北海道のJAの概要と特徴

北海道のJAの概要と特徴
平 成 2 7 年 1 月
JA北海道中央会
目 次
Ⅰ.道内JAの概要
2 営農指導・経済事業等の取組
北海道農業の概要
2
営農指導の取組
19
北海道のJAの概要
4
クミカン制度
22
組合員数の推移
8
販売事業の取組
23
職員数の推移
10
6次産業化の取組
25
北海道のJAの特徴
12
輸出促進の取組
27
JAの部門別損益
14
ブランド化による販路拡大の取組
28
JAの資金の流れ
15
JAとホクレンが一体となった北海道米の取組
29
3 農村地域振興の取組
Ⅱ.道内JAの具体的取組
1 地域農業の取組
地域農業を支える人づくりの取組
16
コントラクター、TMRセンター、酪農ヘルパーの取組
18
北海道の住民サービスの状況
30
JA金融店舗の設置状況
32
組合員による自主的組織の状況
33
※各種事例については「JAにおける農業振興の取
組み事例集」を参照願います。
1
北海道農業の概要①
北海道では全国の1/4の耕地面積を生かし、土地利用型農業を中心とした生産性の高い
農業を展開しており、農業産出額は全国の12%を占める。
本道農家の1戸当たりの経営耕地面積は都府県の約15倍、主業農家の割合は都府県の
21%に対し73%と、大規模で専業的な農業経営を展開している。
■北海道農業の全国シェア
区分
耕地面積
単位
北海道
千ha
販売農家
専業農家
千戸
兼業農家(1種)
千人
畜 産
シェア
年次
1,153
4,549
25.3%
24年
42
1,504
2.8%
26
423
6.2%
11
222
5.0%
4
859
0.5%
107
2,.514
4.3%
区 分
単位
北海道
(a)
都府県
(b)
a/b
年次
1.5
14.9
24年
38.8
1.8
24年
販売農家一戸あたり
経営耕地面積
ha
65歳未満比率
(基幹的農業従事者)
%
主業農家率
%
73.0
21.4
3.4
24年
頭
113.1
49.0
2.3
24年
188.8
35.1
5.4
23,395
4,136
5.6
5,812
1,059
5.5
612
1,633
0.4
90.5
39.2
2.3
22.3
68.8
24年
乳用牛飼養頭数
24年
肉用牛飼養頭数
1経営体あたり
農業産出額
耕 種
全国
一戸あたり
兼業農家(2種)
農業就業人口
(販売農家)
■本道と都府県の農家の比較
億円
10,536
85,251
12.4%
5,119
58,790
8.7%
5,417
25,880
20.9%
農業粗収益
24年
資料:農水省「耕地面積調査」、「農業構造動態調査」「世界農林業センサス」、「生産農業
所得統計」、「畜産統計」、「農業経営統計調査」、経産省「工業統計調査」(産業編)
注1:主業農家とは、農業所得が主で、1年間に60日以上農業に従事している65歳未満
の者がいる農家
2:農業依存度とは、総所得(農業所得+農業生産関連事業所得+農外所得)に占め
る農業所得の割合
農業所得
千円
農外所得
農業依存度
%
23年
資料:左と同じ
2
北海道農業の概要②
北海道の農業産出額は、昭和 59年以降、約1兆円で推移。
北海道の農業就業人口(販売農家)は減少が続く中、 65歳以上の割合は増加傾向。
農業就業人口(販売農家)(北海道)
(億円)
(%)
12,000
14
10,000
12
10
8,000
8
6,000
6
4,000
(%)
(人)
本道の農業産出額と全国シェア
4
2,000
2
0
0
200,000
180,000
160,000
140,000
120,000
100,000
80,000
60,000
40,000
20,000
0
S45 50年 55年 60年 H2年 7年 12年 17年 22年 24年
農業産出額
全国シェア
年
173,530
152,387
31
34
40
34
35
30
131,491
111,324
25
25
20
15
10
5
0
H7
12
17
農業就業人口(販売農家)
22
65歳以上割合
資料:農林水産省「農林業センサス」
資料:農林水産省「生産農業所得統計」
経営体戸数に占める農産物販売金額戸数の割合
農産物販売金額
100万円未満
100∼1,000万円未満
1,000万円以上
北海道
13.4%
29.0%
57.6%
都府県
60.1%
33.0%
6.9%
資料:平成24年度『農業構造動態調査』
3
北海道のJAの概要①
農業協同組合(JA)
正組合員
農業従事者
・約11万人
・農業産出額
約1兆円
このうち
北海道JAの組織数と組合員数
約7万人
准組合員
地域住民
このうち
全道で109JA
出資金 約1,511億円
販売支払高
約9,058億円
約28万人
○北海道の農業従事者のうち約64%がJAに加入
○北海道人口(約542万人)の約7%がJAに加入(札幌市を除くと約9%)
○農畜産物の9割はJA経由で市場等に販売
4
北海道のJAの概要②
JAグループ北海道
道段階
全国段階
北海道農業協同組合中央会
(JAへの指導、監査等)
全国農業協同組合
中央会(全中)
ホクレン農業協同組合連合会
(経済事業)
全国農業協同組合
連合会(全農)
農業協同組合(109JA)
【主な事業】
販売事業
農畜産物の販売
購買事業
生産資材(肥料、農薬等)の供給
生活物資の供給
信用事業
事業・生活に必要な資金の貸出
貯金の受入れ
北海道信用農業協同組合連合会
(信用事業)
全国共済農業協同
組合連合会
(全共連)
共済事業
共済(保険と同様)の受入れ
北海道厚生農業協同組合連合会
(厚生病院運営等)
2015/1/30
農林中央金庫
全国厚生農業協同
組合連合会
(全厚連)
5
北海道のJAの概要③
農協合併の推移
○ 北海道のJA数は、109JA(平成25事業年度末)となっている。
農協数の推移(北海道)
(農協数)
350
271
300
250
245
236
166
200
128
150
109
100
50
0
昭和55
平成3
8
13
18
25
867
741
18
23
(年度末)
資料:JA北海道中央会「JA要覧」
(農協数)
5,000
農協数の推移(全国)
4,528
3,373
4,000
3,000
2,284
2,000
1,181
1,000
0
昭和55
平成3
資料:農林水産省「農業協同組合等現在数統計」
8
13
(年度末)
6
北海道のJAの概要
(JA北海道中央会会員JA:平成25年度末)
・総合JA数
・正組合員数
・准組合員数
・職員数
・販売支払高
・購買品供給高
・貯金残高
・長期共済保有高
109JA
約7万人
約28万人
約1万3千人
約9千億円
約5千億円
約3兆1千億円
約8兆円
7
組合員数の推移 ①
○ 都府県と比較して、1組合平均の正組合員数は少ないが、准組合員数は年々
増加し、地域の中核的経済機関の役割をはたしている。(准組合員比率79.8%))
農協の組合員数の推移(北海道)
(千人)
400
282
300
198
211
142
183
0
15
昭和35
309
229
191
200
100
318
156
45
162
平成3
55
334
265
243
正組合員
准組合員
119
87
35
217
321
107
8
91
78
13
18
69
23
9,740
組合員計
(事業年度)
資料:農林水産省「総合農協統計表」
農協の組合員数の推移(全国)
(千人)
10,000
8,000
6,536
7,277
5,641
6,000
4,000
7,885
5,780
0
昭和35
9,030
8,997
9,234
5,526
5,420
5,202
4,932
5,085
正組合員
5,890
2,000
756
8,658
1,387
2,244
45
55
3,132
3,610
3,795
平成3
8
13
4,302
4,655
准組合員
組合員計
18
23 (事業年度)
資料:農林水産省「総合農協統計表」
8
組合員数の推移 ②
地区別准組合員の比率
地区
道南
後志
日胆
石狩
空知
留萌
比率
85%
63%
74%
84%
80%
87%
地区
上川
宗谷
十勝
オホーツク
釧路
根室
比率
79%
93%
74%
80%
87%
83%
准組合員比率の階層別JA数
比率
∼40%
∼60%
∼80%
80%∼
計
JA数
6
27
41
35
109
資料:『北海道JA要覧』(平成25年度末)より
9
職員数の推移(北海道)
○
平成8事業年度は1万8千人弱だったが、現在は1万2千人台に減少
○
購買担当職員は減少しているが、販売担当職員は微増
農協職員数の推移(北海道)
(人)
20000
17,673
17,408
15000
6,395
5,454
17,913
17,993
4,770
4,918
(30.9%)
(36.7%)
1,542
10000
1,020
5000
(8.8%)
1,433
(5.9%)
6,216 (35.7%)
342 (2.0%)
1,907 (11.0%)
(8.7%)
1,904
(8.2%)
(10.6%)
1,454
2,097
(27.3%)
13,712
(11.7%)
1,323
(8.6%)
1,974 (12.8%)
6,500 (36.3%)
478 (2.7%)
776 (4.3%)
2,287 (12.9%)
2,497 (13.9%)
6,088
(33.8%)
938 (5.2%)
2,498 (13.9%)
4,630
販売
12,854
(27.1%)
(8.1%)
(8.1%)
6,479 (36.7%)
営農指導
15,412
4,182
1,466
1,528
(26.6%)
その他
(30.0%)
3,379
1,350
(24.6%)
(9.8%)
2,082 (15.2%)
3,243
1,325
(25.2%)
購買
(10.3%)
共済
2,180 (17.0%)
3,693 (26.9%)
3,040 (23.7%)
1,083 (7.0%)
1,150 (8.4%)
1,098 (8.5%)
2,220 (14.4%)
2,058 (15.0%)
1,968 (15.3%)
信用
0
昭和45
55
平成3
8
13
18
23
(事業年度)
資料:農林水産省「総合農協統計表」
10
職員数の推移(全国)
○ 平成3事業年度は30万人弱だったが、現在は21万人台に減少
農協職員数の推移(全国)
(人)
298,024
300000
250000
286,377
247,379
61,513 (21.5%)
56,759 (19.0%) 55,756 (19.0%)263,342
営農指導
22,312 (7.5%) 19,988 (6.8%)
200000
150000
100000
その他
293,369
52,836 (20.1%) 227,729
215,807
69,443 (28.1%) 20,955 (7.3%) 19,188 (6.4%) 19,585
(6.7%) 13,639 (5.2%) 42,275 (18.6%)
(6.9%)
42,949 (19.9%)
19,648
17,777 (6.8%)
15,495 (6.8%)
17,490 (7.1%)
15,982 (7.0%) 15,505 (7.2%)
(7.5%)
18,539
99,699 (33.5%)94,184 (32.1%)
15,879 (7.4%)
75,970 (28.8%)
91,419 (31.9%)
55,357 (24.3%)
43,760 (20.3%)
71,522 (28.9%)
29,486 (10.1%)
35,308 (13.4%)
17,327 (6.1%) 23,323 (7.8%)
38,940 (17.1%) 40,183 (18.6%)
11,589 (4.7%)
販売
購買
共済
50000
58,796 (23.8%)
75,515 (26.4%) 76,743 (25.8%) 74,370 (25.4%) 67,812 (25.8%)
59,680 (26.2%) 57,531 (26.7%)
0
昭和45
55
平成3
8
13
18
23
信用
(事業年度)
資料:農林水産省「総合農協統計表」
11
北海道のJAの特徴①
○ 農家組合員の経営安定と地域農業の確立をJA運営の柱とし、農業関連
事業主体の総合経営を行っています。
○ 全国の販売取扱高、購買品供給高に占める北海道の割合は大きい。
販売支払高
北海道
9千億円
(21.3%)
全国 4兆2千億円
北海道
5千億円
(17.1%)
全国 2兆9千億円
販売支払高
貸出金残高
貯金残高
購買品供給高
全国 88兆4千億円
購買品供給高
北海道
9千億円
(3.8%)
北海道
3兆1千億円
(3.5%)
貯金残高
全国 23兆4千億円
貸出金残高
貯貸率
北海道_1組合平均
83億円
51億円
287億円
81億円
28.1%
全国_1組合平均
58億円
41億円
1,223億円
324億円
26.5%
※北海道の数値は『北海道JA要覧』(平成25年度末)より
※全国の数値は平成23事業年度『総合農協統計表』より算出
2015/1/30
12
北海道のJAの特徴②
○ 北海道のJAは積極的に農業関連事業を展開しており、経常利益ベースでみると、
1組合平均の農業関連経常利益は1億4千万円の黒字ですが、全国平均では▲4千
万円と全国の8割のJAが赤字になっています。
(単位:百万円)
部門別_経常利益
北海道_1組合平均
全国_1組合平均
信用
共済
農業関連
生活その他
営農指導
合計
64
55
136
4
▲97
162
352
213
▲44
▲25
▲156
340
○ 部門別職員数に占める販売関連、営農指導部門の北海道の割合は32%と全国
の19%を大きく上回っています。
部門別_職員数割合
信用
共済
購買
販売関連
営農指導
その他
北海道
15%
9%
24%
22%
10%
20%
全国
27%
19%
20%
12%
7%
15%
※「販売関連」は販売、農業倉庫、加工、利用部門
※「その他」は宅地等供給事業、その他事業、管理部門
※北海道の経常利益数値は『北海道JA要覧』(平成25年度末)より
※北海道の職員数割合の数値と全国の数値は平成23事業年度『総合農協統計表』より算出
2015/1/30
13
JAの部門別損益(経常利益)
○ 北海道では、農業関連事業が増え、約111億円の黒字(23事業年度)となっている。
部門別損益(経常利益)(北海道)
(千万円)
1,300
800
765 686
939
733 609
1,160
1,111
29
300
(200)
(95)
(700)
(1,083)
(1,182)
(1,200)
信用
共済
農業関連事業
注:全農協の合計値
資料:総合農協統計表
(千万円)
1,352
18,711
H18
営農指導
合計
H23
部門別損益(経常利益)(都府県)
24,824
19,000
その他
21,522 23,229
19,217
14,855
9,000
(1,000)
(3,556) (4,346) (2,716)
(11,000)
信用
注:全農協の合計値
資料:総合農協統計表
共済
農業関連事業
H18
(1,895)
その他
(10,133)
営農指導
(10,209)
合計
H23
14
JAの資金の流れ (平成26年3月末)
(単位:十億円)
農林債券
そ の 他
4,037.6
調達
運用資産
(預金
19,190.1
JA北海道信連以外の会員等
(都府県信連・水産団体・森林団体等)
調達
そ の 他
421.9
運用
農林中金
75,806.9
52,579.3)
預け金
51,165.0
貸
出
17,295.1
有価証券等
58,359.0
そ の 他
152.8
貸
出
555.4
有価証券等
744.8
預け金
1,414.2
運用
JA北海道信連
運用資産
2,722.4
そ の 他
8.0
預け金
2,300.5
運用
調達
そ の 他
171.2
J
A
(110)
信用事業(運用)資産
3,276.8
貸
出
902.2
有価証券等
18.7
そ の 他
55.4
貯 金
3,105.6
組 合 員 等
資料:JA北海道信連財政表、同ディスクロージャー誌、
農林中金ディスクロージャー誌等
15
地域農業を支える人づくりの取組①
新規就農者数はおおむね600人∼700人で、そのうち農
家出身ではない新規参入者は70人∼90人程度で推移して
いる。
高齢化や後継者不足などにより、農家戸数が減少する中、
担い手を確保することが重要であり、新たな担い手として新
規参入者が期待されている。
JAは、市町村等関係機関と連携し、新規参入希望者をは
じめとする新規就農希望者の研修や受入支援体制の整備
に取り組んでいる。
新規就農者数の推移
(人)
400
300
200
100
0
新規学卒
Uターン
新規参入
資料:北海道農政部調べ
農業生産法人の法人数及び平均経営規模は年々、増
加している。
(法人数)
農業生産法人の法人数及び平均経営規模
3,000
農業生産法人は地域農業を支える重要な担い手とし
て、離農者等の農地の引受け手、雇用の場として期待さ
れている。
2,500
地域農業振興の役割をもつ農協は、出資を行い、地域
農業を支える農業生産法人が設立されている。(農協が
出資している認定農業者の法人:26法人(平成24年11月
現在))
1,500
近年では、地域の生乳減産に危機感を強める中、乳量
確保のため、農協は農業関係者、地元建設業、行政等の
共同出資による農業法人の設立の動きが出ている。
0
2,000
2,642
2,649
2,770
50.2
51
60
50
2,182
1,794
(ha)
2,834
45.7
48.8
40
39.6
30
33.3
1,000
20
500
10
0
H12年
17
22
法人数
23
24
25
(年度)
平均経営規模
資料:北海道農政部調べ
16
地域農業を支える人づくりの取組②
新規就農支援の取組み状況
○ 新規就農者を地域農業戦略等に担い手として位置付けている。
78JA(74.3%)
○ 新規就農者に対するJAの具体的な支援内容
・募集 パンフレット作成、HP作成
窓口設置
相談会等の開催もしくは参加
・研修 JAもしくは子会社等による研修
受入農家と連携した研修支援
・就農 農地の斡旋等
農機具等設備の斡旋等
住宅の斡旋等
就農計画策定支援
特別な融資対応、リース対応等
・定着 就農計画の進捗管理・見直し等アフタフォロー
地域ネットワーク、部会、青年部への参加支援
28JA(26.7%)
55JA(52.4%)
25JA(23.8%)
29JA(27.6%)
51JA(48.6%)
46JA(43.8%)
52JA(49.5%)
44JA(41.9%)
58JA(55.2%)
50JA(47.6%)
55JA(52.4%)
59JA(56.2%)
資料:25年度全JA調査結果より
17
コントラクター、TMRセンター、酪農ヘルパーの取組
道内のコントラクター数は増加傾向であり、うち農協営コントラクターは24組織(24年度)
道内のTMRセンター数は増加傾向であり、うち農協営センターは6組織(24年度)で増加傾向
道内の酪農ヘルパー利用組合は、利用組合数は減少傾向
コントラクター組織数
(組織数)
300
282
250
44
200
284
311
316
32
29
TMRセンター設置数
325
24
104
14
10
100
91
95
128
136
150
14
15
50
40
38
30
3
3
2
15
111
97
20
47
21
32
2
3
2
90
10
24
30
2
3
2
26
39
46
22
23
24 (年度)
その他
会社形態
農事組合法人
営農集団
農協
組織数
資料:北海道農政部調べ
23
25
44
6
4
3
2
3
2
(戸数)
101 100
35
30
6600
99
6500
99 6,510
6,377
97
6400
6300
6,271
96
95
20
50
0
50
28
109
150
(組織数)
酪農ヘルパー組合数
(組合数)
6,099
39
93
5900
5800
0
21
22
23
24
(年度)
会社形態
農事組合法人
営農集団
農協
資料:北海道農政部調べ
6100
5,951 6000
93
91
20
6200
5700
90
89
5600
20
21
組合数
22
23
24
加入農家戸数
資料:北海道農政部調べ
18
営農指導の取組①
○ 営農指導員1人当たりが担当する正組合員戸数は減少。
○ 営農指導事業の支出は増加しており、営農指導の強化を図っている。
営農指導員1人当たりが担当する正組合員の戸数
(戸)
100
90
80
70
60
50
40
30
20
10
0
北海道における営農指導事業の収入と支出
(千円)
86
66
S55
H3
61
58
8
13
52
18
44
200
180
160
140
120
100
80
60
40
20
0
147
123
88
59
資料:北海道農政部調べ
営農指導事業支出額
区分
S55
H3
H8
H13
H18
H23
道
61
(100)
82
(134.4)
100
(163.9)
95
(155.7)
84
(137.7)
86
(141)
都府県
555
(100)
722
(130)
675
(121.6)
644
(116)
459
(82.7)
439
(79.1)
161
135
137
13
18
90
H3
収入/正組合員戸数
(億円、%)
121
196
56
S55
23
160
8
23
支出/正組合員戸数
資料:北海道農政部調べ
注:カッコ内数字は、S55を100とした場合の数値
資料:農林水産省「総合農協統計表」
19
営農指導の取組②
JAが主体として取組んだ農地利用集積円滑化事業の取扱実績
○農地利用集積円滑化団体の状況
農地利用集積円滑化団体としての取組み
地域担い手育成総合支援協議会または地域農業再生協議会の構成員としての取組み
○平成24年度末時点の利用権設定実績(保有実績)
19JA(18.1%)
37JA(35.2%)
件数2,006件
面積22,300㌶
資料:25年度全JA調査結果より
担い手を中心とした組合員対象の渉外チーム
渉外チームを設置済み
〃
設置予定
13JA(12.4%)
16JA(15.2%)
資料:25年度全JA調査結果より
20
営農指導の取組③
担い手等に対する税務支援等の実績
農業経営管理支援に係る全ての取組み(申告支援・データ集積・経営分析/診断・経営コ
ンサル・総合事業支援)が概ね対応でき、集積データを活用した経営指導や事業提案、JA
事業基盤の強化・再生に向けて取組中
24JA(22.9%)
経営分析/診断および経営指導の初期的な取組み段階
6JA( 5.7%)
診断および経営指導の検討(または初期的取組み)段階
17JA(16.2%)
申告支援(記帳代行を含め)中心の取組み段階にあり、データを集積する仕組みを構築・
運用している段階
15JA(14.3%)
JA取引データを農業簿記科目に自動変換し、電算データで提供する取組みを運用または
検討しており、データを集積する仕組みの検討段階
24JA(22.9%)
資料:25年度全JA調査結果より
JA出資型農業法人(JAが50%以上出資している法人)
設立・出資済
設立・出資予定
耕種農業を行う法人(農地の権利(所有権・賃貸借権)を取得している
農業経営、もしくは作業受託事業を行っている法人)
9JA( 8.6%)
4JA(3.8%)
畜産経営事業を行う法人
8JA( 7.6%)
4JA(3.8%)
上記に該当しないJA出資型農業法人
2JA( 1.9%)
2JA(1.9%)
19JA(18.1%)
10JA(9.5%)
計
資料:25年度全JA調査結果より
21
クミカン制度
○
○
昭和36年より、北海道独自の決済制度としスタート
組合員の営農と生活の計画化を促進し、組合員と農協の密着化と農家経済の安定向上
を図ることを目的
○ 組合員の営農計画書に基づく営農と生活に関するJAとの取引内容について、一元的決
済と取引情報の管理を行う制度
クミカンの利用状況(H24度)
正組合員戸数
(戸)
52,680
クミカン利用戸数(戸)
クミカン
利用割合(%)
39,425
資料:北海道農政部調べ
○ 組合員に対する営農指導
・ 営農計画書の策定指導、審査
・ 計画実績対比、実績検討、要因分析
による経営改善の指導
○ 組合員によるデータ活用
・ 毎月の収支状況報告書の提供による
経営分析
・ 取引データをもとに、税務申告に活用
・ 必要な時に取引データを入手し、経営
内容の把握
クミカン制度の概要
74.8
組合員
J A
組合員が作成した
営農計画書
JAの
事業計画
営農計画書に基づく取引
営農や生活に関する各種事業を一元的に決済
経営分析や
税務申告などに
活用
取引データの
営農情報
22
販売事業の取組①
品目毎のJAの取扱量
○ 多くの品目で共同販売等に取り組み、農業者の利益を確保している。
品目
米
農産物
畜産物
合計
北海道の
農業産出額①
北海道のJAの
販売支払高②
単位:億円・%
参考値
(②/①)
1,439
13.7
1,143
12.6
79.4
豆類
348
3.3
280
3.1
80.5
麦類
263
2.5
247
2.7
93.9
その他農産物
3,069
29.1
2,808
31.0
91.5
計
5,119
48.6
4,478
49.4
87.5
乳代(除く補給金)
3,220
30.6
2,997
33.1
93.1
その他畜産物
2,197
20.9
1,584
17.5
72.1
計
5,417
51.4
4,581
50.6
84.6
10,536
100.0
9,058
100.0
86.0
資料:「北海道の農業産出額」は「生産農業所得統計」(24年)より
「北海道のJAの販売支払高」は「2014JA要覧」より
23
販売事業の取組②
共同利用施設の設置状況
○ 共同販売の拠点であり、生産活動の基礎となっている。また、生産者の作業効率化・
コスト低減にも寄与している。
精米麦
施設
北海道
全国
ライス
センター
カントリー
エレベーター
共同稲
育苗施設
共同野菜
育苗施設
青果物
集出荷施設
青果物
貯蔵施設
青果物
加工施設
97
85
89
4
33
286
363
39
1,429
1,560
773
1,122
346
4,468
2,107
428
資料:「総合農協統計表」(24年度)より
JAの生産組織の数
○ 共同販売の基礎となる組織。価格安定等に向けた計画生産・出荷、産地化に向けた生産
拡大や品質統一・向上等の取組みを実施。
耕種
(米・麦等)
北海道
全国
野菜
果樹
牛
豚
畜産
その他
鶏
花卉
花木
その他
合計
318
589
33
279
19
1
56
57
177
1,529
3,695
6,787
2,534
1,360
210
81
176
1,214
2,202
18,259
資料:「総合農協統計表」(24年度)より
24
6次産業化の取組①
○
地域資源を活用した6次化の取組のため、農協等が6次産業化法に基づき事業計画の認
定を受けた道内の件数は99件(全国1,690件)
うち、農協(ホクレン含む)が認定事業者となる計画は6件
○ それ以外にも、地域の農畜産物を用いた商品の開発・販売を行う農協がある。
※6次産業化法:地域資源を活用した農林漁業者等による新事業の創出及び地域の農林水産物の利用促進に関する法律
6次産業化法に基づく認定事業計画件数(北海道)
合計
うち農畜産物
うち農協
23年度
50
49
3
24年度
31
27
1
25年度
18
15
2
合計
99
91
6
注:平成25年11月29日現在
資料:農林水産省HP
認定事業計画件数の多い都道府県
都道府県
件数
第1位
北海道
99
第2位
兵庫県
73
第3位
熊本県
71
注:平成25年11月29日現在
資料:農林水産省HP
25
6次産業化の取組②
食クラスター活動
食クラスター活動
産学官金のオール北海道体制で、食の付加価値向上や関連産業の振興に取り
組み、「食の総合産業化」を目指す。
○ 食クラスター連携協議体(H22設立)
・約2,100の機関団体が参画
・事務局∼道経連、道、JA中央会等5機関
・11機関のタスクフォースで提案プロジェクトを
集中的に支援。
≪主なプロジェクト≫
サケ節、魚醤油、北方系ベリー類、ワイン&チーズ
農業生産関連事業の状況
単位:億円
農産物の加工
農業
経営体
農協等
182
農産物の直売所
計
778
農業
経営体
960
農協等
65
観光
農園
計
153
218
22
農家
民宿
農家
レストラン
3
合計
26
1,229
資料:「6次産業化調査」(24年度)より
単位:億円
農協の加工事業の状況
精米麦加工
13
澱粉芋加工
青果物
びん・かん詰
221
資料:「総合農協統計」(24年度)より
5
畜肉加工
28
畜乳加工
その他
1
合計
53
321
26
輸出促進の取組
単位:トン、百万円
北海道からの農産物輸出実績
22
数量
23
金額
数量
24
金額
数量
主な輸出先
金額
台湾、米国、タイ、シン
1,199
ガポール
373 香港
長いも
2,305
854
3,294
916
2,991
ミルク等
2,137
440
1,442
290
1,897
1
1
5
2
18
10 香港
5,493
246
17,185
745
70
22
メロン
米
香港、シンガポール、
ロシア
○ 道内より海外へ輸出される主な
農産物は、長いもとミルク
○ 新たな販路拡大や生産者の所得
の向上など様々な効果を持つ輸出
の取組を行う農協がある。
資料:北海道「北海道農業・農村統計」
○ 平成3年に、道とJA北海道中央会、ホクレン、JETRO北海道貿易情報センターの4者が「北海道農畜
産物海外市場開拓推進協議会」(事務局:ホクレン)を設立し、東アジア地域等を対象に道産農畜産物の
海外市場開拓のための輸出プロモーション活動を開始している。
年度
プロモーション対象国(地域)
3∼4年度
香港、シンガポール(市場調査など)
5∼8
香港(北海道収穫祭、実験輸送など)
9∼11
シンガポール(北海道収穫祭、輸出促進セミナーなど)
12∼14
マレーシア(北海道食品フェア、特定商品プロモーションなど)
15∼20
台湾(北海道食品フェア、バイヤー招聘など)
21∼23
タイ(北海道食品フェア、特定商品プロモーションなど)
24
シンガポール(市場調査、海外向け道産農畜産物PR媒体の作成など)
27
ブランド化による販路拡大の取組
○ 道内では、地域団体商標登録を行い、農産物の品質の維持とブランドの確立に取り組ん
でいる農協や独自にブランド展開し販路拡大に取り組む農協がある。
北海道の農業関係の地域団体商標登録件数 18件(道全体26件) 平成26年2月現在
北海道内の米のJA等プライベートブランド
52件
平成25年1月現在
道産食品登録商品のうち農産物
農協登録商品5商品
平成25年1月現在
(農産物全体100商品 商標で無いものも含む)
資料:北海道経済産業局、北海道農政部調べ
28
JAとホクレンが一体となった北海道米等の取組
○ JAとホクレンが地域農業の貢献した顕著な事例として、北海道米等の躍進があげられる。
(以下、「農協の大義」太田原髙昭著より一部抜粋)
20年前まで北海道米は、「ネコまたぎ」とか「トリまたぎ」とか言われて、まずい米の代表とみなされていた。それが
今では「ゆめぴりか」「ななつぼし」という特A品種を二つももっている上に、ブランド米から業務用米、もち米から酒米
までなんでもそろう「ラインアップ産地」として知られるようになった。
コメの品種改良は基本的に国の仕事だが、北海道米は国から完全に見放されていた。国は北海道を稲作不適地
と決めつけて、全国の生産調整の3分の1にあたる49%の減反を押し付けたのである。しかし北海道はうまい米を
つくる夢をあきらめず、道立農業試験場がこの課題に立ち向ったのだが、いかんせん研究費が足りなかった。このと
き、北海道のJAグループは、組合員から1俵当たり300円の拠出金を集めて研究を応援したのである。
二期作のできる種子島や石垣島に圃場を設置して育種期間を短縮したり、国内に何台もなかった高価なオートア
ナライザーという分析器具を購入したりするなど、他県ではできない取り組みが実って北海道米は面目を一新した。
この基金はまた、有名な「きらら397」のパッケージやTVコマーシャルなどにも投入され、ホクレンの意欲的な販売
戦略が注目された。また道行政や経済団体、消費者団体と一体となって展開した北海道米消費拡大運動によって、
道内食率(コメ消費量のうち北海道米の割合)を短期間に35%から90%にまで高めるという大変な成果を収めた。
コメだけではない。畑作における世界に誇りうる4年輪作体系を確立したのも、バレイショや玉ねぎなど保存性の
高い、安い売りものしかなかった野菜が、生鮮野菜を加えて全国一の産地となり、稲作や畑作の生産調整の危機を
救ったのも、長野に学んで産地形成をリードした農協とホクレンの役割を抜きにしてはありえなかった。「農協が農家
の所得拡大に役立っていない」どころか、北海道では農協とホクレンが、際限のない自由化政策で農家所得を引き
下げてきた国の政策に対抗して、農家所得を押し上げてきたのである。
最近の話題をあげれば、農家との直接取引によるコメ事業を展開しているアイリスオーヤマという会社があって、
北海道米の人気に注目して北海道に参入したが、農家は「うちは農協だ」と言ってコメを売ってくれない。結局ホクレ
ンから一括購入することになり、そのほうが取引費用や水分調整などの費用を考えると、同社にとってもはるかに低
コストになることが分かったという。長野の野菜と同様に、北海道米も共同販売に徹することによって、協同組合的
事業方式の合理性と効率性を実証したのである。
29
北海道の住民サービスの状況①
JA以外の社会インフラが乏しい地域の住民サービスの状況
○ JAの店舗はあるが、
① 一般金融機関店舗の無い町村数 :
4町村
② 一般保険(生保)代理店の無い町村数 : 50町村
③ 一般SS店舗の無い町村数 :
5町村
④ 一般スーパーの無い町村数 :
74町村
⑤ ①∼④のいずれかが無い町村数 :
85町村
○ 全道の179市町村のうち約5割の市町村では、JAが地域のインフラの域を超えて、まさしくライフラインの本来の意味である
命綱の役割 を果たしている。
※
※
※
※
市町村
月形町
初山別村
鷹栖町
更別村
鶴居村
月形町・初山別村:一般保険(生保)代理店・一般SS店舗・一般スーパーが無い
鷹栖町:一般金融機関店舗・一般SS店舗・一般スーパーが無い
更別村:一般金融機関店舗・一般保険(生保)代理店・一般スーパーが無い
鶴居村:一般金融機関店舗・一般保険(生保)代理店・一般SS店舗・一般スーパーが無い
人 口
(25.9現在)
3,743
1,360
7,298
3,363
2,526
保険(生保)代理店
店舗数
金融機関店舗数
JA
5
5
6
3
5
一般
1
1
2
1
2
JA
ゆうちょ
2
1
0
0
0
2
3
4
2
3
一般
(共済)
1
1
3
1
2
SS店舗数
1
1
2
1
2
スーパー数
JA
0
0
1
0
0
1
1
1
3
2
一般
1
1
1
2
2
JA
0
0
0
1
0
1
1
2
1
2
一般
1
1
2
1
2
0
0
0
0
0
計
資料:北海道農政部調べ(H25.9)
なお、金融店舗数(JA欄)は信連調べ(H26.4)、保険(生保)代理店店舗数(JA欄)は共済連調べ(H25.8)、
スーパー店舗数(JA欄)はホクレン調べ(H26.3)、スーパー店舗数(一般欄)〈※チェーン展開しているスーパーが対象〉はホクレン調べ(H24.4)
30
北海道の住民サービスの状況②
■ 道内厚生連病院の状況
○ 道内には12の厚生連病院があり、全体病床数は3,124床で、全道の病床数(77,81
2床)の約4%を占める。
○ 道内厚生連病院のうち、8病院が人口5万人未満の市町村に立地し、農村地域の
医療の確保に貢献している。
また、へき地医療拠点病院※として、3病院が指定されている。
※ へき地医療拠点病院・・・厚生労働省の指定により、へき地における医療の確保を図るため、
巡回診療や医師等の派遣、研修、各種診療支援を行う病院。
厚生連病院の立地条件(人口別)
総数
平成25年3月31日現在
政令指定
都市
30万人
以上
20万∼
30万人
10万∼
20万人
5万∼
10万人
5万人
未満
北海道
12
1
1
0
2
0
8
全国
111
7
10
6
22
20
46
うち1万∼
3万人
うち1万人
未満
3
4
資料:北海道農政部調べ
31
JA金融店舗の設置状況
JA金融店舗の設置状況
道内金融機関店舗数
うちJA金融店舗数
振興局別・金融機関店舗数
2,894店舗
303店舗
振興局別・金融機関店舗数の割合
資料:第27回JA北海道大会資料より
32
組合員による自主的組織の状況
組合員による自主的組織の状況(青年部・女性部・助けあい組織等)
①青年農業者組織の盟友数
盟友数
7,688人
②女性組織メンバー数
メンバー数 15,157人
③JA助けあい組織数
設置JA数
17JA
④介護保険法に基づく介護保険事業を行うJAの数
3JA
⑤老人福祉施設の事業を行うJAの数
7JA
資料:①∼④ 25年度全JA調査結果より
⑤
「総合農協統計表」(24年度)より
33