第三者行動規範 - Maersk

年
月
第三者行動規範
背景

–
において、優良企業市民である
ことは企業活動を行う上で常に欠くことのできな
い重要な点である。 地球規模または地域レベルで
、
不断の配慮 および、
名
誉、
従業員 を重んじ、
公
正 でありながら
謙虚 に企業活動を行う
、われわれの基本的価値観にこれが映し出されて
いる。 さらにこれは「
企業ポリシー
」を通して、内外部に知らされている。
われわれは、世界中のサプライチェーンを通じてパー
トナー企業と共に、原則として責任のある行動を促進
する活動に尽力する。 われわれの目指すところは、パ
ートナー企業が当社の価値観を理解し、倫理的、法的
、社会的責任のある方法で業務を遂行するという使命
を共有することである。われわれは、人権、労働基準
および環境の分野を継続的に改善し、あらゆる腐敗を
なくすように努める。
「行動規範」をパートナー会社およびサプライチェー
ンの中で実施することは、すべての関係者に価値をも
たらし、パートナー企業、従業員、および業務を行う
地域と長期的な関係を築く第一歩であると確信してい
る。
われわれの行動規範は、国連グローバル・コンパクト
への誓約を反映し、国連世界人権宣言および、国際労
働期間
の主要労働協約など、世界的に認知された
これらの基準を尊重するものとする。
行動規範の範囲
–
の規範は、
が共に
業務を行う以下の法人に適用され、それらには納入会
社、請負会社、合弁会社パートナーが含まれるが、簡
便に「サプライヤー」と呼ぶこととする。
あらゆる
–
法人へのすべて
の直接サプライヤー 。
–
によって選ばれた下請サプライ
ヤー。
あらゆる
–
法人へのすべて
の請負会社および または代理業者。
合弁会社に関して: すべての合弁会社パートナーお
よび選ばれた直接サプライヤー、合弁会社の請負会
社。
認定の資材または設備での業務遂行: これら業務に
携わる選ばれた直接サプライヤーおよび請負会社。
政府による所有または運営の公益事業会社。
–
に代わり調達を行う流通業
者。
本規範の適用範囲外:
グループの内部会社。これらは内部基準の対象とな
る。
政府機関。
主要なオピニオンリーダーや著名人などの個人。
行動規範は、われわれが適切である
とみなすところの、サプライヤーによる業務活動を説
明する。 行動規範の詳細な指針は「
優良
慣行事例 」文書に掲載されている。
サプライヤーは、その業務パートナーに本行動規範の
基準を実施するものとし、これらにはサプライヤー、
請負会社、および合弁会社パートナーが含まれる。 サ
プライヤーが
–
の代理人として、
–
法人の名称に深く関連した物品や
サービスを提供する場合、 われわれは、それらの物品
やサービスを提供するサプライヤーが本行動規範の基
準を満たしていることを検証する。
年
月
法の順守
本行動規範に加えて、サプライヤーがすべての適用法
および規制、さらに現行の業界基準に従うことを求め
る。
国内法またはその他の適用規制や基準と本行動規範に
記された基準が異なる場合、サプライヤーは、より高
次の厳しい要件に従って業務を実施するものとする。
最適な行動指針を共同で確立する目的で、本行動規範
と適用法および規制において何らかの不一致があった
場合、サプライヤーは
–
へ報告するこ
とが求められる。
行動規範
責任ある企業行動
われわれは、サプライヤーが倫理的かつ合法的な方法
により業務を遂行するものとし、誠実に、また独占禁
止法を含むすべての適用法に準拠して行動することを
求める。
腐敗防止
サプライヤーは、あらゆる種類の腐敗、強要、賄賂に
加担したり、これらを知りながら利益を受けることを
避けるべきである。 それ故に、サプライヤーは、すべ
ての国の公務員またはビジネスパートナーへ、不適切
な業務上の便宜を得る目的で、価値を有するいかなる
物を提供、約束、供与、または贈与しないこととする
。 これに加えて、サプライヤーは、あらゆる形態の賄
賂を、誰に対しても求めてはならず、また受け取るこ
とも許されない。
労働および雇用条件
安全衛生
サプライヤーは、すべての従業員に安全で健全な職場
環境を提供することが求められる。 従業員とは、定め
られた期間の雇用契約に基づいてパートタイムまたは
フルタイムで働く個人を指し、その契約は口頭または
書面による。 これは、会社が提供するあらゆる設備・
環境に適用される。
サプライヤーは、とりわけ以下に関して、効果的な衛
生および安全マネージメントシステムを有するべきで
ある。



適用法および規制の遵守。
顧客要件への準拠。
業務遂行に関連した危険やリスクの管理(危険やリ
スクが認識され管理されている)。
サプライヤーは、職場における衛生安全リスクを縮小
および軽減するための継続的な努力を求められる。 サ
プライヤーは、すべての従業員を教育および訓練し、
職場での業務活動において発生するあらゆる危害から
保護するべきである。
製造物責任
サプライヤーは、欠陥製品に起因すると考えられ、人
々の生命、健康、安全に危害を与える可能性のある、
または環境に有害な影響を及ぼす欠陥製品を避けるた
めに、製品の設計、製造および検査時には適切な配慮
が求められる。
敬意ある待遇
サプライヤーは、体罰や、その他のあらゆる精神的ま
たは肉体的罰則、セクシャルハラスメントまたは虐待
を利用することなく、またはその利用を許すことなく
、さらにこういった処遇の脅迫行為を行わないことが
求められる。
企業保安部隊の使用
サプライヤーは、保安に関する介入を行うべき時と場
合、さらに必要最小限の力を用いる方法についての適
切なトレーニングを行うことによって、その会社の警
備要員が他者の自由と安全を過剰または不必要に侵害
することを防止することが求められる。
年
機会均等
サプライヤーは、差別を行うことまたは助長すること
なく、さらに、年齢、性別、人種、肌の色、障害、宗
教、信条、言語、出身国または地域、労働組合員であ
るか否か、国際法に認められるその他の立場・状況に
関係なく、募集、採用、報酬、訓練を受ける機会、従
業員福祉手当およびサービス、昇進、解雇、退職に関
して平等な処遇の確保を目指す非差別活動の導入が求
められる。
児童労働
従業員として受け入れられる最低年齢は 歳である。
歳に満たない児童は、必要性があり、なおかつ国内
法が認める場合のみ、義務教育に影響を及ぼさない範
囲で軽度の労働を認められる。 歳未満の従業員は、
夜間の仕事または危険を伴う仕事、さらに従業員の身
体または精神に悪影響の可能性が懸念される作業には
従事しない。
自由意志の労働
サプライヤーは、この文書に加えて「
(ガイドラインおよび優良慣行事例)」により
、強制的または自由意志に基づかない労働を利用せず
、またはそれによる利益を受けないことが求められる
。 すべての従業員は、雇用期間において移動の自由を
有する。 従業員の雇用終了を妨げる目的で、個人 雇用
関連文書、または報酬の支払いを留保することがあっ
てはならない。
結社および団体交渉の自由
サプライヤーは、国内法および国際協約に従って、従
業員の自由に団結する権利、労働組合 労働者会議に参
加するまたは参加しない権利、団体交渉に携わる権利
を尊重することが求められる。
月
報酬
サプライヤーは、規定外労働時間や法的に義務付けら
れたすべての手当を含め、国内法および規制に従って
、すべての従業員に公正で平等な報酬を支払うものと
する。
労働時間
サプライヤーは、国内法または関連する団体協約に基
づいて取り決められた適切な労働時間要件に準拠する
べきである。 規定時間外労働は自由意志であり、従業
員への説明がなされ、さらに国内および国際規制、団
体協約に従って適切に報酬が支払われることを、サプ
ライヤーは保証するものとする。
環境
サプライヤーは、企業活動における環境への有害影響
を最小限にとどめることで、環境に対する配慮を活動
の中に取り入れ、継続的な向上努力を続ける。
サプライヤーは、関連するすべての地域・国内環境法
、規制を遵守するものとし、さらにすべての環境ライ
センスおよび許可要件に従うことが求められる。
サプライヤーは、とりわけ以下に関して、環境管理シ
ステムの確立および実施を目指すものとする。





環境上の側面、およびそれがもたらす影響を認識す
る。
廃棄物、エネルギー、さらに大気、土壌、水への排
出物を減少する。
化学物質は環境を破壊しない方法で扱う。
有害廃棄物の取り扱い、保管、廃棄処分は、環境を
破壊しない方法で行う。
資材および製品のリサイクル、再利用に貢献し、環
境に配慮した技術を採用する。
重大な違反に対する指針
本規範の根本的な目的は、対話と進行中の業務関係を
通して、持続可能な責任ある調達活動をさらに進展さ
せるための基礎を確立することである。
覚した事実を通達し、契約条項に優先してその問題活
動を停止させ、将来における同様事態の防止について
対話をもつことを求める。
しかし、サプライヤーが児童労働や腐敗に関わってい
たり、そこから利益を得ている場合、または国際的に
認められた労働権利の重大な侵害、および または著し
い環境破壊など、本規範の重大な違反があった場合、
–
は 時間以内にサプライヤーに発
–
は、繰り返しまたは故意に本規範に
違反し、改善計画の実施において
–
に
協力しないサプライヤーとの業務取引関係は解消する
姿勢である。賄賂などといった特定の場合には、直ち
に業務取引関係の解消となることがある。
年
月
現在長期取引関係のあるサプライヤーへの要件
本規範に加えて、
–
と現在進行中の長
期業務取引関係を持つサプライヤーは、本行動規範に
従うため、またこれら原則を社内サプライチェーンに
おいて前向きに広く定着させるため、適切に整ったマ
ネージメントシステムを持つことが求められる。 有益
な関連情報は、
社会的説明責任
第 条、および環境コンプライアンス
など、国際的なガイドラインおよび基準から
入手可能である。
実施
–
は、質と価格に基づいて、また倫理
的、環境的、社会的責任をもって業務を遂行する当社
姿勢に賛同するサプライヤーを優先的に選択する。 サ
プライヤーが本規範に従っているか否かを評価するた
めにも、サプライヤーは開かれた透明性のある方法で
われわれと共に業務を遂行することが求められる。 こ
のような評価の手順は、サプライヤーとの対話におい
て
–
が提供した本規範に関する情報か
ら構成される可能性がある。 この評価の後に、詳細な
自己評価質問表への回答によるサプライヤーからの情
報提供、または現場への監査、さらに改善プログラム
が続く。
サプライヤーは、本規範に定められたガイドラインお
よび または社会的責任に関する広く認められたガイド
ラインや規格、または管理システムに照らし合わせた
活動を実証するための必要文書を保持するものとする
。これらには、
ガイダンス 、
社会的責任 、
労働安全衛生 、
環境 、その他の関連規格またはシステム、さらに適用
法および規制への準拠が挙げられる。
われわれは、サプライヤーが人権、労働基準、環境の
分野において改善努力を続け、あらゆる腐敗防止に尽
力することを求める。 これは、活動目標の設定、実行
計画の遂行、さらに内部あるいは外部評価、検査、マ
ネージメント審査によって明らかになった欠陥に対し
て必要な是正を行うことで、達成される。
本文書は英語版の原本から訳されたものであり、翻訳
版と英語版に相違がある場合には、英語版が優先され
ます。
年
月
ガイドラインおよび優良な業務慣行
この文書は
第三者行動規範の不可欠
な一部である。 本文書の目的は、サプライヤーが従う
べき具体的なガイドラインを提示することで、サプラ
イヤーが本行動規範で規定されている原則を実施でき
るように支援することである。
われわれと業務を行う際、サプライヤーは本規範に定
められた原則に従うことが求められる。 さらに、サプ
ライヤーが従業員や環境の利益のために、本規範で定
める原則を職場やサプライチェーンに組み込む努力を
することを奨励する。
有益で持続可能な業務慣行を確立するわれわれの取り
組みに賛同するサプライヤーを尊重する。
実施のためのガイドライン
(責任ある調達
プログラム)
本プログラムはは、
サプライチェーンの継続的
な向上を促進するため、また大切なサプライヤーとの
関係を終わらせないために確立された。
人権、労働条件、環境、腐敗防止の分野で優良な業務
慣行に従うに際して、サプライヤーによっては実施し
やすい状況にある場合がある。 われわれが重視するの
は、 本規範の主要原則をそれぞれの業務およびサプラ
イチェーン全体に浸透させるための努力である。
長期にわたるこの取り組みによって、各調達分野にお
けるサプライヤーの評価が可能になる。
責任ある企業行動
規範抜粋 われわれは、サプライヤーが倫理的および法
に則って業務を遂行するものとし、誠実に、また適用
されるすべての独占禁止法に準拠して行動することを
求める。
優良な業務慣行:
サプライヤーは、公務員やビジネスパートナーへ便
宜を得るために不正な待遇や賄賂を贈ることを禁ず
る指針を書面にて確立し、それを遂行するものとす
る。
賄賂に関する企業指針について、サプライヤーは従
業員に指針を適切に伝え、トレーニングプログラム
を実施し、懲戒手順を確立することで、従業員の意
識を高め、指針の遵守に努める。
サプライヤーは、関係官庁や公務員との商的、資金
的、またはその他の特定の結びつきについて、透明
性を確保する。
サプライヤーは、公正競争の原則を遵守する義務に
対する方針または規則を確立し、関連するすべての
部署がこれに従う。
法律によって求められる場合、サプライヤーは事業
を行うための有効な登録 認可を有し、またそこに
定められた規定に従う。
サプライヤーは過去
ヶ月以内に、不正防止、腐
敗防止、独占禁止法、税金、社会的情勢、移民、安
全衛生、環境を含むがこれらに限定されない範囲に
おいて、規範の不遵守による措置が課されていない
ものとする。万が一、これら事実があった場合は、
再発防止のために必要なあらゆる予防策が取られて
いるものとする。
サプライヤーは、不正防止、腐敗防止、独占禁止法
、税金、社会的情勢、移民、安全衛生、環境を含む
がこれらに限定されない範囲において、規範の不遵
守が理由で、事業中断(ストライキ、ロックアウト
、一時的閉鎖または類似)が行われていないものと
する。万が一、これら事実があった場合は、再発防
止のために必要なあらゆる予防策が取られているも
のとする。
年
月
労働および雇用条件
安全衛生
規範抜粋 サプライヤーは、すべての従業員に安全で健
全な職場環境を提供することが求められる。
従業員とは、定められた期間の雇用契約に基づいてパ
ートタイムまたはフルタイムで働く個人を指し、 その
契約は口頭または書面による。 これは、会社が提供す
るあらゆる設備・環境に適用される。
優良な業務慣行:
サプライヤーは、火災、事故、および健康に有害な
毒や危険な物質や工程、手法を含むがこれらに限定
されない、安全で衛生的な作業環境が従業員に与え
られることを保証する。
サプライヤーは、業界および国内・国際基準、さら
に顧客要件に基づいて、従業員が理解できる言語で
、書面による安全衛生指針および関連手順を定め、
それを実施するものとする。
サプライヤーは、職場での安全衛生に責任を持つシ
ニアマネージメント代表者を任命しているものとす
る。
サプライヤーは、従業員が適切で関連のある安全衛
生情報を入手できる状況を確保する。
サプライヤーは、従業員がそれぞれの職務において
安全に作業するための保護器具およびトレーニング
が提供されることを保証する。
企業が提供する設備・環境は、上記の一般的な安全
衛生規定を含め、同じ要件に従うものとする。
サプライヤーは、事故を文書にて記録し、問題の再
発を効果的に予防するために工程の調整を行う。
サプライヤーは、安全で衛生的な職場を目指し、
または類似の枠組みを使用するため
に努力することが求められる。
サプライヤーは、火災防止に関して、適用法および
規制の遵守を確実に行う。 これには消防当局による
調査に従うことが含まれ、また、その調査により必
要となった措置を文書にて記録し、規定の期間内に
完了するものとする。
サプライヤーは、疾病、地震、洪水、火災などの、
危険のリスク評価を事業継続計画(
)に含める
。
サプライヤーは、安全衛生目標を設定し、最優良事
例を広めることによって、安全衛生実績を継続的に
向上させる。
敬意ある待遇
規範抜粋 サプライヤーは、体罰や、その他のあらゆる
精神的または肉体的罰則、セクシャルハラスメントま
たは虐待を利用することなく、さらにこういった処遇
の脅迫行為を行わないことが求められる。
優良な業務慣行:
サプライヤーは、上司または同僚によるものかに関
わらず、職場内での言葉や暴力、性的または精神的
強要、ハラスメント、虐待、脅迫から従業員を守り
、これには懲戒処分の決定や実施が含まれる。
サプライヤーは、職場での暴力、ハラスメント、脅
迫、およびその他すべての不正行為の報告を受ける
手順が定められているものとする。
サプライヤーは、職場での不正行為に関するあらゆ
る報告を速やかに調査し、適切な防止、是正、罰則
の措置を取る。 職場での不正行為に関する懸念を報
告した従業員への仕返しや報復行為は認められない
。
サプライヤーは、報酬を定められた通りに支払い、
懲戒的な目的のための賃金の削減は行わず、また国
内法によって認められておらず従業員の自由意志に
よる同意が無い場合は賃金の削減は行わない。すべ
ての賃金削減は、記録される必要がある。
年
機会均等
規範抜粋 サプライヤーは、差別を行うことまたは助長
することなく、さらに、年齢、性別、人種、肌の色、
障害、宗教、信条、言語、出身国または地域、労働組
合の会員であるか否か、国際法に認められるその他の
立場・状況に関係なく、募集、採用、報酬、訓練を受
ける機会、従業員福祉手当およびサービス、昇進、解
雇、退職に関して、平等な処遇の確保を目指す非差別
活動の導入が求められる。
月
サプライヤーは、その児童を即座に解雇するの
ではなく、児童および保護者と相談の上、その
児童が修復・教育プログラムを受講することを
支援する。
サプライヤーは、児童の就業が明らかになった
場合、同時に実質的で妥当な経済的支援を提供
するため、その児童の両親、保護者、年長の兄
弟姉妹、または他の成人した近親者の雇用を提
案する。
優良な業務慣行:
自由意志の労働
サプライヤーは、すべての雇用に関する決定を、関
連のある客観的基準のみに基づいて実施することを
確実にするため、従業員が理解できる言語で書かれ
た文書による指針を設け、それを実施する。
規範抜粋 サプライヤーは、この文書に加えて、強制的
または自由意志に基づかない労働を利用せず、または
それによる利益を受けないことが求められる。 すべて
の従業員は、雇用期間において移動の自由を有する。
サプライヤーは、応募者または従業員に対し、婚姻
状況や子供をもつ予定、または扶養者の数について
、差別する意図を持って尋ねることはない。
優良な業務慣行:
児童労働
規範抜粋 従業員として受け入れられる最低年齢は
歳である。
優良な業務慣行:
サプライヤーは、国内法に準拠した雇用の最低年齢
に関する指針を確立し、それを施行する。
歳に満たない児童については、国内法が認める
場合のみ、義務教育に影響を及ぼさない範囲で軽度
の労働を認められる。
サプライヤーは、雇用開始前に年齢を確認する目的
で、応募者の出生証明書のコピーまたはその他の正
式な身分証明書の提示を求める。
サプライヤーは、 歳未満の従業員の健康や安全
、モラルに危険または危害を与える作業を明示し、
それらを禁止する書面の指針およびガイドラインを
確立し、実施する。
万が一、サプライヤーが就学年齢の児童を雇用して
いると明らかになった場合、救済措置には以下が挙
げられる。
サプライヤーは、各従業員に対し、書面による雇用
契約(または書簡)を行う。
サプライヤーは、雇用期間が公正で明確であり、雇
用開始前に従業員が内容を理解していることを保証
する。
サプライヤー(または人材斡旋会社)が、従業員に
募集または採用の手数料を請求せず、サプライヤー
(または人材斡旋会社) に対して従業員が負債を抱
える、あるいはサプライヤー (または人材斡旋会社
)に負債を返すために就労させられることはない。
サプライヤーは、裁判所の指示よって囚人が納得し
、公的機関の監督管理下での自発的な労働である場
合を除き、囚人労働を使用しない。
サプライヤーは、すべての従業員に対し、実現可能
な場合は、就業時間終了時にサプライヤーの施設か
ら離れられることを保証する。
サプライヤーは、従業員がサプライヤーに金銭を預
けることを要求せず、また職員に対して従業員の渡
航証明書や身分証明書を預かるような指示を行わな
い。
年
月
結社および団体交渉の自由
規範抜粋 サプライヤーは、国内法および国際協約に従
って、従業員の自由に団結する権利、労働組合 労働者
会議に参加するまたは参加しない権利、団体交渉に携
わる権利を尊重することが求められる。
優良な業務慣行:
サプライヤーは、国際基準、国内法および規制に基
づいて、従業員が、報復や脅迫、嫌がらせの心配を
抱くことなく、自由に団結する権利、組織を結成し
、または自由意志によって選択した組織に参加して
団体交渉を行う権利を尊重する。
雇用開始前に、サプライヤーは、時間外手当てを含
め、報酬についての方針を従業員に告げる。
サプライヤーは、従業員の賃金および給付金の内容
が明確に一貫性をもって説明されていることを保証
し、賃金および給付金は、あらゆる適用法に完全に
準拠し、従業員にとって便利な方法で従業員に直接
支払われる。
出来高払いの場合は、給与の合計支払額が同意の条
件および生活賃金要件を満たすように監視する。
労働時間
サプライヤーは、また団結に参加しない従業員の権
利を認める。
サプライヤーは、法的に認められた労働組合におい
て自由に選出された従業員代表者と共に、発展的な
取り組みおよび団体交渉に誠実に対処する。
サプライヤーは、従業員の権利の行使や労働組合活
動への参加を理由として、従業員を差別したり、不
利な扱いを行わない。
サプライヤーは従業員が理解できる言葉を用いて、
書面による明確な指針を設け、従業員の団結権の自
由を認める。
報酬
規範抜粋 サプライヤーは、規定外労働時間や法的に義
務付けられた全ての手当てを含め、国内法および規制
に従って、すべての従業員に公正で平等な報酬を支払
うものとする。
優良な業務慣行:
サプライヤーは、適用法に基づいて、賃金が遅れる
ことなく定期的に支払われることを保証する。
従業員が基本的ニーズを満たすための生活賃金を得
るために、時間外労働が必要であってはならない。
規範抜粋 サプライヤーは、国内法または関連する団体
協約に基づいて取り決められた 適切な労働時間要件に
準拠するべきである。 規定時間外労働は自由意志であ
り、従業員への説明がなされ、さらに国内および国際
規制、団体協約に従って適切に報酬が支払われること
を、サプライヤーは保証するものとする。
優良な業務慣行:
サプライヤーは、適用法や規制、さらに関連労働協
約に基づいて許可される場合を除き、 週間の最大
労働時間が日常的に 時間を越えてはならないと
し、残業を含め 週間で最大 時間を越えないこ
とを保証する。
時間外労働の合計時間は適切でなくてはならず、適
用規制に従って、日常的な業務慣行とせず例外とし
てのみ認める。
時間外労働は、安全で人道的な労働環境が確保され
るように計画する。 時間外労働時間に対し適切な報
酬が支払われるべきである。
従業員は、 週間に最低 日の休みを得る権利を有
し、勤務中の適切な休憩、および勤務交代の間には
十分な休憩時間を確保する。 オフショアリングの労
働者についても、休日と休憩時間は適用規制および
関連する団体協約に基づく。
年
月
環境
規範抜粋 サプライヤーは、企業活動における環境へ
の有害影響を最小限にとどめることで、環境に対する
配慮を活動の中に取り入れ、継続的な向上努力を続け
る。
サプライヤーは、関連する全ての地域・国内環境法、
規制を遵守するものとし、さらに全ての環境ライセン
スおよび許可の要件に従うことが求められる。
優良な業務慣行:
サプライヤーは予防的手段の導入を実施する:
サプライヤーは、業務活動や製品に対して、環
境への配慮に徹底的に取り組むための方針や業
務慣行、さらに職場全体に取り組みを導入する
ガイドラインを確立し、実施する。
サプライヤーの方針および業務慣行は、特定の
物質の使用禁止または制限を定める、すべての
適用される国内および国際法、規制に準拠する
ものとする。
サプライヤーは環境責任を推進するための取り組みを
行う:
サプライヤーは、トレーニングや意識を高める
業務管理を行い、重大な環境への影響を監視す
ることで、関連する環境法的要件への法令遵守
を確実に行う。
サプライヤーは、環境関連ライセンスおよび許
可のすべての要件への準拠を明示するために、
適切な環境に関する記録を保管する。記録には
環境への重大な影響の監視データが含まれるが
、これに限定されない。
サプライヤーはそのサプライヤーとも協力し、
プロダクトチェーンをさかのぼり、またサプラ
イチェーンの下方向にも責任範囲を拡大するこ
とで環境パフォーマンスを向上させる。
サプライヤーは以下を行う適切な施設を備えている:
有害物質の管理と制限
サプライヤーは、取り扱い、移動、保管、リサ
イクル、再利用、廃棄を安全に行うために、そ
れが環境に放出される場合、危険性のある物質
を識別し管理することが求められ、リサイクル
や廃棄について、適用されるラベリング法およ
び規制を遵守する。 サプライヤーは、現場で使
用されるあらゆる危険物質または有害物質に製
品安全データシートを用意し、業務でそういっ
た物質を扱う従業員にトレーニングを提供する
。
排水および固形廃棄物の放出
事業活動、工業的過程、汚物処理施設から出る
排水および固形廃棄物は、放出または廃棄を行
う前に、適用法および規制に定められるとおり
監視・管理され、取り扱われるものとする。
大気放出
事業活動から発生した揮発性有機薬品、エアロ
ゾル、腐食物、微粒子、オゾン減少化学物質、
燃焼性の副産物の大気放出は、放出前に適用法
および規制が定めるとおりに、特定、監視、管
理され、取り扱われる必要がある。
環境に関する許可および報告
サプライヤーは、必要とされるすべての環境許
可(例、放出の監視)および登録を取得し、保
持・更新を行い、それらの許可が求める業務お
よび報告要件に従う。
汚染防止および資源削減
サプライヤーは、施設内でのメンテナンスや製
造プロセスにおいて適切な対策を実施し、物質
をリサイクルや再利用、置き換えることにより
、水やエネルギーを含めた、あらゆる種類の廃
棄物を削減するために尽力するものとする。
年
月
透明性および協力体制
規範抜粋
は、質と価格が優れ、ま
た倫理的、環境的、社会的責任をもって業務を遂行す
る当社姿勢に賛同するサプライヤーを優先的に選択す
る。 したがってわれわれは、サプライヤーが本行動規
範に従っているか否かを評価するためにも、サプライ
ヤーは開かれた透明性のある方法でわれわれと共に業
務を遂行することが求められる。 このような評価の手
順は、サプライヤーとの対話において
が提供した本規範に関する情報から構成される
可能性があり、また、この評価の後に、詳細な自己評
価質問表への回答によるサプライヤーからの情報提供
、あるいは現場への監査、さらに改善プログラムが続
く。
優良な業務慣行:
サプライヤーは持続的な目標および指標を設定する
(経済、環境、社会)。
サプライヤーは、以下を含むがこれらに限定されな
い、適切な記録を保持する:
全従業員の名前および年齢
タイムシート
給与明細書および時間外手当記録を含む賃金支
払に関する記録
製品安全データシート、事故記録、関連証明書
および許可証を含む安全衛生に関する記録
環境への重大な影響の監視データや関連証明書
を含む環境に関する記録
不正防止、腐敗防止、独占禁止法、税金、社会
的情勢、移民、安全衛生、環境を含むがこれら
に限定されない、本規範で定められた範囲への
不準拠に関するあらゆる重大事例の記録。
サプライヤーは、本規範の遵守を確保する責任と権
限を持つシニアマネージメント代表者を任命してい
る。
サプライヤーは、全従業員が、適切で関連性のある
トレーニングを従業員の理解できる言語で受けられ
ることを保証する。
サプライヤーは、知らされている場合も、知らされ
ていない場合も現場への監査に協力し、サプライヤ
ーのすべての施設、記録、企業支給の設備・環境へ
、場合によっては機密インタビューを行うために従
業員へ制限のないアクセスを提供する。
本行動規範の要件への不準拠が明らかになった場合
は、サプライヤーは即座に欠陥を改善する是正措置
を取り、今後における類似問題の再発を防ぐ適切な
対策を講じることが求められる。
サプライヤーは、適切な時間枠と達成されるべき改善
点が含まれた是正措置計画の作成および実施に向けて
、
–
と発展的な対話を望む前向きな姿
勢をもつ。 本行動規範の要件に対して、繰り返しまた
は重大な違反があった場合は、
–
は、
サプライヤーとの業務取引関係を解消する姿勢であり
、進行中の製造または納品を取りやめる可能性がある
。
年
月
参考文献
第三者行動規範に関する詳細な情報はこちらからご覧になれます:
(国際商取引における外国公務員に対する贈賄の防止に関する条約)
(国際連合腐敗防止条約)
(世界人権宣言)
(
、国際労働機関)
(
、児童労働撲滅国際計画)
(国連グローバルコンパクト)
(
、国際社会責任協会)
(
労働安全衛生マネジメン
トシステムの国際規格)
(
(
社会的責任)
(デンマーク人権研究所)
(倫理的商取引イニシアチブ)
(
、企業社会責任推進団体)
シリーズ環境マネジメントシステム)