会報第４０号 HP アドレス http://www16.ocn.ne.jp/~fp-nara/ 今年の夏も毎日のように猛暑の便りが全国各地からもたらされています。家の中にいても熱中症になるということですので、体調管理とともに水分補給を怠らないようにしたいものですね。暑い夏だけに、会員の皆様方もご自愛ください。ところで、国内では、安保法制について、多くの世論の反対を押し切って進めていこうとしています。様々な論議はあっていいと思うのですが、今後の動向が気がかりです。プランの活動は、紛争のない地域でこそ、十分な援助ができると思っています。現在の世界では、ＩＳの活動だけでなく地域紛争が世界各地で起こっていますし、狭隘な民族主義が台頭しているような報道もされています。そうした中プランの活動の意義は、ますます大きくなっているのではないでしょうか。さて、プラン奈良の会の皆様方には、いつも会の行事等へのご協力ありがとうございます。今年度の総会も無事に終わり活動方針も決まりました。今後とも会の継続と発展のためにご協力をよろしくお願いします。プランのスポンサー会である私たちの「プラン・奈良の会」も活動への参加が寂しくなってきています。また、会員数も漸減しています。会の活動を活性化させるためにも、いろいろなご意見を聞かせていただけたらと思いますので、ご協力をお願いします。《平成 2７（2015）年度総会》５月２４日（日）に平成 27 年度の総会を奈良県文化会館会議室で行いました。13 名の方が出席され、平成 26 年度の活動報告と会計報告、平成 27 度の活動計画・予算案が承認されました。平成27（2015）年度活動計画１．２．３．総会： 5月24（日）奈良県文化会館会議室にて講演会：（別記参照）折り紙作り： 9月13（日）場所：生駒市たけまるホール研修室（近鉄生駒駅より徒歩２分）時間：午後 12時30分より（別紙参照）経費：無料講師：島岡尚子さん４．料理教室： 1１月１５日（日）場所：たけまるホール調理室（予定）５．ハイキング： 2014年3月末か4月上旬の予定６．その他プラン・ジャパン一般寄付，新会員募集，One World Festival 参加平成 27 年度役員代表：富山二朗事務局長：前田智恵子会計：富山礼子書ＨＰ担当：本多敏人ｲﾍﾞﾝﾄ担当：北井記：大本真梨子博義会計監査:青木信篤今年度は、2 年目ですので、昨年度に引き続き上記の役員でさせてもらいます。よろしくご協力をお願いします。 Because I am a girl のメッセージを掲げて〈お知らせ〉今年度予算の特別会計より、ネパール大地震への緊急援助として 20,000 円をプランへ寄付させてもらいました。テーマ：「女の子をとりまくプランの動き～パキスタン女子教育の視察報告」について講師：プラン・ジャパンプログラム部職員寺田聡子（あきこ）さん［講演の概要］寺田さんは、まず初めにネパール大地震についての様子とプランの緊急援助についてお話されました。「仮設テント 1200 張り，食糧､水」と「子供たちに優しいスペースを作る」こと、そして、それらを山間地域での配布を重点的に行ったということでした。そして、今後は、①心のケア、②仮設の学習スペースの設置、③中長期的な住居の設置、 ④生計支援、⑤女性と女の子の保護に焦点を当て、支援していくということでした。次に、「BIAG（ Because I am a Girl）」についてのお話をされました。データとして①人身売買が年間約 120 万人、内 80％が女の子（ユニセフ 2006）②初等教育を受けられない者が約 6500 万人（ユネスコ 2014）③世界の 7 億人が 18 歳未満で結婚、内約 2 億 5000 万人が 15 歳未満（ユニセフ 2014）等の数値を挙げられ、今後「女子教育と早すぎる結婚に対するプログラム強化」をしていくということでした。最後に「パキスタンの女子教育の視察報告」ということで、寺田さんが行かれたのは、ギルギット・バルディスタン州でパキスタン最北の州になります。ここでは、部族文化と宗教指導者の影響力が大きく、思春期になると婚姻関係またはいいなづけ以外の男女は接触しないそうです。また、子ども数は平均 10 人から 13 人でパキスタンの国平均 4 人よりもかなり多いです。この地での教育は、コーランの勉強が最重要視され、女の子の主な教育の場はイスラム女子学校で、女の子の教育は重要視されておらず、女性教師も少ないそうです。地域の有力者に会うのにも、経験ある地元のパートナー団体と連携し、地域の慣習や文化・伝統・宗教上の信条を尊重することが第一歩だったそうです。イスラム教は、女子教育を否定していませんし、イスラム女子学校では、8 年生（中卒レベル）を終了します。ただ、家族や周りの理解と支えが必要だということです。女性教師は、いるのですが少なく、日中自分の姿を男性に見せられないので、コミュニケーションが取りづらく、女性の代弁者が男性である社会なのです。このプロジェクトの成果としては、「学力向上」「周囲の理解」「行政の働き」があげられるとのことで、プロジェクト終了後も政府が後押しする体制づくりの検討が開始されたとのことです。そして、今後男性への教育が必要であり、ジェンダーフリーの教育を目指していかなければならないことを話されて寺田さんの講演が終わりました。我が国の現状や体制とは大きな違いはありますが、その地域の民族や慣習等現状に合わせた取り組みに感心しました。パキスタンの奥地での女子教育の推進がノーベル平和賞を贈られたマララさんを生んだ土壌になっていたのかなとも思いました。わが国でも女性の教育は進んでいても、女子の社会参画や社会進出は OECD 諸国の中でも低いだけに、さらに考えていきたいですね。〔高取町町家の雛巡りハイキング〕今年は、3 月 29 日、雨の中高取町町家の雛巡りを行いました。 5 名と少ない人数でしたが、こんなにもたくさんのお雛様を見ら《編集後記》 2015 年度のプラン･奈良の会の総会も終わり、事業計画や予算も決まりました。今年度も皆様のご協力をよろしくお願れるとは思ってもいませんでした。いします。奈良の会のイベント情報も HP に載せてもらって各家々にお雛様が飾られており、そいますので、ご覧ください。の数 100 軒以上とか。また、寄付さ会員紹介の欄はいかがでしょうか？今回で 2 回目となりまれたお雛様を積み上げたものはそれす。山出さん、山麓公園なら仕事で行くこともありますので、は壮観でした。またお会いできるかもしれませんね。北村さんご心配ありがとうございます。確かに会員数は減少し、イベントへの出席《会員の方の紹介》者も少なくなっています。会費でやれる範囲のことをしてい ○勤務先の社会福祉法人青葉仁会が昨年夏に生駒市から指定管理者を受託しました。生駒山麓公園ふれあいセンター内レストランをリニューアルし障害者支援施設としてオープンしました。（山出） ○今までの会報を見ていますと、①会員数がピークの時に比べて 20 人ほど少ない。②繰越金が減少し、奈良県支部の運営ができるのかどうか心配しています。何か手を打たれるのでしょうか。近況は、70 歳を越えましたが、現役で毎日仕事をしています。（北村） ○後期高齢者になってから、1 日 1 万歩を目標に歩いていますが、実行率は 30％ぐらいです。これを５０％ぐらいにしたいのですがなかなか実行できません。1 人ボランティアとして週 2 回道路のゴミ拾いをしており、目下 38 回に達しました。こちらの方は年 100 回の目標は、達成出来そうです。（青木） ○最初のチャイルドの国がネパールだったので（この子は卒業しましたが）今季あの地震で被害にあっていないか心配です。もうお母さんになっている年齢ですからきっと家族のためにがんばっていることでしょう。…無事を祈っています。（島岡）こうと考えていますが、会員を増やす試みはしていきたいと考えています。また、ご提案がありましたらお教えください。青木さんこうして目標を持って歩まれることは素晴らしいことですね。教えられます。島岡さん、本当に心配ですね。以前ビデオに登場したカラマリのウルミラさんは無事だったそうです。また、折り紙の講師お願いします。次回のイベントの「折り紙での雛人形作り」の講師は、会員欄でも紹介しました島岡尚子さんです。とっても素敵な折り紙が作れそうですので、みなさんご参加のほどよろしくお願いします。発行年月日 2015（平成 27）年 7 月プラン・奈良の会富山二朗 TEL/FAX 0742（49）7969 E メール [email protected]