円グラフの作成(2) ひと通りのグラフ作成を体験したところで、グラフを作成する過程を、もう少し詳しく見てみましょう。 グラフの種類の設定 今度は、3月分の円グラフを作成してみましょう。 ツールバーの「グラフウィザード」ボタンをクリックすると、「グラフウィザード」が起動します。 最初は、「グラフの種類」の設定です。 グラフの種類には、「縦棒」「横棒」「円」「折れ線」など、たくさんの種類があります。「グラフで何を強調したい か、何を理解させたいか」によって、適切なグラフを選択します。 今回は、3月分の届出状況で、感染経路ごとの割合を見せることにします。「円グラフ」は割合を見せるのに向いているの で、「グラフの種類」に「円」を選択します。 次に、「どのような円グラフにするか」を選択します。2次元や3次元など、6種類の形式を選択できます。できあがりは 「サンプルを表示する」ボタンで確認することができます。ここではシンプルに、左上にあるグラフを選択します。 選択できたら、「次へ」ボタンをクリックします。 グラフ元のデータの設定 次に、グラフや軸、タイトルの元にするデータを設定します。 Excelでは、グラフにするデータの固まりのことを、「系列」といいます。つまり、グラフを描くには、最低でも1つ以 上の系列が必要です。また、グラフの種類によっては、複数の系列を1つのグラフに描くことができます。 ここでは3月のデータをグラフにするので、そのデータを設定しましょう。 1. 「系列」タブをクリック 2. 系列にある「追加」ボタンをクリック 3. 値の欄にある「={1}」を削除 4. 値の欄をクリックした後、データにしたい範囲(D4∼D8セル)をマウスでドラッグ を使えば、余計なウィンドウを消すことができる 5. 系列の範囲が、値の欄に設定される -1 同じようにすれば、いくつもの系列を追加できます。系列を削除するには、「削除」ボタンをクリックします。 次に、系列に名前をつけます。 1. 名前の欄をクリックした後、名前にしたいセル(D3セル)をマウスでクリック 2. 名前のセルが、名前の欄に設定される 最後に、グラフの軸にするラベルを設定します。円グラフの場合は、各データのラベルを設定します。 1. 「項目軸ラベルに使用」の欄をクリックした後、ラベルにしたい範囲(A4∼A8セル)をマウスでドラッグ 2. ラベルの範囲が、項目軸ラベルの欄に設定される 選択できたら、「次へ」ボタンをクリックします。 グラフのオプションの設定 グラフの軸や凡例などのオプションを設定することができます。それぞれのタブでは、次のような設定ができます。 「タイトルとラベル」タブ グラフタイトル: グラフのタイトルを設定 項目軸/数値軸: 項目軸/数値軸にするラベルを設定 「凡例」タブ 凡例を表示する: チェックすると凡例(系列の名前)を表示 表示位置: 凡例を表示する位置を設定 「データラベル」タブ ラベルの内容: チェックすることで、グラフの中に、データや系列名を表示 次のような設定をしておきましょう。 タイトルラベル: 3月のウィルス届出状況 データラベル: パーセンテージをチェック 2 - 円グラフの作成(2) 選択できたら、「次へ」ボタンをクリックします。 グラフの作成場所の設定 グラフをどこに作るかを設定します。通常は、「オブジェクト」でかまいません。 「新しいシート」は、グラフだけのシートを作成します。 「オブジェクト」は、シートの中にグラフを描画します。 選択できたら、「完了」ボタンをクリックしてください。大きさや場所を調整しましょう。 データラベルの設定 出来あがったグラフの中には、パーセンテージが表示されています。しかし、このままでは、割合の小さい項目のパーセ ンテージがわかりません。小数点を変更してみましょう。 1. グラフ内のパーセンテージの部分を右クリック 2. 「データラベルの書式設定」を選択 3. 「表示形式」タブをクリック 4. 「小数点以下の桁数」を「1」に設定 5. 「OK」ボタンをクリック ここまでできると、次のようなグラフが出来あがります。(注意:図は実際のグラフとは異なります) -3 次へ進んでください。 4 - 円グラフの作成(2)
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