論稿 長岡市の1人当たり市民所得の分析 長岡大学教授 鯉 江 康 正 *本稿は『長岡市サービス業振興調査報告書』 (平成 20 年3月)の「Ⅱ部 長岡市の1人当たり市民所得の分析」 (pp.141 ∼ 170)を長岡市より許可いただき転載したものである。 1.市町村民所得の実態 1.1 市町村民所得(分配)の内容 (1)市町村民所得 市町村民所得は、生産活動によって新たに生み出された付加価値が、その生産活動に労働、資本等の生産要素を 提供した市町村内の居住者(法人も含む)にどのように分配されるかを把握したもので、雇用者報酬、財産所得、 企業所得から構成される。 市町村民所得には法人所得が含まれていることにも注意すべきである。つまり、ある市町村に大企業が立地して いれば、市町村民所得は高くなる可能性があるということである。 (2)雇用者報酬 雇用者とは、あらゆる生産活動に常雇・日雇を問わず従事する就業者のうち、個人業主と無給の家族従業者を除 く全ての者をいい、法人企業の役員、特別職の公務員、議員等も含まれる。 雇用者報酬は(ア)賃金・俸給と(イ)雇主の社会負担に分類される。 (ア)賃金・俸給 賃金・給与、手当、賞与、歳費、報酬など現金によるもの、自社製品、通勤定期券などの現物支給、役員給 与手当、議員歳費等、社宅などの家賃と市中平均家賃との差額を現物給与の一種とみなした給与住宅差額家賃 からなる。 (イ)雇主の社会負担 雇主の社会負担は、a雇主の現実社会負担とb雇主の帰属社会負担からなる。 a 雇主の現実社会負担 共済組合や組合管掌健康保険等の社会保障基金への雇主の負担額と、厚生年金基金・同連合会、適格退職 年金等の年金基金への雇主の負担額からなる。 b 雇主の帰属社会負担 社会保障基金や年金基金によらず雇主自らが雇用者の福祉のために負担する分で、退職一時金、社会保障 基金によらない業務災害補償などからなる。 (3)財産所得(非企業部門) 一般政府・家計・対家計民間非営利団体が所有する金銭、土地、無形資産(著作権、特許権など)の貸借により 生じる所得の移転のことで、利子、法人企業の分配所得(配当等) 、保険契約者に帰属する財産所得及び賃貸料から なる。なお、企業の財産所得は企業所得に含めて計上され、財産所得の項目には表章されない。 (4)企業所得(法人企業の分配所得受払後) 企業所得は、企業の営業余剰・混合所得(注)に財産所得の受取を加え、支払いを控除したもので、(ア)民間 法人企業、(イ)公的企業、(ウ)個人企業からなる。 31 (注)企業会計でいう営業利益にほぼ相当し、したがって、企業所得は、営業利益から負債利子などの営業外費 用を支払い、逆に他社からの株式配当などの営業外収益を加えたいわゆる経常利益に近い概念といえる。 (ア)民間法人企業 民間法人企業の各事業所を所在する市町村の居住者とみなし、他部門への法人企業の分配所得の受払後のも のについて表示している。 (イ)公的企業 公的に所有あるいは運営されている中央・地方の企業で、法人格をもつ公的法人企業と生産する財貨・サー ビスのほとんどを市場で販売する大規模な非法人政府事業体からなる。前者の例としては日本道路公団など、 後者の例としては企業特別会計が挙げられる。 (ウ)個人企業 個人が企業の主体となり、家族等の労働等を使って企業を運営しているものをいい、農家の所得や持家の帰 属家賃などもこれに含まれる。 1.2 新潟県及び県内市町村の市町村民所得 (1)新潟県及び県内市町村の市町村民所得 図表1.2-1は、平成16年の新潟県および県内市町村の市町村民所得をまとめたものである。平成16年度の新潟県の 市町村民所得の合計は、6,589十億円であり、その内訳は、雇用者報酬4,500十億円、財産所得242十億円、企業所得1,848 十億円である。市町村民所得が最も多いのは新潟市の2,332十億円で、長岡市の788十億円、上越市の627十億円が続 いている。 長岡市の市町村民所得788十億円の内訳は、雇用者報酬530十億円、財産所得28十億円、企業所得230十億円である。 市町村民所得の詳細については参考資料1∼参考資料3を参照されたい。 (2)市町村民所得の項目別構成 平成16年度の新潟県の市町村民所得を、項目別に見ると(図表1.2-2参照) 、雇用者報酬は68.3%、財産所得は3.7%、 企業所得は28.0%となっている。 長岡市では、雇用者報酬67.3%、財産所得3.1%、企業所得29.2%である。新潟県と比較すると、企業所得の構成比 が1ポイントほど高い分、雇用者報酬が1ポイント低くなっている。財産所得の構成比は、県平均並みである。 雇用者報酬の割合が高い市町村は、田上町、阿賀町、朝日村、見附市、新発田市であり、周辺市町村への通勤が 比較的多い地域である。企業所得の割合が高い市町村は、粟島浦村、湯沢町、聖籠町、刈羽村、川口町である。こ のうち、粟島浦村は農林水産業に関する個人企業所得の割合が非常に高い。湯沢町では持ち家に関する個人企業所 得の割合が高くなっている。聖籠町及び刈羽村では法人企業所得の割合が高くなっている。川口町については、平 成16年度は中越大震災があった年であるため、雇用者報酬が前年度よりも大幅に減少しており、その落ち込みが相 対的に企業所得の割合を高める結果となっている。 (3)市町村民所得の市町村別構成 平成16年度の県内市町村の市町村民所得を比較すると、新潟市が最も多く35.4%で、長岡市の12.0%、上越市の9.5% が続いている。上位3市を合計すると、56.9%となる。 項目別に県内シェアを見ると、3市合計で、雇用者報酬は57.2%、財産所得51.4%、企業所得56.8%となっている。 32 図表1.2-1 図表1.2-2 新潟県内市町村の市町村民所得(平成16年度) 新潟県内市町村民所得の項目別構成比(平成16年度) 㸝༟న㸯Ⓤළ㸞 ᕰ⏣ᮟẰ 㞘⏕⩽ሒ㓐 ㈀⏐ᡜᚋ ᡜᚋ 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 ᕰ⏣ᮟẰᡜᚋࡡ㡧┘ืᵋᠺẒ㸝ᖲᠺ16ᖳᗐ㸞 ௺ᴏᡜᚋ 0% ┬ ゛ 6,589,115 4,499,572 241,628 1,847,915 ᩺₪ᕰ 2,332,401 1,615,756 72,941 643,704 㛏ᒱᕰ 787,518 530,207 27,619 229,693 ୕㉲ᕰ 626,523 426,385 23,564 176,575 ᮪ᕰ 267,352 174,587 9,854 82,911 ᓧᕰ 275,392 185,462 9,270 80,660 ᩺Ⓠ⏛ᕰ 261,761 189,026 12,874 59,861 ᑚ༐ㆺᕰ 99,444 68,596 3,975 26,873 ຊⱩᕰ 72,070 51,668 2,905 17,497 ༎⏣ᕰ 142,035 97,011 6,116 38,909 ず㜻ᕰ 98,310 71,187 4,085 23,038 ᮟ୕ᕰ 73,167 50,764 2,657 19,745 ⇡ᕰ 242,921 155,482 8,847 78,592 ⣊㨮ᕖᕰ 129,947 89,356 4,006 36,586 ዼ㧏ᕰ 107,837 72,692 3,538 31,608 ἠᕰ 125,150 88,255 5,752 31,143 㜷㈙㔕ᕰ 113,977 77,098 6,258 30,622 ఫῳᕰ 159,498 109,878 8,201 41,419 㨮ᕰ 100,241 71,513 3,638 25,090 ༞㨮ᕰ 156,504 105,709 5,758 45,037 ⫶හᕰ 86,283 56,238 4,074 25,972 ⪯⡪⏣ 46,332 23,018 1,608 21,706 ᘲᙢᮟ 21,793 15,199 993 5,602 ⏛୕⏣ 30,872 23,577 1,458 5,837 㜷㈙⏣ 28,412 21,453 1,101 5,858 ฝ㞴ᓧ⏣ 11,425 7,999 619 2,807 3,513 ᕖཾ⏣ 10,333 6,340 480 …Ἁ⏣ 31,292 15,209 552 15,532 ༞⏣ 26,822 16,881 1,673 8,268 ศ⩒ᮟ 16,211 9,182 805 6,224 㛭ᕖᮟ 15,316 10,730 1,177 3,409 Ⲡᕖ⏣ 30,178 19,707 1,387 9,084 ♼ᯐᮟ 22,232 15,645 1,541 5,046 ᭽ᮟ 23,787 17,426 1,653 4,708 ᒜ⏣ 14,426 9,738 605 4,083 ⢎ᓞᮟ 1,351 600 47 704 ฝ㸞᩺₪┬ࠔᖲᠺ18ᖳᗐ∟ࠈ᩺₪┬ᕰ⏣ᮟẰ⤊ῥ゛⟤ࠕ ┬ 20% 40% 60% 80% ゛ ᩺₪ᕰ 㛏ᒱᕰ ୕㉲ᕰ ᮪ᕰ ᓧᕰ ᩺Ⓠ⏛ᕰ ᑚ༐ㆺᕰ ຊⱩᕰ ༎⏣ᕰ ず㜻ᕰ ᮟ୕ᕰ ⇡ᕰ ⣊㨮ᕖᕰ ዼ㧏ᕰ ἠᕰ 㜷㈙㔕ᕰ ఫῳᕰ 㨮ᕰ ༞㨮ᕰ ⫶හᕰ ⪯⡪⏣ ᘲᙢᮟ ⏛୕⏣ 㜷㈙⏣ ฝ㞴ᓧ⏣ ᕖཾ⏣ …Ἁ⏣ ༞⏣ ศ⩒ᮟ 㛭ᕖᮟ Ⲡᕖ⏣ ♼ᯐᮟ ᭽ᮟ ᒜ⏣ ⢎ᓞᮟ 㞘⏕⩽ሒ㓐 ㈀⏐ᡜᚋ 図表1.2-3 市町村民所得の市町村別構成比(平成16年度) ᕰ⏣ᮟẰᡜᚋࡡᕰ⏣ᮟืᵋᠺẒ㸝ᖲᠺ16ᖳᗐ㸞 0% 20% 40% 60% 80% ᕰ⏣ᮟẰᡜᚋ 35.4 12.0 9.5 43.1 㞘⏕⩽ሒ㓐 35.9 11.8 9.5 42.8 ㈀⏐ᡜᚋ ௺ᴏᡜᚋ 11.4 30.2 34.8 ᩺₪ᕰ 12.4 㛏ᒱᕰ 33 48.6 9.8 9.6 ୕㉲ᕰ 43.2 ࡐࡡ┬හ 100% ௺ᴏᡜᚋ 100% (4)新潟県及び県内3都市の市町村民所得の推移 平成8年度の新潟県の市町村民所得の合計は7,218十億円で、3都市の構成比は、新潟市が34.6%、長岡市が11.8%、 上越市が9.1%であった。平成16年には新潟県の市町村民所得の合計は6,589十億円であり、この8年間で629十億円減 少している。3都市とも実額では減少する結果となっているが、平成16年の県内構成比を見ると新潟市は35.4%で0.8 ポイント上昇、長岡市は12.0%で0.2ポイント上昇、上越市は9.5%で0.4ポイント上昇している(図表1.2-4参照) 。 長岡市の市町村民所得の県内構成比(図表1.2-5参照)は11%後半から12%で推移しており、ほぼ横這いである。 項目別には長岡市の雇用者報酬は11.8%から11.9%で安定的に推移している。財産所得は11%前半とやや低い。企業 所得は11.3%から12.5%とかなりの変動を見せており、この動きが市町村民所得の構成比を変動させているといえる。 平成16年は、中越大震災が起こった年であるため、長岡市の生産や所得が大きな影響を受けている可能性が懸念 されたが、時系列的な動きを見る限り特異な値を示していなので、人口1人当たりの市町村民所得に関する分析で は平成16年度値を用いて行う。 図表1.2-4 県内3都市の市町村民所得の推移 ᕰ ⏣ ᮟ ┬ ゛ ᩺ ࠈ ₪ ࠈ ᕰ 㛏 ࠈ ᒱ ࠈ ᕰ ୕ ࠈ ㉲ ࠈ ᕰ ᐁ㢘㸝Ⓤළ㸞 ᖳᗐ ᖲᠺ㸭ᖳᗐ ᖲᠺ㸮ᖳᗐ ᖲᠺ10ᖳᗐ ᖲᠺ11ᖳᗐ ᖲᠺ12ᖳᗐ ᖲᠺ13ᖳᗐ ᖲᠺ14ᖳᗐ ᖲᠺ15ᖳᗐ ᖲᠺ16ᖳᗐ ᖲᠺ㸭ᖳᗐ ᖲᠺ㸮ᖳᗐ ᖲᠺ10ᖳᗐ ᖲᠺ11ᖳᗐ ᖲᠺ12ᖳᗐ ᖲᠺ13ᖳᗐ ᖲᠺ14ᖳᗐ ᖲᠺ15ᖳᗐ ᖲᠺ16ᖳᗐ ᖲᠺ㸭ᖳᗐ ᖲᠺ㸮ᖳᗐ ᖲᠺ10ᖳᗐ ᖲᠺ11ᖳᗐ ᖲᠺ12ᖳᗐ ᖲᠺ13ᖳᗐ ᖲᠺ14ᖳᗐ ᖲᠺ15ᖳᗐ ᖲᠺ16ᖳᗐ ᖲᠺ㸭ᖳᗐ ᖲᠺ㸮ᖳᗐ ᖲᠺ10ᖳᗐ ᖲᠺ11ᖳᗐ ᖲᠺ12ᖳᗐ ᖲᠺ13ᖳᗐ ᖲᠺ14ᖳᗐ ᖲᠺ15ᖳᗐ ᖲᠺ16ᖳᗐ ᕰ⏣ᮟẰ ᡜᚋ 7,218,037 7,213,543 7,204,600 6,923,251 6,956,802 6,771,819 6,644,327 6,595,454 6,589,115 2,500,234 2,496,152 2,507,493 2,414,984 2,439,659 2,410,213 2,372,506 2,354,362 2,332,401 854,815 862,097 846,592 830,843 816,556 794,758 780,236 783,606 787,518 654,193 660,541 652,560 634,802 654,577 613,566 608,038 611,915 626,523 㞘⏕⩽ሒ㓐 ㈀⏐ᡜᚋ 4,838,953 4,988,613 4,965,727 4,906,268 4,881,759 4,861,017 4,730,559 4,581,549 4,499,572 1,680,789 1,732,430 1,734,796 1,720,430 1,718,620 1,730,202 1,689,720 1,633,033 1,615,756 575,646 595,458 592,055 583,072 581,826 578,542 560,500 546,733 530,207 436,498 454,081 453,111 452,154 450,332 448,999 435,324 424,762 426,385 561,302 575,626 471,714 427,214 358,506 281,636 225,454 201,106 241,628 182,611 186,374 151,482 137,342 115,121 88,274 68,621 61,506 72,941 64,303 65,775 53,567 48,618 40,858 31,875 25,500 22,532 27,619 51,977 53,426 44,226 40,404 34,224 27,076 22,040 19,723 23,564 ฝ㸞᩺₪┬ࠔᖲᠺ18ᖳᗐ∟ࠈ᩺₪┬ᕰ⏣ᮟẰ⤊ῥ゛⟤ࠕ 34 ௺ᴏᡜᚋ 1,817,782 1,649,304 1,767,159 1,589,769 1,716,538 1,629,166 1,688,314 1,812,798 1,847,915 636,835 577,347 621,215 557,211 605,917 591,737 614,166 659,824 643,704 214,867 200,863 200,970 199,153 193,873 184,341 194,236 214,341 229,693 165,717 153,035 155,223 142,244 170,022 137,490 150,674 167,429 176,575 ᕰ⏣ᮟืᵋᠺẒ㸝㸚㸞 ᕰ⏣ᮟ 㞘⏕⩽ ㈀⏐ ௺ᴏ Ằᡜᚋ ሒ㓐 ᡜᚋ ᡜᚋ 100.0 100.0 100.0 100.0 100.0 100.0 100.0 100.0 100.0 100.0 100.0 100.0 100.0 100.0 100.0 100.0 100.0 100.0 100.0 100.0 100.0 100.0 100.0 100.0 100.0 100.0 100.0 100.0 100.0 100.0 100.0 100.0 100.0 100.0 100.0 100.0 34.6 34.7 32.5 35.0 34.6 34.7 32.4 35.0 34.8 34.9 32.1 35.2 34.9 35.1 32.1 35.0 35.1 35.2 32.1 35.3 35.6 35.6 31.3 36.3 35.7 35.7 30.4 36.4 35.7 35.6 30.6 36.4 35.4 35.9 30.2 34.8 11.8 11.9 11.5 11.8 12.0 11.9 11.4 12.2 11.8 11.9 11.4 11.4 12.0 11.9 11.4 12.5 11.7 11.9 11.4 11.3 11.7 11.9 11.3 11.3 11.7 11.8 11.3 11.5 11.9 11.9 11.2 11.8 12.0 11.8 11.4 12.4 9.1 9.0 9.3 9.1 9.2 9.1 9.3 9.3 9.1 9.1 9.4 8.8 9.2 9.2 9.5 8.9 9.4 9.2 9.5 9.9 9.1 9.2 9.6 8.4 9.2 9.2 9.8 8.9 9.3 9.3 9.8 9.2 9.5 9.5 9.8 9.6 図表1.2-5 県内3都市の市町村民所得の県内構成比の推移 ┬හ㸨㒌ᕰࡡᕰ⏣ᮟẰᡜᚋࡡ᥆⛛㸝ᵋᠺẒ㸯㸚㸞 40.0 35.0 30.0 25.0 20.0 15.0 10.0 5.0 0.0 08 09 10 11 12 13 14 15 16 ᖳᗐ ᩺₪ᕰ 㛏ᒱᕰ ୕㉲ᕰ (5)長岡市の項目別市町村民所得の推移 平成8年度の長岡市の市町村民所得は855十億円であり、項目別に見ると、雇用者報酬が576十億円(67.3%) 、財 産所得が64十億円(7.5%)、企業所得が215十億円(25.1%)であった。平成16年度には市町村民所得は788十億円と 8年間で67十億円減少している。項目別に見ると、雇用者報酬は530十億円(67.3%)、財産所得は28十億円(3.5%) 、 企業所得は230十億円(29.2%)であり、企業所得は増加しているものの雇用者報酬と財産所得は減少している。 図表1.2-6 長岡市の市町村民所得の推移 㛏ᒱᕰࡡᕰ⏣ᮟẰᡜᚋࡡ᥆⛛㸝Ⓤළ㸞 1,000,000 800,000 600,000 400,000 200,000 0 08 09 10 11 12 13 14 15 16 ᖳᗐ ᕰ⏣ᮟẰᡜᚋ 㞘⏕⩽ሒ㓐 ㈀⏐ᡜᚋ ௺ᴏᡜᚋ (6)長岡市の市町村民所得の増加寄与度 図表1.2-7と図表1.2-8は長岡市の市町村民所得の項目別増加寄与度を見たものである。 平成8年度から9年度にかけて、長岡市の市町村民所得は0.85%増加したが、項目別寄与度を計算すると、雇用者 報酬2.32%、財産所得0.17%、企業所得-1.64%であった。 平成10年度から14年度までは長岡市の市町村民所得の対前年増加率は毎年2%前後減少した。平成10年度∼ 13年 度は、3項目とも寄与度はマイナスであった。平成14年度は企業所得の寄与度は1.25%とプラスに転じたが、雇用者 35 報酬の寄与度は−2.27%、財産所得のそれも−0.80%であり、結果として市町村民所得の対前年増加率は−1.83%で あった。平成15年度および平成16年度の対前年市町村民所得の増加率は0.43%、0.50%と6年ぶりにプラスとなった。 この要因は、企業所得の寄与(15年度2.58%、16年度1.96%)によるものである。 図表1.2-7 長岡市の市町村民所得の項目別寄与度 ᖳᗐ ᖲᠺ㸭ᖳᗐ ᖲᠺ㸮ᖳᗐ 㛏 ᖲᠺ10ᖳᗐ ᖲᠺ11ᖳᗐ ᒱ ᖲᠺ12ᖳᗐ ᖲᠺ13ᖳᗐ ᕰ ᖲᠺ14ᖳᗐ ᖲᠺ15ᖳᗐ ᖲᠺ16ᖳᗐ ᐁ㢘㸝Ⓤළ㸞 ᕰ⏣ᮟẰ 㡧┘ืᐞᗐ㸝㸚㸞 ᡜᚋࡡቌ 㞘⏕⩽ሒ ᕰ⏣ᮟẰ 㞘⏕⩽ሒ ㈀⏐ᡜᚋ ௺ᴏᡜᚋ ㈀⏐ᡜᚋ ௺ᴏᡜᚋ ຊ⋙(㸚) ᡜᚋ 㓐 㓐 854,815 575,646 64,303 214,867 862,097 595,458 65,775 200,863 0.85 2.32 0.17 -1.64 846,592 592,055 53,567 200,970 -1.80 -0.39 -1.42 0.01 830,843 583,072 48,618 199,153 -1.86 -1.06 -0.58 -0.21 816,556 581,826 40,858 193,873 -1.72 -0.15 -0.93 -0.64 794,758 578,542 31,875 184,341 -2.67 -0.40 -1.10 -1.17 780,236 560,500 25,500 194,236 -1.83 -2.27 -0.80 1.25 783,606 546,733 22,532 214,341 0.43 -1.76 -0.38 2.58 787,518 530,207 27,619 229,693 0.50 -2.11 0.65 1.96 図表1.2-8 長岡市の市町村民所得の項目別増加寄与度 ᕰ⏣ᮟẰᡜᚋࡡ㡧┘ืᐞᗐ㸝㸚㸞 3.00 2.00 ᐞ ᗐ 1.00 0.00 -1.00 -2.00 -3.00 09 10 11 12 13 14 15 16 ᖳᗐ ᕰ⏣ᮟẰᡜᚋ 㞘⏕⩽ሒ㓐 36 ㈀⏐ᡜᚋ ௺ᴏᡜᚋ 2.人口1人当たりの市町村民所得(分配)の分析 2.1 人口1人当たりの市町村民所得 平成16年度の新潟県の市町村民所得の合計は、6,589十億円で、人口1人当たりの市町村民所得(以下、人口1人 当たりの所得)は2,692千円である。 市町村民所得が最も多いのは新潟市の2,332十億円で、長岡市の788十億円、上越市の627十億円が続いている。人 口1人当たりの市町村民所得で見ると、最も高いのは湯沢町の3,520千円で、聖籠町の3,437千円、刈羽村の3,335千円 が続いている。新潟市は2,872千円で8位、長岡市は2,762千円で10位、上越市は2,976千円で5位にとどまっている。 図表2.1-1 市町村民所得と関連指標(平成16年度) ᕰ ⏣ ᮟ 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 ┬ ゛ ᩺₪ᕰ 㛏ᒱᕰ ୕㉲ᕰ ᮪ᕰ ᓧᕰ ᩺Ⓠ⏛ᕰ ᑚ༐ㆺᕰ ຊⱩᕰ ༎⏣ᕰ ず㜻ᕰ ᮟ୕ᕰ ⇡ᕰ ⣊㨮ᕖᕰ ዼ㧏ᕰ ἠᕰ 㜷㈙㔕ᕰ ఫῳᕰ 㨮ᕰ ༞㨮ᕰ ⫶හᕰ ⪯⡪⏣ ᘲᙢᮟ ⏛୕⏣ 㜷㈙⏣ ฝ㞴ᓧ⏣ ᕖཾ⏣ …Ἁ⏣ ༞⏣ ศ⩒ᮟ 㛭ᕖᮟ Ⲡᕖ⏣ ♼ᯐᮟ ᭽ᮟ ᒜ⏣ ⢎ᓞᮟ ⥪ ெ ཾ ᕰ⏣ᮟẰᡜᚋ㸝༐ළ㸤ெ㸞 㸝ெ㸞 ᕰ⏣ᮟẰᡜᚋ 㸝Ⓤළ㸞 (H16.10.1⌟ ெཾ㸦ெᙔ ᑊ┬Ẓ ┬හ㡨న ᅹ) ࡒࡽ 6,589,115 2,448,025 2,692 100.0 2,332,401 812,115 2,872 106.7 8 787,518 285,104 2,762 102.6 10 626,523 210,526 2,976 110.6 5 267,352 106,007 2,522 93.7 15 275,392 95,852 2,873 106.7 7 261,761 104,894 2,495 92.7 16 99,444 40,570 2,451 91.1 17 72,070 32,068 2,247 83.5 27 142,035 62,851 2,260 84.0 25 98,310 43,123 2,280 84.7 23 73,167 30,925 2,366 87.9 20 242,921 83,702 2,902 107.8 6 50,908 2,553 94.8 14 129,947 107,837 38,515 2,800 104.0 9 125,150 57,613 2,172 80.7 29 113,977 47,662 2,391 88.8 19 159,498 68,999 2,312 85.9 21 100,241 43,973 2,280 84.7 24 156,504 63,930 2,448 91.0 18 86,283 33,548 2,572 95.6 12 46,332 13,480 3,437 127.7 2 21,793 8,537 2,553 94.8 13 30,872 13,513 2,285 84.9 22 28,412 15,005 1,894 70.3 34 11,425 5,423 2,107 78.3 31 1,869 69.4 35 10,333 5,530 31,292 8,890 3,520 130.8 1 26,822 11,885 2,257 83.8 26 16,211 4,861 3,335 123.9 3 15,316 7,114 2,153 80.0 30 30,178 11,276 2,676 99.4 11 22,232 10,185 2,183 81.1 28 23,787 11,667 2,039 75.7 32 14,426 7,344 1,964 73.0 33 1,351 430 3,142 116.7 4 ㈠ᩩ㸞᩺₪┬ࠔᖲᠺ18ᖳᗐࠈ᩺₪┬ᕰ⏣ᮟẰ⤊ῥ゛⟤ࠕ 37 地域の経済力を見る指標として、最も一般的な変数は、人口、就業、生産、所得である。これらの指標は、実際、 地域の規模を示すには、適切な指標であろう。長岡市は県内第2の都市とよく言われるが、それは人口規模から見 たものである。また、所得で見ても県内第2位である。 ここで、誰でも考えればすぐわかることであるが、誰もが錯覚しやすい問題がある。それは人口や生産規模が大 きいとそれだけ地域は経済力があって、人々の生活水準も高いという錯覚である。生活水準は、人口1人当たりの 所得や雇用者1人当たりの給与で測られるべきものである。極端な例は、一人の富豪が無人島に移り住んだ場合で ある。この島の人口1人当たりの所得は非常に高くなるが、何十万と人が住んで、経済活動を営んでいる地域の合 計所得よりは低いかもしれない。 実際に人口、市町村民所得および人口1人当たりの所得の間の相関係数を計算する(図表2.1-2参照)と、人口と 市町村民所得の間には0.999という高い相関が得られているが、人口と人口1人当たりの所得の相関係数は0.233であ り、到底相関があるとは言えない。 図表2.1-2 変数間の相関係数 ெཾ ᕰ⏣ᮟẰᡜᚋ ெཾ㸦ெᙔࡒ ࡽࡡᡜᚋ ெཾ 1.000 0.999 0.215 ᕰ⏣ᮟẰᡜᚋ 0.999 1.000 0.233 ெཾ㸦ெᙔࡒࡽࡡ ᡜᚋ 0.215 0.233 1.000 2.2 人口1人当たりの所得の要因分解 2.2.1 要因分解の方法 県内各市町村について人口1人当たりの所得は、次の4つの要因の積として分解可能である。県内市町村の社会 経済指標は参考資料4を参照されたい。 YD NN = NW EE YY YD × × × NN NW EE YY 変数記号 変数名 単位 YD 市町村民所得 百万円 NN 人口 人 NW 就業者数 人 EE 従業者数 人 YY 域内総生産 百万円 (注)就業者は「市町村民経済計算」では民ベースの就業者、「国勢調査」では常住地就業者に対応し、従業 者は「市町村民経済計算」では内ベースの就業者、「国勢調査」では従業地就業者に対応する。 すなわち、人口1人当たりの所得(YD/NN)は、就業率(NW/NN)、就従比(EE/NW)、生産性(YY/EE)、域 内分配率(YD/YY)の積となる。 さらに、県内各市町村の人口1人当たりの所得を新潟県の人口1人当たりの所得で割ると、次式が得られる。こ こで、dは、各市町村の値を新潟県の値で割った格差を示す。 d YD NW EE YY YD =d ×d ×d ×d NN NN NW EE YY 38 2.2.2 各要因の市町村民所得格差への影響 人口1人当たりの所得格差(以下、所得水準という)と、4要因の格差を図示したものが、図2.2-1から図2.2-4である。 データは平成8年度∼平成16年度の9年間で、対象市町村は平成19年3月現在の県内35市町村単位での組み替え数 値を用いている。 所得水準は各図とも縦軸に測られており、最高値は平成14年度の湯沢町の1.678となっている。つまり、湯沢町に 住んでいる人は、県平均の1.678倍の所得を得ていたことになる。最小値は、平成16年度の川口町で0.694となっている。 なお、平成16年は中越大震災が発生した年であり、データを見る場合には注意が必要である。 図表2.2-1は、就業率格差と所得水準の関係を見たものである。横軸の就業率格差は粟島浦村を除いて、それほど 大きな格差を示していない。つまり、人口に対する就業率は市町村で大きな差はない結果になっている。就業率と 所得水準の関係は、若干ではあるが正の相関が見られる。 図表2.2-1 就業率格差と所得水準の関係 ᑯᴏ⋙ᕣ࡛ᡜᚋỀ‵ 1.800 1.600 ᡜ ᚋ Ề 1.400 ‵ ࠈ d 1.200 ⢎ᓞᮟ ( Y 1.000 D / N 0.800 N ) 0.600 0.400 0.000 0.500 1.000 1.500 ᑯᴏ⋙ᕣࠈd(NW/NN㸞 39 2.000 図表2.2-2は、就従比格差と所得水準の関係を見たものである。就従比が1を超えているということは、他市町村 からの通勤流入が他市町村への通勤流出よりも多いことを意味する。市町村別に見ると、聖籠町と湯沢町が高くなっ ている。両町を除いても、所得水準の間には正の相関が見られる。 図表2.2-2 就従比格差と所得水準の関係 ᑯᚉẒᕣ࡛ᡜᚋỀ‵ 1.800 1.600 ᡜ ᚋ Ề 1.400 ‵ ⪯⡪⏣ …Ἁ⏣ d 1.200 ( Y 1.000 D / N 0.800 N ) 0.600 0.400 0.000 0.500 1.000 1.500 2.000 ᑯᚉẒᕣࠈd(EE/NW㸞 図表2.2-3は、生産性格差と所得水準の関係を見たものである。両者の間には、正の相関が見られている。横軸の 生産性格差を見ると、刈羽村が非常に高い値を示している。 図表2.2-3 労働生産性格差と所得水準の関係 ⏍⏐ᛮᕣ࡛ᡜᚋỀ‵ 1.800 1.600 ᡜ ᚋ Ề 1.400 ‵ ࠈ d 1.200 ศ⩒ᮟ ( Y 1.000 D / N 0.800 N ) 0.600 0.400 0.000 1.000 2.000 3.000 ⏍⏐ᛮᕣࠈd(YY/EE㸞 40 4.000 5.000 図表2.2-4は、域内分配率格差と所得水準の関係を見たものである。この両者の間には負の相関が見られる。域内 分配率は域内総生産に対して、域民の所得がどれだけあるかを見たものである。すなわち、他市町村で働いている 人が多ければこの比率は上昇し、他市町村から多くの人が通勤してくれば減少することになる。域内分配率格差に ついては、若干特異値と思われる市町村も無いわけではないが、他の要因に比べると、突出した地域はない。 図表2.2-4 域内分配率格差と所得水準の関係 ᇡහฦ㒼⋙ᕣ࡛ᡜᚋỀ‵ 1.800 1.600 ᡜ ᚋ Ề 1.400 ‵ ࠈ d 1.200 ( Y 1.000 D / N 0.800 N ) 0.600 0.400 0.000 0.500 1.000 1.500 2.000 ᇡහฦ㒼⋙ᕣࠈd(YD/YY㸞 格差を用いた要因分解式を用いて、回帰分析を行った結果は以下のとおりである。なお、データは、上述の個別 要因格差と所得水準の関係で、明らかに長岡市をはじめ、県内他市町村とは異なる特徴を有する粟島浦村、聖籠 町、湯沢町、刈羽村の4市町村はデータから除外した。 YD NW EE YY YD + 0.921×d + 0.636×d + 0.690×d =−2.091 + 0.807 ×d NN NN NW EE YY (16.69) (32.47) (30.84) (26.30) d 決定係数=0.859 自由度修正済み決定係数=0.857 係数下の( )内はt値である。このt値の大きさから4要因すべてが所得の決定要因となっていることが分か るが、とりわけ、就従比格差d(EE/NW)、生産性格差d(YY/EE)、域内分配率格差d(YD/YY)の決定力が強い ことがわかる。 2.2.3 各要因の長岡市の人口1人当たりの所得への影響 (1)就業率要因の影響 図表2.2-5をみると、就業率は県および3市の中で長岡市が最も高い。長岡市は新潟市、上越市に比較して就業率 要因以外の要因の値が低いため、人口1人当たりの所得が低くなっている。 就業率要因は各地域の就業率を、他の要因は長岡市の数値を用いて、人口1人当たりの所得を計算した期待値は、 就業率が最も低い上越市の就業率を用いた場合2,714千円/人であり、長岡市の2,762千円/人よりも48千円低下する。 41 図表2.2-5 就業率を変更したときの長岡市の人口1人当たりの所得の変化(平成16年度) ᆀᇡࡡᑯᴏ⋙㸝㸚㸞 㛏ᒱᕰࡡᑯᚉẒ㸝ಶ㸞 㛏ᒱᕰࡡ⏍⏐ᛮ㸝༐ළ㸤ெ㸞 㛏ᒱᕰࡡᇡහฦ㒼⋙㸝㸚㸞 ெཾ㸦ெᙔࡒࡽࡡᡜᚋ ᙽೋ ࠈࠈ㸝༐ළ㸤ெ㸞 ᐁ⦴ ᑯᴏ⋙こᅄ௧አࡡこᅄࡡ✒ ᩺₪┬ 50.5 2,741 2,692 53.3 ᩺₪ᕰ 㛏ᒱᕰ 50.4 50.9 1.041 7,024 74.2 2,735 2,762 2,872 2,762 57.0 54.3 ୕㉲ᕰ 50.0 2,714 2,976 59.5 ㈠ᩩ㸞᩺₪┬ࠔᖲᠺ18ᖳᗐ∟ࠈ᩺₪┬ᕰ⏣ᮟẰ⤊ῥ゛⟤ࠕ 就業率は、地域の年齢構成によって影響されることは良く知られている。そこで、就業率(普通就業率=総就業 者/ 15歳以上人口)に加えて、期待就業率と標準化就業率を計算することによって、長岡市、新潟市、上越市の就 業率を検討する(図表2.2-7 ∼図表2.2-9参照)。なお、年齢階層別、男女別に就業者数が得られるのは、 「国勢調査」 であるので、ここでは平成17年の国勢調査結果をもとに比較検討を行う。 期待就業率とは、各地域の男女別年齢階層別就業率が新潟県と同じと仮定し、地域の就業者数をもとに計算した 就業率である。長岡市の場合、具体的には、 年齢階層別男女別長岡市の期待就業者 =年齢階層別男女別長岡市の人口×年齢階層別男女別新潟県の就業率 を計算し、年齢階層計と男女別計をとり、総期待就業者/長岡市の15歳以上人口で求めた就業率である。 また、標準化就業率とは、人口の年齢別構成が新潟県と同じと仮定し、地域の就業率をもとに計算した就業率で ある。長岡市の場合、具体的には、 年齢階層別男女別長岡市の標準化就業者 =年齢階層別男女別新潟県の人口×年齢階層別男女別長岡市の就業率 を計算し、年齢階層計と男女別計をとり、総標準化就業者/長岡市の15歳以上人口で求めた就業率である。 普通就業率を見ると、新潟県は58.5%、新潟市は57.0%、長岡市は59.3%、上越市は59.1%となっており、15歳以上 人口を対象に計算しても、長岡市が最も高い。これを男女別に見ると、男性は、新潟県が69.6%、新潟市が67.2%、 長岡市が70.6%、上越市が71.6%で、上越市の就業率が高い。女性は、新潟県が48.3%、新潟市が47.7%、長岡市が 48.7%、上越市が47.6%で、長岡市の就業率が高い。 そこで、男女別年齢階層別就業率が新潟県と同じと仮定して期待就業率を計算すると、新潟市が60.4%、長岡市が 59.2%、上越市が58.3%である。新潟市は普通就業率が期待就業率よりも低いことから、相対的に就業率が低いと言 える。長岡市は普通就業率と期待就業率がほぼ同じであり、県と同様の就業率となっていることがわかる。上越市 は普通就業率が期待就業率を上回っており、就業率が高いと言える。 高齢者や20歳未満が多い地域の普通就業率は低くなるため、住民の年齢を調整するため、人口の年齢別構成が新 潟県と同じと仮定して計算した標準化就業率は、新潟市が55.1%、長岡市が58.6%、上越市が59.3%である。新潟県 の普通就業率(=標準化就業率)は58.5%であり、この結果から見ても、上越市の就業率は高く、長岡市が県平均並 みで、新潟市の就業率は低いことが分かる。 長岡市と上越市を比較すると、15 ∼ 19歳及び20 ∼ 24歳の就業率が長岡市で低くなっているが、これは長岡市に は3大学1高専がある結果と思われる。上越市は1大学のみである。長岡市の人口1人当たりの所得を低くしてい る原因として、この影響が全くないわけではないが、就業率で見る限り、決定的な原因とは言えなさそうである。 なぜならば、就業構造と最も関係の深い市町村民所得の項目は雇用者報酬であるため、就業者1人当たりの雇用者 報酬を比較すると、新潟市は4,042千円/人、長岡市は3,667千円/人、上越市は4,081千円/人で、長岡市の場合には 県平均も下回る結果になっているからである(図表2.2-6参照) 。つまり、就業率要因以外の要因が大きく影響してい ると考えられる。 42 図表2.2-6 就業者1人当たりの雇用者報酬の比較 ᩺₪┬ ᩺₪ᕰ 㞘⏕⩽ሒ㓐㸝Ⓤළ㸞 4,499,572 1,615,756 ᑯᴏ⩽㸝ெ㸞 1,225,575 399,769 㸦ெᙔࡒࡽࡡ㞘⏕⩽ሒ㓐㸝༐ළ㸤ெ㸞 3,671 4,042 㛏ᒱᕰ 530,207 144,604 3,667 ୕㉲ᕰ 426,385 104,483 4,081 ฝ㸞㞘⏕⩽ሒ㓐㸯᩺₪┬ࠔᖲᠺ18ᖳᗐ∟ࠈ᩺₪┬ᕰ⏣ᮟẰ⤊ῥ゛⟤ࠕ ࠈࠈࠈᑯᴏ⩽㸯⥪ຸ┤ࠔᖲᠺ17ᖳࠈᅗເㄢᰕࠕ Ἰ㸞㞘⏕⩽ሒ㓐ࡢᖲᠺ16ᖳᗐೋ࡚ࠉᑯᴏ⩽ࡢᖲᠺ17ᖳೋ࡚࠵ࡾࠊ 図表2.2-7 新潟市の普通就業率、期待就業率、標準化就業率(平成17年) ᩺ ₪ ┬ ᩺ ₪ ᕰ ெཾ ᑯᴏ⩽ ᑯᴏ⋙ ெཾ ᑯᴏ⩽ ᑯᴏ⋙ ᙽᑯᴏ⩽ ᵾ‵ᑯᴏ⩽ 㸝ெ㸞 㸝ெ㸞 㸝㸚㸞 㸝ெ㸞 㸝ெ㸞 㸝㸚㸞 㸝ெ㸞 㸝ெ㸞 ⥪ᩐ 2,095,608 1,225,575 58.5 701,099 399,769 57.0 423,243 1,155,393 15㹳19 125,960 15,408 12.2 45,355 5,383 11.9 5,547 14,943 20㹳24 118,520 79,935 67.4 48,010 29,039 60.5 32,378 71,634 25㹳29 139,875 113,395 81.1 51,856 40,799 78.7 41,954 110,234 30㹳34 158,200 127,653 80.7 59,291 46,497 78.4 47,728 124,379 35㹳39 145,146 119,646 82.4 52,866 41,815 79.1 43,497 115,062 40㹳44 143,504 123,428 86.0 50,246 41,652 82.9 43,149 119,199 45㹳49 152,523 132,748 87.0 50,340 42,260 83.9 43,748 128,287 50㹳54 181,060 151,251 83.5 59,065 47,664 80.7 49,227 146,506 55㹳59 196,432 150,535 76.6 65,863 48,587 73.8 50,236 145,667 60㹳64 153,649 84,337 54.9 51,212 25,830 50.4 28,086 77,567 65㹳69 148,429 58,016 39.1 46,165 15,136 32.8 18,042 48,671 70㹳74 144,991 38,572 26.6 42,250 8,579 20.3 11,235 29,454 75㹳79 127,017 21,045 16.6 35,174 4,407 12.5 5,834 15,898 80㹳84 86,111 7,349 8.5 22,966 1,579 6.9 1,959 5,924 85ṋ௧୕ 74,191 2,257 3.0 20,440 542 2.7 622 1,967 ᙽ࣬ᵾ‵ᑯᴏ⋙㸝㸚㸞 60.4 55.1 ⏠ 1,004,714 698,895 69.6 334,530 224,951 67.2 237,039 662,167 15㹳19 64,408 7,970 12.4 22,980 2,593 11.3 2,844 7,268 20㹳24 60,612 41,000 67.6 24,129 13,989 58.0 16,322 35,140 25㹳29 71,692 63,137 88.1 25,988 21,946 84.4 22,887 60,542 30㹳34 80,406 73,318 91.2 29,599 26,491 89.5 26,990 71,963 35㹳39 73,621 67,784 92.1 26,401 23,869 90.4 24,308 66,560 40㹳44 72,357 67,353 93.1 24,859 22,824 91.8 23,140 66,434 45㹳49 77,374 72,238 93.4 25,032 23,031 92.0 23,370 71,189 50㹳54 91,169 84,099 92.2 29,095 26,426 90.8 26,839 82,806 55㹳59 99,514 89,383 89.8 32,475 28,657 88.2 29,169 87,814 60㹳64 75,037 52,560 70.0 24,930 16,321 65.5 17,462 49,125 65㹳69 69,861 36,408 52.1 21,719 9,462 43.6 11,319 30,435 70㹳74 65,094 24,373 37.4 18,943 5,429 28.7 7,093 18,656 75㹳79 53,502 13,353 25.0 14,861 2,712 18.2 3,709 9,764 80㹳84 29,764 4,544 15.3 7,924 895 11.3 1,210 3,362 85ṋ௧୕ 20,303 1,375 6.8 5,595 306 5.5 379 1,110 ᙽ࣬ᵾ‵ᑯᴏ⋙㸝㸚㸞 70.9 65.9 1,090,894 526,680 48.3 366,569 174,818 47.7 186,204 493,226 ዥ 15㹳19 61,552 7,438 12.1 22,375 2,790 12.5 2,704 7,675 20㹳24 57,908 38,935 67.2 23,881 15,050 63.0 16,057 36,494 25㹳29 68,183 50,258 73.7 25,868 18,853 72.9 19,067 49,693 30㹳34 77,794 54,335 69.8 29,692 20,006 67.4 20,738 52,416 35㹳39 71,525 51,862 72.5 26,465 17,946 67.8 19,189 48,501 40㹳44 71,147 56,075 78.8 25,387 18,828 74.2 20,009 52,765 45㹳49 75,149 60,510 80.5 25,308 19,229 76.0 20,378 57,098 50㹳54 89,891 67,152 74.7 29,970 21,238 70.9 22,389 63,701 55㹳59 96,918 61,152 63.1 33,388 19,930 59.7 21,067 57,852 60㹳64 78,612 31,777 40.4 26,282 9,509 36.2 10,624 28,442 65㹳69 78,568 21,608 27.5 24,446 5,674 23.2 6,723 18,236 70㹳74 79,897 14,199 17.8 23,307 3,150 13.5 4,142 10,798 75㹳79 73,515 7,692 10.5 20,313 1,695 8.3 2,125 6,134 80㹳84 56,347 2,805 5.0 15,042 684 4.5 749 2,562 85ṋ௧୕ 53,888 882 1.6 14,845 236 1.6 243 857 ᙽ࣬ᵾ‵ᑯᴏ⋙㸝㸚㸞 50.8 45.2 ㈠ᩩ㸞⥪ຸ┤ࠔᖲᠺ17ᖳࠈᅗເㄢᰕࠕ 43 図表2.2-8 長岡市の普通就業率、期待就業率、標準化就業率(平成17年) ᩺ ₪ ┬ ெཾ ᑯᴏ⩽ 㸝ெ㸞 㸝ெ㸞 ⥪ᩐ 2,095,608 1,225,575 15㹳19 125,960 15,408 20㹳24 118,520 79,935 25㹳29 139,875 113,395 30㹳34 158,200 127,653 35㹳39 145,146 119,646 40㹳44 143,504 123,428 45㹳49 152,523 132,748 50㹳54 181,060 151,251 55㹳59 196,432 150,535 60㹳64 153,649 84,337 65㹳69 148,429 58,016 70㹳74 144,991 38,572 75㹳79 127,017 21,045 80㹳84 86,111 7,349 85ṋ௧୕ 74,191 2,257 ᑯᴏ⋙ 㸝㸚㸞 58.5 12.2 67.4 81.1 80.7 82.4 86.0 87.0 83.5 76.6 54.9 39.1 26.6 16.6 8.5 3.0 ⏠ 1,004,714 15㹳19 64,408 20㹳24 60,612 25㹳29 71,692 30㹳34 80,406 35㹳39 73,621 40㹳44 72,357 45㹳49 77,374 50㹳54 91,169 55㹳59 99,514 60㹳64 75,037 65㹳69 69,861 70㹳74 65,094 75㹳79 53,502 80㹳84 29,764 85ṋ௧୕ 20,303 698,895 7,970 41,000 63,137 73,318 67,784 67,353 72,238 84,099 89,383 52,560 36,408 24,373 13,353 4,544 1,375 69.6 12.4 67.6 88.1 91.2 92.1 93.1 93.4 92.2 89.8 70.0 52.1 37.4 25.0 15.3 6.8 1,090,894 ዥ 15㹳19 61,552 20㹳24 57,908 25㹳29 68,183 30㹳34 77,794 35㹳39 71,525 40㹳44 71,147 45㹳49 75,149 50㹳54 89,891 55㹳59 96,918 60㹳64 78,612 65㹳69 78,568 70㹳74 79,897 75㹳79 73,515 80㹳84 56,347 85ṋ௧୕ 53,888 526,680 7,438 38,935 50,258 54,335 51,862 56,075 60,510 67,152 61,152 31,777 21,608 14,199 7,692 2,805 882 48.3 12.1 67.2 73.7 69.8 72.5 78.8 80.5 74.7 63.1 40.4 27.5 17.8 10.5 5.0 1.6 㛏ࠈࠈࠈࠈࠈᒱࠈࠈࠈࠈࠈᕰ ெཾ ᑯᴏ⩽ ᑯᴏ⋙ ᙽᑯᴏ⩽ ᵾ‵ᑯᴏ⩽ 㸝ெ㸞 㸝ெ㸞 㸝㸚㸞 㸝ெ㸞 㸝ெ㸞 243,834 144,604 59.3 144,303 1,228,028 14,321 1,738 12.1 1,752 15,278 14,530 9,693 66.7 9,801 79,142 17,121 14,038 82.0 13,892 114,594 19,470 15,823 81.3 15,745 128,286 17,475 14,571 83.4 14,423 120,879 16,710 14,441 86.4 14,383 123,928 17,585 15,429 87.7 15,305 133,826 21,056 17,528 83.2 17,588 150,738 22,793 17,571 77.1 17,484 151,284 17,495 9,791 56.0 9,607 85,943 16,664 6,546 39.3 6,540 58,013 16,007 4,147 25.9 4,251 37,636 14,567 2,275 15.6 2,444 19,559 9,619 754 7.8 831 6,660 8,421 259 3.1 258 2,263 ᙽ࣬ᵾ‵ᑯᴏ⋙㸝㸚㸞 59.2 58.6 118,415 83,582 70.6 82,884 705,087 7,419 938 12.6 918 8,143 7,735 5,048 65.3 5,232 39,556 8,860 7,844 88.5 7,803 63,471 10,057 9,214 91.6 9,170 73,666 8,955 8,308 92.8 8,245 68,302 8,497 7,958 93.7 7,909 67,767 8,918 8,368 93.8 8,326 72,602 10,593 9,801 92.5 9,772 84,353 11,608 10,520 90.6 10,426 90,187 8,559 6,297 73.6 5,995 55,206 7,953 4,372 55.0 4,145 38,405 7,150 2,718 38.0 2,677 24,745 6,345 1,537 24.2 1,584 12,960 3,425 489 14.3 523 4,250 2,341 170 7.3 159 1,474 ᙽ࣬ᵾ‵ᑯᴏ⋙㸝㸚㸞 70.0 70.2 125,419 61,022 48.7 61,420 522,941 6,902 800 11.6 834 7,134 6,795 4,645 68.4 4,569 39,585 8,261 6,194 75.0 6,089 51,123 9,413 6,609 70.2 6,574 54,620 8,520 6,263 73.5 6,178 52,578 8,213 6,483 78.9 6,473 56,160 8,667 7,061 81.5 6,979 61,224 10,463 7,727 73.9 7,816 66,385 11,185 7,051 63.0 7,057 61,097 8,936 3,494 39.1 3,612 30,738 8,711 2,174 25.0 2,396 19,608 8,857 1,429 16.1 1,574 12,891 8,222 738 9.0 860 6,599 6,194 265 4.3 308 2,411 6,080 89 1.5 100 789 ᙽ࣬ᵾ‵ᑯᴏ⋙㸝㸚㸞 49.0 47.9 ㈠ᩩ㸞⥪ຸ┤ࠔᖲᠺ17ᖳࠈᅗເㄢᰕࠕ 44 図表2.2-9 上越市の普通就業率、期待就業率、標準化就業率(平成17年) ᩺ ₪ ┬ ெཾ ᑯᴏ⩽ 㸝ெ㸞 㸝ெ㸞 ⥪ᩐ 2,095,608 1,225,575 15㹳19 125,960 15,408 20㹳24 118,520 79,935 25㹳29 139,875 113,395 30㹳34 158,200 127,653 35㹳39 145,146 119,646 40㹳44 143,504 123,428 45㹳49 152,523 132,748 50㹳54 181,060 151,251 55㹳59 196,432 150,535 60㹳64 153,649 84,337 65㹳69 148,429 58,016 70㹳74 144,991 38,572 75㹳79 127,017 21,045 80㹳84 86,111 7,349 85ṋ௧୕ 74,191 2,257 ᑯᴏ⋙ 㸝㸚㸞 58.5 12.2 67.4 81.1 80.7 82.4 86.0 87.0 83.5 76.6 54.9 39.1 26.6 16.6 8.5 3.0 ⏠ 1,004,714 15㹳19 64,408 20㹳24 60,612 25㹳29 71,692 30㹳34 80,406 35㹳39 73,621 40㹳44 72,357 45㹳49 77,374 50㹳54 91,169 55㹳59 99,514 60㹳64 75,037 65㹳69 69,861 70㹳74 65,094 75㹳79 53,502 80㹳84 29,764 85ṋ௧୕ 20,303 698,895 7,970 41,000 63,137 73,318 67,784 67,353 72,238 84,099 89,383 52,560 36,408 24,373 13,353 4,544 1,375 69.6 12.4 67.6 88.1 91.2 92.1 93.1 93.4 92.2 89.8 70.0 52.1 37.4 25.0 15.3 6.8 1,090,894 ዥ 15㹳19 61,552 20㹳24 57,908 25㹳29 68,183 30㹳34 77,794 35㹳39 71,525 40㹳44 71,147 45㹳49 75,149 50㹳54 89,891 55㹳59 96,918 60㹳64 78,612 65㹳69 78,568 70㹳74 79,897 75㹳79 73,515 80㹳84 56,347 85ṋ௧୕ 53,888 526,680 7,438 38,935 50,258 54,335 51,862 56,075 60,510 67,152 61,152 31,777 21,608 14,199 7,692 2,805 882 48.3 12.1 67.2 73.7 69.8 72.5 78.8 80.5 74.7 63.1 40.4 27.5 17.8 10.5 5.0 1.6 ୕ࠈࠈࠈࠈࠈ㉲ࠈࠈࠈࠈࠈᕰ ெཾ ᑯᴏ⩽ ᑯᴏ⋙ ᙽᑯᴏ⩽ ᵾ‵ᑯᴏ⩽ 㸝ெ㸞 㸝ெ㸞 㸝㸚㸞 㸝ெ㸞 㸝ெ㸞 176,832 104,483 59.1 103,164 1,242,530 9,878 1,413 14.3 1,208 18,021 8,971 6,779 75.6 6,050 89,638 11,587 9,597 82.8 9,401 115,729 13,457 10,902 81.0 10,870 128,002 12,437 10,397 83.6 10,269 121,126 12,070 10,432 86.4 10,385 123,981 12,872 11,423 88.7 11,208 135,293 15,296 12,899 84.3 12,784 152,613 16,729 12,872 76.9 12,863 150,604 13,194 7,192 54.5 7,254 83,609 12,448 4,861 39.1 4,867 57,939 12,478 3,263 26.2 3,318 37,929 11,120 1,725 15.5 1,833 19,808 7,847 549 7.0 657 6,154 6,448 179 2.8 194 2,084 ᙽ࣬ᵾ‵ᑯᴏ⋙㸝㸚㸞 58.3 59.3 84,779 60,699 71.6 59,221 717,413 5,031 752 14.9 623 9,627 4,533 3,665 80.9 3,066 49,006 5,994 5,501 91.8 5,279 65,795 6,895 6,420 93.1 6,287 74,867 6,395 5,997 93.8 5,888 69,039 6,112 5,749 94.1 5,689 68,060 6,571 6,233 94.9 6,135 73,394 7,737 7,205 93.1 7,137 84,900 8,637 7,830 90.7 7,758 90,216 6,484 4,547 70.1 4,542 52,621 5,866 3,157 53.8 3,057 37,598 5,596 2,085 37.3 2,095 24,253 4,620 1,103 23.9 1,153 12,773 2,590 349 13.5 395 4,011 1,718 106 6.2 116 1,253 ᙽ࣬ᵾ‵ᑯᴏ⋙㸝㸚㸞 69.9 71.4 92,053 43,784 47.6 43,943 525,117 4,847 661 13.6 586 8,394 4,438 3,114 70.2 2,984 40,632 5,593 4,096 73.2 4,123 49,933 6,562 4,482 68.3 4,583 53,135 6,042 4,400 72.8 4,381 52,087 5,958 4,683 78.6 4,696 55,922 6,301 5,190 82.4 5,074 61,899 7,559 5,694 75.3 5,647 67,713 8,092 5,042 62.3 5,106 60,388 6,710 2,645 39.4 2,712 30,988 6,582 1,704 25.9 1,810 20,340 6,882 1,178 17.1 1,223 13,676 6,500 622 9.6 680 7,035 5,257 200 3.8 262 2,144 4,730 73 1.5 77 832 ᙽ࣬ᵾ‵ᑯᴏ⋙㸝㸚㸞 47.7 48.1 ㈠ᩩ㸞⥪ຸ┤ࠔᖲᠺ17ᖳࠈᅗເㄢᰕࠕ 45 一般に、男女間で所得を比較すると、男性の方が高いため、1人当たりで比較する場合には、男性の就業率が高く、 女性の就業率が低い方が、所得は高くでる傾向がある。そこで、男女間の就業率の違いによる影響があるかどうか を見るために、県の平均所得を用いて試算を行った(図表2.2-10参照) 。賃金構造基本統計調査(厚生労働省)によれば、 平成16年の新潟県の産業計の平均年間所得は男性が4,581千円であり、女性が3,176千円であった。仮にこの数値を用 いて、男性と女性の就業者数を考慮して平均所得を計算すると、新潟県が3,977千円/人、新潟市が3,967千円/人、 長岡市が3,988千円/人、上越市が3,992千円/人となり大差はない。ここでの計算では平均年間所得は県内共通であ り、男女間の就業率の違いが、地域の1人当たりの所得差に決定的な影響を及ぼしているとは考えられない。なお、 この数値は、就業者の定義等が統計によって異なっており、あくまでも試算のための数値であることに注意されたい。 図表2.2-10 男女別に試算した新潟県および県内3市の平均所得 ᑯᴏ⩽(ெ㸞 ⥪ᡜᚋ 㸝Ⓤළ㸞 ᖲᆍᡜᚋ 㸝༐ළ㸤ெ㸞 ྙ゛ ⏠ᛮ ዥᛮ ྙ゛ ⏠ᛮ ዥᛮ ᩺₪┬ 1,225,575 698,895 526,680 4,874,374 3,201,638 1,672,736 ᩺₪ᕰ 399,769 224,951 174,818 1,585,722 1,030,501 555,222 㛏ᒱᕰ 144,604 83,582 61,022 576,695 382,889 193,806 ୕㉲ᕰ 104,483 60,699 43,784 417,120 278,062 139,058 ྙ゛ 3,977 3,967 3,988 3,992 ㈠ᩩ㸞ᑯᴏ⩽㸯⥪ຸ┤ࠔᖲᠺ17ᖳࠈᅗເㄢᰕࠕ ࠈࠈࠈᖲᆍᖳ㛣ᡜᚋ㸯ཉ⏍ຘ഼┤ࠔᖲᠺ16ᖳࠈ㈜㔘ᵋ㏸ᇱᮇ⤣゛ㄢᰕࠕ Ἰ㸦㸞ᡜᚋࡢᖲᠺ16ᖳᗐೋ࡚ࠉᑯᴏ⩽ࡢᖲᠺ17ᖳᗐೋ࡚࠵ࡾࠊ Ἰ㸧㸞ᖲᠺ16ᖳࡡ᩺₪┬ࡡᖲᆍᖳ㛣ᡜᚋࡢ⏠ᛮ4,581༐ළࠉዥᛮ3,176༐ළ࡚࠵ࡾࠊ (2)就従比要因の影響 従業者/就業者で定義される就従比は、その値が1を超えていれば、他地域からの自地域への通勤が、自地域か ら他地域への通勤を上回っていることになり、都市の中心性を示す指標である。参考までに、国勢調査(図表2.2-11 参照)と市町村民経済計算(図表2.2-12参照)の結果を整理しておく。 本調査の市町村区分は平成19年3月末現在の市町村を対象としているため、3市とも合併後の数値である。した がって、極端に大きな就従比を示している市はない。 図表2.2-11 15歳以上の就業者及び従業者の比較(平成17年) ᩺₪┬ ᚉᴏ⩽㸝ெ㸞 1,227,993 ᑯᴏ⩽㸝ெ㸞 1,225,575 ᑯᚉẒ 1.002 ᩺₪ᕰ 409,017 399,769 1.023 㛏ᒱᕰ 151,589 144,604 1.048 ୕㉲ᕰ 104,696 104,483 1.002 ㈠ᩩ㸞⥪ຸ┤ࠔᖲᠺ17ᖳࠈᅗເㄢᰕࠕ 図表2.2-12 就従比の比較(平成16年) ᩺₪┬ ᚉᴏ⩽㸝ெ㸞 1,237,909 ᑯᴏ⩽㸝ெ㸞 1,236,535 ᑯᚉẒ 1.001 ᩺₪ᕰ 414,998 409,242 1.014 㛏ᒱᕰ 151,090 145,104 1.041 ୕㉲ᕰ 104,762 105,296 0.995 ㈠ᩩ㸞᩺₪┬ࠔᖲᠺ18ᖳᗐ∟ࠈ᩺₪┬ᕰ⏣ᮟẰ⤊ῥ゛⟤ࠕ 図表2.2-13をみると、就従比は県および3市の中で長岡市が最も高い。長岡市は新潟市、上越市に比較して就従比 要因以外の要因の値が低いため、人口1人当たりの所得が低くなっている。 就従比要因は各地域の就従比を、他の要因は長岡市の数値を用いて、人口1人当たりの所得を計算した期待値は、 就従比が最も低い上越市の就従比を用いた場合2,639千円/人であり、長岡市の2,762千円/人よりも123千円低下する。 46 図表2.2-13 就従比を変更したときの長岡市の人口1人当たりの所得の変化(平成16年度) ᩺₪┬ 㛏ᒱᕰࡡᑯᴏ⋙㸝㸚㸞 ᆀᇡࡡᑯᚉẒ㸝ಶ㸞 㛏ᒱᕰࡡ⏍⏐ᛮ㸝༐ළ㸤ெ㸞 㛏ᒱᕰࡡᇡහฦ㒼⋙㸝㸚㸞 ெཾ㸦ெᙔࡒࡽࡡᡜᚋ ᙽೋ ࠈࠈ㸝༐ළ㸤ெ㸞 ᐁ⦴ ᑯᚉẒこᅄ௧አࡡこᅄࡡ✒ 1.001 2,656 2,692 2,689 ᩺₪ᕰ 㛏ᒱᕰ 50.9 1.014 7,024 74.2 2,690 2,872 2,832 ୕㉲ᕰ 1.041 0.995 2,762 2,762 2,653 2,639 2,976 2,991 ㈠ᩩ㸞᩺₪┬ࠔᖲᠺ18ᖳᗐ∟ࠈ᩺₪┬ᕰ⏣ᮟẰ⤊ῥ゛⟤ࠕ 従業者マイナス就業者は通勤流入超過であり、この人たちは給料を持ち帰ることになるが、企業所得は当該市に 置いていくことになる。その分の企業所得を計算すると、新潟市は8,928百万円、長岡市は9,100百万円、上越市は− 900万円である(図表2.2-14参照)。 これを人口1人当たりに換算すると、新潟市は11.0千円、長岡市は31.9千円、上越市は−4.3千円である。しかしな がら、長岡市の人口1人当たりの所得は2,762千円であり、その貢献度は1.16%であり、大きな貢献をしているわけで はない。 図表2.2-14 人口1人当たりの通勤流入超過による所得貢献(平成16年度) ᩺₪┬ ௺ᴏᡜᚋ㸝Ⓤළ㸞 1,847,915 ᚉᴏ⩽㸝༐ළ㸞 1,237,909 ᚉᴏ⩽㸦ெᙔࡒࡽࡡ௺ᴏᡜᚋ㸝༐ළ㸤ெ㸞 1,493 ᑯᴏ⩽㸝ெ㸞 1,236,535 ㏳ໂὮථ㉰㐛㸝ெ㸞 1,374 ㏳ໂὮථ㉰㐛࡞ࡻࡾ௺ᴏᡜᚋ㸝Ⓤළ㸞 2,051 ெཾ㸝ெ㸞 2,448,025 ெཾ㸦ெᙔࡒࡽ㏳ໂὮථ㉰㐛࡞ࡻࡾᡜᚋ㸝༐ළ㸤ெ㸞 0.8 ㈠ᩩ㸞᩺₪┬ࠔᖲᠺ18ᖳᗐ∟ࠈ᩺₪┬ᕰ⏣ᮟẰ⤊ῥ゛⟤ࠕ ᩺₪ᕰ 643,704 414,998 1,551 409,242 5,756 8,928 812,115 11.0 㛏ᒱᕰ 229,693 151,090 1,520 145,104 5,986 9,100 285,104 31.9 ୕㉲ᕰ 176,575 104,762 1,685 105,296 -534 -900 210,526 -4.3 (3)生産性要因の影響 図表2.2-15をみると、生産性は県および3市の中で長岡市が最も低い。一方で、長岡市は生産性要因以外の要因の 値は最も高くなっている。新潟県に対しては生産性要因以外の高さのため、人口1人当たりの所得は長岡市の方が 高いが、新潟市および上越市に対してはこの生産性要因の低さが起因して人口1人当たりの所得は両市よりも低く なっている。 生産性要因は各地域の生産性を、他の要因は長岡市の数値を用いて、人口1人当たりの所得を計算した期待値は、 生産性が最も高い上越市の生産性を用いた場合3,044千円/人であり、長岡市の実績値2,762千円/人よりも282千円上 昇する。 図表2.2-15 生産性を変更したときの長岡市の人口1人当たりの所得の変化(平成16年度) ᩺₪┬ 㛏ᒱᕰࡡᑯᴏ⋙㸝㸚㸞 ᆀᇡࡡᑯᚉẒ㸝ಶ㸞 㛏ᒱᕰࡡ⏍⏐ᛮ㸝༐ළ㸤ெ㸞 㛏ᒱᕰࡡᇡහฦ㒼⋙㸝㸚㸞 ெཾ㸦ெᙔࡒࡽࡡᡜᚋ ᙽೋ ࠈࠈ㸝༐ළ㸤ெ㸞 ᐁ⦴ ⏍⏐ᛮこᅄ௧አࡡこᅄࡡ✒ 7,430 2,922 2,692 0.362 ᩺₪ᕰ 50.9 1.041 7,320 74.2 2,879 2,872 0.392 ㈠ᩩ㸞᩺₪┬ࠔᖲᠺ18ᖳᗐ∟ࠈ᩺₪┬ᕰ⏣ᮟẰ⤊ῥ゛⟤ࠕ 47 㛏ᒱᕰ ୕㉲ᕰ 7,024 7,741 2,762 2,762 0.393 3,044 2,976 0.384 生産性は産業によって大きく異なるため、産業構成の違いが生産性に影響を与えている可能性がある。そこで、 総生産/従業者数で計算される普通生産性に加えて、期待生産性と標準化生産性を計算することによって、長岡市、 新潟市、上越市の生産性を検討する(図表2.2-17 ∼図表2.2-19参照) 。なお、産業別従業者数のデータが得られる統計 としては、「国勢調査」と「事業所・企業統計調査」があるが、ここでは平成17年の国勢調査結果をもとに比較検討 を行う。 期待生産性とは、各地域の産業別生産性が新潟県と同じと仮定し、地域の従業者数をもとに計算した生産性である。 長岡市の場合、具体的には、 長岡市の産業別期待総生産 =長岡市の産業別従業者数×新潟県の産業別生産性 を計算し、産業計をとり、総期待総生産/長岡市の従業者総数で求めた生産性である。 また、標準化生産性とは、産業構成が新潟県と同じと仮定し、地域の産業別生産性をもとに計算した生産性である。 長岡市の場合、具体的には、 長岡市の産業別標準化総生産 =新潟県の産業別従業者×長岡市の産業別生産性 を計算し、産業計をとり、総標準化総生産/長岡市の従業者数で求めた生産性である。なお、長岡市の産業別標準 化総生産は、新潟県の産業別総生産×長岡市の生産性格差でも計算結果は同じになる。 ここでの産業別生産性は、総生産が「市町村民経済計算」の産業分類に基づいたものであり、従業者が「国勢調 査」の産業分類に基づいてものであるため、完全に対応しているわけではない点に注意する必要がある。図表2.2-16は、 両統計の産業区分と本調査の産業区分の対応表である。 図表2.2-16 分析のための産業分類 ฦᯊࡡࡒࡴࡡ⏐ᴏฦ㢦 ㎨ᴏ ᯐᴏ Ề⏐ᴏ 㖌ᴏ ㏸ᴏ ᘋシᴏ 㞹Ẵ࣬࢝ࢪ࣬Ề㐠ᴏ ༷࣬ᑚᴏ 㔘⼝࣬ಕ㝜ᴏ ິ⏐ᴏ 㐘㍲࣬㏳ಘᴏ ࢦ࣭ࣄࢪᴏ ᨳᗋࢦ࣭ࣄࢪ⏍⏐⩽ ᕰ⏣ᮟẰ⤊ῥ゛⟤ࡡ ⏐ᴏฦ㢦 ㎨ ᴏ ᯐ ᴏ Ề ⏐ ᴏ 㖌 ᴏ ㏸ ᴏ ᘋ シ ᴏ 㞹Ẵ࣬࢝ࢪ࣬Ề㐠ᴏ ༷࣬ᑚᴏ 㔘⼝࣬ಕ㝜ᴏ ິ⏐ᴏ ᅗເㄢᰕࡡ⏐ᴏฦ㢦 ㎨ᴏ ᯐᴏ ᴏ 㖌ᴏ ㏸ᴏ ᘋシᴏ 㞹Ẵ࣬࢝ࢪ࣬⇍౩⤝࣬Ề㐠ᴏ ༷࣬ᑚᴏ 㔘⼝࣬ಕ㝜ᴏ ິ⏐ᴏ 㐘㍲ᴏ 㐘㍲࣬㏳ಘᴏ ሒ㏳ಘᴏ 㣟㣏ᗉ㸡ᐙἡᴏ ࢦ㸢ࣄࢪᴏࠉ ༈⒢㸡⚗♬ ᑊᐓ゛Ằ㛣㟸ႜฺࢦ࣭ ᩅ⫩㸡Ꮥ⩞ᨥᥴᴏ ࣄࢪ⏍⏐⩽ 々ྙࢦ࣭ࣄࢪᴏ ࢦ࣭ࣄࢪᴏ㸝࡞ฦ㢦ࡈࡿ࠷ࡵࡡ㸞 පຸ㸝࡞ฦ㢦ࡈࡿ࠷ࡵࡡ㸞 ᨳᗋࢦ࣭ࣄࢪ⏍⏐⩽ ฦ㢦⬗ࡡ⏐ᴏ 普通生産性を見ると、新潟県は7,695千円/人、新潟市は7,697千円/人、長岡市は7,245千円/人、上越市は7,916千 円/人となっており、長岡市が3市の中では最も低く、県平均をも下回っている。 そこで、産業別生産性が新潟県と同じと仮定して期待生産性を計算すると、新潟市が8,501千円/人、長岡市が7,716 千円/人、上越市が7,376千円/人である。新潟市と長岡市は普通生産性が期待生産性よりも低いことから、相対的 に生産性が低いと言える。上越市は普通生産性が期待生産性を上回っており、生産性が高いと言える。 農業や水産業、卸売・小売業、サービス業の割合が高いと生産性は低くなる傾向があるため、地域の産業構成を 48 調整するため、産業構成を新潟県と同じと仮定して計算した標準化生産性は、新潟市が7,149千円/人、長岡市が7,255 千円/人、上越市が8,271千円/人である。新潟県の普通生産性(=標準化生産性)は7,695千円/人であり、この結 果から見ても、上越市の生産性は高く、新潟市および長岡市の生産性は低いことが分かる。また、新潟市は普通生 産性よりも標準化生産性が低く、有利な産業構成を持っているにもかかわらず生産性が低い結果となっている。長 岡市は普通生産性と標準化生産性がほぼ同じである。したがって、長岡市の場合には、産業の構成が原因して生産 性が低くなっているわけではない。上越市は普通生産性よりも標準化生産性の方が高く、不利な産業構造をしてい るにもかかわらず、生産性が高いという結果になっている。 図表2.2-17 新潟市の普通生産性、期待生産性、標準化生産性 ྙ゛ ㎨ᴏ ᯐᴏ Ề⏐ᴏ 㖌ᴏ ㏸ᴏ ᘋシᴏ 㞹Ẵ࣬࢝ࢪ࣬Ề㐠ᴏ ༷࣬ᑚᴏ 㔘⼝࣬ಕ㝜ᴏ ິ⏐ᴏ 㐘㍲࣬㏳ಘᴏ ࢦ࣭ࣄࢪᴏ ᨳᗋࢦ࣭ࣄࢪ⏍⏐⩽ ᩺ࠈࠈ₪ࠈࠈ┬ ⥪⏍⏐ ᚉᴏ⩽ ⏍⏐ᛮ ⥪⏍⏐ 㸝Ⓤළ㸞 㸝ெ㸞 㸝༐ළ㸤ெ㸞㸝Ⓤළ㸞 9,449,025 1,227,993 7,695 3,148,052 177,321 89,352 1,985 39,035 28,886 509 56,750 356 10,058 2,377 4,231 1,755 56,282 2,147 26,214 9,185 1,880,555 240,154 7,831 378,599 704,234 140,186 5,024 174,842 513,780 7,306 70,323 68,197 982,988 217,869 4,512 477,476 396,358 24,134 16,423 169,215 1,177,856 6,764 174,136 438,968 546,713 67,765 8,068 220,914 1,908,402 379,222 5,032 774,941 1,065,592 50,208 21,224 394,569 ᩺ࠈࠈࠈࠈࠈ₪ࠈࠈࠈࠈࠈᕰ ᚉᴏ⩽ ⏍⏐ᛮ ᑊ┬ᕣ ᙽ⥪⏍⏐ ᵾ‵⥪⏍⏐ 㸝ெ㸞 㸝༐ළ㸤ெ㸞 㸝ಶ㸞 㸝Ⓤළ㸞 㸝Ⓤළ㸞 409,017 7,697 1.00 3,476,941 8,779,361 18,481 2,112 1.06 36,676 188,727 11 32,364 0.57 624 16,473 227 7,731 1.83 961 18,377 268 34,272 1.31 7,025 73,583 48,734 7,769 0.99 381,617 1,865,680 43,531 4,016 0.80 218,681 563,056 2,200 30,999 0.44 154,711 226,476 87,429 5,461 1.21 394,465 1,189,848 10,752 15,738 0.96 176,582 379,821 3,964 110,739 0.64 690,275 749,036 33,904 6,516 0.81 273,530 441,548 138,576 5,592 1.11 697,372 2,120,675 20,940 18,843 0.89 444,421 946,061 ᙽ࣬ᵾ‵⏍⏐ᛮ㸝༐ළ㸤ெ㸞 8,501 7,149 ㈠ᩩ㸞⥪⏍⏐㸯᩺₪┬ࠔᖲᠺ18ᖳᗐ∟ࠈ᩺₪┬ᕰ⏣ᮟẰ⤊ῥ゛⟤ࠕ ࠈࠈࠈᚉᴏ⩽㸯⥪ຸ┤ࠔᖲᠺ17ᖳࠈᅗເㄢᰕࠕ Ἰ㸞⥪⏍⏐ࡢᖲᠺ16ᖳᗐೋ࡚ࠉᚉᴏ⩽ࡢᖲᠺ17ᖳೋ࡚࠵ࡾࠊ 図表2.2-18 長岡市の普通生産性、期待生産性、標準化生産性 ྙ゛ ㎨ᴏ ᯐᴏ Ề⏐ᴏ 㖌ᴏ ㏸ᴏ ᘋシᴏ 㞹Ẵ࣬࢝ࢪ࣬Ề㐠ᴏ ༷࣬ᑚᴏ 㔘⼝࣬ಕ㝜ᴏ ິ⏐ᴏ 㐘㍲࣬㏳ಘᴏ ࢦ࣭ࣄࢪᴏ ᨳᗋࢦ࣭ࣄࢪ⏍⏐⩽ ᩺ࠈࠈ₪ࠈࠈ┬ ⥪⏍⏐ ᚉᴏ⩽ ⏍⏐ᛮ ⥪⏍⏐ 㸝Ⓤළ㸞 㸝ெ㸞 㸝༐ළ㸤ெ㸞㸝Ⓤළ㸞 9,449,025 1,227,993 7,695 1,098,286 177,321 89,352 1,985 14,785 28,886 509 56,750 588 10,058 2,377 4,231 160 56,282 2,147 26,214 17,711 1,880,555 240,154 7,831 232,230 704,234 140,186 5,024 83,345 513,780 7,306 70,323 21,174 982,988 217,869 4,512 125,092 396,358 24,134 16,423 57,165 1,177,856 6,764 174,136 128,001 546,713 67,765 8,068 58,640 1,908,402 379,222 5,032 232,425 1,065,592 50,208 21,224 126,970 㛏ࠈࠈࠈࠈࠈᒱࠈࠈࠈࠈࠈᕰ ᚉᴏ⩽ ⏍⏐ᛮ ᑊ┬ᕣ ᙽ⥪⏍⏐ ᵾ‵⥪⏍⏐ 㸝ெ㸞 㸝༐ළ㸤ெ㸞 㸝ಶ㸞 㸝Ⓤළ㸞 㸝Ⓤළ㸞 151,589 7,245 0.94 1,169,728 8,908,792 7,586 1,949 0.98 15,055 174,146 37 15,892 0.28 2,100 8,089 147 1,088 0.26 622 2,587 466 38,006 1.45 12,216 81,600 33,759 6,879 0.88 264,354 1,652,032 17,335 4,808 0.96 87,084 674,001 784 27,008 0.38 55,133 197,318 27,306 4,581 1.02 123,200 998,084 3,709 15,413 0.94 60,914 371,966 822 155,719 0.89 143,140 1,053,283 9,360 6,265 0.78 75,514 424,545 45,499 5,108 1.02 228,970 1,937,200 4,779 26,568 1.25 101,427 1,333,942 ᙽ࣬ᵾ‵⏍⏐ᛮ㸝༐ළ㸤ெ㸞 7,716 7,255 ㈠ᩩ㸞⥪⏍⏐㸯᩺₪┬ࠔᖲᠺ18ᖳᗐ∟ࠈ᩺₪┬ᕰ⏣ᮟẰ⤊ῥ゛⟤ࠕ ࠈࠈࠈᚉᴏ⩽㸯⥪ຸ┤ࠔᖲᠺ17ᖳࠈᅗເㄢᰕࠕ Ἰ㸞⥪⏍⏐ࡢᖲᠺ16ᖳᗐೋ࡚ࠉᚉᴏ⩽ࡢᖲᠺ17ᖳೋ࡚࠵ࡾࠊ 図表2.2-19 上越市の普通生産性、期待生産性、標準化生産性 ྙ゛ ㎨ᴏ ᯐᴏ Ề⏐ᴏ 㖌ᴏ ㏸ᴏ ᘋシᴏ 㞹Ẵ࣬࢝ࢪ࣬Ề㐠ᴏ ༷࣬ᑚᴏ 㔘⼝࣬ಕ㝜ᴏ ິ⏐ᴏ 㐘㍲࣬㏳ಘᴏ ࢦ࣭ࣄࢪᴏ ᨳᗋࢦ࣭ࣄࢪ⏍⏐⩽ ᩺ࠈࠈ₪ࠈࠈ┬ ⥪⏍⏐ ᚉᴏ⩽ ⏍⏐ᛮ ⥪⏍⏐ 㸝Ⓤළ㸞 㸝ெ㸞 㸝༐ළ㸤ெ㸞㸝Ⓤළ㸞 9,449,025 1,227,993 7,695 828,818 177,321 89,352 1,985 13,960 28,886 509 56,750 1,564 10,058 2,377 4,231 169 56,282 2,147 26,214 1,105 1,880,555 240,154 7,831 206,613 704,234 140,186 5,024 84,425 513,780 7,306 70,323 21,082 982,988 217,869 4,512 66,091 396,358 24,134 16,423 28,992 1,177,856 6,764 174,136 91,966 546,713 67,765 8,068 49,985 1,908,402 379,222 5,032 158,069 1,065,592 50,208 21,224 104,797 ㈠ᩩ㸞⥪⏍⏐㸯᩺₪┬ࠔᖲᠺ18ᖳᗐ∟ࠈ᩺₪┬ᕰ⏣ᮟẰ⤊ῥ゛⟤ࠕ ࠈࠈࠈᚉᴏ⩽㸯⥪ຸ┤ࠔᖲᠺ17ᖳࠈᅗເㄢᰕࠕ Ἰ㸞⥪⏍⏐ࡢᖲᠺ16ᖳᗐೋ࡚ࠉᚉᴏ⩽ࡢᖲᠺ17ᖳೋ࡚࠵ࡾࠊ 49 ୕ࠈࠈࠈࠈࠈ㉲ࠈࠈࠈࠈࠈᕰ ᚉᴏ⩽ ⏍⏐ᛮ ᑊ┬ᕣ ᙽ⥪⏍⏐ ᵾ‵⥪⏍⏐ 㸝ெ㸞 㸝༐ළ㸤ெ㸞 㸝ಶ㸞 㸝Ⓤළ㸞 㸝Ⓤළ㸞 104,696 7,916 1.03 772,204 10,157,009 7,442 1,876 0.95 14,769 167,610 50 31,280 0.55 2,838 15,922 83 2,036 0.48 351 4,840 113 9,779 0.37 2,962 20,995 19,363 10,671 1.36 151,624 2,562,565 13,715 6,156 1.23 68,898 862,939 500 42,164 0.60 35,162 308,050 17,464 3,784 0.84 78,795 824,506 1,739 16,672 1.02 28,560 402,354 423 217,414 1.25 73,660 1,470,586 5,135 9,734 1.21 41,428 659,637 33,817 4,674 0.93 170,181 1,772,577 4,852 21,599 1.02 102,977 1,084,429 ᙽ࣬ᵾ‵⏍⏐ᛮ㸝༐ළ㸤ெ㸞 7,376 8,271 以上は全体での産業構成と生産性をみたものであるため、以下では個々の産業と生産性を簡単に比較検討する(図 表2.2-20参照)。 新潟市は各地域で生産性が高い不動産業の生産性が非常に低くなっている。不動産業の従業者構成比は1.0%で新 潟県の0.6%を上回っているが、そのことが過剰競争を引き起こし生産性を低くしている可能性がある。 長岡市は政府サービス生産者の生産性が若干高いものの、ほとんどの産業で県平均並みか、それを下回っている。 また、生産性が高い政府サービス生産者も従業者構成比でみると3.2%であり、新潟県の4.1%を下回っており貢献は 少ない。 上越市はほとんどの産業で新潟市や長岡市よりも高い生産性を持っている。とりわけ、生産性が高い、電気・ガス・ 水道業、金融・保険業、不動産業、政府サービス生産者で高い生産性を維持している。このうち、政府サービス生 産者のみが従業者構成比で県平均を上回っているだけである。つまり産業が適正規模で動いている可能性がある。 図表2.2-20 産業別生産性の比較 ⏐ᴏื⏍⏐ᛮ㸝༐ළ㸤ெ㸞ࡡẒ㍉ 千円/人 0 50,000 100,000 150,000 200,000 ྙ゛ ㎨ᴏ ᯐᴏ Ề⏐ᴏ 㖌ᴏ ㏸ᴏ ᘋシᴏ 㞹Ẵ࣬࢝ࢪ࣬Ề㐠ᴏ ༷࣬ᑚᴏ 㔘⼝࣬ಕ㝜ᴏ ິ⏐ᴏ 㐘㍲࣬㏳ಘᴏ ࢦ࣭ࣄࢪᴏ ᨳᗋࢦ࣭ࣄࢪ⏍⏐⩽ ᩺₪┬ ᩺₪ᕰ 50 㛏ᒱᕰ ୕㉲ᕰ 250,000 (4)域内分配率要因の影響 図表2.2-21をみると、域内分配率は新潟県を上回っているが、新潟市および上越市よりも低くなっている。域内分 配率要因以外の要因の値も低いため、人口1人当たりの所得が低くなっている。 域内分配率要因は各地域の域内分配率を、他の要因は長岡市の数値を用いて、人口1人当たりの所得を計算した 期待値は、域内分配率が最も高い上越市の域内分配率を用いた場合2,876千円/人であり、長岡市の実績値2,762千円 /人よりも113千円上昇する。 図表2.2-21 域内分配率を変更したときの長岡市の人口1人当たりの所得の変化(平成16年度) ᩺₪┬ 㛏ᒱᕰࡡᑯᴏ⋙㸝㸚㸞 ᆀᇡࡡᑯᚉẒ㸝ಶ㸞 㛏ᒱᕰࡡ⏍⏐ᛮ㸝༐ළ㸤ெ㸞 㛏ᒱᕰࡡᇡහฦ㒼⋙㸝㸚㸞 ெཾ㸦ெᙔࡒࡽࡡᡜᚋ ᙽೋ ࠈࠈ㸝༐ළ㸤ெ㸞 ᐁ⦴ ᇡහฦ㒼⋙こᅄ௧አࡡこᅄࡡ✒ 71.6 2,666 2,692 37.6 ᩺₪ᕰ 50.9 1.041 7,024 76.8 2,858 2,872 37.4 㛏ᒱᕰ ୕㉲ᕰ 74.2 2,762 2,762 37.2 77.3 2,876 2,976 38.5 ㈠ᩩ㸞᩺₪┬ࠔᖲᠺ18ᖳᗐ∟ࠈ᩺₪┬ᕰ⏣ᮟẰ⤊ῥ゛⟤ࠕ 従業者マイナス就業者は通勤流入超過であり、この人たちは給料を持ち帰ることになる。その分の雇用者報酬を 計算すると、新潟市は22,410百万円、長岡市は21,006百万円、上越市は−2,173万円である(図表2.2-22参照) 。これを 人口1人当たりに換算すると、新潟市は27.6千円、長岡市は73.7千円、上越市は−10.3千円である。長岡市の人口1 人当たりの所得は2,762千円であり、他市町村への持ち帰り所得による喪失分は2.67%である。しかしながら、この人 たちの企業所得への貢献は31.9千円/人、1.16%あり、それを差し引けば、それほど大きな所得の流出が起きている わけではない。 実際問題として、長岡の企業が長岡の居住者しか雇わないということは不可能であり、仮にそのようなことをす れば、優秀な人材を雇用できなくなるマイナス面も考えられる。 図表2.2-22 人口1人当たりの通勤流入超過による所得(平成16年度) ᩺₪┬ ᩺₪ᕰ 㞘⏕⩽ሒ㓐㸝Ⓤළ㸞 4,499,572 1,615,756 ᚉᴏ⩽㸝༐ළ㸞 1,237,909 414,998 ᚉᴏ⩽㸦ெᙔࡒࡽࡡ㞘⏕⩽ሒ㓐㸝༐ළ㸤ெ㸞 3,635 3,893 ᑯᴏ⩽㸝ெ㸞 1,236,535 409,242 ㏳ໂὮථ㉰㐛㸝ெ㸞 1,374 5,756 ㏳ໂὮථ㉰㐛࡞ࡻࡾ㞘⏕⩽ሒ㓐㸝Ⓤළ㸞 4,994 22,410 ெཾ㸝ெ㸞 2,448,025 812,115 ெཾ㸦ெᙔࡒࡽ㏳ໂὮථ㉰㐛࡞ࡻࡾᡜᚋ㸝༐ළ㸤ெ㸞 2.0 27.6 ㈠ᩩ㸞᩺₪┬ࠔᖲᠺ18ᖳᗐ∟ࠈ᩺₪┬ᕰ⏣ᮟẰ⤊ῥ゛⟤ࠕ 51 㛏ᒱᕰ 530,207 151,090 3,509 145,104 5,986 21,006 285,104 73.7 ୕㉲ᕰ 426,385 104,762 4,070 105,296 -534 -2,173 210,526 -10.3 3.とりまとめ 以上の調査結果を、ここでとりまとめておく。 ▶平成 16 年度の新潟県の市町村民所得の合計は 6,589 十億円であり、市町村民所得が最も多いのは新潟市の 2,332 十億円(35.4%)で、長岡市の 788 十億円(12.0%) 、上越市の 627 十億円(9.5%)が続いている。長岡市の市民 所得の内訳は、雇用者報酬 530 十億円(67.3%)、財産所得 28 十億円(3.1%) 、企業所得 230 十億円(29.2%)で ある。 ▶長岡市の市民所得は平成8年度の 855 十億円が、平成 16 年度には 788 十億円と8年間で 67 十億円減少している。 この8年間の減少率は− 7.87%で、項目別に寄与度を計算すると、雇用者報酬− 5.32%、財産所得− 4.29%、企業 所得+ 1.73%である。 ▶平成 16 年度の新潟県の人口1人当たりの所得は 2,692 千円である。これに対して、長岡市は 2,762 千円で県平均を 上回っているものの県内 35 市町村中 10 位である。新潟市は 2,872 千円で8位、上越市は 2,976 千円で5位である。 ▶人口1人当たりの所得は、就業率、就従比、生産性、域内分配率の積で表すことができる。統計分析の結果、こ の4要因全てが人口1人当たりの所得の決定要因として有意であった。 ▶就業率は県および3市(新潟市、長岡市、上越市)の中で長岡市が最も高い。しかしながら、年齢構成を考慮し た期待就業率や標準化就業率を計算すると、上越市が最も高く、長岡市が県平均並みで、新潟市が最も低い結果 となった。ただし、このことが長岡市の人口1人あたりの所得を引き下げている決定的な要因ではなかった。また、 男女間所得格差を考慮しても3市の間に大きな違いはなかった。 ▶就従比は県および3市の中で長岡市が最も高い。従業者マイナス就業者は通勤流入超過であり、この人たちは給 料を持ち帰ることになるが、企業所得は当該市に置いていくことになる。その分の企業所得を計算し、これを人 口1人当たりに換算すると、長岡市の所得への貢献は 31.9 千円であった。しかしながら、長岡市の人口1人当た りの所得は 2,762 千円であり、その貢献度は 1.16%で大きな貢献をしているわけではない。 ▶生産性は県および3市の中で長岡市が最も低い。一方で、長岡市は生産性要因以外の要因の積は最も高くなって いる。つまり、長岡市との比較で見た場合、生産性の差が3市の人口1人当たりの所得の差をほぼ決定づけてい るといえる。産業構成を考慮した期待生産性や標準化生産性を計算した結果、産業構成に不利な面は見られなかっ た。産業別生産性を見ると、ほとんどの産業で県平均並みか、それを下回っているおり、すべての産業で生産性 を上げていくことが課題である。 ▶長岡市の域内分配率は新潟県を上回っているが、新潟市および上越市よりも低くなっている。通勤流入超過分の 雇用者報酬を計算し、人口1人当たりに換算すると、長岡市からの流出分は 73.7 千円であった。長岡市の人口1 人当たりの所得は 2,762 千円であり、他市町村への持ち帰り所得による喪失分は 2.67%である。しかしながら、こ の人たちの企業所得への貢献は 31.9 千円/人、1.16%あり、それを差し引けば、それほど大きな所得の流出が起 きているわけではない。 52 53 㸝༟న㸯Ⓤළ㸞 ᕰ⏣ᮟ ᕰ⏣ᮟẰ 㞘⏕⩽ሒ㓐 ᡜᚋ ㈜㔘㹺ಥ⤝ ㈀⏐ᡜᚋ 㞘ࡡ 㸝㟸௺ᴏ ୌ⯙ᨳᗋ ♣ఌㇿᢰ ࠈ㒂㛓㸞 ௺ᴏᡜᚋ ᑊᐓ゛Ằ 㸝Ἢெ௺ᴏࡡ Ằ㛣Ἢெ ᐓ゛ 㛣㟸ႜฺ ฦ㒼ᡜᚋ පⓏ௺ᴏ ெ௺ᴏ ㎨ᯐỀ⏐ ࡐࡡࡡ ུᡮᚃ㸞 ௺ᴏ ᣚࡔᐓ ᅆమ ᴏ ⏐ᴏ ┬ ゛ 6,589,115 4,499,572 3,757,288 742,284 241,628 -72,785 311,551 2,861 1,847,915 898,375 26,137 923,403 98,053 280,987 544,363 1 ᩺₪ᕰ 2,332,401 1,615,756 1,347,813 267,943 72,941 -23,506 95,292 1,155 643,704 331,298 2,952 309,454 20,766 87,794 200,894 2 㛏ᒱᕰ 787,518 530,207 443,178 87,029 27,619 -8,529 35,789 359 229,693 130,821 2,742 96,130 8,802 28,291 59,036 3 ୕㉲ᕰ 626,523 426,385 354,541 71,844 23,564 -6,255 29,543 276 176,575 99,634 6,067 70,874 6,484 22,216 42,174 4 ᮪ᕰ 267,352 174,587 146,736 27,851 9,854 -2,681 12,453 82 82,911 42,696 848 39,367 3,005 13,938 22,424 5 ᓧᕰ 275,392 185,462 154,870 30,592 9,270 -3,349 12,483 136 80,660 44,921 1,688 34,051 3,040 10,168 20,844 6 ᩺Ⓠ⏛ᕰ 261,761 189,026 157,587 31,439 12,874 -2,426 15,214 86 59,861 20,931 653 38,277 4,263 12,467 21,547 7 ᑚ༐ㆺᕰ 99,444 68,596 57,430 11,166 3,975 -1,147 5,090 32 26,873 11,813 288 14,772 2,394 4,367 8,011 8 ຊⱩᕰ 72,070 51,668 43,322 8,345 2,905 -1,018 3,864 59 17,497 5,366 123 12,007 1,376 4,180 6,451 9 ༎⏣ᕰ 142,035 97,011 81,214 15,796 6,116 -1,944 7,994 66 38,909 10,153 675 28,081 5,376 9,385 13,320 10 ず㜻ᕰ 98,310 71,187 59,606 11,581 4,085 -1,176 5,234 28 23,038 7,746 613 14,678 1,015 5,655 8,008 11 ᮟ୕ᕰ 73,167 50,764 42,261 8,503 2,657 -829 3,457 29 19,745 7,970 198 11,578 770 4,186 6,621 12 ⇡ᕰ 242,921 155,482 130,579 24,903 8,847 -1,721 10,524 43 78,592 41,834 3,712 33,046 2,555 12,549 17,942 13 ⣊㨮ᕖᕰ 129,947 89,356 74,753 14,603 4,006 -1,928 5,879 55 36,586 16,595 1,130 18,861 2,581 6,263 10,016 14 ዼ㧏ᕰ 107,837 72,692 60,666 12,025 3,538 -1,418 4,915 40 31,608 15,537 590 15,481 2,287 3,897 9,297 15 ἠᕰ 125,150 88,255 73,988 14,267 5,752 -1,628 7,339 41 31,143 9,538 707 20,899 2,985 7,817 10,097 16 㜷㈙㔕ᕰ 113,977 77,098 64,616 12,482 6,258 -1,158 7,381 35 30,622 12,340 -25 18,307 2,916 5,903 9,488 17 ఫῳᕰ 159,498 109,878 91,306 18,571 8,201 -1,985 10,102 84 41,419 12,303 569 28,547 10,152 7,828 10,567 18 㨮ᕰ 100,241 71,513 59,797 11,716 3,638 -2,019 5,618 39 25,090 6,904 437 17,749 3,008 5,440 9,300 19 ༞㨮ᕰ 156,504 105,709 88,383 17,326 5,758 -2,486 8,167 77 45,037 16,183 189 28,665 3,152 8,538 16,975 20 ⫶හᕰ 86,283 56,238 46,982 9,256 4,074 -725 4,768 31 25,972 14,691 324 10,957 1,589 3,378 5,990 21 ⪯⡪⏣ 46,332 23,018 19,284 3,734 1,608 -378 1,976 11 21,706 15,666 65 5,975 1,030 1,715 3,231 22 ᘲᙢᮟ 21,793 15,199 12,711 2,488 993 -329 1,309 13 5,602 1,776 94 3,732 378 1,296 2,058 23 ⏛୕⏣ 30,872 23,577 19,735 3,842 1,458 -423 1,869 11 5,837 1,225 137 4,475 649 1,264 2,561 24 㜷㈙⏣ 28,412 21,453 17,768 3,685 1,101 -737 1,827 10 5,858 1,128 96 4,634 363 1,850 2,421 25 ฝ㞴ᓧ⏣ 11,425 7,999 6,702 1,297 619 -190 796 12 2,807 630 114 2,062 456 602 1,004 26 ᕖཾ⏣ 10,333 6,340 5,301 1,039 480 -221 697 4 3,513 1,310 116 2,086 421 698 967 27 …Ἁ⏣ 31,292 15,209 12,729 2,480 552 -399 943 8 15,532 2,577 275 12,680 190 1,383 11,106 28 ༞⏣ 26,822 16,881 14,140 2,741 1,673 -362 2,030 5 8,268 2,599 114 5,555 1,924 1,346 2,285 29 ศ⩒ᮟ 16,211 9,182 7,690 1,492 805 -83 882 6 6,224 4,488 62 1,674 141 491 1,042 30 㛭ᕖᮟ 15,316 10,730 8,995 1,735 1,177 -265 1,434 8 3,409 790 62 2,557 588 869 1,099 31 Ⲡᕖ⏣ 30,178 19,707 16,455 3,252 1,387 -335 1,717 5 9,084 4,392 213 4,479 508 1,499 2,473 32 ♼ᯐᮟ 22,232 15,645 13,121 2,524 1,541 -354 1,891 4 5,046 1,161 146 3,739 585 1,157 1,996 33 ᭽ᮟ 23,787 17,426 14,390 3,035 1,653 -476 2,125 5 4,708 520 62 4,126 1,356 1,086 1,685 34 ᒜ⏣ 14,426 9,738 8,133 1,605 605 -307 905 7 4,083 816 99 3,168 629 1,198 1,341 35 ⢎ᓞᮟ 1,351 600 503 96 47 1 45 0 704 22 1 681 317 272 91 ฝ㸞᩺₪┬⥪ຸ⟮⌦㒂⤣゛ㄚࠔᖲᠺ18ᖳᗐ∟ࠈ᩺₪┬ᕰ⏣ᮟẰ⤊ῥ゛⟤ࠕࠉᖲᠺ19ᖳ㸨᭮Ⓠ⾔ <参考資料1> 平成16年度 市町村民所得(分配) 54 ᕰ⏣ᮟẰ 㞘⏕⩽ሒ㓐 ᡜᚋ ㈜㔘㹺ಥ⤝ ㈀⏐ᡜᚋ 㞘ࡡ 㸝㟸௺ᴏ ୌ⯙ᨳᗋ ♣ఌㇿᢰ ࠈ㒂㛓㸞 ᐓ゛ 㸝༟న㸯㸚㸞 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.1 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.1 0.0 0.0 0.0 0.0 0.1 0.0 0.0 0.1 0.0 0.0 0.0 0.0 0.1 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 28.0 27.6 29.2 28.2 31.0 29.3 22.9 27.0 24.3 27.4 23.4 27.0 32.4 28.2 29.3 24.9 26.9 26.0 25.0 28.8 30.1 46.8 25.7 18.9 20.6 24.6 34.0 49.6 30.8 38.4 22.3 30.1 22.7 19.8 28.3 52.1 13.6 14.2 16.6 15.9 16.0 16.3 8.0 11.9 7.4 7.1 7.9 10.9 17.2 12.8 14.4 7.6 10.8 7.7 6.9 10.3 17.0 33.8 8.1 4.0 4.0 5.5 12.7 8.2 9.7 27.7 5.2 14.6 5.2 2.2 5.7 1.6 0.4 0.1 0.3 1.0 0.3 0.6 0.2 0.3 0.2 0.5 0.6 0.3 1.5 0.9 0.5 0.6 0.0 0.4 0.4 0.1 0.4 0.1 0.4 0.4 0.3 1.0 1.1 0.9 0.4 0.4 0.4 0.7 0.7 0.3 0.7 0.1 14.0 13.3 12.2 11.3 14.7 12.4 14.6 14.9 16.7 19.8 14.9 15.8 13.6 14.5 14.4 16.7 16.1 17.9 17.7 18.3 12.7 12.9 17.1 14.5 16.3 18.0 20.2 40.5 20.7 10.3 16.7 14.8 16.8 17.3 22.0 50.4 1.5 0.9 1.1 1.0 1.1 1.1 1.6 2.4 1.9 3.8 1.0 1.1 1.1 2.0 2.1 2.4 2.6 6.4 3.0 2.0 1.8 2.2 1.7 2.1 1.3 4.0 4.1 0.6 7.2 0.9 3.8 1.7 2.6 5.7 4.4 23.5 4.3 3.8 3.6 3.5 5.2 3.7 4.8 4.4 5.8 6.6 5.8 5.7 5.2 4.8 3.6 6.2 5.2 4.9 5.4 5.5 3.9 3.7 5.9 4.1 6.5 5.3 6.8 4.4 5.0 3.0 5.7 5.0 5.2 4.6 8.3 20.1 8.3 8.6 7.5 6.7 8.4 7.6 8.2 8.1 9.0 9.4 8.1 9.0 7.4 7.7 8.6 8.1 8.3 6.6 9.3 10.8 6.9 7.0 9.4 8.3 8.5 8.8 9.4 35.5 8.5 6.4 7.2 8.2 9.0 7.1 9.3 6.7 ௺ᴏᡜᚋ ᑊᐓ゛Ằ 㸝Ἢெ௺ᴏࡡ Ằ㛣Ἢெ 㛣㟸ႜฺ ฦ㒼ᡜᚋ පⓏ௺ᴏ ெ௺ᴏ ㎨ᯐỀ⏐ ࡐࡡࡡ ུᡮᚃ㸞 ௺ᴏ ᣚࡔᐓ ᅆమ ᴏ ⏐ᴏ ┬ ゛ 100.0 68.3 57.0 11.3 3.7 -1.1 4.7 1 ᩺₪ᕰ 100.0 69.3 57.8 11.5 3.1 -1.0 4.1 2 㛏ᒱᕰ 100.0 67.3 56.3 11.1 3.5 -1.1 4.5 3 ୕㉲ᕰ 100.0 68.1 56.6 11.5 3.8 -1.0 4.7 4 ᮪ᕰ 100.0 65.3 54.9 10.4 3.7 -1.0 4.7 5 ᓧᕰ 100.0 67.3 56.2 11.1 3.4 -1.2 4.5 6 ᩺Ⓠ⏛ᕰ 100.0 72.2 60.2 12.0 4.9 -0.9 5.8 100.0 69.0 57.8 11.2 4.0 -1.2 5.1 7 ᑚ༐ㆺᕰ 8 ຊⱩᕰ 100.0 71.7 60.1 11.6 4.0 -1.4 5.4 9 ༎⏣ᕰ 100.0 68.3 57.2 11.1 4.3 -1.4 5.6 10 ず㜻ᕰ 100.0 72.4 60.6 11.8 4.2 -1.2 5.3 11 ᮟ୕ᕰ 100.0 69.4 57.8 11.6 3.6 -1.1 4.7 12 ⇡ᕰ 100.0 64.0 53.8 10.3 3.6 -0.7 4.3 13 ⣊㨮ᕖᕰ 100.0 68.8 57.5 11.2 3.1 -1.5 4.5 14 ዼ㧏ᕰ 100.0 67.4 56.3 11.2 3.3 -1.3 4.6 15 ἠᕰ 100.0 70.5 59.1 11.4 4.6 -1.3 5.9 16 㜷㈙㔕ᕰ 100.0 67.6 56.7 11.0 5.5 -1.0 6.5 17 ఫῳᕰ 100.0 68.9 57.2 11.6 5.1 -1.2 6.3 18 㨮ᕰ 100.0 71.3 59.7 11.7 3.6 -2.0 5.6 19 ༞㨮ᕰ 100.0 67.5 56.5 11.1 3.7 -1.6 5.2 20 ⫶හᕰ 100.0 65.2 54.5 10.7 4.7 -0.8 5.5 21 ⪯⡪⏣ 100.0 49.7 41.6 8.1 3.5 -0.8 4.3 22 ᘲᙢᮟ 100.0 69.7 58.3 11.4 4.6 -1.5 6.0 23 ⏛୕⏣ 100.0 76.4 63.9 12.4 4.7 -1.4 6.1 24 㜷㈙⏣ 100.0 75.5 62.5 13.0 3.9 -2.6 6.4 25 ฝ㞴ᓧ⏣ 100.0 70.0 58.7 11.4 5.4 -1.7 7.0 26 ᕖཾ⏣ 100.0 61.4 51.3 10.1 4.6 -2.1 6.7 27 …Ἁ⏣ 100.0 48.6 40.7 7.9 1.8 -1.3 3.0 28 ༞⏣ 100.0 62.9 52.7 10.2 6.2 -1.3 7.6 29 ศ⩒ᮟ 100.0 56.6 47.4 9.2 5.0 -0.5 5.4 30 㛭ᕖᮟ 100.0 70.1 58.7 11.3 7.7 -1.7 9.4 31 Ⲡᕖ⏣ 100.0 65.3 54.5 10.8 4.6 -1.1 5.7 100.0 70.4 59.0 11.4 6.9 -1.6 8.5 32 ♼ᯐᮟ 33 ᭽ᮟ 100.0 73.3 60.5 12.8 6.9 -2.0 8.9 34 ᒜ⏣ 100.0 67.5 56.4 11.1 4.2 -2.1 6.3 35 ⢎ᓞᮟ 100.0 44.4 37.2 7.1 3.5 0.1 3.3 ฝ㸞᩺₪┬⥪ຸ⟮⌦㒂⤣゛ㄚࠔᖲᠺ18ᖳᗐ∟ࠈ᩺₪┬ᕰ⏣ᮟẰ⤊ῥ゛⟤ࠕࠉᖲᠺ19ᖳ㸨᭮Ⓠ⾔ ᕰ⏣ᮟ <参考資料2> 平成16年度 市町村民所得(分配)・項目別構成比 55 㸝༟న㸯㸚㸞 ᕰ⏣ᮟ ᕰ⏣ᮟẰ 㞘⏕⩽ሒ㓐 ᡜᚋ ㈜㔘㹺ಥ⤝ ㈀⏐ᡜᚋ 㞘ࡡ 㸝㟸௺ᴏ ୌ⯙ᨳᗋ ♣ఌㇿᢰ ࠈ㒂㛓㸞 ௺ᴏᡜᚋ ᑊᐓ゛Ằ 㸝Ἢெ௺ᴏࡡ Ằ㛣Ἢெ ᐓ゛ 㛣㟸ႜฺ ฦ㒼ᡜᚋ පⓏ௺ᴏ ெ௺ᴏ ㎨ᯐỀ⏐ ࡐࡡࡡ ུᡮᚃ㸞 ௺ᴏ ᣚࡔᐓ ᅆమ ᴏ ⏐ᴏ ┬ ゛ 100.0 100.0 100.0 100.0 100.0 100.0 100.0 100.0 100.0 100.0 100.0 100.0 100.0 100.0 100.0 1 ᩺₪ᕰ 35.4 35.9 35.9 36.1 30.2 32.3 30.6 40.4 34.8 36.9 11.3 33.5 21.2 31.2 36.9 2 㛏ᒱᕰ 12.0 11.8 11.8 11.7 11.4 11.7 11.5 12.5 12.4 14.6 10.5 10.4 9.0 10.1 10.8 3 ୕㉲ᕰ 9.5 9.5 9.4 9.7 9.8 8.6 9.5 9.6 9.6 11.1 23.2 7.7 6.6 7.9 7.7 4 ᮪ᕰ 4.1 3.9 3.9 3.8 4.1 3.7 4.0 2.9 4.5 4.8 3.2 4.3 3.1 5.0 4.1 5 ᓧᕰ 4.2 4.1 4.1 4.1 3.8 4.6 4.0 4.8 4.4 5.0 6.5 3.7 3.1 3.6 3.8 4.1 4.3 4.4 4.0 6 ᩺Ⓠ⏛ᕰ 4.0 4.2 4.2 4.2 5.3 3.3 4.9 3.0 3.2 2.3 2.5 7 ᑚ༐ㆺᕰ 1.5 1.5 1.5 1.5 1.6 1.6 1.6 1.1 1.5 1.3 1.1 1.6 2.4 1.6 1.5 8 ຊⱩᕰ 1.1 1.1 1.2 1.1 1.2 1.4 1.2 2.1 0.9 0.6 0.5 1.3 1.4 1.5 1.2 9 ༎⏣ᕰ 2.2 2.2 2.2 2.1 2.5 2.7 2.6 2.3 2.1 1.1 2.6 3.0 5.5 3.3 2.4 10 ず㜻ᕰ 1.5 1.6 1.6 1.6 1.7 1.6 1.7 1.0 1.2 0.9 2.3 1.6 1.0 2.0 1.5 11 ᮟ୕ᕰ 1.1 1.1 1.1 1.1 1.1 1.1 1.1 1.0 1.1 0.9 0.8 1.3 0.8 1.5 1.2 12 ⇡ᕰ 3.7 3.5 3.5 3.4 3.7 2.4 3.4 1.5 4.3 4.7 14.2 3.6 2.6 4.5 3.3 13 ⣊㨮ᕖᕰ 2.0 2.0 2.0 2.0 1.7 2.6 1.9 1.9 2.0 1.8 4.3 2.0 2.6 2.2 1.8 1.7 1.7 2.3 1.7 2.3 1.4 1.7 14 ዼ㧏ᕰ 1.6 1.6 1.6 1.6 1.5 1.9 1.6 1.4 15 ἠᕰ 1.9 2.0 2.0 1.9 2.4 2.2 2.4 1.4 1.7 1.1 2.7 2.3 3.0 2.8 1.9 16 㜷㈙㔕ᕰ 1.7 1.7 1.7 1.7 2.6 1.6 2.4 1.2 1.7 1.4 -0.1 2.0 3.0 2.1 1.7 17 ఫῳᕰ 2.4 2.4 2.4 2.5 3.4 2.7 3.2 2.9 2.2 1.4 2.2 3.1 10.4 2.8 1.9 18 㨮ᕰ 1.5 1.6 1.6 1.6 1.5 2.8 1.8 1.4 1.4 0.8 1.7 1.9 3.1 1.9 1.7 19 ༞㨮ᕰ 2.4 2.3 2.4 2.3 2.4 3.4 2.6 2.7 2.4 1.8 0.7 3.1 3.2 3.0 3.1 20 ⫶හᕰ 1.3 1.2 1.3 1.2 1.7 1.0 1.5 1.1 1.4 1.6 1.2 1.2 1.6 1.2 1.1 21 ⪯⡪⏣ 0.7 0.5 0.5 0.5 0.7 0.5 0.6 0.4 1.2 1.7 0.2 0.6 1.1 0.6 0.6 0.4 0.5 0.4 0.5 0.3 0.2 0.4 0.4 0.4 0.5 0.4 22 ᘲᙢᮟ 0.3 0.3 0.3 0.3 23 ⏛୕⏣ 0.5 0.5 0.5 0.5 0.6 0.6 0.6 0.4 0.3 0.1 0.5 0.5 0.7 0.4 0.5 24 㜷㈙⏣ 0.4 0.5 0.5 0.5 0.5 1.0 0.6 0.3 0.3 0.1 0.4 0.5 0.4 0.7 0.4 25 ฝ㞴ᓧ⏣ 0.2 0.2 0.2 0.2 0.3 0.3 0.3 0.4 0.2 0.1 0.4 0.2 0.5 0.2 0.2 26 ᕖཾ⏣ 0.2 0.1 0.1 0.1 0.2 0.3 0.2 0.1 0.2 0.1 0.4 0.2 0.4 0.2 0.2 27 …Ἁ⏣ 0.5 0.3 0.3 0.3 0.2 0.5 0.3 0.3 0.8 0.3 1.1 1.4 0.2 0.5 2.0 28 ༞⏣ 0.4 0.4 0.4 0.4 0.7 0.5 0.7 0.2 0.4 0.3 0.4 0.6 2.0 0.5 0.4 29 ศ⩒ᮟ 0.2 0.2 0.2 0.2 0.3 0.1 0.3 0.2 0.3 0.5 0.2 0.2 0.1 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 0.5 0.4 0.5 0.3 0.2 0.1 0.2 0.3 0.6 0.3 0.2 30 㛭ᕖᮟ 0.2 31 Ⲡᕖ⏣ 0.5 0.4 0.4 0.4 0.6 0.5 0.6 0.2 0.5 0.5 0.8 0.5 0.5 0.5 0.5 32 ♼ᯐᮟ 0.3 0.3 0.3 0.3 0.6 0.5 0.6 0.1 0.3 0.1 0.6 0.4 0.6 0.4 0.4 33 ᭽ᮟ 0.4 0.4 0.4 0.4 0.7 0.7 0.7 0.2 0.3 0.1 0.2 0.4 1.4 0.4 0.3 34 ᒜ⏣ 0.2 0.2 0.2 0.2 0.3 0.4 0.3 0.2 0.2 0.1 0.4 0.3 0.6 0.4 0.2 35 ⢎ᓞᮟ 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.1 0.3 0.1 0.0 ฝ㸞᩺₪┬⥪ຸ⟮⌦㒂⤣゛ㄚࠔᖲᠺ18ᖳᗐ∟ࠈ᩺₪┬ᕰ⏣ᮟẰ⤊ῥ゛⟤ࠕࠉᖲᠺ19ᖳ㸨᭮Ⓠ⾔ <参考資料3> 平成16年度 市町村民所得(分配)・市町村別構成比 56 ᕰ⏣ᮟẰᡜᚋ ெཾ ᑯᴏ⩽ᩐ ᚉᴏ⩽ᩐ ⥪⏍⏐ 㸦ெᙔࡒࡽ ᡜᚋ ᕰ⏣ᮟ 㸝Ⓤළ㸞 㸝ெ㸞 㸝ெ㸞 㸝ெ㸞 㸝Ⓤළ㸞 㸝༐ළ㸞 YD NN NW EE YY YD/NN 00 ┬ ゛ 6,589,115 2,448,025 1,236,535 1,237,909 9,198,235 2,691.6 01 ᩺₪ᕰ 2,332,401 812,115 409,242 414,998 3,037,859 2,872.0 02 㛏ᒱᕰ 787,518 285,104 145,104 151,090 1,061,182 2,762.2 03 ୕㉲ᕰ 626,523 210,526 105,296 104,762 810,958 2,976.0 04 ᮪ᕰ 267,352 106,007 55,091 59,317 387,783 2,522.0 05 ᓧᕰ 275,392 95,852 44,604 45,474 488,299 2,873.1 06 ᩺Ⓠ⏛ᕰ 261,761 104,894 52,663 49,809 327,719 2,495.5 07 ᑚ༐ㆺᕰ 99,444 40,570 21,205 22,600 177,694 2,451.2 08 ຊⱩᕰ 72,070 32,068 15,917 13,643 80,416 2,247.4 09 ༎⏣ᕰ 142,035 62,851 33,247 31,459 177,450 2,259.9 10 ず㜻ᕰ 98,310 43,123 21,807 16,489 108,570 2,279.8 11 ᮟ୕ᕰ 73,167 30,925 15,181 17,278 101,524 2,365.9 242,921 83,702 46,084 49,150 356,670 2,902.2 12 ⇡ᕰ 13 ⣊㨮ᕖᕰ 129,947 50,908 25,498 25,099 218,977 2,552.6 14 ዼ㧏ᕰ 107,837 38,515 19,526 20,755 261,560 2,799.9 15 ἠᕰ 125,150 57,613 28,343 24,767 148,096 2,172.3 16 㜷㈙㔕ᕰ 113,977 47,662 23,918 20,482 138,567 2,391.4 17 ఫῳᕰ 159,498 68,999 36,871 36,965 224,088 2,311.6 100,241 43,973 22,388 21,770 140,161 2,279.6 18 㨮ᕰ 19 ༞㨮ᕰ 156,504 63,930 31,859 30,780 226,375 2,448.1 20 ⫶හᕰ 86,283 33,548 16,391 16,902 115,312 2,571.9 21 ⪯⡪⏣ 46,332 13,480 6,978 12,490 156,467 3,437.1 22 ᘲᙢᮟ 21,793 8,537 4,612 3,945 30,097 2,552.8 23 ⏛୕⏣ 30,872 13,513 6,915 3,878 27,075 2,284.6 6,107 6,214 51,652 1,893.5 24 㜷㈙⏣ 28,412 15,005 25 ฝ㞴ᓧ⏣ 11,425 5,423 2,497 2,000 15,336 2,106.8 26 ᕖཾ⏣ 10,333 5,530 2,801 2,070 18,990 1,868.5 27 …Ἁ⏣ 31,292 8,890 4,562 6,428 74,450 3,519.9 28 ༞⏣ 26,822 11,885 6,217 6,385 40,460 2,256.8 29 ศ⩒ᮟ 16,211 4,861 2,236 1,810 62,127 3,334.9 30 㛭ᕖᮟ 15,316 7,114 3,585 3,142 18,650 2,152.9 30,178 11,276 5,850 4,867 40,195 2,676.3 31 Ⲡᕖ⏣ 32 ♼ᯐᮟ 22,232 10,185 4,895 3,885 22,743 2,182.8 33 ᭽ᮟ 23,787 11,667 5,340 3,596 28,463 2,038.8 34 ᒜ⏣ 14,426 7,344 3,304 3,198 19,361 1,964.3 35 ⢎ᓞᮟ 1,351 430 401 412 2,909 3,141.9 ฝ㸞᩺₪┬⥪ຸ⟮⌦㒂⤣゛ㄚࠔᖲᠺ18ᖳᗐ∟ࠈ᩺₪┬ᕰ⏣ᮟẰ⤊ῥ゛⟤ࠕࠉᖲᠺ19ᖳ㸨᭮Ⓠ⾔ <参考資料4> 平成16年度 新潟県内市町村経済関連データ一覧 ᑯᚉẒ 㸝ಶ㸞 EE/NW 1.001 1.014 1.041 0.995 1.077 1.020 0.946 1.066 0.857 0.946 0.756 1.138 1.067 0.984 1.063 0.874 0.856 1.003 0.972 0.966 1.031 1.790 0.855 0.561 1.018 0.801 0.739 1.409 1.027 0.809 0.876 0.832 0.794 0.673 0.968 1.027 ᑯᴏ⋙ 㸝㸚㸞 NW/NN 50.5 50.4 50.9 50.0 52.0 46.5 50.2 52.3 49.6 52.9 50.6 49.1 55.1 50.1 50.7 49.2 50.2 53.4 50.9 49.8 48.9 51.8 54.0 51.2 40.7 46.0 50.7 51.3 52.3 46.0 50.4 51.9 48.1 45.8 45.0 93.3 㸝༐ළ㸞 YY/EE 7,430.5 7,320.2 7,023.5 7,741.0 6,537.5 10,738.0 6,579.5 7,862.6 5,894.3 5,640.7 6,584.4 5,875.9 7,256.8 8,724.5 12,602.3 5,979.6 6,765.3 6,062.2 6,438.3 7,354.6 6,822.4 12,527.4 7,629.2 6,981.7 8,312.2 7,668.0 9,173.9 11,582.1 6,336.7 34,324.3 5,935.7 8,258.7 5,854.1 7,915.2 6,054.1 7,060.7 ⏍⏐ᛮ 㸝㸚㸞 YD/YY 71.6 76.8 74.2 77.3 68.9 56.4 79.9 56.0 89.6 80.0 90.5 72.1 68.1 59.3 41.2 84.5 82.3 71.2 71.5 69.1 74.8 29.6 72.4 114.0 55.0 74.5 54.4 42.0 66.3 26.1 82.1 75.1 97.8 83.6 74.5 46.4 ᇡහฦ㒼⋙
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