湖山川における魚の大量斃死(へいし)について(第2報)

資 料 提 供
平成25年7月10日
担当課
(担当者)
電 話
水産課
(岸本、田中)
0857-26-7315
河川課
(丸毛、村尾)
0857-26-7374
水・大気環境課
(金涌・田中)
0857-26-7400
湖山川における魚の大量斃死(へいし)について(第2報)
○湖山池から賀露港まで流下する湖山川(約 2.5 キロ)において、魚の大量斃死が確認され、県・市で斃死魚の回収
作業を実施しています。7月9日(火)の回収量は、11.1トンでした。
○湖山池内も監視パトロールをした結果、湖山池の北岸(グリーンフィールドあたり)、西岸(緑化フェア会場予
定地の南側)でも斃死魚を確認しており、回収を行いました。
○また、昨日は、斃死魚の拡散を防止するため、オイルフェンス及び漁網を設置しました。(水門(賀露)と湖山
池口あたり)
○7月10日(水)も引き続き、鳥取県と鳥取市では、昨日同様に人員を動員(50 名以上)し、湖山池漁協と協力
して魚の死骸の回収を行います。(およその作業場所は、湖山池内の西岸、鳥取大学付属小学校、旧国道 9 号線
マルイ 付近)
■7月9日(火)の回収風景
○回収現場の写真 (鳥取大学付属小学校周辺)
○オイルフェンス設置(湖山水門周辺)
■溶存酸素量の状況(単位は mg/L)
水門の開放により流動が生じ、昨日と比較して若干の増加・改善を示したが、依然として斃死リスクが高い状況
にあると考えている。
7/8(月)
7/9(火)
7/10(水)
地点名
7 時頃
18 時頃
7 時頃
7 時頃
① 賀露南大橋
2.81
2.93
0.73
4.15
② 霞の里橋(旧国道 9 号)
2.84
2.72
0.28
1.47
③ 井戸橋(湖山川河口部)
3.10
2.95
0.23
1.37
④ 湖山池池口
3.39
1.28
0.00
0.12
斃死発生日
本日朝
*溶存酸素が3mg/L を下回ると、魚類の斃死のリスクが高ま
るとされる。
*斃死発生日の朝7時時点で1mg/L を大きく下回っており、
水域全体で顕著な酸欠状態を確認した。
*通常、水温の高温化、流動の鈍化、生物活性の影響(プラ
ンクトンによる呼吸や微生物の有機物分解等による)により
水中の溶存酸素の低下が起こる。