07 居室の換気 居室の換気 法28条2項

居室の換気 ☞ 法28条2項
07 居室の換気
教科書 p.56∼60
法令集 法28条2,3項、令20条の2
居室に必要な換気上有効な開口部面積
=当該居室の床面積の1/20以上
法28条2項:
居室には換気のための窓その他の開口部を設
け、その換気に有効な部分の面積は、その居室
の床面積に対して、1/20以上としなければなら
ない。ただし、政令で定める技術的基準に従っ
て換気設備を設けた場合においては、この限り
でない。
令20条の2
居室に必要な換気上有効な開口部面積
=当該居室の床面積の1/20以上
不足する場合、
令20条の2 開口部の少ない建築物等の換気
次の換気設備のいずれかを設置
①自然換気設備
②機械換気設備
③中央管理方式の空気調和設備
④所要の性能を有するものとして
大臣認定を取得したもの
2.4.7 開口部の少ない建築物等の換気設備
1)換気設備が必要な室 • 一般建築物の居室 ☞法28条2項 (換気上有効な開口部が不足しているもの)
• 劇場、映画館、演芸場、観覧場、公会堂、集
会場の居室 ☞法28条3項<別表第1(い)欄(1)項>
2次試験(製図)では、
どの空調方式を採用したか記入が求められる
①自然換気設備-1
1) 換気設備の必要性
☞ 令129条の2の6 第1項
• 排気筒:不燃性の立上り部分
• 給気口:常時、直接外気に開放
例:ステンレス
①自然換気設備-2
• 排気筒の有効断面積(Av):
①自然換気設備-3
給気口及び排気口の有効開口面積
令20条の2 第一項イ
Av=(Af-20Aw)/250 h (㎡) ← V=Af/250 h
Af: 居室の床面積 (㎡)
h : 給気口から排気筒の
外部開放部分の中心
までの高さ(m)
Aw:換気上有効な開口部
があればその面積 (㎡)
Av :0.00785以上
排気筒の有効断面積
②機械換気設備(中央管理方式を除く)
☞ 令129条の2の6 第2項
• 有効換気量(V):
令20条の2 第一項ロ
V=20(Af-20Aw)/N (㎡)
← V=20Af/N
Af: 居室の床面積 (㎡)
Aw:換気上有効な開口部があればその面積 (㎡)
N :10以下(実況に応じた1人当りの占有面積 ㎡)
一般居室等
手術室等
☞ 令129条の2の6 第3項
• 有効換気量(V):
V 20Af/N (㎡)
Af: 居室の床面積 (㎡)
N :10以下(実況に応じた1人当りの占有面積 ㎡)
トイレ等
3)映画館等の換気設備
☞法28条第3項
• 別表第1(い)欄(1)項の用途に掲げる用
途に供する特殊建築物の居室 =劇場、映画館等
• 令第20条の2 第1項一 ()書き (特殊建築物の居室に設ける換気設備に
あっては、ロから二まで)
- ロ.機械換気設備、ハ.中央管理方式
- 二.国土交通大臣の認定
③中央管理方式の空気調和設備
2.4.8 火気使用室の換気設備
☞ 法28条第3項、令20条の3
• 法28条第3項 火気使用室:
建築物の調理室、浴室その他の室でかまど、
こんろその他火を使用する設備若しくは
器具を設けたもの
• 次の換気設備を設ける
換気設備が不要なもの:
(1)密閉式燃焼器具等だけを設けている室
(2)床面積100㎡以内の住宅又は住戸に設
けられた調理室で、床面積の1/10以上
の換気上有効な開口部(0.8㎡以上)を設
けたもの
(3)調理室以外の室で、発熱量の合計が
6kw以下で、換気上有効な開口部を設
けたもの
便所
☞法31条
• 採光・換気のため直接外気に接する窓
の設置が必要
• 水洗便所については、適当な照明・換
気設備が設置されていればこれを要し
ない。