説明ポスター - 兵庫県立大学大学院 応用情報科学研究科

安否を職場・学校・家族に知らせなくっちゃ!
安危情報をツータップで送信できる防災アプリ
HYO-GO
兵庫県立大学応用情報科学研究科 有馬昌宏研究室・力宗幸男研究室
研究の背景
● あなたは、いざという時、安危情報を職場や学校や家族にどのように
して伝えますか?
・ 会社や学校の安危確認は電話による連絡網ですか?
・個人情報保護対策が………
・前後の電話番号しか記載されていないことも
・災害時に連絡網が何箇所かで途切れたら………
・安否の集計が大変では……
・ 自主防災組織(町内会や自治会)の安危・安否確認は、役員や
民生委員による戸別確認ですか?
http://free-template-download.net/school/renrakumou.html
・確認する人に被害が発生したら………
・黄色いハンカチ作戦や白いタオル運動などもありますが………
・水害や火災の場合は戸別確認は無理………
・通勤・通学・買物などで不在の世帯もあり完了までに時間がかかりそう……
・ 専門の事業者による安否確認サービスの利用ですか?
・確認メールへの返信で対応ですが緊急時には………
・便利で確実と思われるけれど費用負担はどのくらいの額に……
・まず連絡するのは家族や友人ですよね……
・ フェイスブックやLINEなどのソーシャルメディアですか?
・家族や友達などの非公式な集団には有効ですが、学校や職場や自主防災組織では……
家族・友人に連絡する手間だけで、無料で職場や学校でも使える安危確認用防災アプリの開発
初期設定しておけば、2タップで安否メール送信!
①
②
結果
職場や学校や自主防災組織の管理者による利用
Gmailの管理者用定アドレスに送付されるメール
管理者が事前に用意した構成員のリスト
クラス別、学年別、学科別、
ゼミ別、部局別、事業所別、
隣保別などで分類集計可能
登録した家族や友人のメールアドレスに届くメール
使えるシステムにするための工夫
無事(安全)と危険な場合で、GPS機能がオンとオフの場合のメール内容。
GPS機能がオンであれば送信者の現在地の地図表示が可能。GPSオフも可能。
・原則、自らの判断で安危情報の送信を行う。
・10ヶ所までの登録先に、職場や学校や自主防災組織(自治会)に
加えて、家族や友人・知人も登録できるので、家族や友人に安否を
知らせるアクションと同時に職場や学校などにも位置情報付きの安否
情報が届くことになり、職場や学校などの組織の危機管理に役立つ。
・平時には、イベントの参加の有無などが集計できる○×モードを用意。
本アプリの要件と特徴と今後の可能性
・使用環境は android4.1以上 iOS対応版は現在開発中
・10ヶ所までのメールアドレスを登録可能(対象組織は職場や学校など複数登録も可能)
・使用するフリーメールサービスはGmailで、アプリ利用者はGmailのメールアドレスを要取得(HotmailやYahoo!メールなどの他のフリーメールソフトの利用も検討中)
・携帯電話やPCからも、管理者用メールアドレスに件名として「無事 識別番号」あるいは 「危険 識別番号」を空メールで送信することで、職場や学校での利用に対応可能
・職場や学校の管理者は、複数が別々の場所から管理者用ソフトで安否確認が可能、登録者リストはパスワードをかけて管理できるように対応中
・2タップで瞬時に送信できるので、災害時だけでなく、連れ去りやストーカー被害などを家族や友人に知らせることができて、防犯にも有効
・外国人観光客にも対応できるように外国語対応版も開発中(外国人旅行者はパスポート番号を識別番号として大使館・領事館の安否確認用メールアドレスへ連絡)
・メールアドレスを事前登録している登録者やメールが送られてきた登録者には、登録者の安危の状態に応じてメールの一斉送信ができる機能の追加を検討
・未送信者や危険連絡者の所在(メール発信地点)を地図上で一覧表示できる機能の追加を検討 ・簡単なメモの送信や写真の添付も可能な機能の追加も検討