「ふるさと名物商品事業」消費喚起・プロモーション等業務 基本仕様書 1.目的 国の地域消費喚起・生活支援型交付金を活用し、県産品の消費喚起・拡大を図るこ とを目的に、公益財団法人にいがた産業創造機構(以下、「機構」という。)が行う、 地域資源等を活用した「ふるさと名物商品」の割引販売等を支援する事業(以下、 「ふ るさと名物商品事業」という。)のうち、消費喚起・プロモーション等の業務「以下 「本業務」という。」を委託する。 2.業務概要 (1)ふるさと名物商品の公募業務 「ふるさと名物商品」を選定するため、別途定める要件に該当する商品を公募す る業務。 なお、「ふるさと名物商品」の指定は、機構が設置する選定委員会での審査結果 をもとに、機構が指定するものとする。 公募は受付随時とし、公募に当たっては、幅広い事業者の商品が指定を受けられ るよう、事業者ごとに商品の上限数を設定すること。 (例:1社 10 商品までとする。ただし、同一商品で入数違いは同じ商品とするが、 味や仕様違いは別商品とする。) 【参考】現時点で想定している「ふるさと名物商品」のイメージ ○新潟ならではのこだわり、ストーリー性を持ったもの。 ・県内で製造・加工・提供されている商品 ・県産農林水産物を活用した加工食品 など ○商品の安定供給が可能であり、「名物商品」に指定することで販路拡大が期待 できるものであること ・地元で特産品として広く認められているものの、マーケティング戦略(潜在 顧客の特定、商品力の強化等)の弱さから、全国的に知名度不足のもの ○運搬(宅配輸送)に耐えうる商品であること ・食品については、賞味期限が2週間以上であるもの ○「食品衛生法」 「JAS法」 「景品表示法」等の法律及び行政庁の指導に基づく 基準(ガイドライン)等の要件を満たしているもの ○商品単価が 30 万円を超えないもの (2)販売事業者の公募業務 ふるさと名物商品を販売する事業者(以下「販売事業者」という。)について、 一定の要件を示したうえで公募する業務。 1 なお、販売事業者は、機構が設置する選定委員会での審査結果をもとに、機構 が決定するものとする。(決定する販売事業者は複数を想定) 販売事業者の要件は、以下を基本とするが、具体の方策については提案による こととする。 <販売事業者の要件> ・県内に主たる営業所又はこれらに類する事業拠点を有する法人であること ・自社で運営するインターネット通販サイトがあり、そのインターネット通販サ イト等で指定された「ふるさと名物商品」を販売できること (ネット通販サイトに加えて、店頭販売、カタログ販売も可とする) ・自社製品のみの販売は不可とし、幅広い事業者の商品を取り扱う事業者を優先 する。 ・販売時に、交付金による助成があること及び助成相当金額を示すことを必須と する。 (例:「○○円の助成※により実施中 ※地域住民生活等緊急支援のための交付金による助成」) ・ポイント制等リピート購入につながるような仕組みがある又は構築できること (3)選定委員会の運営 ふるさと名物商品、販売事業者を選定するため、機構が設置する選定委員会を運 営すること。 なお、選定委員会の委員の人選、就任依頼は別途機構で行うものとする。 ふるさと名物商品の公募を随時受付とするため、選定委員会は定期的(委託期間 中に6回程度を想定)に開催するものとする。 (4)ふるさと名物商品と販売事業者とのコーディネート 指定された「ふるさと名物商品」と、それを販売する販売事業者とをコーディネ ートすること。なお、具体の方策については提案によることとする。 なお、ふるさと名物商品事業者と販売事業者とが双方協議の上、商品ごとの売上 目標額を定める販売計画の策定は必須とする。 また、機構と協議の上、公募で選定した販売事業者以外に、全国企画等を活用し、 ふるさと名物商品の特性にあった大手サイト等を販売先としてコーディネートす ることも可能とする。 (5)助成金の配分枠の管理 ふるさと名物商品事業者と販売事業者とが、双方協議の上、策定した販売計画を もとに、割引相当分の助成金の配分予定額を、ふるさと名物商品事業者又は販売事 業者ごとに設定すること。 配分にあたっては、ふるさと名物商品の指定を定期的に行うことを踏まえて、一 定期間ごとの配分とすること。なお、具体の方法については、機構と協議のうえ決 2 定するものであること。 また、機構と協議のうえ販売実績に応じて配分予定額を変更するなど、効率的な 執行となるよう管理すること。 (6)広報の計画策定・実施 ふるさと名物商品の消費を喚起するため、広報・プロモーションを実施すること。 ふるさと名物商品及び販売事業者を紹介するポータルサイト構築を必須とする が、その他の具体の方策については提案によることとする。 (7)売上管理 毎月、販売事業者及びふるさと名物商品事業者からの報告に基づき、当該月のふ るさと名物商品ごとの販売数量及び割引額相当分の助成額を報告すること。(※事 業者への助成金の支払いは、報告に基づき機構が行うものとする。) なお、販売数量確認のための具体の方策については、提案によることとする。 (販売数量の確認方法については、不正防止の観点から、販売事業者からの売上報 告とふるさと名物商品事業者からの出荷報告の突合が想定されるが、不正が防止 できかつ煩雑とならない方策が望ましい。) (8)アンケートの実施 ふるさと名物商品事業の消費喚起・誘発効果及び本県における今後のマーケティ ング戦略立案のためのアンケート調査を実施すること。 ア アンケート調査項目 別添に定める内容を必須とし、その他の調査項目については、本県におけるふ るさと名物商品の消費喚起・誘発効果測定及び今後のマーケティング戦略立案の ために必要と思われる内容を提案に基づき、別途協議の上定めることとする。 イ アンケート集計結果の報告及び分析 全体の集計結果については、分析を行った上で機構に提出すること。なお、分 析方法等の詳細については、別途協議の上定めることとする。 (9)照会対応窓口の設置 ふるさと名物商品や販売事業者の公募、コーディネート等に関して、県内事業者 からの照会や相談等に対応する窓口を設置すること。 (10)実施運営計画の策定 本業務の契約内容に基づく実施運営計画を策定すること。 (11)その他の留意事項 ア 本業務の履行に関して、指揮・監督を行う責任者を定めること。 イ 業務の遂行にあたっては、機構と協議し、随時連絡を取るとともに、調整を 3 行うものとすること。 ウ 別紙「個人情報取扱業務特記事項」の内容を遵守すること。 【参考】事業実施に当たっての委託事業者と機構との役割 内容 委託事業者 機構 ふ る さ と 名 物 商 品 公募の実施、選定委員会の ふるさと名物商品の指定 の選定 運営 販売事業者の選定 公募の実施、選定委員会の 販売事業者の決定 運営 選定委員会 選定委員会の運営 割引助成 助成対象者ごとの助成額 助成対象者への助成金の の確定 支払い 4 選定委員の人選、就任依頼 別紙 個人情報取扱特記事項 (基本的事項) 第1条 乙は、この契約による業務を処理するに当たっては、個人の権利利益を侵害する ことのないよう、情報を適正に取り扱わなければならない。 (機密の保持) 第2条 乙は、この契約による業務に関して知り得た個人情報を外部へ漏洩し、又は不当 な目的に使用してはならない。この契約が終了し、又は解除された後においても同様と する。 (再委託の禁止) 第3条 乙は、この契約による業務を自ら処理するものとし、やむを得ず他に再委託する ときは、甲の承諾を得るものとする。乙は、再委託にあたっては、再委託先が本特記事 項に定める義務を果たすよう監督しなければならない。 (目的外収集・利用の禁止) 第4条 乙は、この契約による業務を処理するため、個人情報を収集し、又は利用すると きは、受託業務の目的の範囲内で行うものとする。 (第三者への提供の禁止) 第5条 乙は、この契約による業務を処理するために収集し、または作成した個人情報が 記録された資料等を、甲の承諾なしに第三者に提供してはならない。 (複写又は複製の禁止) 第6条 乙は、この契約による業務を処理するため甲から提供を受けた個人情報が記録さ れた資料等を、甲の承諾なしに複写し、又は複製してはならない。 (適正管理) 第7条 乙は、この契約による業務を処理するため甲から提供を受けた個人情報の滅失及 び損傷の防止に努めるものとする。乙自らが当該業務を処理するために収集した個人情 報についても、同様とする。 (資料等の返還・引き渡し) 第8条 乙は、この契約による業務を処理するために、甲から提供を受け、又は乙自らが 収集し、若しくは作成した個人情報が記録された資料等は、この契約完了後直ちに甲に 返還し、又は引き渡すものとする。ただし、甲が別に指示したときは当該方法によるも のとする。 (実地調査) 第9条 甲は、必要があると認めるときは、乙がこの契約による業務の執行にあたり取り 扱っている個人情報の状況について、随時実地に調査することができる。 (事故の場合の措置) 第10条 乙は、この契約に違反する事態が生じ、又は生ずるおそれがあることを知った ときは、速やかに甲に報告し、甲の指示に従うものとする。
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