地域再生プロジェクトの実施結果調書 市町村名 倶知安町・ニセコ町

別記第6号様式
地域再生プロジェクトの実施結果調書
市町村名
1 地域再生プロジェクト実施結果(プロジェクト全体)
実 施 主 体
ニセコ観光局プロジェクト協議会
プロジェクト名:ニセコエリア観光連携加速プロジェクト
■ 該 当 ◆地域重点プロジェクト名
地域重点プロジェク
□ 非該当 “しりべし”観光リゾートエリアの形成
トとの関連性
倶知安町・
倶知安町・ニセコ町
ニセコ町
(
2年計画のうち 1年目)
計
2市町村
団 体
格差の分野:地域経済の格差
◆主な取組
○新たな魅力の創出による後志観光の推進・外国人観光客の誘客促
進と利便性の向上
◆ 地域の課題
地域の課題及び
地域再生プロジェクト
の目標
ニセコ・倶知安両町においては、外国資本による盛んな投資が進んでおり、今後についてもこのような状況が見込まれる。そこで、両町の観光相互間連携に
よって広域観光を形成し、広域観光の魅力増進により国際競争力を高めなければならない。そこで、内外からの観光旅客の来訪及び滞在を促進することで、両
町の地域経済の格差を是正する必要がある。
◆ プロジェクトの目標
お客様目線の「ニセコ」に行政界はないことを再認識し、広域の現場レベルとした「ニセコ」独自の協同組織を構築する。また、行政、経済界、観光事業者など
の従来組織間連携ではなく、日常的に官民による協同組織を構築するなど、広域エリア「ニセコ」の観光振興策を図ることで、宿泊客数の増加と住民所得の増加
を図る。
住民等の評価
取組の成果
東日本大震災による風評被害が懸念されたが、震災直後は外国人の観光客が例年の3割程度に減ったものの、現在は9割程度まで回復してきている。また、
長期滞在の観光客も前年と比較し2割程度増加していることから、エリア内の観光事業者のみならず、スーパー等の商業や飲食店等のサービス業等の事業者か
らも高い評価を受けた。
計画に対する達成度
計画していた事業については、ほぼ実施でき、目標は達成できたと思われるが、観光プロモーション強化事業において、旅行会社と商品企画をし、ツアーを
募集したが、参加人数が集まらず、実施できなかった。また、平成24年度中に「ニセコ観光局」設立に向けての準備室を両町いずれかに設置することとした。
・ ニセコ観光局プロジェクト検討会議運営事業
カナダのウィスラーにて通年型積雪寒冷地リゾートのマネジメントを調査し、バンクーバーでは BIA 制度等商業地域のエリアマネジメントを学んだ。
平成24年度については、専任の非常勤職員を配置し、組織およびマネジメント手法について検討している。
・ ニセコエリアスポーツ観光推進事業
スキー伝来100年記念事業を実施し、北海道全体でスキーの歴史を振り返る機会を設けることができた。そして、子どもたちや幅広い年齢層に改めて
スキーの楽しさを知ってもらうことができ、倶知安町・ニセコ町の各スキー場では、WEBサイト等による情報発信の効果により北海道のみならず全国各
地及び中国・豪州等の国外からも多数のスキー客で賑わいを見せた。
・ 観光プロモーション強化事業
① 旅行会社との春・夏観光商品化事業
旅行会社と共同で商品を企画募集したが、結果的に参加者が集まらず実施できなかった。また JR と協力しサイクリングをテーマにパンフレットを
20,000 枚作成、札幌駅利用客に対し PR を行った結果、ニセコに興味を持っている数多くの駅利用者にPRできたことから、平成24年度も引き続き実
施する。
② 国内プロモーション
サッポロビールビヤガーデン(札幌)・北の大収穫祭(東京)・モンベルフレンドフェア(大阪)にてプロモーションを実施した。サッポロビールビヤガー
デンでは、ステージ上でクイズ形式による観光PRや飲食メニューでの特産品PRを実施、また、北の大収穫祭では、特産品の販売やステージ上での観
光PRを実施、両プロモーションにはマスコットキャラクターを登場させるなど工夫を凝らしたことで、老若男女、特に子どもたちに大人気となり、家
族旅行、特に夏休みのロングステイに興味のある観光客に対し十分な効果があった。また、モンベルフレンドフェアについては、関西圏のアウトドア愛
好者をターゲットとしており、200個用意したお菓子も数時間で無くなるほど盛況であった。貴重な関西圏のプロモーションのため平成24年度も引
き続き実施する。
③ 国外プロモーション
中国(北京)にて「ニセコスキーセミナー」及び「北海道ニセコスキープロモーション」を実施、延べ70名の中国スキー倶楽部等スキー関係者、索道事業
者、旅行会社、航空会社等が参加。今回のセミナー及びプロモーションはニセコエリア単独実施のため北京側の参加者と強力なコネクションが作られ、
そのコネクションからの誘客が現在も行われている。平成24年度について多数の誘客が見込まれるため、継続実施する。
④ VJ地方連携事業「香港北海道観光プロモーション」
ニセコエリアのアクティビティ等の紹介の番組を作成。平均視聴者数 538,914 人、延べ視聴者数 3,772,400 人となった。
具体的な効果
VJ地方連携事業等の国外プロモーションでは、東日本大震災により、当初
3割程度まで落ち込んでいた観光客も、現在は中国からの観光客を中心に9割
程度まで回復しており、現在に至っては昨年度と比較し1割程度増加してきて
いる。
カナダへの現地調査では、BIA などの財源調達が今後のニセコ観光局構想に
向けた検討に有効的な手法であると認識できた。
交付金支援期間終了時の成果目標に対する現時点での達成状況
・1人当たり課税所得 2,800 千円
H22:2,648.7 千円→H23:未確定
(H24目標:2,800 千円)
・町内施設宿泊客数
H22:872千人→ 集計中
(H24目標:880千人)
課題点等
各事業を実施する上で、単独よりも、倶知安・ニセコ両町による「ニセコエリア」として実施することで、PR効果が充分あったと思われるが、行政区が違う
ことから、調整等に時間を要してしまった。
プロジェクト推進上
の課題・問題点
課題を踏まえた今後の展開
東日本大震災による風評被害を払拭し、併せて宿泊数の増加と住民所得の増加を図るため、ニセコ・倶知安の両町が共同で実施することでより大きな成果
が得られる施策、より効率的な執行ができる施策を積極的に推薦していく。
また、「ニセコ観光局」設置に向けて、現在検討会議等で検討しているが、目指す組織像についてまだ結論が出ていないことから、平成24年度も継続して検
討し、組織体制を確立させていきたい。
2 地域再生プロジェクト構成事業
(1)実績額について
事
No
1
2
業
名
実施主体名
ニセコ観光局プロジ
ェクト検討会議運営
事業
協議会(公)
ニセコエリアスポー
ツ観光推進事業
協議会(公)
協議会(住)
(単位:千円)
実施
期間
23
~
24
23
~
24
年
次
事業費
3
観光プロモーション
事業
協議会(公)
4
観光地周辺整備事業
協議会(公)
24
交付金
要望額
その他
22
22
13,979
4,979
9,000
13,755
1,328
12,426
1
12.426
初 年 度( 23)
5,755
1,328
4,426
1
4,426
2年度目( 24)
(
)
8,000
8,000
8,000
全 体 計 画
初 年 度( 23)
2年度目( 24)
(
)
2,000
0
2,000
2,000
0
2,000
2,000
0
2,000
(
1,995
995
1,000
13,979
4,979
9,000
)
6
計
全 体 計 画
初 年 度( 23)
2年度目( 24)
(
)
注 1
2
3
4
民間等
自己財源
1,995
995
1,000
14,001
5,001
9,000
全 体 計 画
初 年 度(
)
2年度目(
)
(
)
数[4]
訳
市町村
自己財源
1,000
1,000
全 体 計 画
初 年 度( 23)
2年度目( 24)
5
業
財
源
内
市町村補助等
補助金等
委託費
2,995
1,995
1,000
全 体 計 画
初 年 度(
)
2年度目(
)
(
)
事
道補助
金 等
全 体 計 画
初 年 度( 23)
2年度目( 24)
(
)
全 体 計 画
23
~
24
国庫補
助金等
32,751
12,751
20,000
2,350
2,350
30,400
10,400
20,000
1
1
10,400
10,400
地域再生プロジェクトを構成する全ての事業の実績について記載すること。
平成21年度以前の地域再生チャレンジ交付金で採択された地域再生プロジェクトは、計画期間に応じて「年次」最下欄に3年度目を追記すること。
「事業費」
、
「財源内訳」及び「交付金要望額」欄は実績額又は予定額を記載すること。
その他記載に当たっては、別記第2号様式に準じること。
(2)実施内容について
No
事
業
名
計
画
内
容
年
次
実
初 年 度(23)
1
2
3
4
5
ニセコ観光局プロジ
ェクト検討会議運営
事業
ニセコエリアスポー
ツ観光推進事業
観光プロモーション
事業
ニセコエリアの観光を支え
る財源調達及び施策の調査
検討。
スキー伝来100年記念事
業の実施。
旅行会社と春・夏観光商品
化。雑誌への広告掲載。国
内・外へのプロモーション。
VJ地方連携事業の実施。
2年度目(
)
(
)
施
状
況
)
(
)
初 年 度(23)
2年度目(
)
(
)
初 年 度(
)
2年度目(
)
(
)
初 年 度(
)
2年度目(
)
果
・
課
題
通年型積雪寒冷地リゾート
カナダ(ウィスラー・バンク のマネジメントや資金調達
ーバー)の事例等現地調査。 方法等調査することができ
た。
フリーパスポート連絡協議
会との連携による、スキー伝
来100年記念事業の実施。
・ロゴマークの作成
・クイズの実施
初 年 度(23) ・レルヒヒゲ写真コンテスト
・親子スキーツアーの実施
・小学生雪山授業の実施
・パネル展の開催
・新聞、ラジオCM、チラシ、
ポスター、POP、パネル
WEBサイトによる告知
2年度目(
効
クラブツーリズム、JR北海
道と連携し商品の作成。
宿泊北海道への広告掲載。
サッポロビヤガーデン、東京
恵比寿、モンベルフレンドフ
ェアでのPR。
中国(北京)でのPR。
香港の番組作成によるPR。
今
後
の
展
開
ワークショップや勉強会等
により、地域住民と情報共有
し、制度構築に向けて検討し
ていく。
スキー伝来100年につい
て、新聞広告を始めとする各
本事業実施を基にニセコエ
媒体による PR や、パネル展 リアのスキーをPRしてい
を開催するなど北海道全体
でスキーの歴史を振り返る く。
機会を設けることができた。
東日本大震災により、観光客
数が一時的に落ち込み、風評
被害等も懸念されたが、各プ
ロモーション事業の実施に
より、現時点では9割程度回
復している。
今後も、ニセコ・倶知安と共
同で積極的なプロモーショ
ンをしていき、観光客の入り
込み増を目指す。
No
6
事
業
名
計
画
内
容
年
次
実
(
)
初 年 度(
)
2年度目(
)
(
)
施
状
況
効
果
・
課
題
今
後
の
展
開
注 1 (1)に記載した番号に対応する事業について、プロジェクトの期間を通じて、実施状況及び効果や課題を踏まえた今後の事業展開を記載すること。
2 平成21年度以前の地域再生チャレンジ交付金で採択された地域再生プロジェクトは、計画期間に応じて「年次」最下欄に3年度目を追記すること。