佐 県又は町の条例で定めるもの ただし、①の寄附金が2千円を超える場合は、その超える金額に、下表の左欄の区分に応じて 右欄の割合を乗じて得た額の県民税は5分の2、町民税は5分の3に相当する金額をさらに加算 した金額(所得割の10%に相当する金額を超えるときは、その10%に相当する金額) 課税総所得金額から人的控除差額調整額を控除した金額 0円以上 195万円以下 195万円を超え 330万円以下 330万円を超え 695万円以下 695万円を超え 900万円以下 900万円を超え1800万円以下 1800万円超 0円未満(課税山林所得金額及び課税退職所得金額を有しない場合) 0円未満(課税山林所得金額及び課税退職所得金額を有する場合) 9 割合 85% 80% 70% 67% 57% 50% 90% 地方税に定 める割合 前年分の所得税において平成11年から18年まで又は平成21年から25年までの入居に係る ○調整控除 個人住民税と所得税の人的控除額の差額による負担増を調整するために設けられた控除で、 具体的には次の額を所得割から控除することにしています。 (ア)個人住民税の合計課税所得金額が200万円以下の場合 a、bのいずれか少ない金額の5%(町民税3%、県民税2%) a 人的控除差の合計額 b 合計課税所得金額 (イ)個人住民税の合計課税所得金額が200万円を超える場合 aからbを控除した額(5万円未満の場合は5万円)の5%(町民税3%、県民税2%) a 人的控除差の合計額 b 合計課税所得金額から200万円を控除した金額 ※人的控除額一覧表 控 除 の 種 類 控 除 の 種 類 金 額 金 額 基 礎 控 除 一 般 5万円 5万円 配 偶 者 控 除 老 人 普 通 1万円 10万円 障 害 者 特 別 10万円 配 偶 者 所得が38万円以上40万円未満 5万円 控 除 特別控除 同 居 特 別 22万円 所得が40万円以上45万円未満 3万円 一 般 一 般 1万円 5万円 寡 婦 控 除 特 定 特 別 5万円 18万円 扶 養 控 除 寡 夫 控 除 老 人 1万円 10万円 勤 労 学 生 控 除 同 居 老 親 等 1万円 13万円 税額の計算方法 ○ 均等割 町民税 3,500円 県民税 2,000円 平成26年度から平成35年度までの間は町民税500円、県民税500円の標準税率の引き 上げを行っています。 県民税2,000円のうち500円は、佐賀県森林環境税として平成29年度まで負担してい ただくものです。 ○ 所得割 (町6%+県4%) 平成19年度より所得の多い少ないに関わらず一律10%の比例税率構造に変わっています。 課 税 所 得 金 額 = 所 得 金 額 - 所 得 控 除 額 所 調 税 整 額 × - - = 得 割 控 控 額 除 除 率 税 平成26年度町県民税の計算例 例えば、給与収入が2,000,000円(所得は1,220,000円)で、社会保険料を200,000円支払ってい る独身者の場合は、次のようになります。 所得金額 社会保険料 基礎控除 課税所得金額 1,220,000円-200,000円-330,000円=690,000円 所 得 割 41,400円 町 民 税 均 等 割 課税所得金額×町民税率6% 3,500円 調整控除 ▲1,500円 上記(ア)より 5万×3%=1,500円 所 得 割 27,600円 課税所得金額×県民税率4% 県 民 税 均 等 割 2,000円 調整控除 ▲1,000円 上記(ア)より 5万×2%=1,000円 町県民税合計 72,000円 ※税率は町・県あわせて10% 10 ●個人住民税がかからない人(非課税該当者) 次のいずれかに該当する場合は、非課税になります。(個人住民税がかかりません。) ※非課税算式で扶養親族には16歳未満の扶養親族も含むため、申告は必要です。 (1)生活保護法の規定による生活扶助を受けている人 (2)障害者、未成年者又は寡婦(寡夫)で、前年中の合計所得金額が125万 均等割・所得割 どちら も か か ら な い 人 円以下(給与収入では204万4千円未満)の人 (3)前年中の合計所得金額が28万円以下(給与収入では93万円以下)の人 (4)控除対象配偶者または扶養親族がいる人は前年中の合計所得金額が次の算 式で求めた額以下の人 28万円×(控除対象配偶者+扶養親族数+1)+16万8千円 (1)前年中の総所得金額等の合計額が、次の算式で求めた額以下の人 ・控除対象配偶者、扶養親族がいない人 35万円 所 得 割 が ・控除対象配偶者または扶養親族がいる人 か か ら な い 人 35万円×(控除対象配偶者+扶養親族数+1)+32万円 (2)所得控除、税額控除により所得割額が算出されない人 ※総所得金額等の合計額 次の1・2の合計額に、退職所得金額、山林所得金額を加算した金額です。 申告分離課税の所得がある場合には、それらの特別控除前の所得金額の合計額を加算した金額です。 1. 事業所得、不動産所得、利子所得、給与所得、総合課税の配当所得・短期譲渡所得及び雑所得 の合計額(損益通算後の金額) 2. 総合課税の長期譲渡所得と一時所得の合計額(損益通算後の金額)の2分の1の金額 ただし、次の繰越控除を受けている場合は、その適用後の金額をいいます。 ・純損失や雑損失の繰越控除 ・居住用財産の買換え等の場合の譲渡損失の繰越控除 ・特定居住用財産の譲渡損失の繰越控除 ・上場株式等に係る譲渡損失の繰越控除 ・特定中小会社が発行した株式に係る譲渡損失の繰越控除 ・先物取引の差金等決済に係る損失の繰越控除 ※合計所得金額 次の1と2の合計額に、退職所得金額、山林所得金額を加算した金額です。 申告分離課税の所得がある場合には、それらの特別控除前の所得金額の合計額を加算した金額です。 譲渡所得金額(特別控除前)、上場株式等に係る配当所得の 1. 事業所得、不動産所得、利子所得、給与所得、総合課税の配当所得・短期譲渡所得及び雑所得 の合計額(損益通算後の金額) 2. 総合課税の長期譲渡所得と一時所得の合計額(損益通算後の金額)の2分の1の金額 ただし、「総所得金額等の合計額」で掲げた繰越控除を受けている場合は、その適用前の金額をいいます。 控除対象配偶者 +扶養人数 0人 1人 2人 3人 4人 5人 6人 7人 非課税基準 均等割・所得割(合計所得金額) 280,000円 以下 728,000円 〃 1,008,000円 〃 1,288,000円 〃 1,568,000円 〃 1,848,000円 〃 2,128,000円 〃 2,408,000円 〃 11 所得割(総所得金額等の合計額) 350,000円 以下 1,020,000円 〃 1,370,000円 〃 1,720,000円 〃 2,070,000円 〃 2,420,000円 〃 2,770,000円 〃 3,120,000円 〃 住民税は、前年中の所得にかかります。 住民税は前年中(平成26年度住民税の場合、平成25年1月1日~平成25年12月31日 まで)の所得が対象となります。 65歳以上の公的年金受給者で、個人住民税を 納付されている方へのお知らせ 全国では平成21年10月から、基山町では平成22年10月から、公的年金に係る所得に対 する個人住民税(道府県民税・市町村民税)の納付方法が変わりました。 公的年金を受給されていて、個人住民税の納税義務のある方は、今回の制度導入により、個人 住民税が公的年金から特別徴収(天引き)されることとなります。 ○対象となる方 この制度の対象となる方は、「4月1日現在65歳以上の公的年金受給者で、前年中の 年金所得の金額から計算した個人住民税の納税義務がある方」で次の条件にすべて 該当する方です。 ・平成26年1月1日以後、引き続き本町に居住している方(平成26年度の場合) ・年額18万円以上の老齢基礎年金又は老齢年金、退職年金等を受給されている方 ・町の介護保険料が公的年金から特別徴収(天引き)されている方 ・個人住民税の公的年金からの特別徴収税額が、老齢等年金給付額から所得税・介 護保険料・後期高齢者医療保険料または国民健康保険税(特別徴収されている場 合)を差し引いた額を超えない方 ○対象となる税額 厚生年金、共済年金、企業年金などを含む全ての公的年金等に係る所得額に応じた 税額が特別徴収(天引き)の対象となります。(障害年金および遺族年金などの非課 税の年金からは特別徴収されません。) ただし、その税額は、老齢基礎年金又は老齢年金、退職年金等から特別徴収(天引 き)されます。 (いわゆる2階・3階部分の年金からは特別徴収されません。) 12 ○制度の内容 個人住民税の公的年金からの特別徴収制度では、受給者が納めるべき個人住民税を社会保険庁 などの「年金保険者」が市町村へ直接納め、受給者には、年金から個人住民税を差し引いた差額 が支払われることとなります。納税のために金融機関に出向いたり、現金を用意する必要があり ません。 この制度は、個人住民税のお支払い方法を変更するものであり、新たな負担は 生じません。 また、年金所得以外の所得に係る個人住民税及び対象にならない方の個人住民税については、 従来どおりの方法により納めて頂くことになります。 詳しくは役場税務住民課へお尋ねください。 申告と納税 ★ 申 告 1月1日(賦課期日)現在、町内に住んである人は、毎年3月15日までに町県民税の申告を しなければなりません。 ただし、次の人は、町県民税の申告は必要ありません。 1.前年中の所得が給与所得だけで、勤務先から町へ給与支払報告書が提出されている人 2.所得税の確定申告をした人 ★ 納税の方法 個人の町民税を納めていただくには、普通徴収と特別徴収の2つの方法があります。 1. 普通徴収…事業などをしている人の場合、町からお送りする納税通知書で4回に分けて納め ていただく方法です。 2. 特別徴収…サラリーマンの場合は、給与の支払者(会社など)が町から通知された税額を、 毎月(6月~翌年5月)の12回に分けて給与から差し引いて納めていただく方法です。 13 Q 税金を一括で納めることはできなくなるのですか? A 前納報奨金はなくなりますが、これまでと同様に1年分を第1期納期内に一括して納めること はできます。 Q 亡くなった夫の平成26年度の住民税は? 私の夫は、平成25年10月10日に死亡しましたが、25年中に夫が得た所得に対しても住 民税は課税されるでしょうか。 A 住民税は、毎年1月1日現在で住所のある人に対して、その住所地の市町村が課税することに なっています。したがって、平成25年中に死亡された方に対しては、平成26年度の住民税は 課税されませんが、平成26年1月1日現在生存されている方に対しては、平成26年度の住民 税は課税されます。 Q 年の途中で引越した場合の課税市町村は? 私は、平成26年1月20日に基山町から福岡市へ引越ました。平成26年度の住民税はどち らへ納めることになるのでしょうか。 A 平成26年1月1日に住んでいる市町村に納めることになります。この場合平成26年1月1 日に住所は基山町にありますので、その後福岡市に引越したとしても、平成26年度分の住民税 は基山町に納めていただくことになります。 Q 退職した翌年にも住民税の納税通知書がきましたが? 私は、退職した年に退職金から住民税を天引きされましたが、翌年にも納税通知書が送られて 来ました。これはなぜでしょうか。 A 退職者が受けた退職所得に対する住民税は、退職手当が支払われる際に天引きされ、その支払 者(特別徴収義務者)を通じて市町村に納入されますが、退職所得以外の所得に対する住民税は、 その翌年に納めていただくことになっています。あなたの場合、退職された年分の退職時までの 給与などに対する住民税の納税通知書が送られてきたものと思われます。 14 法人町民税 納税義務者 法人の町民税を納めるのは、法人(会社など)のほか、人格のない社団等で、次のとおりです。 納 税 義 務 者 納めるべき税額 町内に事務所又は事業所のある法人 均等割額+法人税割額 町内に事務所又は事業所はないが寮などのある法人 均等割額 町内に事務所・事業所などのある公益法人等又は人 格のない社団等で収益事業を行わないもの 均等割額 税額の計算方法 ★ 均等割 区 分 均等割額 資 本 金 等 の 金 額 従業者数 超 3,600,000円 5 0 人 以 下 492,000円 5 0 人 50億円を超える法人 超 2,100,000円 5 0 人 以 下 492,000円 5 超 480,000円 5 0 人 以 下 192,000円 5 超 180,000円 5 0 人 以 下 156,000円 5 超 144,000円 5 0 人 以 下 60,000円 5 0 人 10億円を超え50億円以下である法人 0 人 1億円を超え10億円以下である法人 0 人 1千万円を超え1億円以下である法人 0 人 1千万円以下の法人 上記以外の法人等 60,000円 15 町内に事務所・事業所などのあった月数 納付額 = × 均等割額 12カ月 ※1.資本金等の金額とは、資本の金額又は出資金額に資本積立金を加えたものです。 2.従業者数とは、町内にある事務所・事業所などの従業者数の合計です。 ★ 法人税割 法人税額×税率(14.7%) ※1.法人税額とは、次の算式で計算されます。 (法人税法などの規定によって計算された法人税額)+(法人税法の規定によって控除した 所得税額・外国税額など) 2.事務所・事業所などが他の市町村にもある場合、基山町に納める法人税割の算定の基礎 となる法人税額は、次の式により分割して求められます。 基山町内の従業者数 全法人税額 × 全従業者数 申告と納税 それぞれの法人が定める事業年度終了後、一定期間内に申告し、申告と同時に納めることにな っています。 事業 年度 区 分 6カ月 確定申告 申告期限及び納付税額 申告期限……事業年度終了の日から原則として2カ月以内 納付税額……均等割額と法人税割額の合計額 申告期限……事業年度開始の日以後6カ月を経過した日から 2カ月以内 納付税額……次の①又は②の額 中間申告 (予定申告) ① 均等割額と前事業年度の法人税割額の1/2の合計額 (予定申告) ② 均等割額とその事業年度開始の日以後6カ月の期間を 1年 1事業年度とみなして計算した法人税額を課税標準と して計算した法人税割額の合計額(中間申告) 申告期限……事業年度終了の日から原則として2カ月以内 確定申告 納付税額……均等割額と法人税割額の合計額 ただし、中間(予定)申告を行った税額がある 場合には、その税額を差し引きます 16
© Copyright 2024 Paperzz