第11回生涯学習サロン後編【PDF】

日本映画と主題歌
「閉講式」
制作年
牧野晴信氏 芹川三恵子氏 日 時:5 月 24 日 14:30 ~
会 場:八王子エルシィ
出席者:サロン会員 47 名プロバス会員 62 名
ご来賓:八王子市教育委員会 生涯学習スポーツ部 学習支援課 課長 牧野晴信氏
東京八王子南ロータリークラブ 会長 廣瀬武彦氏
東京多摩プロバスクラブ 会長 鈴木達夫氏 副会長 平田哲郎氏(次期会長)
幹事 滝川益男氏 古澤靖雄氏(次期幹事) 監査 蓮池守一氏
総務委員長 神谷真一氏 岡野一馬氏(次期副会長) 堀内陽二氏(次期理事)
閉講式は矢崎安弘地域奉仕委員長の司会で開会した。
濵野幸雄会長挨拶要旨:2月22日(木)から始まった第11回生涯学習サロンも、沢山の皆さんのご参加
で順調に進行し、本日閉講式を迎える事になりました。
今回、八王子市教育委員会、東京八王子南ロータリークラブ、及び、お隣の東京多摩プロバスクラブより、
沢山のご来賓をお迎えして、盛大に閉講式を挙行出来ます事を大変嬉しく思います。
今回は時代にニーズに応じて、参加して下さる皆様に満足いただけるような、それにふさわしい講座の内
容と接遇に務めてまいりました。また本日も、2 ヶ月間かけてシルクロードをバイクで走破した長谷川貴訓
会員の講話が用意されており、さよならパーティでは「みんなで歌おう、わが青春の歌声喫茶」が続きます。
是非最後までお楽しみになってください。ご参加くださいました皆様に、心よりお礼申し上げると同時に、
来年も、お元気でお会い出来ますことを心より願っております。
次にご来賓紹介とご来賓の祝辞をいただいた。
ご来賓祝辞 八王子市教育委員会 学習支援課 課長 牧野晴信様
要旨:先日、当プロバスクラブのホームページを見させていただき、大変驚きました。これほど充実した生
涯学習活動をなさっているとは、正直云って予想していませんでした。大変興味ある内容で、多士済々の講
師の方々により、楽しい雰囲気の中で学習されておられます。しかも講師は会員の方々がなさっていると伺い、
すごい活動をされていると改めて感じました。
本市の生涯学習プランの基本方針の一つに市民主体の生涯学習がありますが、貴サロンはまさにこれらを
実践されていおり、本市のお手本になる活動であると存じます。
ご来賓祝辞 東京八王子南ローターリクラブ会長 廣瀬武彦様
要旨:私は学校の卒業式で、「皆さんは社会に出てからが勉強です」と云っています。ここには、私よりも随
分昔に、社会に出られ十分勉強された先輩方ばかりです。それで皆様方の学習意欲と勇気を称えて「これ以
上勉強されてどうするの」と申し上げ、生涯学習サロンご卒業のお祝いの言葉といたします。
参加者代表挨拶 芹川三恵子様
要旨:私がここで、お礼を申し上げられるのは、一番年を取っていることと、出来の悪い生徒で、毎年留年
しているからだと思います。今回もサロンの3ヶ月間が、夢のようにあっという間に過ぎてしまいました。
毎回、数々の講座をご用意していただき、野外サロンでは、あれも見せてあげたい、ここも連れていってあ
げたいと、関係の方々のお心遣いと、ご苦労を身にしみて感じております。来年もまた、皆様方とおめもじ
させていただき、留年させていただきたいと思っております。
映画名
映画主題歌
1.昭和 6年
マダムと女房
スピード時代
2.
11
人妻椿
人妻椿(松平 晃)
3.
12
浅草の灯
ベアトリ姉ちゃん(高峰三枝子他)
4.
13
愛染かつら
旅の夜風(霧島 昇)
5.
14
純情二重奏
純情二重奏(高峰 三枝子)
6.
15
支那の夜
蘇州夜曲(李 香蘭)
7.
15
秀子の応援団長
煌めく星座(灰田 勝彦)
8.
20
そよかぜ
リンゴの唄(並木 路子)
9.
22
地獄の顔
夜霧のブルース(デイック・ミネ)
10.
23
懐しのブルース
懐しのブルース(高峰 三枝子)
11.
23
憧れのハワイ航路
憧れのハワイ航路(岡 晴夫)
12.
24
青い山脈
青い山脈(藤山 一郎)
13.
24
別れのタンゴ
別れのタンゴ(高峰 三枝子)
14.
24
長崎の鐘
長崎の鐘(藤山 一郎)
15.
24
銀座カンカン娘
銀座カンカン娘(高峰秀子)
16.
24
悲しき口笛
悲しき口笛(美空 ひばり)
17.
25
東京キッド
東京キッド(美空 ひばり)
18.
26
19.
28
君の名は
君の名は(織井 茂子)
20.
31
狂った果実
狂った果実(石原 裕次郎)
21.
39
赤いハンカチ
赤いハンカチ(石原 裕次郎)
上海帰りのリル
(記録 平原俊彦)
-36-
上海帰りのリル(津村 謙、胡美芳)
-33-
「シルクロード全走破 バイク旅行記」
話をする人:長谷川貴訓
司 会 者:矢崎 安弘
話をする人:
昭和 41 年松下電送(株)入社、昭和 44 年理想科学工業(株)入社、一貫して
新製品開発に従事し、平成 7 年同社常務取締役退任:趣味は少しも上達しない
ピアノ・サックス・油絵・スキューバダイビング、実用にならない趣味の発明
第 11 回東京八王子プロバスクラブ生涯学習サロン参加者数
『道は、人々の必要によってつくられて来ました。道にはさまざまなものが通りました。人々のくらしに大
切なものが、目的地に向かって急ぎ足に過ぎていきました。』八王子にある『絹の道資料館』の最初のパネル
期日
開
講
PC 会員
合計
の一節です。幕末から明治の中頃まで、当時、唯一の輸出品であった生糸を横浜港から海外に運ぶため、八
王子から横浜に向け、自然と絹を運ぶ道ができました。自然と仲買の商人もその道にできました。数十キロ
平成 19 年 2 月 22 日(木)
51 名
56 名
107 名
サロン第 1 週
平成 19 年 3 月 8 日 (木)
61 名
60 名
121 名
広大な大陸を東西横断する道も、人々の必要によって自然と出来ていったと思います。たとえ、それが過酷
サロン第 2 週
平成 19 年 3 月 22 日(木)
57 名
52 名
109 名
な砂漠や険しい山を通過しなければならなくとも、人々はそれを乗り越え通り過ぎていったのでしょう。
サロン第 3 週
平成 19 年 4 月 12 日(木)
52 名
54 名
106 名
2006 年 8 月 15 日、絹の道(シルクロード)がある八王子を出発点としました。
サロン第 4 週
平成 19 年 4 月 26 日(木)
48 名
55 名
103 名
野外サロン
平成 19 年 5 月 10 日(木)
38 名
48 名
86 名
閉
平成 19 年 5 月 24 日(木)
47 名
62 名
109 名
講
式
一般参加者
式
(51)名
合
計
(58)
354 名
387 名
(405)名
(445)名
(109)名
741 名
(850)名
( )内はパーティ参加者含む
数十年の僅かな間でもこのように絹を運ぶ道が出来たのですから、おそらく数千年の前から、ユーラシアの
これから向う壮大なシルクロードへの万感胸に迫る想いに軽い武者震いをし、バイクのエンジンを始動しま
した。 『目指すは、イスタンブール』 ご一緒にどうぞ。
……と、バイク旅行記はパソコンの映像を多数枚使用して始まりました。
はじめに、講演者のシルクロードへの憧れ、そして、バイクでシルクロードを走破してみたいと云う夢が、
どのような巡り合わせでチャンスを掴んだかを話しました。次に、シルクの魅力はどこにあるのか、三千年
もの長い間、中国が独占できた秘密とは、また、シルクロードの定義、代表的なルートや、コース付近の地形等、
生涯学習サロンに相応しい学習も取り入れながら、受講者に基本知識を知っていただきました。
西安にある『絲綢之路起点』からが、いよいよバイク旅行となります。今回のツーリングには 23 歳から 70
歳までの人が、全国から 15 台のバイクで参加されました。『目指せ、イスタンブール!』を毎朝の掛け声で
一日 300 から 400 キロの行程で走ります。中国国内を走る中で、『絹の発見』・20 世紀考古学上最大の発見と
いわれる『兵馬俑坑』・莫高窟の第 17 窟『蔵経洞』の発見・『馬踏飛燕』の発見など、私のライフワークであ
るセレンディピティーがシルクロード上に幾つかあることも紹介しました。
今回のツーリングでのメインである、S. ヘディンが駱駝で一月もかったタクラマカン砂漠を2日で横断し
たこと、標高 3700 メートルのトルガル峠越えの難所でパンクしたこと等の苦労話をしながら、旅の映像は中
央アジアへと進みました。トルクメニスタンでは全行程パトカー先導で、交差点の信号も無視で走れて、と
ても良い経験をしたことを話しました。そして、中国・キルギス・カザフスタン・ウズベキスタン・トルク
メニスタン・イラン・トルコの七カ国、13000 キロ 57 日間のバイク旅行は、終着点のイスタンブールへ着き、
無事終了しました。
講演時間があまり無く駆け足での説明でしたが、締めくくりに、旅で出会った人々、出会った音楽をスラ
イドショーで上映して終わりました。
イスタンブールへ着いたのが、昨年の 10 月 11 日でしたが、今回の特別講演までシルクロードから離れる
ことができず、今日、ようやく本当のシルクロードの旅が終ったと思いました。
講演資料は、各国の世界遺産や見所の写真を含む全走破図と、シルクの魅力・シルクロードの定義・シル
クロードのセレンディピティー・旅のミニ情報・参考書などを A3 両面に印刷して配布しました。
(当日配布資料の中で、兵馬俑抗は、正しくは、兵馬俑坑です。お詫びして訂正します。)
(記録 長谷川貴訓)
-40-
-37-
「閉講のことば」
副会長 宮崎浩平
第 11 回生涯学習サロンの閉講にあたりまして、一言ご挨拶を申し上げます。
本年度のサロンは 2 月 22 日の農学博士小島貞男先生の「おいしい水」の話に始まり、
3月 8 日から隔週で 4 回のサロンを開催し、5 月 10 日には野外サロンとして、埼玉
(サキタマ)古墳群と長瀞にバス旅行を実施し、順調に企画どうり進めることが出来、皆
様のご協力に心より感謝いたしております。
そして本日は特別講話、長谷川会員のシルクロードをバイクで走った体験談、さよならパーティとなりま
した。
私どものサロンは会員一人ひとりの手作りで発表させて頂いており、創意工夫を重ねて第 11 回になりまし
た。今年も新しい企画として茶の湯の同好会が、会場に野立ての席を設けました。お点前の腕はまだ未熟で
すが立派にその役目を果たしてくれまして、いささか満足をしているところです。
いま一つは、野外で楽しむデジカメ講座で、昨年は雨で屋内に変更されましたが、今年は晴天にめぐまれ
大成功を修めました。その素晴らしい作品はパーティ会場に展示披露されていますので、存分にご鑑賞いた
だきたいと存じます。
ご存知のように、私どものサロンは毎回4つの講座に分かれており、皆様の中には選択された講座以外の
講座も聴きたいというご要望が幾つもございました。そこでご好評であったテーマについては、アンコール
サロンとして、もう一度同じ講座を設定してはどうかとの案があり現在検討しているところです。
本年の学習サロンも、本日をもって終了します。私どもは、今までのサロンに満足することなく、創意工
夫をこらし、より良いサロンにしていきたいと存じております。
地域発展のため、八王子の町により密着して尽くしてまいりたいと思っておりますので、今後ともご支援
を宜しくお願いたします。
「さよならパーティ」
司会は全日本プロバス協議会副会長 立川冨美代会員が担当。乾杯は第十代会長 大野聖二氏の発声で、
なごやかにパーティは始まった。来賓の多摩プロバスクラブさま、サロン会員、プロバス会員、その数なん
と 109 名が参加。当クラブ歴史始まって以来のこと。
宴が盛り上がった時、「みんなで歌おう、わが青春の歌声喫茶」に移り、歌唱指導に角 岳史先生、ピアノ
伴奏 畑野かん奈先生をお迎えして、歌声は会場狭しと響き渡った。間合いには、わがプロバスクラブ男声
合唱団「ハニカミお~じ」による懐かしの歌声も加わり、愉快で楽しいパーティとなった。
(写真撮影 武田洋一郎、荒 正勝)
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「シルクロード全走破 バイク旅行記」
話をする人:長谷川貴訓
司 会 者:矢崎 安弘
話をする人:
昭和 41 年松下電送(株)入社、昭和 44 年理想科学工業(株)入社、一貫して
新製品開発に従事し、平成 7 年同社常務取締役退任:趣味は少しも上達しない
ピアノ・サックス・油絵・スキューバダイビング、実用にならない趣味の発明
第 11 回東京八王子プロバスクラブ生涯学習サロン参加者数
『道は、人々の必要によってつくられて来ました。道にはさまざまなものが通りました。人々のくらしに大
切なものが、目的地に向かって急ぎ足に過ぎていきました。』八王子にある『絹の道資料館』の最初のパネル
期日
開
講
PC 会員
合計
の一節です。幕末から明治の中頃まで、当時、唯一の輸出品であった生糸を横浜港から海外に運ぶため、八
王子から横浜に向け、自然と絹を運ぶ道ができました。自然と仲買の商人もその道にできました。数十キロ
平成 19 年 2 月 22 日(木)
51 名
56 名
107 名
サロン第 1 週
平成 19 年 3 月 8 日 (木)
61 名
60 名
121 名
広大な大陸を東西横断する道も、人々の必要によって自然と出来ていったと思います。たとえ、それが過酷
サロン第 2 週
平成 19 年 3 月 22 日(木)
57 名
52 名
109 名
な砂漠や険しい山を通過しなければならなくとも、人々はそれを乗り越え通り過ぎていったのでしょう。
サロン第 3 週
平成 19 年 4 月 12 日(木)
52 名
54 名
106 名
2006 年 8 月 15 日、絹の道(シルクロード)がある八王子を出発点としました。
サロン第 4 週
平成 19 年 4 月 26 日(木)
48 名
55 名
103 名
野外サロン
平成 19 年 5 月 10 日(木)
38 名
48 名
86 名
閉
平成 19 年 5 月 24 日(木)
47 名
62 名
109 名
講
式
一般参加者
式
(51)名
合
計
(58)
354 名
387 名
(405)名
(445)名
(109)名
741 名
(850)名
( )内はパーティ参加者含む
数十年の僅かな間でもこのように絹を運ぶ道が出来たのですから、おそらく数千年の前から、ユーラシアの
これから向う壮大なシルクロードへの万感胸に迫る想いに軽い武者震いをし、バイクのエンジンを始動しま
した。 『目指すは、イスタンブール』 ご一緒にどうぞ。
……と、バイク旅行記はパソコンの映像を多数枚使用して始まりました。
はじめに、講演者のシルクロードへの憧れ、そして、バイクでシルクロードを走破してみたいと云う夢が、
どのような巡り合わせでチャンスを掴んだかを話しました。次に、シルクの魅力はどこにあるのか、三千年
もの長い間、中国が独占できた秘密とは、また、シルクロードの定義、代表的なルートや、コース付近の地形等、
生涯学習サロンに相応しい学習も取り入れながら、受講者に基本知識を知っていただきました。
西安にある『絲綢之路起点』からが、いよいよバイク旅行となります。今回のツーリングには 23 歳から 70
歳までの人が、全国から 15 台のバイクで参加されました。『目指せ、イスタンブール!』を毎朝の掛け声で
一日 300 から 400 キロの行程で走ります。中国国内を走る中で、『絹の発見』・20 世紀考古学上最大の発見と
いわれる『兵馬俑坑』・莫高窟の第 17 窟『蔵経洞』の発見・『馬踏飛燕』の発見など、私のライフワークであ
るセレンディピティーがシルクロード上に幾つかあることも紹介しました。
今回のツーリングでのメインである、S. ヘディンが駱駝で一月もかったタクラマカン砂漠を2日で横断し
たこと、標高 3700 メートルのトルガル峠越えの難所でパンクしたこと等の苦労話をしながら、旅の映像は中
央アジアへと進みました。トルクメニスタンでは全行程パトカー先導で、交差点の信号も無視で走れて、と
ても良い経験をしたことを話しました。そして、中国・キルギス・カザフスタン・ウズベキスタン・トルク
メニスタン・イラン・トルコの七カ国、13000 キロ 57 日間のバイク旅行は、終着点のイスタンブールへ着き、
無事終了しました。
講演時間があまり無く駆け足での説明でしたが、締めくくりに、旅で出会った人々、出会った音楽をスラ
イドショーで上映して終わりました。
イスタンブールへ着いたのが、昨年の 10 月 11 日でしたが、今回の特別講演までシルクロードから離れる
ことができず、今日、ようやく本当のシルクロードの旅が終ったと思いました。
講演資料は、各国の世界遺産や見所の写真を含む全走破図と、シルクの魅力・シルクロードの定義・シル
クロードのセレンディピティー・旅のミニ情報・参考書などを A3 両面に印刷して配布しました。
(当日配布資料の中で、兵馬俑抗は、正しくは、兵馬俑坑です。お詫びして訂正します。)
(記録 長谷川貴訓)
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