新規品目の開発―④冬どりニンジン

新規品目の開発―④冬どりニンジン
担当者
1
坂本 圭希
目 的
夏播き冬どりに適する品種について、生産性の高い有望品種を検討する。
2 試験方法
(1) 供試品種
Dr.カロテン5(タキイ)
ベーターリッチ(サカタ)
恋ごころ(タキイ)
グランプリ(タキイ)
(2) 耕種概要
ア は種日
イ 栽植距離
ウ
平成21年8月31日
うね幅120cm 条間20cm
株間10cm(ベーターリッチのみ5cm)
4条植え(1ケ箇所2粒は種)
施肥量(kg/a)
元 肥
追 肥
合 計
エ その他
N
1.0
0.3
1.3
P
0.8
0.06
0.86
K
0.9
0.27
1.17
は種後、乾燥防止のため「芽出たいシート」を被覆
発芽が揃った9月7日に取り除く
最終間引
平成21年9月24日
追肥・土寄せ・敷きわら 平成21年10月6日
3 結果
(1) は種後、
「芽出たいシート」を被覆し、乾燥しないように朝晩潅水をしっかりしたので、8日
後にはほぼ発芽が揃った。
(2) 根長はグランプリが長く、その他はほぼ変わらなかった。
(3) 根重もグランプリが一番重く、ついで恋ごころ、Dr.カロテン5であった。
(4) 糖度は同等であった。
(5) 直売販売での良品率は恋ごころ、ベーターリッチが高く、グランプリは低かった。
以上の結果から、冬どりニンジンの直売所向け品種として「恋ごころ」が有望と思われる。
表
生育調査(10本調査)
調査日 12月8日(生育日数 100 日)
根
品
種
根 長
cm
径
上
cm
中
cm
下
cm
根 量
g
葉 長
cm
葉 数
枚
糖 度
良品率
Dr.
カロテン5
16.8
42.6
35.0
18.2
146.3
37.5
11.4
8.7
40.3%
ベーター
リッチ
16.2
38.5
32.5
16.3
113.6
39.9
7.7
8.8
47.8%
恋ごころ
16.8
44.2
36.8
21.5
166.4
37.1
12.8
8.5
53.6%
グランプリ
21.0
43.2
37.3
18.4
192.6
36.2
13.4
8.7
36.2%
注)根径の上部は根の上端より1cm、中部は根の中央、下部は根の先端より1cmの
部位を測定した。
良品とは根が又根や岐根ではなく、真っ直ぐで、直売で販売しても差し支えのない
程度のものとした。