3‐9.返済シミュレーション設定 3‐10.返済シミュレーションの実行 3‐11.入金入力

3-9. 返済シミュレーション設定
残り 4 社の業者との交渉が成立し確定債務額及び過払金額も当初の想定どおり決定しましたので、返済
シミュレーションを設定します。「顧客債務一覧及びシミュレーション」フォームに戻るとき或いは開くとき下図
のメッセージが表示しますので、「顧客債務一覧及びシミュレーション」フォームのデータ入力・変更を行うと
きは「入金明細」フォーム及び「返済明細」フォームは必ず閉じてください。
「入金明細」フォームを閉じたのち、下図及び次ページのように積立金の計画を立て入力します。
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3-9-1.積立金の設定
3-5-3 項のように「未精算金総額」が -247,472 円 ですので 9 ヶ月 25,000 円ずつの積立、最後の1ケ
月は 24,572 円とすれば「未精算金総額」が 0 円となり精算できます。
顧客と話し合い下図のような積立金の設定をし、精算計画をたてました。以後この表を基に顧客の債
務整理精算管理を行います。
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3-10.返済シミュレーションの実行
3-10-1. 預り金額による返済実施判定
3 月 20 日、4 月 20 日に「積立金」として 25,000 円ずつの入金があり、更に 4 月 25 日に CFF 信販社から
「過払返還入金」として 135,000 円の入金がありましたので下図のように入力します。
4 月 25 日の入金入力により作成されました下図の「入金明細」の「業者 2 過払返還入金」の欄に、その明細
としまして 135,000 円が入った明細が作成されます。
今回の「業者 2 過払返還入金」の結果を受け「過払返還入金合計」が 225,000 円に達し、「過払金額残高」
が 0 円になったことを計算表示しています。
明細入力
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前ページ図の続き
「業者返済充当分 1」入力後、
印金額が自動的に計算表示されます。
「預り金残高」の額が 215,250 円になりましたので、アテンドローン社或はセカンド社への返済は可能です。
今回はアテンドローン社に返済することとし、返済可能額であることを意味する入力欄「業者 1 返済可能額」
に 120,000 円の入力をします。
入力の結果、計算されました「業者 1 返済可能額合計」 額は返済業務実行時に参照するために、「返済明
細」フォームにも表示します。
「業者*返済可能額」 の入力は返済の実行ではありませんので、「預り金残高」額は変動しません。
ただ、「業者*返済可能額」を返済した場合に予想される預り金残高として「返済充当時予想預り金残高」
欄がありますので参考にして計画を立ててください。
3-10-2. 返済明細入力
上記の判定結果に基づき 4 月 27 日に業者返済を実施しました。
「返済明細」フォームを下図の「返済明細へ」ボタンをクリックしてください。
レコード無しの場合のメッセージ
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前図の「実行指示」で「はい」をクリックしますと前図左側のメッセージが出ますので「返済日」等の入力を順に行
ってください。「金融機関」までの入力が終わりますと入力ボックスの色がピンクになり変更不可となります。
入力を誤った場合は「入力削除」ボタンをクリックし始めから行ってください。
「入金明細」フォームで計算されました「業者 1 返済可能額合計」を表示
「業者 1 返済」の欄に返済明細 120,000 円を入力して下さい。
下段の小計・合計及び預り金残高欄を含め
自動的に計算表示されます。
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印金額が
【入力データの変更禁止操作】
データを変更する可能性のない場合は、下図のチェックボックスにチェックを入れますとそのレコード全体
の入力ボックスがピンクに変わり変更不可になり誤入力防止になります。
再度のチェックボックスのクリックで入力可に戻ります。
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(「入金明細」フォーム同様操作です)
3-10-3.返済明細新規レコード追加
前図の返済後 5~6 月と 25,000 円ずつ積立ましたので、「預り金残高」は
95,250 円 + 25,000 円 + 25,000 円 = 145,250 円
になりました。
「預り金残高」がセカンド社の返済額超になりましたので、3-10-1 項と同様に返済可能額であることを意味
する入力欄「業者 2 返済可能額」 に 123,400 円の入力をします。
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前ページの結果を受けまして、6 月 21 日に返済しました。新規レコードを作成し返済明細を作成します。
先ず「返済明細」フォームを開いてください。(下図例はまだ明細が 1 件なので 1/1 レコード)
他の顧客の分も含めて「返済明細」フォームが開けましたら、「新規入力」ボタンをクリックしてください。新
規に 2/2 レコードが開きます
次のレコード
最終レコード
新しいレコード
参考:上記の「新しいレコード」をクリックしても下図のような 2/2 レコードが開きます。
(既存レコードレコードが 100 件だった場合は 101/101 レコードになります)
前例と同様にメッセージに従い「返済日」~「金融機関」の順にセカンド社のデータを入力してください。
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「返済日」~「金融機関」の入力後、「業者 2 返済」欄 に 123,400 円を入力しますと他の
印の部分が
計算の結果変化します。アテンドローン社、セカンド社の双方によるの「確定債務残高」 0 円になりました。
業者返済金 2
確定債務残高
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3-11.入金入力当日の報酬・実費の追加入力
3-11-1.減額成功報酬へ
前ページの返済以降、7 月 20 日、8 月 20 日、9 月 20 日に 25,000 円ずつ積立ましたので「預り金残高」が
21,850 円(前ページ預り金残高) + 25,000 円 × 3 = 96,850 円
になりましたので、86,572 円を「減額成功報酬」に当てました。
その結果、「預り金残高」は
96,850 円 - 86,572 円 = 10,278 円
になります。
3-6-3 項のように新規に入金明細レコードを作成しなくても、報酬・実費の計上は可能です。
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3-11-2.過払成功報酬・返済代行手数料及び実費代へ
10 月 20 日に 25,000 円、11 月 20 日 24,572 円の積立により「預り金残高」は
10,278 円(前ページ預り金残高) + 25,000 円 + 24,752 円 = 59,850 円
になり、これを「過払成功報酬」「返済代行手数料」と「実費代」に割り当てますと「預り金」はちょうど
59,850 円 - 47,250 円 - 2,100 円 - 10,500 円 = 0 円
になります。
必要な場合、50 文字以内で
メモを書き込めます。
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3-12.債務整理精算確認と完了
3-12-1.債務整理精算確認
債務整理精算のシミュレーションを作成し、それに基づき行われる入金・返済・報酬受領・諸費用受領経過
の一例紹介しながら各明細に逐次入力する方法を説明してきました。そして今までの入金・返済実行により
債務整理精算は完了しました。その結果は「精算書」で確認でき、また、それを印刷して顧客に提示できま
す。 (印刷はメニューで 「ファイル」→「印刷」へと進んでください)
「シミュレーション」から「精算書」フォームを開いて下さい
「精算確定」が 0 円になることで債務整理精算を確認して下さい
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3-12-2.債務整理精算完了手続
年度の業務が終了し「年度繰越操作」行うとき、年度末で未精算顧客のデータを残し、精算完了データは
削除するために下図のようにチェックを入れてください。(7-6-2 項参照)
チェックを入れますと本フォームの全ての入力は不可となります
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