調査概要 SAMPLE 調査名: スキンケア化粧品に関するホームユーステスト(実試用評価) 調査目的: 新製品の機能・効果感を把握し、改善点を模索すると共に、受容性を確認する。 得られた結果から、上市に向けて、最終調整の参考データとして活用する。 対象者条件: 全国在住の25~44歳の女性で、週に5日以上スキンケア化粧品を使用している者 対象外条件: 基本除外業種(調査/マスコミ/広告/SP)及び競合他社(化粧品)への本人・家族従事者 アレルギー等該当者(アトピー肌等/花粉症/妊娠・授乳中/更年期障害) サンプル数: 100s 予備=10s サンプル構成: 乾燥肌 普通肌 脂性肌 混合肌 計 25~29歳 6s 8s 2s 8s 24s 30~34歳 8s 8s 2s 14s 32s 35~39歳 10s 8s 6s 6s 30s 40~44歳 6s 10s 4s 4s 24s 計 30s 34s 14s 32s 110s 設問数: 25問 調査項目: ・属性等 ・1週後/評価 ・1週後/購入意向 ・試用後/総合評価 ・意見、要望 実施期間: ●●●●年●●年●●日(●)~●●月●●日(●●) 調査機関: 株式会社マーシュ(社団法人日本マーケティング・リサーチ協会 特記事項: クロス分析は、最小分析単位N=30に満たないため、数表のみ報告書に記載し、参考値として参照するに留める。 正会員No20158) 購入意向とその理由 SAMPLE Q1.あなたが、この1週間ご使用いただいた製品Aを実際購入して使用したいと思いますか?(一つ選択) Q1SQ.前問でお答えになった理由を具体的にお知らせください。(自由記述) 【製品購入意向】 【購入意向の理由】 “購入意向者は半数強” ● 購入意向者の評価理由は、大きくわけて「価格・値段」「香り・匂い」 「使い心地・使用感」という意見が目立った。 ● 当調査対象製品(A)の購入意向者(購入したいorやや購入したい)は、 全体の52.7%と半数をやや上回る結果となった。 ● 一方、非購入意向者(あまり購入したくない・購入したくない)は 20.0%存在している。 ● 年代別では、35歳以上の評価がやや高めとなっている。 購入したい やや購入したい あまり購入したくない 購入したくない 0% 全体(N=100) 年代別 25~29歳(n=24) 30~34歳(n=32) 35~39歳(n=30) 20% 18.2 11.8 乾燥肌(n=30) 13.3 26.7 29.4 28.6 ■色=全体比+20ポイント以上の乖離 ■色=全体比-10ポイント以上の乖離 8.3 23.5 20.0 42.9 25.0 13.3 33.3 35.3 46.7 8.3 31.3 25.0 25.0 16.7 25.0 53.3 33.3 100% 18.2 1.8 25.0 25.0 6.7 80% 27.3 33.3 18.8 肌質別 普通肌(n=34) 混合肌(n=32) 60% 34.5 16.7 40~44歳(n=24) 脂性肌(n=14) 40% どちらともいえない 20.0 14.3 31.3 14.3 12.5 6.3 ■色=全体比+10ポイント以上の乖離 ■色=全体比-20ポイント以上の乖離 ● 購入 した い 計 購入 した くな い 計 52.7 20.0 50.0 25.0 43.8 31.3 60.0 13.3 58.3 8.3 41.2 23.5 60.0 20.0 71.5 14.3 50.0 18.8 一方、非購入意向者の評価理由は、「潤い、保湿、しっとり不足」という 意見に集約される。 購入意向者(購入したい・やや購入したい)の評価理由 ■価格・値段(35票) ・今使っているものと同じくらいの値段なら、買ってもいいかも。 ・効果については実感がわかないけど、使用感や無臭なのが気に入っており、値段にも よりますが購入も検討してもいい商品だと思いました。 ・良いものはそれなりの値段がすると思うので、実際の金額を見て決めたいと思います。 ・肌がすべすべして、弾力もでてきたようですので、値段次第で、続けてみたい。 ■香り・匂い(30票) ・香りが一番よかった。 ・刺激も無く、匂いもほとんど無いし今まで使っていた物と差がほとんどないので。 ・べたつき感・気になる臭いなどなく、付け心地がいい。 ■使い心地・使用感(12票) ・使用感は好きだし、肌にもよさそうなのだけれど、ほうれい線が気になるのでリフト アップ効果の高いスキンケアを使いたいとおもったので。 ・つけた時の油っぽさを気にしなければ、数分経つと、しっとりして、気持ちよい。美白 効果はよくわからない。 非購入意向者(あまり購入したくない・購入したくない)の評価理由 ■潤い・保湿・しっとり不足(12票) ・このくらいさっぱりした仕上がりなら、夏場なら買ってもよいかもしれないが、今の季 節は、もっとしっとりと仕上がるもののほうがよい。 ・もう少し潤い感が欲しい。あっさりした付け心地は悪くないのだが、若干乾燥している ように感じる。 ・使用感は良い方だと思いますが、肌内部の潤いに欠けるので。 ・今のところ肌にトラブルは無いし、使いやすいですが、時間が経過するとつっぱり感を 感じます。実際に肌を触るとさらっとしてるのですが、もっと潤い成分を自然のもので プラスして欲しいと思います。効き目と言うか効果が効いている時間が短いように感じ ました。 製品評価 SAMPLE (ポートフォリオ分析) Q1.あなたが、この1週間ご使用いただいた製品Aについて、各項目に対して、お気持ちに近いものをそれぞれお知らせください。(一つ選択) 「良い」「まあ良い」「どちらともいえない」「あまり良くない」「全く良くない」 評価結果は、暫定基準では「可」に分類されたが、総合評価 で、7割弱のポジティブ評価が得られたことは、良い結果であっ たといえる。課題項目をクリアにすることで、一層受容性が増 すと思われる。 ● 製品評価(Top2_Box及び平均値)グラフ TOP2_BOX 3.56 3.80 3.69 3.64 52.7 56.3 3.82 3.73 78.2 63.6 41.8 63.6 3.38 3.67 5.00 4.50 4.00 3.50 3.00 2.50 2.00 1.50 1.00 0.50 0.00 3.85 67.3 54.6 52.7 36.4 23.6 . 化 粧 ノ リ Q12 . う る お い Q11 . 仕 上 が り Q9 図 . し っ と り 感 Q8 . ベ タ つ き . 肌 馴 染 み . 伸 び Q7 Q6 Q5 . 香 り Q4 . 刺 激 Q3 . 硬 ささ ・ 柔 ら か 【上位】 ※( )内は平均値 1位 「伸び(4.15)」 2位 「仕上がり(3.82)」 3位 「肌馴染み(3.80)」 【下位】 9位 「刺激(3.56)」 10位 「化粧ノリ(3.38)」 11位 「香り(3.35)」 4.15 3.35 56.4 Q2 項目間評価を平均スコアでみた結果のTop3、Worst3は 次のとおり。 3.82 N=110 平均値 Q10 90.0 80.0 70.0 60.0 50.0 40.0 30.0 20.0 10.0 0.0 Q1 ● 当調査対象製品(A)の試用評価は図の示すとおり、 総合評価でポジティブな回答(TOP2_BOX)は67.3%で あった。暫定基準に照らし合わせると「優(8割)」、 「良(7割)」、「可(6割)」、「不可(6割未満)」 “良”に近い“可”に分類される。 図 . 総 合 的 に . 持 続 性 ポートフォリオ分析グラフ 4.4 【総合評価】に対する分析結果の考察 *図 現状維持ポイント 4.2 Q7.伸び 現状維持(重点維持)ポイント ・仕上がり ・うるおい 改善(重点改善)ポイント ・持続性 ● ・化粧ノリ 総合評価への影響度では、「持続性」、「化粧ノリ」が 改善ポイントに分類された。今回の調査では、この2項目に ついて、改善が求められる結果となった。 項 目 評 価 点 が 高 い 4 Q8.仕上がり Q1.硬さ・やわらかさ Q5.肌馴染み Q6.ベタつき Q7.しっとり感 Q2.刺激 3.8 3.6 3.4 Q3.香り Q9.うるおい Q11.持続性 Q10.化粧ノリ 3.2 今後の改善ポイント 改善ポイント 3 ※ポートフォリオ分析とは 多変量解析の手法の一つで各項目の評価と総合評価の関係性や、 関係の強さを計測し、各項目の評価が総合評価(購入意向)に どれくらい影響を及ぼしているかを明きらかにする方法。 -0.1 -0.05 0 0.05 0.1 0.15 総合評価に対する重みが大きい 0.2 0.25 0.3 0.35 価格評価 SAMPLE (PSM分析) Q1.あなたが、この1週間ご使用いただいた製品Aについて、 「高すぎて買わない価格」「高いと思う価格」「安いと思う価格」「安すぎて品質が不安と思う価格」を それぞれ半角数字でお知らせください。(半角数字) 今回調査で試用した製品 当調査対象製品(A)の1週間試用後の価格評価で「高すぎて買わない価格」「高いと思う価格」「安いと思う価格」「安すぎて 品質が不安と思う価格」をそれぞれ尋ねたところ、次のような結果となった。*図 【上限価格:2,000円強】 これ以上の価格では高くて手が出ない消費者が多数を占める。ブランドパワーが強い場合は、これに 近い価格設定が可能。 製品A 【下限価格:750円弱】 これより価格が安いと品質を疑う消費者が多数を占める。値下げする場合は、これに近い価格までは信用 が保たれる。 【受容価格帯:750~2,000円強】 上限価格~下限価格の範囲で消費者が手を出せる価格帯。この範囲以外では購入をためらう。 ※調査前の販売予定額 1,300円 最適価格に対し、150円高 【最適価格:1,150円程度】 価格への抵抗が最も弱く、受け入れられやすい価格。理想価格とも言われる。 【妥協価格:1,350円強】 理想とはいかないが、仕方なく許せる価格・最適価格よりやや高くなる。 図 高すぎる Q1-1.高すぎる 価格評価PMSグラフ 高いと思う Q1-3.安いと思う Q1-2.高いと思う 安いと思う Q1-4.安すぎる 安すぎる 単位:% 100.0 80.0 妥協価格 60.0 下限価格 上限価格 40.0 最適価格 20.0 0.0 1 2 3 4 5 6 7 8 受容価格帯 9 10 11 12 13 14 15 16 17
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