平成 23 年 12 月 20 日発行------------------------------------

平成 23 年 12 月 20 日発行-------------------------------------vol.026
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┏┓他愛もないことからビジネススキルまで┏┓
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こんにちは!オフィス・ケーの K太朗 です。
もうすぐクリスマス・・・
終わればあっという間に年末年始ですね。
今年の漢字には「絆」という漢字が選ばれたようです。
「絆」とは、断つことのできない人と人との結びつき。
オフィス・ケーもお客様と、たくさんの「絆」をこれからも
築いていきたいと考えております。
では、今月もオフィス・ケーより大切な関与先さまへ、
少しでもお役に立てる情報をお送りしたいと思います。
メルマガは読みません、という方は
お手数ですが、一番下にある配信停止の手続きをお願いします。
それでは今月も最後までお付き合い下さい!
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【目次】
01 今月のとぴっくす
~ 償却資産の申告対象と免税点について
02 おふぃす K 太朗の学べる税制
~
~
その 8.給与所得控除って何?
~
03 オフィス・ケーからのお知らせ
1.年末年始の休業日について
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01
今月のとぴっくす
~ 償却資産の申告対象と免税点について ~
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今年も残すところあと数日、あっという間にお正月ですね。お正月といえ
ば、やはりお雑煮!ではないでしょうか?ちなみにうちの実家は鶏ガラベー
スに昆布だし、味付けは塩、しょうゆ、酒、みりんといったところです。憂
鬱なのは、お年玉。出費が… 心優しいどなたか、お年玉プリーズ!(笑)
さて、年を越せば償却資産の申告(申告期限は 1 月 31 日)がありますね。個人
で所有している土地や建物はもちろん、法人・個人事業主が所有する資産
(自動車税のかかる自動車、二輪車等は対象外です。)についても税金がか
かるのですが、お忘れになっていませんか?
で、この償却資産というのは「毎年 1 月 1 日現在所有する土地および家屋以外
の事業の用に供することができる資産で、その減価償却費が法人税法又は所
得税法の規定による所得の計算上損金又は必要な経費に算入されるもの」、
一言でいえば、事業用の資産ですね。
この償却資産に対する税金ですが、「免税点」というのがあります。聞きな
れない言葉かもしれませんが、税金の対象となるかどうかのボーダーライン
です。
具体的には、償却資産評価額が150万円以上で課税!
ここで注意!!
他の税法の「控除」とは違い、「免税点」は評価額(市町村がほぼ一方的に
決める)がこの金額を超えたら、その評価額の全額が税金の対象になりま
す。
この評価額は、申告及び調査に基づき市町村が決定した価格で固定資産台帳
(お役所の帳簿)に登録されたものになります。評価額って、こんなに高い
の?一方的すぎるんじゃない?と感じたお客様!!審査の申出をすることが
できます。手続きは納税通知書が交付されてから60日以内となっています
ので、何かありましたらすぐに担当者までご連絡お願いします!
最後になりますが、償却資産の事例を少々。
・構築物、建物付属設備
校内舗装、門、塀、フェンス、緑化施設、外構工事、看板、建築設備、内
装・内部造作など
・機械及び装置
各種製造加工設備、電気通信事業用設備、印刷機械、立体駐車場設備など
・車両及び運搬具
大型特殊自動車、フォークリフト、構内運搬車など自動車税が課せられてい
ないもの
・工具・器具・備品
各種工具、金型、陳列ケース、机、椅子、ロッカー、事務機器、医療機器、
厨房用品、娯楽用器具、自動販売機など
あくまでも事例の一部にすぎませんので、詳しくは担当者にお問い合わせく
ださい。
それでは皆様、良いお年を m(__)m
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02
おふぃす K 太朗の学べる税制
~ その 8.給与所得控除って何? ~
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どうも、おふぃすK太朗です。忘年会で飲み過ぎております。
今月も楽しく税制について学んでいただきましょう。
今月のテーマは「給与所得控除」についてです。
「給与所得控除」って最近耳にした方もいらっしゃるかと思います。
それもそのはず。平成 24 年度税制改正大綱で今まで上限がなかった
給与所得控除に上限ができたため、ニュースになったからです。
まずは「給与所得控除」についてご説明しましょう。
「給与所得控除」で算出される金額は、給与を稼ぐために
サラリーマンが必要と考えられている国が考えた概算経費なのです。
個人事業主なら、接待時の飲食費も経費として税額を計算するのに、
サラリーマンにはそれが出来ないこと、サラリーマンは個人事業主の
方と比べて所得が明確なこと、個人事業主は基本的に年 1 回の納税で
よいのに、サラリーマンは毎月税金を差し引かれているので、
その金利を調整する意味合いを含めて算出した金額といわれています。
ちなみに年収 350 万円の方なら 123 万円、年収 500 万円の方なら
154 万円、年収 3,000 万円の方なら 320 万円の概算経費(給与所得
控除額)となっています。
今回の税制改正大綱では、この「給与所得控除」に上限がないのは
おかしいということで、上限が以下のように出来ました。
年収 1,500 万円を超える場合・・・・・上限
245 万円
高所得者の方は、平成 26 年の 3 月にする確定申告分以降から
所得税、住民税が増税となります。
じゃ、この概算経費以上の経費などがかかってしまった場合は
サラリーマンは泣き寝入りか、というとそうではありません。
「特定支出控除」という控除が別枠であります。
ただし、経費は経費でもすごく限定されています。通勤交通費、
転勤等による引っ越し費用、研修参加費用、資格取得費用、
単身赴任者の帰宅旅費等で、自腹で支払った部分のうち会社が
認めたもののみとなります。
控除できる金額は給与所得控除額を超えた分のみなので、たとえば
年収 500 万円の方が自腹で 154 万円以上の上記のような経費を支払う
ことは、一般的に少ないと思います。
では今年の授業はここまでとなります。ありがとうございました。
よいお年をお迎えください。
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03
オフィス・ケーからのお知らせ
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1. 年末年始の休業日について
当社の年末年始の休業日については以下のようになっております。
よろしくお願い致します。
年末年始休暇:平成 23 年 12 月 29 日~平成 24 年 1 月 3 日