中国塗料株式会社

K g[aYd =fnajgfe]flYdJ]hgjl
中国塗料株式会社
8d c iZ ci h
ごあいさつ
&
当社の社会・環境への取り組み
'
会社概要
会社概要
(
当社とステークホルダーとのかかわり
*
コーポレートガバナンス・内部統制
+
リスク管理・コンプライアンス
,
塗料の主な製造工程
.
製品開発
当社の環境対応製品(新製品情報)
&(
当社の環境対応製品
&*
IBCシステム
&,
環境報告
環境マネジメント
&.
環境・安全・健康への取り組みプラン
'&
グリーン購入・調達
'(
環境会計
')
化学物質の管理
'*
環境負荷低減への取り組み
',
地球温暖化防止
(&
事業所別環境負荷データ
((
持続可能な社会を目指し、微力ながら引き続き尽力して
災害・事故防止
()
まいりますので、今後ともご意見、
ご指導を賜りますよう、
お客様とのかかわり
(*
社会とのかかわり
(,
従業員とのかかわり
)&
VOCとは?
ISO14001とは?
(M)SDSとは?
PRTR環境汚染物質排出移動登録
&+
&.
'*
',
発行にあたって
編集方針
2003年に
「環境報告書」
を発刊し、2008年からは内容を拡大し
「社会・環境報告書」
として年1回発行しております。本報告書に
おきましては、CSRの観点に立ち、各ステークホルダーの皆様と
のかかわりについて、積極的な開示に努めております。
対象範囲
国内を中心とした企業活動内容を報告(一部の記載は海外関係
会社のデータを含めております。)
集計範囲には以下の略称を記載しております
■ 九州工場
生産本部 九州工場
■ 滋賀工場
■ 大竹技術
■ 滋賀技術
■ 大竹明新
■ 神戸ペイント
対象期間
発行
2012年社会・環境報告書をお届けいたします。本報告書
が、当社の社会・環境への取り組みをご理解いただく一助
となれば幸いです。
宜しくお願い申し上げます。
社会性報告
用語説明
ごあいさつ
生産本部 滋賀工場
技術本部(大竹)
技術本部(滋賀)
大竹明新化学株式会社
神戸ペイント株式会社
2011年4月1日∼ 2012年3月31日のデータを記載しております。
(なお、一部の記載は2012年4月以降も対象とした場合があります。)
2012年9月(前回発行2011年9月、次回発行予定2013年9月)
代表取締役 社長
当社の社会・環境への取り組み
塗料メーカーとしての責任を果たします
塗料には、
「美観」、
「保護」、
「機能」
という三つの大きな役割があり、船舶や建築物そして日用
品に至る多くの産業で使用されています。海運、造船、電力、鉄鋼、建設、木工などをメインユ
ーザーに持つ当社は、塗料性能の向上を通じて産業の発展に貢献する社会的意義と責任を有
しており、確かな技術と生産体制の構築を通じ、安定供給に努めております。
環境対応製品の開発を進めます
当社が製造販売している製品は、船舶においては船底と海水の間に生じる摩擦抵抗を低減で
きるため、燃費の向上が期待できます。
また建造物への太陽光を効率よく反射させ、屋内温度
の上昇を抑制することで省エネに寄与し、
さらには構造物の腐食を防止することによって建
築廃棄物やライフサイクルコストの削減に貢献するなど、様々な環境性能のポテンシャルを
有しています。塗料の環境性能を最大限に引き出すことが、塗料メーカーとしての当社に課
せられた使命であり、
今後ともさらなる環境対応製品の開発に尽力いたします。
環境負荷の低減と製品安全性の向上に努めます
産業の発展は環境との調和の下に実現されるべきとの理念の下、製品の製造、輸送、使用の過
程で生じる環境負荷を可能な限り低減し、
また製品安全性を向上させるため、環境・安全に関
するマネジメントシステムの構築をはじめ、刺激性物質とVOC削減に向けての無溶剤化など
様々な取り組みを進めています。
社会的信頼を確保するとともに社会の持続的発展に貢献します
社会的な信頼を確保するとともに、社会の持続的発展に貢献して行くことは、
その成員の一
つであり、かつ公器である企業にとって、果たすべき重要な責任であると考えています。
この
ため、
コンプライアンスの徹底を経営の主軸におき、健全で透明性の高いコーポレート・ガバ
ナンスと内部統制の体制整備に注力するとともに、世界15カ国・地域に展開する26社を通
じ、地域社会との良好な関係の構築に努めております。
*
会社概要
会社概要
会 社概要
中国塗料は、1917年の創業以来、船舶用塗料を中心に、工業用塗
料分野においても業界では独自の路線を歩んできました。
たゆま
ぬ研鑽により開発された塗料に加え、長年に亘り築いてきたグロ
ーバルな供給ネットワークは、国内はもとより広く海外のユーザ
ーからも高い評価をいただき、
その信頼と実績に支えられ前進を
続けています。海運、造船、電力、鉄鋼、建設、木工などの基幹産業
をメインユーザーに持つ当社は、産業の発展を支える使命を担う
重要な立場にあるといえます。また、それは自然や人との調和に
根ざしたものでなければなりません。産業の発展を地球環境の保
全のもとに追求する
「自然と人との調和を目指すリーディングカ
ンパニー」
として、中国塗料は、創造と革新の精神でユーザーニー
ズに応える明日を目指しております。
■社 名
中国塗料株式会社
CHUGOKU MARINE PAINTS,LTD.
■本 社
東京本社
東京都千代田区霞が関3-2-6 東京倶楽部ビルディング
TEL 03-3506-3951 FAX 03-5511-8541
0120-70-4931(フリーコール)
代表取締役社長 植竹 正隆
■創 立
1917(大正6)年 5月
■資本金
116億円(2012年3月末現在)
■売上高
連結: 93,560百万円(2012年3月期)
個別: 35,588百万円(2012年3月期) 技術本部(広島県)
売上高の推移
滋賀工場
ISO 14001 ISO 9001
ISO 9001
ISO 14001 ISO 9001
■国内子会社工場
神戸ペイント株式会社
連結
(億円)
1000
技術本部(滋賀県)
ISO 9001
■国内工場
九州工場
広島本社
広島県大竹市明治新開1番7
TEL 0827-57-8555 FAX 0827-59-0017
0120-75-4931(フリーコール)
■代表者
■技術本部
個別
大竹明新化学株式会社
ISO 9001
■ 主な国内拠点
本社
工場
営業拠点
800
北海道
600
400
200
秋田
0
08
09
10
11
12 (年)
■ 従 業 員 連結: 2,438名(2012年3月末現在)
個別:
448名(2012年3月末現在)
■ 事業内容 1.船舶用塗料、工業用塗料、コンテナ用塗料などの製造販売
2.塗装関連装置類の販売
3.塗装の監理
4.その他
コンテナ用塗料
12.3%
その他の
事業 0.4%
仙台
滋賀
大阪
兵庫
尾道
呉
広島
東京
名古屋
静岡
工業用塗料
11.2%
分野別売上比率
連結:2012年3月期
++
船舶用塗料
76.1%
臼杵
福岡
佐賀
佐世保
長崎
丸亀
今治
ISO 9001
K g [ a Y d = f n a j g f e ] f l Y d J ] h g j l *()*
*()(
中国塗料株式会社 社会・環境報告書
海外ネットワーク
オランダ
英国
ドイツ
ギリシア
イタリア
スペイン
トルコ
ロシア
ブルガリア
クロアチア
中国 上海
広東
その他
香港
台湾
日本
韓国
シンガポール
マレーシア
タイ
インドネシア
インド
フィリピン
ベトナム
スリランカ
U.A.E.
南アフリカ
エジプト
米国
キュラソー
ブラジル
アルゼンチン
工場
事務所
技術供与先
販売代理店
ストックポイント
オーストラリア
ニュージーランド
■ 海外工場
上海工場
ISO 9001
上海第二工場
マレーシア工場
ISO 9001
タイ工場
ISO 9001
広東工場
ISO 9001
韓国工場
インドネシア工場
ISO 9001
オランダ工場
ISO 14001 ISO 9001
ISO 9001
シンガポール工場
ISO 9001
U.S.A.工場
■ 主な海外グループ会社
CHUGOKU MARINE PAINTS (SHANGHAI), LTD.
中国(上海)
PT. CHUGOKU PAINTS INDONESIA
インドネシア
CHUGOKU MARINE PAINTS (GUANGDONG), LTD.
中国(広東)
CHUGOKU PAINTS (INDIA) PRIVATE LIMITED
インド
CHUGOKU MARINE PAINTS (HONG KONG), LTD.
香港
CHUGOKU PAINTS B.V.
オランダ
CHUGOKU MARINE PAINTS (TAIWAN), LTD.
台湾
CHUGOKU PAINTS (UK) LIMITED
イギリス
CHUGOKU SAMHWA PAINTS, LTD.
韓国
CHUGOKU PAINTS (GERMANY) G.m.b.H.
ドイツ
CHUGOKU MARINE PAINTS (SINGAPORE) PTE. LTD.
シンガポール
CHUGOKU MARINE PAINTS (HELLAS), S.A.
ギリシャ
Dubai Branch
U.A.E.
CMP COATINGS, INC.
アメリカ
CHUGOKU PAINTS (MALAYSIA) SDN. BHD.
マレーシア
TOA-CHUGOKU PAINTS CO., LTD.
タイ
,,
会社概要
当社とステークホルダーとのかかわり
当社は、
ステークホルダーに対する幅広い社会的責任を果たすことを経営の重要な課題と位置づけ、以下の経営方針を掲げ、グローバルか
つ中長期的視野で企業活動を展開すべく努めています。
経営方針
)
最高の品質で、顧客の信頼と満足を確保する
*
世界的視野に立ち、常に技術革新を行い新製品の開発に努める
+
経営の科学化を図り、会社の継続的存立と利潤を確保し社会に貢献する
,
誠実を旨とし、和を重んじ公明正大を期す
-
環境に即応した社内標準化を推進し、組織的運営と活動を図る
お客様
塗料メーカーとしての社会的意義と責任を果たし、
お客
様に信頼され、また満足して頂けるよう、機能性と環境
性能に優れた製品の開発と、品質マネジメントシステム
の継続的改善に全力をあげて取り組んでいます。
地域社会
株主・投資家
当社もその一員である地域社会の持続的発展
のため、15カ国・地域、26社の拠点を通じ地域
の皆様との良好な関係の構築に努めています。
効率的で透明性の高い内部統制・コーポレート
ガバナンスの整備を進め、企業価値の持続的向
上に取り組んでいます。
お取引先
従業員
門戸開放、公正・遵法、相互信頼、環境保全を
購買方針として、
ビジネスパートナーである
お取引先の皆様との信頼関係づくりに
努めています。
従業員の安全確保に努めるとともに、公平で
個性を尊重した採用・教育・評価などの人事
管理を行い、また従業員の意欲や能力
を高める職場環境づくりを進めてい
ます。
地球環境
高度な環境性能を備えた製品の開発や事業活動における環境マネジメント
の推進、
そして環境保全活動への参加など、
すべてのステークホルダーと環
境保全を重視した関係を構築してまいります。
-
中国塗料株式会社 社会・環境報告書
*()*
コーポレートガバナンス・内部統制
当社のコーポレートガバナンス
当社は、効率的かつ健全で透明性の高いコーポレートガバナンスを構築することにより企業価値の継続的向上を図ることも経営の重要な施
策と位置づけ、取締役会および監査役会を基本に、経営会議や各種委員会を設け、体制の強化に努めています。
コーポレートガバナンス組織図
株主総会
選・解 任
選・解任
監査役会
選・解任
取締役会
監査
選定・監督
監査役室
監 査室
会計監査人
代表取締役
監査
リスク管理
委員会
コンプライアンス
委員会
社外弁護士
常務会
経営会議
合 同会議
内部監査
営業本部
生産本部
技術本部
管理本部
関係会社
内部統制の体制整備への取組み
財務報告の信頼性確保
有効かつ効率的な内部統制環境を整備することにより、当社の持
株式を上場する企業として、信頼性の高い財務報告を提供するこ
続的発展を図るべく、2006年5月に取締役会において
「内部統制
とは、
投資家そして株主の皆様に対する重要な責任との認識の下、
システムの構築に関する基本方針規程」
を決議(2008年3月一部
2008年3月の取締役会において「財務報告基本方針」を決議し、
改定)
し、
これを基に各種委員会を組織するなど、積極的な取り組
また金融商品取引法による財務報告の信頼性に係る内部統制の
みを進めています。
有効性評価を通じ、体制を継続的に維持・改善する仕組みを整備
しています。
.,
会社概要
リスク管理・コンプライアンス
リスク管理体制
当社グループを取り巻く経営環境は常に変化しており、様々なリスクへの迅速な対応が求められています。当社グループでは、
「有効かつ効
率的なリスク管理体制を構築することにより、
リスク対応能力を高め、
もって人身の安全、
企業価値の維持向上及びステークホルダーからの
信頼性確保を図る」
との基本方針の下、各種委員会を組織し、体制の充実を図っています。
これら委員会は、
リスク管理委員会を機軸に、
コン
プライアンス委員会、
システム企画・運用委員会等から構成され、発生しうるリスクの予防、発見、是正、再発防止に取り組むとともに、顕在
化したリスクに対応する体制整備を進めています。
リスク管理体制
関係機構図
社 長
コーティング・ケア委員会
リスク管理委員会
監査室(内部監査部門)
コンプライアンス委員会
コンプライアンス担当役員CCO
システム企画・運用委員会
情報システム担当役員CIO
取締役会
東南海地震や首都圏直下型地震
など、想定される大規模自然災害
に関して、安定供給の維持と従業
員の安全確保に向け、さまざまな
取り組みを行っています。
監査役会
当社グループ会社・大竹明新化学株式会社の
構内にて発生しました爆発事故に関し、皆様
にご迷惑とご心配をおかけし、深くお詫び申
し上げます。本件に係る経緯等については下
記の通りです。
1.発生場所
■ 非常時代替生産のシミュレー
ション
■ 建物耐震対策、屋内危険物の壁
面固定等
■ 非常用食料・飲料水の備蓄
■ 避難訓練の実施
■ 帰宅困難者用宿泊備品の整備
(東京本社)
広島県大竹市明治新開1番7
大竹明新化学株式会社 合成樹脂棟
2.
発生日時
6月27日(水)午後8時45分頃
3.
発生経緯
エポキシ樹脂製造のため、製造釜に原料の
粉末(ビスフェノールA)を投入中に、釜内
部で粉じん爆発を生じたものです。
人的被害: やけど3名
(うち重傷2名、軽傷1名。入院
加療を行いましたが、8月末現在
全員が退院しております。
)
物的損害: 建屋スレート壁、屋根スレート、
+/
外部専門家を交えて検証した結果、現場で発
生した静電気が作業補助具により媒介され、
製造釜投入口付近に残留していた微量の溶
剤ガスに引火し、投入中の原料(ビスフェノー
ルA)の一部に着火。これが落下して原料の
粉じん雲の爆発に至ったことが判明いたしま
した。
この結果を受け、静電気対策と酸素濃度管理
を徹底することにより、同様の事故が二度と
起きないよう対策を進めております。
また、このたびの事故結果を踏まえ、国内外
の当社グループ工場にて安全点検を実施し、
必要に応じ同様の対策をとっております。
6.
周辺環境への影響
外部への有害物質の流出は発生しておりま
せん。
7.
製品供給への影響
4.
被害状況
非常用食料・飲料水等
5.
原因と対策
製造釜、排気ダクトの一部が損傷
事故が発生した合成樹脂棟の使用停止によ
り、製品の供給については、在庫および協力
工場での生産により対応いたしましたが、一
部代替生産の立上げに時間を要し、
ご迷惑を
おかけいたしましたことを深くお詫び申し上
げます。なお、8月29日をもって合成樹脂棟
の使用停止命令は解除されました。
K g [ a Y d = f n a j g f e ] f l Y d J ] h g j l *()*
*()(
中国塗料株式会社 社会・環境報告書
コンプライアンス体制
社会において企業活動を維持して行くためには、社会的規範や企業倫理に従うことは必要不可欠であり、当社グループにおいてはコンプラ
イアンスへの対応は、数多く存在するリスクのうち極めて重要なものと認識しております。
このため、
リスク管理委員会を軸に全社的な点検
を進めるとともに、
コンプライアンス委員会を軸とする指導体制を敷き、遵法精神の徹底を図っています。
コンプライアンス教育の実施
基礎教育の実施
当社グループ役職員行動基準の設定・浸透
遵法精神を徹底し、中長期的視野で本業経営にあたるとともに、
ステークホルダーとの相互理解を促すことを主な内容とする
コンプライアンスに関する一般的理解を促すとともに、当社事業
「CMPグループ行動基準」
を1998年2月に制定しました。
(2008
を行うに当り留意すべき法的事項を網羅的に解説した冊子(コ
年5月最終改定)本行動基準は、英語、中国語にも翻訳し、当社経
ンプライアンス・マニュアル)
と視聴覚教材を日本語、英語、中国
営方針とともに全関係会社に掲示することにより、グループ役職
語で製作し、本社および国内外全ての関係会社に配布・配信して
員の意識向上を図っています。
います。
社内外匿名相談窓口の設置
2002年12月より匿名相談窓口(ポスト999)
の設置に着手し、現
応用教育の実施
当社事業を行うに当り適用されうる法令のうち、特に重要なもの
について適切な理解を促すため、主に国内勤務役員・従業員を対
象にテーマ別の教育研修
を行っています。
在では8カ国・地域にて運用しています。本相談窓口では、社内外
の様々なご意見、希望、提案、不正通報などを受け付けており、
フ
リーメールの使用も可能としています。
【ポスト999】
コンプライアンス担当役員宛
E-mail: [email protected]
0
会社概要
K g [ a Y d = f n a j g f社
e会・環
] f l Y境
d J報] 告
h g書j l **(()) *
(
中国塗料株式会社 塗料の主な製造工程
原材料∼分散工程
一連の製造工程をご理解いただくために工程を簡略化して表現しています。実際の当社製造工場のレイアウトとは異なる事をご了承ください。
当社工場では、常に高品質を追及し続ける高度な生産技術と
独自のノウハウを結集した合理的な生産設備により、今日も安
定した製品供給を続けています。
1
製造工程 原材料倉庫
原材料
万が一の災害に備え、消防車などの
機器を準備するとともに、定期的に
防災訓練を行なっています。
【34ページ】
塗料は一般的に樹脂・顔料・添加剤を主
成分としています。当社は公明正大且つ
環境保全を念頭に置いた購買活動を行
っています。
【23ページ】
当社は顔料などの粉体状の原材料
の紙袋のフレキシブルコンテナバ
ッグ化による循環利用推進に取り
組んでいます。
【29ページ】
原材料立体倉庫
ワニス・溶剤タンク
2
製造工程 樹脂・顔料・溶剤を混ぜて、均一なミルベ
ースを作る工程です。
ハンガーコンベア
VOC
(揮発性有機化合物)の大気中
への排出・飛散抑制および近隣地域
への臭気の低減に取り組んでいます。
【29ページ】
3
製造工程 前練工程
分散工程
配合タンク
分散機
前練り工程で作られたミルベース
を分散器に送り、顔料の粒子を細か
く分散する工程です。
排気装置
集塵装置
脱臭装置
排水処理施設
コントロールパネル
サンドグレンミル
各製造工程を集中管理して
います。
ISO14001認証を取得してます。
【20ページ】
工場敷地内の美化に取り組んでいます。【39ページ】
1
)(
会社概要
K g [ a Y d = f n a j g f社
e会・環
] f l Y境
d J報]告
h g書j l **(()) *(
中国塗料株式会社 塗料の主な製造工程
調合・調色工程∼出荷
4
製造工程 調合・調色工程
分散が完了したミルベースに必要な樹
脂、添加剤等を加えます。
また、色種にて
色相調整を行います。
空 缶
調合タンク
ラベル貼り機
ろ過機
5
製造工程 IBC充填機
GHSに対応したラベル
を使用しています。
【35ページ】
ろ過工程
製品倉庫
調合・調色が完了した塗料をろ過します。
7
製造工程 充填機
出 荷
でき上がった塗料製品は、造船所・建築現場・
工業製品工場などに運ばれ、わたしたちの暮
らしを豊かに彩ります。
6
製造工程 充填工程
ろ過された塗料を容器に詰めます。
充填ライン
パレッタイザー
IBCシステム
安全な職場環境作りに
取り組んでいます。
【42ページ】
パレット
当社は廃容器の削減を目指し、IBCタン
クによる塗料のデリバリーを推進してい
ます。
【17ページ】
不要パレットの有価物化に取り
組んでいます。
【29ページ】
工場構外の美化活動に
取り組んでいます。
【39ページ】
))
)*
製品開発
当社の環境対応製品
新製品情報
新製品
大型船用塗料
燃費低減型船底防汚塗料
新製品
大型船用塗料
加水分解型船底防汚塗料(※)
シーグランプリ1000L
長期性能維持に向けた挑戦
当社のベストセラー船底防汚塗料の性能を強化!
先進のテクノロジーによりCO2削減に貢献する燃費低減型船底
安定した性能を誇り,多くの実績を築いてきた加水分解型船底防
防汚塗料「SEAFLO NEO」
に新たに
「SEAFLO NEO SL」
が加わ
汚塗料シーグランプリ1000の防汚性能をさらに高めたシーグラ
りました。SEAFLO NEOシリーズの特徴である摩擦抵抗の少な
ンプリ1000Lを開発しました。環境にも配慮した低VOCタイプ
い平滑な塗膜と高い防汚機能に加えて、性能維持の長期化を実
です。
現しています。
また、揮発成分の少ないハイソリッドタイプですので、工程の簡
素化を図るとともに、地球環境にも優しい塗料です。
防汚塗料
無塗装
従来品
最新
防汚塗料
防汚塗料を塗装していない
試験板には貝類や藻類など
の海中生物が付着します。海
中生物の付着は船体へのダ
メージとなるだけでなく、水
中抵抗の増加による燃費悪
化をもたらします。
(※)加水分解型船底防汚塗料とは?
塗膜の表面が水と接する事で化学反応を起こし、海中に溶け出す仕組み
です。塗膜自体が微量ずつ海中に溶け出す事で汚れが付きにくくなり、表
面を常に滑らかな状態に保ちます。
+)+
中国塗料株式会社 社会・環境報告書
新製品
大型船用塗料
バラストタンク修繕用エポキシ系重防食塗料
新製品
*()*
大型船用塗料
ユニバーサルプライマー
FGN9KJE:G=8D
バンノー1500
タールエポキシ塗膜に直塗り可能
船底防汚塗料の「燃費低減効果」を向上
船舶の喫水等を調整するため海水を注排水するバラストタンク
にはタールエポキシ塗料が使用されていましたが、環境や塗装・
剥離作業時における健康への影響が懸念され、現在ではほぼ使
用されることはなくなりました。
(当社は、2006年4月以降タール
使用を中止しています。)
船底防汚塗料の「燃費低減効果」をさらに高めるために、表面平
滑性を強化した防食下塗り塗料です。また、バンノー1500は船
底部をはじめほとんどの上塗りに対応する、環境に優しい低
VOCタイプです。
しかし、
タールエポキシ塗料を塗装した既存船は現在でも多く就
航しており、
これらの船の修繕用としてタールエポキシ塗膜に直
塗り可能な
「NOVA SUPERECO」
を開発いたしました。
タールエポキシ塗膜
NOVA SUPERECO 塗装
従来は旧タールエポキシ塗膜を剥離する工程が必要でしたが、
「 NOVA
SUPERECO」
は旧塗膜を水洗するだけで直接塗装が可能です。安全・環境
への配慮と工数低減を実現した塗料として期待されています。
ユニバーサルプライマー
■ バンノー1500
(船舶のほとんどの区画に使用できる防食下塗り塗料)
バラストタンク
■ NOVA SUPERECO
船底防汚塗料
■ SEAFLO NEO
■ シーグランプリ1000L
),
製品開発
当社の環境対応製品
漁船用塗料・漁網用防汚剤
大型船舶用塗料
世界をつなぐ物流の最大の担い手である船舶を、過酷な海洋環境か
ら保護する船舶用塗料。当社は船底部を汚損から護る防汚塗料や、各
種タンクを腐食から護る防食塗料など船体のあらゆる部位に対応し
た製品を製造しています。 また、
船底塗料の防汚剤フリー化をはじめ
鉛・クロムフリー化、VOCの低減、水系化、ハイソリッド化など、環境
に配慮した製品を開発しています。
当社は大型船舶で培った高い技術力をベースに、漁船用塗料や漁網
用防汚剤の分野へも高品質の製品を供給しています。近海で稼動す
る漁船の、走航条件や環境保全を考慮した船底防汚塗料や、高い防汚
効果で定置・養殖業界に貢
献する漁網用防汚剤“バイ
オシリーズなどを製造・販
売しています。
プレジャーボート用塗料
VOC削減に向けた
塗料開発の取り組み
CO2削減への取り組み
海洋環境の保護
+)-
無溶剤化
水性化
当社がプレジャーボート専用塗料と
して開発し、海とマリンスポーツを愛
する方から大きな信頼を得ている
Seajetシリーズにおいても、VOC削
減に向けた製品開発に積極的に取り
組んでおり、水性塗料を主な開発目
標としています。
ハイソリッド化
燃費低減型船底防汚塗料
遮熱塗料
防汚剤フリー船底防汚塗料
コンテナ用塗料
世界的な経済成長と物流のグローバル化を軸に、海上コンテナによ
る輸送は大きく増加しています。
コンテナのほとんどは中国で生産さ
れており、他社に先駆けて中国へ展開を行った当社は、多くの実績を
積み重ね、
コンテナ用塗料の世界トップクラスのシェアを築くに至り
ました。
また、環境対応においても業界をリードしており、
コンテ内面
用の低臭気型塗料の販売や、
水性塗料の開発を行なっています。
中国塗料株式会社 社会・環境報告書
建材用塗料
重防食用塗料
耐水性、
耐塩水性、
耐酸性、
耐候性などそれぞれの役割を持った塗
料を要求性能に応じて塗り重ね、防錆、防食効果を発揮させる重
防食塗料。当社は各種プラントや鋼構造物、橋梁などさまざまな
重防食分野において、PRTR、土壌・大気汚染などの環境問題に対
応するため重金属フリー、VOC削減仕様を実現してまいりまし
た。
今後も環境にやさしい製品の開発に取り組んでまいります。
VOC削減に向けた
塗料開発の取り組み
*()*
当社は木質系フローリングや各種内装材用、家具用などさまざま
な建材・インテリア産業へUV
(紫外線)
硬化形塗料をはじめとする
塗料を供給しており、
ホルムアルデヒド放散量の低減など、
人と触
れあう建材にとって重要な健康問題を重視した塗料開発を行なっ
ています。
無溶剤化
水性化
弱溶剤化
建材分野ではシックハウス対応およびVOC削減として、
トルエン・キ
シレンフリー、無溶剤化、水性化を実現し、ホルムアルデヒド放散等
級に関してもF☆☆☆☆を取得しています。
プラスチック用高機能塗料
フローリング用塗料で培ったUV硬化技術に耐キズ性や親水性、
撥水性、紫外線カットなどのさまざまな機能を付与した高機能性
鉄道軌道用樹脂てん充材
塗料を、光学フィルムやプラスチック製品など幅広い分野に展開
列車の高速化が進むにつれ、
軌道はより強く安全な性能が要求さ
しています。
れています。
強度・耐久性に優れたCUSは、
適度な弾性で振動や衝
撃を緩和し、
また保守管理が容易なことから国内の新幹線や在来
線・海外の鉄道にも採用され、列車の安全で快適な走行を支えて
います。
CUS
CUS
合成マクラ木(写真左)や、新幹線に多く採用されているスラブ軌道
(写真右)。CUSはこのような箇所に使用されています。
VOC とは?
VOC(Volatile Organic Compounds)は揮発性を有す
る有機化合物の総称です。屋外へ排出されたVOCは光化
学スモッグの発生要因となり生態系への悪影響が問題に
なっており、室内では合板、壁紙などの建材や施工時の接
着剤などから新築時には特に発生しやすく
「シックハウス
症候群」
などのアレルギー症状の原因になると見られてい
ます。
).
製品開発
IBCシステム
IBC(Intermediate Bulk Container)とは、塗料自動混合装置を備えたリサイクルシステムです。従来、塗料の容器は石油缶(約18ℓ)
を主
体に一部でドラム缶が使用されておりますが、塗料使用後の容器の大半は
「使い捨て」
となり産業廃棄物として処理されています。当社は資
源の有効利用、
ゼロエミッション化へ近づくためにIBC(1000L容器)
を用いて塗料を供給し、使用後はIBCを回収、洗浄して再利用するシス
テムを1995年から提案してまいりました。当社とユーザーの二人三脚で促進してきたこのシステムは、廃棄缶が出ないだけでなく、塗料ロ
スの減少と、機械化による作業効率のアップ、
および環境改善などの効果があり、
ショッププライマーやエポキシ塗料を多くご使用いただく
造船所などに好評を博しています。
中国塗料
充 填
洗 浄
塗料の運搬
ユーザーサイド
空IBC運搬
撹拌装置
着脱時
翼格納
IBCと塗料自動混合装置
シンナー
硬化剤
主 剤
計量・混合
空IBC回収
塗装
エアレス塗装機
混合済み塗料
+)/
塗料自動計量混合装置
*()*
中国塗料株式会社 社会・環境報告書
塗料自動混合装置
IBCリサイクルシステムのメリット
撹拌、開缶作業が不要
時間あたりの混合撹拌量が多い
塗料ロスの減少
塗膜品質の向上
IBC導入により整然とした造船所構内
過去11年間で約570万個の廃缶を削減(※)。
産業廃棄物の抑制に寄与しました。 年間のIBCによる塗料出荷量と推定廃缶削減個数の推移
0
9000
10
8000
20
7000
30
6000
40
5000
50
4000
60
3000
70
2000
80
1000
0
推定廃缶削減数︵万個︶
10000
年間出荷量︵t︶
IBCによる出荷実績は、2006∼07年のタール含有エポキ
シ塗料廃止による出荷減小期を除き順調に増加してきまし
た。これに伴い、2011年度は、83万個の廃缶を削減し、
2010年度実績の88万個削減より5万個少ないものの初年
度の4倍の実績を残しました。また、中国においてもIBCシ
ステムによるデリバリーを開始しております。
90
01
07
08
09
10
11
100
(年度)
IBCの年間出荷量(t)
推定廃缶削減数(万個)
当社が過去10年で削減した廃缶を並べると、310,000㎡(東京ドーム
の面積の7倍)
になります。
(※)IBCで出荷した塗料の容積を、従来の容量18ℓの石油缶に置き換え換算した概算数量。
)0
環境報告
環境マネジメント
環境・安全・健康を守る自主管理活動
環境・安全・健康に関する基本方針
基本理念
コ−ティング・ケア宣言
世界的に地球環境との調和が求められるなか、当社は以前より環
境保全を経営の重要事項として前向きに取り組んでまいりまし
たが、2001年7月18日、社団法人日本塗料工業会が推進する
『コ
地球環境の保全は私たちが生存していく上で、たいへん
重要なことであるという認識の上にたち、当社は環境へ
の負荷の低減および環境との調和に努めるとともに、安
ーティング・ケア
(環境・安全・健康
に関するプログラム)』
を実施する
ことを宣言いたしました。
全・健康にも配慮した企業活動をコーティング・ケアの原
則に従い、全社一丸となり展開していきます。
基本方針
)
当社は環境・安全・健康に関して定められた法令・規
制などを遵守します。
*
製品の開発から廃棄に至る全ての段階で環境・安全
・健康だけでなく省資源にも配慮した企業活動を推
進するため、その目標と施策を明確にし全従業員へ
の周知徹底と意識の向上を図ります。
コ−ティング・ケアとは?
『コーティング・ケア』
は、
国際塗料印刷インキ協議会
(IPPIC)
を中
心に社団法人日本塗料工業会が推進する塗料における製品の開
発から製造、物流、使用、廃棄に至る、塗料業界の全ての過程にお
ける環境・安全・健康の保全を目的とした自主管理活動であり、国
際化学工業協議会(ICCA)を推進母体として化学業界が国際的
+
新製品・新技術の開発段階だけでなく既存製品にお
に推進している
『レスポンシブル・ケア』
の塗料版と位置付けられ
いても、環境・安全・健康に配慮し地球環境への負荷
ています。
の少ない、
より安全な製品と技術の開発、改良に努め
なお、
『コーティング・ケア』活動は、国際標準化機構により制定さ
ます。
れた環境保全に関する国際規格『ISO 14001』
の認証取得を支
援しており、当社においても認証を取得いたしました。
,
生産工程、操業や物流過程において従業員と地域住
民の環境・安全・健康に配慮するとともに、地球環境
への負荷の低減、廃棄物の減少、省資源化、
リサイク
ル化を推進します。
-
製品の市場においても環境・安全・健康への影響を配
慮し、地球環境への負荷の少ない製品への切替や製
品の安全な使用と取り扱いに関して顧客に助言、情
報の提供を行います。
ISO14001 とは?
.
製品や操業に関し行政や地域社会の関心に注意を
払い、正しく理解されるようにコミュニケーションを
図り社外に広く情報公開に努めます。
+)1
国際標準化機構(ISO)が定めた「組織が環境に与える
負荷(影響)
を常に低減するように配慮し、継続的に改善
するための組織的な仕組み
(環境マネジメントシステム:
EMS)の国際規格のことです。あらゆる組織や企業が環
境に対し自主的に改善を行なっていく仕組みの重要性
が認識されるなか、1996年に制定されました。
K g [ a Y d = f n a j g f e ] f l Y d J ] h g j l *()*
*()(
中国塗料株式会社 社会・環境報告書
コ−ティング・ケア活動の組織
コーティング・ケアを推進するにあたり当社では次のような委員会・組織を設け活動しております。
市場環境安全(営業担当)
技術会議
環境対応製品への切り替え推進
(M)
SDSへの対応
PL苦情対応
コーティング・ケア委員会
委員長:専務取締役
PRTRへの対応
広報
安全衛生委員会
環境安全衛生(生産担当)
環境への負荷低減
(エネルギー・産廃排出削減、リサイクル率の向上)
事務局
■ 環境・安全・健康対策推進
■ 活動方針・成果のとりまとめ
■ 成果の評価
環境管理委員会
安全・衛生の確保
法的規制等の遵守
エネルギー統括管理者
製品環境安全(技術担当)
エネルギー
管理委員会
エネルギー管理企画推進者
エネルギー管理委員
事務局
有害原材料の使用量削減
有害大気汚染物質(揮発性有機化合物)削減
指定化学物質の使用削減等
全社合同会議
ISO14001
当社は、製造、開発、製品およびサービスが環境に対し発生させる
負荷およびリスクの軽減を目的として、環境マネジメントシステ
ムの構築を進めており、下記の通りISO14001の認証を取得して
おります。今後とも、環境問題に対しては、全てのグループ企業で
積極的に取り組んでいく所存です。
CMPグループのISO14001認証取得状況
中国塗料株式会社 滋賀事業所
日本
中国塗料株式会社 九州工場
Chugoku Samhwa Paints, Ltd.
韓国
※ISO9001の取得情報については36頁に掲載しています。
滋賀事業所の登録証および付属証
環境マネジメントシステム
登録証
九州工場の登録証および付属証
環境マネジメントシステム
登録証付属書
環境マネジメントシステム
登録証
環境マネジメントシステム
登録証付属書
*(
環境報告
環境・安全・健康への取り組みプラン
行動方針
日本塗料工業会コーティング・ケア管理指針に基づき可能なところからシステム化し、各所で発生する作成文書、記録、
データ類は出来るだ
け当社データベース上にて総合管理する。 委員会は目標を定め定期的に達成度をチェックし、公表し、新たな取り組みを行う。特に重要度
の大きい課題を優先的に実施する。
コーティング・ケア活動の目標と達成状況
対象範囲: 中国塗料国内 達成度評価について ★★★: 達成 ★★: ほぼ達成 ★: さらなる取り組みが必要
労働安全衛生
2011年度 目標
42
関連ページ
労働災害の撲滅
・労働災害ゼロの達成
・労災多発事業所への個別対応の強化
2011年度 結果
★
■ 労働災害ゼロの達成
■ 製造担当者を対象に原材料取扱いについ
ての安全教育を実施した
■ 安全管理の指導強化
達成度評価
★
■ 安全作業基準遵守の徹底
■ 定着・徹底を図った
関連ページ
41∼42
労働衛生管理
達成度評価
★★
■ 継続実施
■ 事業所ごとに講習会を実施した
・健康診断有所見者の低減
2012年度 目標
■ 休業災害1件、不休災害8件
34
関連ページ
安全作業基準遵守の徹底
達成度評価
保安防災
2011年度 目標
34
関連ページ
保安事故の撲滅
2011年度 結果
達成度評価
★
・防災体制の整備、機能維持と向上
■ 継続して見直しを進め、訓練など体制の維
持向上を図った
・プロセス、安全教育の実施
■ 保安事故2件
2012年度 目標
■ 保安事故ゼロの達成
環境保全
2011年度 目標
34
関連ページ
環境汚染事故・トラブル防止
2011年度 結果
達成度評価
★★
■ 環境事故ゼロの継続
■ 環境事故0件
29
関連ページ
循環型社会の形成
達成度評価
★★
■ IBC化で廃缶を削減した
・産業廃棄物排出量の削減
2012年度 目標
■ 産業廃棄物の排出量は2010年度比36%
削減した
■ 全社で産業廃棄物排出量を2010年度対
比11%削減
■ 再資源化率は80%であった
関連ページ
31∼32
地球温暖化対策
・製造での省エネ対策の推進・継続
・輸送時のエネルギー原単位5%削減/5年
・オフィスの省エネ対策の推進・継続
達成度評価
★★
■ 製造でのエネルギー原単位は前年度比6%
削減した
■ エネルギー原単位を製造で09年度比6%
削減、管理部門で3%削減
■ 輸送時のエネルギー原単位は前年度比1%
増、07∼11年度の5年度間の平均削減率
は0.5%であった。
■ 工場の省エネ対策の推進・継続
■ 管理部門のエネルギー原単位は前年度比
7%削減した
*)
■ 各物流拠点の計画に沿って実施
■ オフィスの省エネ活動を継続
■ 輸送時のエネルギー原単位5%削減/5年
K g [ a Y d = f n a j g f e ] f l Y d J ] h g j l *()*
*()(
中国塗料株式会社 社会・環境報告書
環境保全
2011年度 目標
関連ページ
26∼29
化学物質の排出量削減
2011年度 結果
★★
達成度評価
・PRTR物質・VOC排出量の削減
■ PRTR物質排出量は前年度に比べ6t削
減した
・大気汚染・水質汚染物質の排出管理
■ 大気汚染・水質汚濁物質の排出を管理した
・販売製品中の有害物質の比率の削減
■ 販売製品中の有害物質の比率は下記のと
おりで、鉛・クロムで目標達成
(2010年度対比)
2012年度 目標
■ PRTR物質・VOC排出量の削減
■ 製品販売量中の有害物質の比率の削減
(2010年度対比)
&
TX
(トルエン、
キシレン、
エチル
ベンゼン)
を5%削減
10年度実績の1%増
(20.9% ⇒ 21.1%)
&
TXを10%削減
'
鉛・クロムを2%削減
10年度実績の10%減
(0.0058% ⇒ 0.0053%)
'
鉛・クロムを5%削減
(
環境ホルモンを2%削減
10年度実績の12%増
(0.022% ⇒ 0.024%)
(
環境ホルモンを5%削減
)
タールゼロを維持
)
タールゼロを維持
タールゼロを維持
23
関連ページ
グリーン調達の推進
★★
達成度評価
■ 原材料メーカーに働きかけグリーン調達を
推進した
■ グリーン調達の推進
化学品・製品安全
2011年度 目標
35
関連ページ
製品安全事故の防止
2011年度 結果
★★
達成度評価
■ 製品説明書/ラベルに危険有害性を大き
く表示した
25
関連ページ
製品情報管理システム運用と改善継続
35
関連ページ
■ 製品安全事故ゼロの達成
★★
達成度評価
■ システム運用の継続
■ システム運用および改善検討実施
化学物質に関わる国際規制への対応
2012年度 目標
★★
達成度評価
■ 海外の新法規に対応した
(M)
SDSの作成・
発行
■ GHS対応のMSDS順次作成開始
物流安全
2011年度 目標
関連ページ
34
物流に関わる事故や災害の防止
2011年度 結果
達成度評価
★★★
■ 緊急連絡カード
(イエローカード)
による運
転手への緊急時の指示を徹底した。
2012年度 目標
■ 物流に関わる事故ゼロの継続
■ 運送業者への教育を適宜実施した
共通事項
2011年度 目標
関連ページ
19
コーティング・ケア活動の活性化
関連ページ
2011年度 結果
達成度評価
★★
■ コーティング・ケア委員会の継続開催によ
りCC情報共有化を実施した
(2回開催)
37∼40
地域・社会とのコミュニケーションの促進
達成度評価
2012年度 目標
■ コーティング・ケア活動の活性化
★★
■ 緊急時での地域社会への情報提供あるい
は連絡方法に関する規定・基準の見直しを
実施した
■ 地域・社会とのコミュニケーションの促進
■ 社会・環境報告書を発行した
**
環境報告
グリーン購入・調達
購買基本方針
グリーン購入
当社はグリーン購入法に則した購入を推進しています。
) 門戸開放
当社購買部門は常に新しい取引先を探索しており、
門戸は開放されています。
取引業者のグリーン度調査
一定量の購入実績がある原材料メーカーの環境への取り組み体
制を確認するため、ISO 14001認証取得状況等を調査していま
* 公正
す。調査したメーカー221社のうちの52%が認証を取得していま
当社購買部門は品質、価格、納期、安定供給、技術サ
ービスを総合的に判断し公明正大に取引先を選択
いたします。
す。未取得のメーカーに対し、認証取得の働きかけを引き続き行
ってまいります。
+ 遵法精神
当社購買部門は購買取引において、全ての関連法規
を遵守いたします。
, 相互信頼
当社購買部門は公明正大な購買取引を通じて取引
先との相互信頼関係を構築いたします。
- 環境保全
グリーン調達取引先調査票
当社購買部門は購買取引を通じて環境保全を念頭
に入れ社会貢献を目指します。
グリーン購入法 とは?
グリーン購入とは、何かを購入する際に、環境を考慮して、必要性
をよく考え、環境への負荷ができるだけ少ないものを選んで購入
することです。グリーン購入法は、2001年4月から施行された法
律で、国等の公的機関が率先してグリーン購入を推進するととも
に、環境物品等に関する適切な情報提供を促進することにより、
需要の転換を図り、持続的発展が可能な社会の構築を推進するこ
とを目指しています。
また、国等の各機関の取り組みに関すること
のほか、地方公共団体、事業者及び国民の責務などについても定
めています。
屋外タンクへの充填
(九州)
*+
K g [ a Y d = f n a j g f e ] f l Y d J ] h g j l *()*
*()(
中国塗料株式会社 社会・環境報告書
環境会計
環境会計
当社は、
環境保全に関わる投資・費用と効果を把握し、
公表しています。
集計方法
)
環境省のガイドライン
(2005年版)
を参考に、当社の
「環境会計集
+
集計範囲:
環境保全コスト: 九州工場、滋賀工場、滋賀技術、大竹技術
環境保全効果および経済効果: 九州工場、滋賀工場、滋賀技術
,
対象期間: 2011年4月1日∼2012年3月31日
計基準」
に基づき集計した。
*
経済効果の算定は、確実な根拠に基づいて算出されるもののみを
計上し、
リスク回避効果等仮定的な計算に基づくものは除いた。
環境保全コスト
(単位:百万円)
2011年度
分 類
事業エリア内
コスト
主な取り組み内容
投資額
費用額
2
40
公害防止コスト
大気、水質、騒音等の公害防止
地球環境保全コスト
地球温暖化防止対策等
13
11
資源循環コスト
廃棄物削減、
リサイクル等
16
46
31
97
小計
35
49
143
849
社会貢献等
0
2
自然破壊等の修復、環境損傷に対するコスト等
0
0
209
997
管理活動コスト
環境安全の推進、ISOの認定維持管理、監視測定費用等
研究開発コスト(※1)
環境安全を配慮した製品の開発
社会活動コスト
環境損傷コスト
合 計
※1) 研究開発コスト=(研究費総額)
×
(研究員比率)
環境保全効果(※2)
(単位:百万円)
削減量
効果の内容
2011年度
エネルギー使用量(GJ)
投入資源に関する効果
水使用量(千m3)
‒4
CO2排出量(t-CO2)
事業エリア内効果
環境負荷及び廃棄物に関する効果
環境汚染物質排出量(t)(※3)
産業廃棄物発生量(t)
その他の環境保全効果
3,521
輸送に伴うCO2排出量(t-CO2)
製品の輸送量(千トンキロ)
62
0.4
129
4
434
※2) 環境保全対策に伴う保全効果は、2010年度との生産量比較により算出しました。
環境保全対策に伴う環境保全効果 = 2010年度環境負荷量 ×(2011年度生産量/2010年度生産量)−2011年度環境負荷量
※3) PRTR法第1種指定化学物質対象
経済効果(※4)
(単位:百万円)
効果の内容
2011年度
利益
有価物売却利益
2.9
費用削減
省エネルギーによる費用削減額
5.2
省水資源による費用節約額
合 計
2011年度の取り組み
2011 年度の環境保全コストは投資額 2 億 9 百万円、費用 9 億
9 千 7 百万円でした。投資については、省エネ型の空調設備や
省エネ型のエアーコンプレッサーへの更新、外灯の LED 化など
‒1.0
を実施しました。物量効果において、事業活動に伴うエネルギー
7.1
の使用量、産業廃棄物排出量等が改善されました。今後も ISO
※4)
環境保全対策に伴う費用削減額は、2010年度との生産量比較により算出しました。
費用削減額=2010年度費用×
(2011年度生産量/2010年度生産量)-2011年度費用
14001 マネジメントシステムにより目標を定め、削減を進めて
まいります。
*,
環境報告
化学物質の管理
化学物質の安全性に関する情報の管理
当社は、化学物質管理システムを導入し、国内における化学物質の環境保全、製品安全面での管理を強化しています。
システムに、原材料の
調達先から入手した安全性に関する情報や法規制情報を社内管理システムにて処理し、必要な情報を迅速に提供できるよう努めています。
入手した情報は、法規制対応やお客様への情報提供などに活かしています。今後、海外も含めシステムの整備を進めてまいります。
品質マネジメントシステム
(JIS Q 9001:2008)
管理システム
製品情報
原材料・調達
(M)
SDS(※)
原材料情報
TDS(Technical Data Sheet/製品説明書)
ラベル
品質管理
関連国法対応情報
法規制情報
事業所情報
製造
配合情報
販売
製品販売情報
用途・仕様
暴露環境情報
PRTR情報
廃棄物情報
化学物質情報
化学物質及び塗料(調剤)
の輸入情報
化学物質及び塗料(調剤)
の輸出情報
塗料(調剤)
の生産情報
塗料(調剤)
の出荷情報
コーティング・ケア委員会
コンプライアンス委員会
(※)
(M)
SDSとは
(M)SDS /(Material) Safety Data Sheet/製品安全データシート)
とは化学物質の性状や取り扱いに関する情報を記載したもので、事業者
が化学物質や化学物質を含む製品を他の事業者に譲渡する際に相手に
提示することが義務付けられています。
わが国では従来「MSDS」として制度を運用してまりましたが、GHS
(35ページ参照)など国際規格の導入にあわせ、移行期間後にはSDSと
いう名称に変更となります。
*-
当社の一製品の(M)SDS例
K g [ a Y d = f n a j g f e ] f l Y d J ] h g j l *()*
*()(
中国塗料株式会社 社会・環境報告書
有害性物質の削減目標
当社では主にPRTR有害性物質について目標を定め使用量削減計
画を推進しています。
集計範囲: 九州工場、滋賀工場、海外生産拠点
使用量(九州工場、滋賀工場) 使用量(海外生産拠点)
販売量中の比率(九州工場、滋賀工場)
販売量中の比率((九州工場、滋賀工場、
海外生産拠点)
販売した製品中のトルエン・キシレン・エチルベンゼン
販売した製品中の鉛・クロム化合物
VOC含有量が低いハイソリッド塗料や水系塗料など開発を進め、
トルエ
鉛・クロム化合物の削減に継続的に取り組んでいます。2011年度は、国内
ン・キシレン・エチルベンゼンの削減に取り組んでいます。2011年度は、国
で2010年度実績の15%減の4トン、海外では2%増の134トンでした。製
内で2010年度実績の5%減の17千トン、海外では、2010年度実績の4%
品販売量中の比率は国内で0.0053%で、目標である2010年度対比2%
減の32千トンでした。製品販売量中の比率は、CMP国内は21%で目標で
減の0.0057%を達成しました。グループ全体では2010年度実績の
ある2010年度対比5%減の20%には至りませんでした。グループ全体で
0.001ポイント減の0.046%でした。今後も鉛・クロムフリーへの移行を
は2010年度実績の1ポイント減の17%でした。今後、継続的に削減を進
進めてまいります。
めてまいります。
20
40
15
30
10
20
5
10
0
07
08
09
10
11
0
12目標
(年度)
0.25
400
0.20
300
0.15
200
0.10
100
0.05
0
販売した製品中の環境ホルモン
製品販売量中の比率︵%︶
50
販売製品中の量︵t/年︶
25
製品販売量中の比率︵%︶
販売製品中の量︵千t/年︶
60
07
08
09
10
11
0.00
12目標
(年度)
販売した製品中のタール
環境ホルモンの削減に継続的に取り組んでいます。2011年度は、国内で
当社では国内でタール製品の製造、販売を2006年4月から自主的に停止
2010年度実績の6%増の19トンで、海外では10%減の16トンでした。製
しました。海外においても削減を進めていますが、2010年度実績と横ば
品販売量中の比率は国内で0.024%で目標である2010年度対比2%減
いの184トンでした。製品販売量中の比率は0.01ポイント減の0.06%で
の0.021%の達成には至りませんでした。グループ全体では2010年度実
した。今後、海外においてもタール廃止を進めてまいります。
績と横ばいの0.012%でした。今後も環境ホルモンの削減を進めてまいり
ます。
40
0.04
30
0.03
20
0.02
10
0.01
0
07
08
09
10
11
0.00
12目標
(年度)
800
0.4
600
0.3
400
0.2
200
0.1
0
07
08
09
10
11
製品販売量中の比率︵%︶
0.05
販売製品中の量︵t/年︶
0.06
50
製品販売量中の比率︵%︶
販売製品中の量︵t/年︶
60
12目標 0
(年度)
*.
環境報告
環境負荷低減への取組み
マテリアルバランス
集計範囲:本社・営業所は東京本社および国内支店・営業所、研究開発・塗料生産・物流は九州工場、
滋賀工場、
大竹技術、
滋賀技術、
神戸ペイント、
大竹明新
AFHML
GMLHML
本社・営業所
■ エネルギー・紙
電力
CO2
344MWh
燃料(原油換算)
■ 大気への排出
233t -CO2
11kL
熱
748GJ
コピー用紙(A4換算)
280万枚
研究・開発
■ エネルギー
燃料使用量(原油換算)
電力
■ 製品
■ 原材料
購入原料
122,210t
購入材料
9,770t
CO2
塗料生産
39,586m3
工業用水
895,756m3
廃棄物発生量
産業廃棄物排出量
物 流
9,325t -CO2
108t
2,715t
907t
■ 大気への排出
CO2
5,647m3
地下水
PRTR法対象物質
■ 産業廃棄物等
■ 水資源
上水道水
107,342t
■ 大気への排出
1,460kL
10,527MWh
生産量
4,604t -CO2
PRTR対象物質のマテリアルバランス
集計範囲:九州工場、
滋賀工場、
大竹技術、
滋賀技術
GMLHML
大気排出量
AFHML
PRTR
対象物質取扱量
塗料生産
17,197t(100%)
91t(0.53%)
消費量
17,030t(99.03%)
移動量
76t(0.44%)
PRTR環境汚染物質排出移動登録
PRTR
(Pollutant Release and Transfer Register)
の対象とされ
る化学物質を製造したり使用したりしている事業者は、環境中に排出
した量と、廃棄物として処理するために事業所の外へ移動させた量を
把握し、年に1回行政機関に届け出ます。行政機関は、そのデータを整
理し集計し公表します。
*/
PRTRによって、
どんな化学物質が、
どの発生源から、
どれだけ排出さ
れているかを知ることができるようになります。 諸外国でも導入が進
んでおり、日本では1999年、
「特定化学物質の環境への排出量の把握等
及び管理の改善の促進に関する法律」
(PRTR法)
により制度化されてい
ます。
K g [ a Y d = f n a j g f e ] f l Y d J ] h g j l *()*
*()(
中国塗料株式会社 社会・環境報告書
PRTR法物質の排出・移動
政 令 指定 物質4 6 2 物 質のうち、23物質が2012年の届出の
取扱量と大気への排出量の比較
対象(2011年度実績)
となりました。
キシレン、
トルエン、エチル
トルエン
キシレン
ベンゼンの3物質が当社からの大気排出量の99.9%を占めてい
ます。水域、土壌への排出は2011年度もありませんでした。
エチルベンゼン
n-ブチルアルコール
酢酸エチル
■ 取扱量
集計範囲:九州工場、
滋賀工場、
大竹技術、
滋賀技術
(t)
15,000
PRTR法物質の大気排出量の推移
10,000
︵t︶
5,000
100
0
07
08
09
10
11 (年度)
08
09
10
11 (年度)
■ 大気への排出量
50
(t)120
100
80
0
07
08
09
10
11 (年度)
60
40
20
0
07
PRTR法物質の排出・移動
排出量
指定化学物質名
移動量
化学物質 大気への排出 対象事業所の
外への移動
(単位:Kg) の号番号
亜鉛の水溶性化合物
アンチモン及びその化合物
エチルベンゼン
キシレン
クロム及び3価クロム化合物
3,3'-ジクロロ-4,4'-ジアミノジフェニルメタン
ジウロン
スチレン
ジスルフィラム
1,2,4−トリメチルベンゼン
1,3,5-トリメチルベンゼン
トルエン
二アクリル酸ヘキサメチレン
バナジウム化合物
ポリカーバメート
N-ビニル-2-ピロリドリン
フェノ−ル
フタル酸ビス
(2-エチルヘキシル)
ベンゾフェノン
ほう素化合物
メチレンビス
(4,
1−フェニレン)
=ジイソシアネート
モリブデン及びその化合物
りん酸トリトリル
1
31
53
80
87
160
169
240
259
296
297
300
306
321
329
339
349
355
403
405
448
453
460
31,110
48,860
10
28
44
11,100
30
22
26,100
41,200
30
56
1
36
7
6
31
7,070
94
39
51
110
13
110
270
1
140
250
11
公共用水域への排出なし
対象事業所における土壌への排出なし
対象事業所における埋め立て処分なし
下水道への移動なし
排水処理施設
集塵装置(手前)、給排気装置(奥)
*0
環境報告
環境負荷低減への取組み
臭気の低減
当社では、
VOC
(揮発性有機化合物)
の大気中への排出・飛散抑
制に取り組んでいます。2009年、九州工場に脱臭装置を導入し
ました。VOC排出量の低減と同時に近隣への臭気をこれまで以
上に低減します。
脱臭装置(九州工場)
廃棄物の削減
循環型社会形成のため、産業廃棄物のゼロエミッションを目指し
ています。今後も国内および海外の関係会社において、発生した
廃棄物の再資源化、再利用を推進し、産業廃棄物の削減に努めて
次のような目標を定め活動を行っています。
廃棄物等排出量の推移
排出量︵t︶
まいります。
集計範囲: 九州工場、滋賀工場、神戸ペイント、大竹明新
3,000
2,500
2,000
■ ゼロエミション
(廃棄物ゼロ化)推進
1,500
■ 製品供給のIBCシステム利用および原材料ドラムの循環使用に
1,000
廃棄物等排出量
500
よる廃缶の削減
0
07
08
09
10
11
(年度)
09
10
11
(年度)
10
11
(年度)
IBCシステム
再資源化率︵%︶
廃棄物等の再資源化率の推移
100
90
再資源化率
80
■ 廃溶剤の燃料化/再利用
70
■ 洗浄工程の改善による廃溶剤の削減
60
50
■ 廃棄物分別の徹底
40
■ 廃プラスチックの圧縮化
07
08
■ 紙袋原材料のフレコンバッグ化による循環利用推進
■ 不要パレットの有価物化
外部中間・最終処分量の推移
排出量︵t︶
■ 紙・廃缶などのリサイクル推進
1,600
1,400
1,200
1,000
800
600
400
外部中間・最終処分量
200
不要パレットから製造した炭
(NPO法人や自治体に寄付しています)
*1
フレキシブルコンテナバッグ
(通称フレコンバッグ)
0
07
08
09
K g [ a Y d = f n a j g f e ] f l Y d J ] h g j l *()*
*()(
中国塗料株式会社 社会・環境報告書
環境効率
環境効率とは、製品などによって生み出される価値をその創出に
2011年度は売上高が減少したため、CO2排出量、水資源投入量、
伴う環境負荷で割った指標です。
より小さな環境影響でより大き
揮発性有機化合物大気排出量、廃棄物排出量の環境効率はすべ
な価値を創出することを目的としています。環境効率は提唱され
て2010年度より低下しました。
しかし、継続して環境負荷の低減
てから日も浅く詳細な指標はありませんが、当社は売上高を各種
につとめてきた結果、CO2排出量、水資源投入量、揮発性有機化
環境負荷で割った数値を算出し、基準年からの増減を比較する
合物大気排出量の環境効率は、基準年の2004年度から大幅に改
方法で環境効率を数値化しています。
善しています。
環境効率:(売上高/環境負荷)
の基準年を100としたときの指数
基準年: 2004年
集計範囲: 九州工場、滋賀工場、大竹技術
CO2排出量
水資源投入量
環境効率指数︵%︶
環境効率指数︵%︶
180
160
140
120
100
80
250
200
150
100
60
40
50
20
0
04
05
(基準年)
06
07
08
09
10
0
11
揮発性有機化合物大気排出量
04
05
(基準年)
160
140
120
100
環境効率指数︵%︶
環境効率指数︵%︶
180
10
11
06
07
08
09
10
11
140
120
100
80
60
40
40
20
20
07
09
160
60
06
08
180
80
04
05
(基準年)
07
廃棄物発生量
対象:キシレン、
トルエン、
エチルベンゼン
0
06
08
09
10
11
0
04
05
(基準年)
環境教育
環境教育
内部環境監査員養成
教育訓練計画に基づき、環境教育を実施しています。
実施状況 ■
■
■
■
■
静電気対策について
有機溶剤の危険性と予防策の教育
異常反応の対応教育
フォークリフト、プラッターの安全運転教育
産業廃棄物業者を視察し排出ルールを徹底
環境マネジメントシステム向上のため、内部監査員の養成教育を
計画的に実施しています。
環境に関する公的資格
当社は、公害防止管理者、危険物取扱者等、環境保全に必要な公
的資格の取得を奨励し、計画的に取得しています。
+(
環境報告
地球温暖化防止
当社は生産、研究開発、
オフィス、物流など、
さまざまな場面で省エネ活動を推進しています。
生産拠点における環境負荷低減
非生産拠点における環境負荷低減
2011年度は、空調設備を省エネ型へ更新、エアーコンプレッ
当社は
「チャレンジ25キャンペーン」
に参加し、
オフィスにおける
サーの省エネ型への更新、外灯のLED化などによるエネルギー
CO2削減にも努めています。
クールビズを励行し冷暖房時の室温
の使用の合理化を計画的に進めました。これらの取り組みの結
を適切に調整するよう心がけるとともに2011年度は、照明の間
果、国内工場におけるエネルギー総使用量は2010年度対比で
引き、業務に差し障りのない範囲での照度の引き下げなどさまざ
11%削減しましたが、国内関係会社においては1%増えました。
まな施策を推進しました。
これらの活動によって、本社・営業所な
エネルギー原単位は国内工場において前年度対比で6%減、国内
どのオフィスにおけるエネルギー原単位は2010年度対比で
関係会社において7%増でした。CO2排出量は、関係会社を含め
15%削減、研究所においては5%削減しました。CO2排出量は、
た国内生産拠点で2010年度から215トン増加しました。
非生産事業所全体で2010年度から86トン増加しました。
集計範囲: 九州工場、滋賀工場、神戸ペイント、大竹明新
集計範囲:東京本社、広島本社(オフィス・研究所)、国内営業所
エネルギー使用量の推移
エネルギー使用量の推移
(TJ)
200
原単位
(KJ/kg)
3000
30
原単位
(MJ/㎡)
3000
2000
20
2000
1000
10
1000
(TJ)
100
0
07
08
09
10
11
0
0
(年度)
07
08
09
10
11
CMP
原単位(CMP)
研究所
原単位(研究所)
国内グループ会社
原単位(国内グループ会社)
オフィス
原単位(オフィス)
CO2排出量の推移
CO2排出量の推移
原単位
(kg-CO2/t)
250
(t-CO2)
10000
200
150
5000
100
50
原単位
(kg-CO2/㎡)
(t-CO2)
1800
180
1600
160
1400
140
1200
120
1000
100
800
80
600
60
400
40
200
0
++)
07
0
(年度)
08
09
10
11
0
(年度)
0
20
07
08
09
10
CMP
原単位(CMP)
研究所
原単位(研究所)
国内グループ会社
原単位(国内グループ会社)
オフィス
原単位(オフィス)
11
0
(年度)
K g [ a Y d = f n a j g f e ] f l Y d J ] h g j l *()*
*()(
中国塗料株式会社 社会・環境報告書
物流における環境負荷低減
節電に対する取り組み
物流段階でのCO2排出量を削減するために、
モーダルシフトや輸
送効率の向上などを推進しています。
しかし、小型貨物自動車に
当社は全国的な夏期の電力不足に対し全社的な節電への取
り組みを行なうとともに、九州・滋賀工場においては昨年に
よる輸送の増大に伴うエネルギー使用量の増加によりエネル
引き続き電力需要の平準化による対応を行なっています。
ギー原単位は2010年度対比で1%増加しました。2007年度実績
全社的な取り組み
を基準とした削減率は5年度間平均0.5%で目標を未達成でし
た。CO2排出量は2010年度から254トン削減しました。
■ クールビス励行による空調温度 28 度設定の遵守。
■ 照明の間引きおよび照度調整。
■ PC の省エネモード設定の励行。
九州工場
輸送量とエネルギー原単位の推移
輸送量
(千トンキロ)
原単位
(kl/千トンキロ)
50000
0.0490
0.0480
0.0470
0.0460
0.0450
0.0440
0.0430
0.0420
0.0410
0.0400
0.0390
0.0380
40000
30000
20000
10000
0
07
08
09
10
輸送量
夏期の製造部門の休日振り替えによる電力需要平準化。
(土曜日を月曜日に振り替え。)
滋賀工場
夏期の製造部門の勤務時間前倒しによる電力需要平準化。
(始業/就業時間を 1 時間前倒し。)
11 (年度)
原単位
節電ポスター掲示(東京本社)
蛍光灯の間引き
(東京本社)
輸送に伴うCO2排出量の推移
(t-CO2)
6000
5000
4000
デマンド電力監視装置(広島本社) 看板照明のLED化と間引き
(広島本社)
3000
2000
太陽光発電
1000
0
2008 年 3 月に出力 10kW の太陽光発電システムを設置
07
08
09
10
11
(年度)
し、NEF の研究助成事業として、4 年間の本システムの実証
運転を行いました。
(※NEF:財団法人 新エネルギー財団の
略)
社有車の低公害車の促進
グループ全体で営業車両の低燃費車化を進めています。
2011年度は、保有している営業車両の31%が低公害車でした。
+*
環境報告
事業所別環境負荷データ
国内事業所、国内子会社
九州工場
項目
2010年度 2011年度 2010年度 2011年度
水使用量(t)
エネルギー使用量(原油換算kL)
エネルギー原単位(L/t)
CO2排出量(t-CO2)
技術本部(大竹)
神戸ペイント
大竹明新化学
2010年度 2011年度
2010年度 2011年度
2010年度 2011年度
5,397
5,647
66,652
67,125
8,886
7,880
4,302
746
686
825
716
480
458
250
242
1,996
2,026
13
12
38
35
24
25
92
98
1,196
1,114
1,027
935
1,198
1,324
347
352
5,217
5,600
2,069 875,052
858,268
711
684
854
888
123
119
210
318
776
706
排出量(t)
77
72
18
18
0.9
0.8
14
13
2
4
移動量(t)
9
8
52
65
3.2
2.9
20
18
234
165
廃棄物等発生量(t)
PRTR法対象物質
滋賀工場・技術本部(滋賀)
海外子会社
項目
上海工場 ※
広東工場
韓国工場
タイ工場
マレーシア工場
CHUGOKU MARINE PAINTS
(SHANGHAI), LTD.
CHUGOKU MARINE PAINTS
(GUANGDONG), LTD.
CHUGOKU SAMHWA
PAINTS, LTD.
TOA-CHUGOKU PAINTS
CO., LTD.
CHUGOKU PAINTS
(MALAYSIA) SDN. BHD.
2010年度 2011年度
2010年度 2011年度
2010年度 2011年度
2010年度 2011年度 2010年度 2011年度
95,466 138,823
水使用量(t)
エネルギー使用量(原油換算kL)
エネルギー原単位(L/t)
CO2排出量(t-CO2)
廃棄物等発生量(t)
4,166
17,570
16,262
6,047
5,677
10,903
7,929
11,335
4,876
545
560
681
820
147
177
264
261
4,061
32
33
19
19
22
22
14
16
26
22
9,522
9,347
1,196
1,233
1,519
1,827
317
382
581
575
4,831
2,523
541
500
257
413
643
622
271
548
※第二工場(2010年3月稼働)を含む
項目
シンガポール工場
インドネシア工場
オランダ工場
U.S.A.工場
CHUGOKU MARINE PAINTS
(SINGAPORE) PTE. LTD.
PT. CHUGOKU PAINTS
INDONESIA
CHUGOKU PAINTS B.V.
CMP COATINGS, INC.
2010年度 2011年度
2010年度 2011年度
2010年度 2011年度 2010年度 2011年度
4,995
4,685
3,428
3,690
5,833
5,610
4,996
4,291
エネルギー使用量(原油換算kL)
297
311
89
91
223
217
171
171
エネルギー原単位(L/t)
103
108
36
34
43
41
80
80
CO2排出量(t-CO2)
664
696
198
202
460
448
374
377
廃棄物等発生量(t)
213
276
24
39
218
202
103
65
水使用量(t)
+++
K g [ a Y d = f n a j g f e ] f l Y d J ] h g j l *()*
*()(
中国塗料株式会社 社会・環境報告書
災害・事故防止
工場の安全対策
当社では定期的に設備点検を行い、事故の防止に努めています。
2011年度は取り組み状況を確認するため、2工場、1研究所で視
察を実施しました。今後、作業規定、点検項目等を見直し、改善を
図ってまいります。
消防訓練(大竹/技術本部)
消防訓練(神戸)
漏洩事故訓練(滋賀)
総合防災訓練(滋賀)
緊急事態想定内容
■ 静電気火災等による大気の汚染
■ 天災による原材料倉庫や製品倉庫の損傷による有害物質、
塗料などの流出
■ 原材料の運搬の不備による有害物質の漏洩・流出
■ 製造中の異常反応に起因する火災による大気汚染
■ 廃棄物の保管の不備による有害ガスの発生、漏洩・流出
■ 屋外貯蔵所の損傷による有害物質・塗料の漏洩・流出
■ 製造ラインの損傷による塗料の漏洩・流出
緊急時訓練実施状況
「緊急時対応規定」を定め、緊急事態が発生した場合に環境汚染
が生じないよう定期的に訓練を実施しています。
九州工場
消防訓練(2011年11月)
滋賀
漏洩事故訓練(2011年9月)
(工場・技術本部)
消防訓練(2011年5月 )
水質事故被害拡大防止訓練(県・野洲市・湖南甲賀環境協会/2011年10月)
総合防災訓練(2011年10月)
緊急時の通報経路図
発生部門長
通報
指示
管理グループリーダー
通報
指示
通報
通報
環境管理責任者
通報
■
■
■
■
■
消防署
保健所
警察署
市環境部
県環境部
■ 近隣会社
■ 付近住民
指示
事務所長
大竹(技術本部) 消防訓練
(2011年11月)
神戸ペイント
消防訓練(2011年12月 )
大竹明新化学
消防訓練(2011年4月、12月 )
泡消火設備訓練(2011年8月)
通報訓練(2011年12月)
製品の安全な輸送
運送業者に対し、
「危険マーク」表示、
「消火器搭載」、
「落下事故防
止」などを徹底するよう指導
(※)水質事故防止訓練
(滋賀)
滋賀県および湖南・甲賀環境協会主
催の水質事故防止訓練に参加しま
した。万が一の事故の際に、琵琶湖
しています。
また、事故などが
起こった際に取るべき措置方
法を記したイエローカードを
採用しています。
への油流入を阻止し、環境を守る訓
練です。
+,
社会性報告
お客様とのかかわり
製品の安全性
消費者保護の方針
当社では、消費者保護の観点から新製品の開発段階だけでなく既存製品においても環境・安全・健康に配慮し、地球環境への負荷の少ない、
人にやさしい、
より安全な製品と技術の開発、改良に努めています。
容器ラベル
(一例)
製品の安全性情報の提供
当社では、安全にご使用いただくために(M)SDS(製品安
全データシート)、製品カタログ技術資料、容器のラベルに
注意事項等必要事項を記載しています。
GHSへの対応
GHS
(Globally Harmonized System of Classification
and Labeling of Chemicals)
とは
『化学品の分類および
表示に関する世界調和システム』
のことで、世界的に統一さ
れたルールに従って化学品を危険有害性の種類と程度に
より分類し、
その情報を分かりやすくラベルで表示したり、
製品安全データシートを提供したりするシステムです。
当社では、2006年12月改正労働安全衛生法の施行に合わ
せ、ラベルをGHS対応に改訂し、また、2007年8月より
GHS対応の(M)SDSを提供しています。
コンプライアンス重視の観点から、
これらの表示内容につ
いては適宜見直し、最新の情報を反映させています。
補修塗装マニュアル
(和文・英文・中文/64頁)
当社製品を正しく安全にお使
いいただくための基本事項を、
図解入りで簡潔に示した補修
塗装マニュアル。
++-
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中国塗料株式会社 社会・環境報告書
品質保証
品質保証方針
CMPグループのISO9001認証取得状況
最高の品質で、顧客の信頼と満足を確保する
中国塗料本社登録証および付属証
世界的視野に立ち、常に技術革新を行い、新製品の開発に努める
環境に即応した社内標準化を推進し、組織的運営と活動を図る
当社の経営方針の中の、製品づくりに係るこれらの3方針に基
き、ISO9001活動の中で各部門で品質方針を設定し、規格に沿
った品質保証活動を実施しています。
登録証
登録証付属書
■ ISO9001取得
中国塗料株式会社
日本
大竹明新化学株式会社
品質保証マネジメント体制
神戸ペイント株式会社
顧客満足の向上を目指して、常にお客様の要求が満たされるシス
テム運用を心がけています。当社では、顧客相談室を設置し、
お客
様からお寄せいただいたご意見、お問合せに対し、その内容に関
する適切な担当者の対応により、お客様にご満足いただける製
品・サービスを提供できるよう取り組んでいます。
また、定期的に
『お客様アンケート』にお答えいただき、その結果を解析して、顧
客満足度のさらなる向上を目指しています。
Chugoku Samhwa Paints., Ltd.
韓国
Toa-chugoku Paints Co., Ltd.
タイ
Chugoku Paints B.V.
オランダ
Chugoku Marine Paints (Shanghai), Ltd.
中国
Chugoku Marine Paints (Guangdong), Ltd.
Chugoku Paints (Malaysia) Sdn. Bhd.
マレーシア
Chugoku Marine Paints (Singapore) Pte. Ltd.
シンガポール
P.T. Chugoku Paints Indonesia
インドネシア
※ISO14001の取得情報については20頁に掲載しています。
品質方針・品質目標
開発・設計
設計検証・審査
市場情報
製品
要求事項
お客様
生産
製品に対する相談窓口
■ 顧客相談室
顧客相談室を設置し、製品のこと、技術的なこと、営業的なことに
対するご質問およびご要望などを承っています。
納品
0120−49ー2916(フリーコール)
(ヨクツク イロ /良く付く色)
顧客満足調査
顧客相談室
■ ポスト999
当社は最重要課題の一つとして、法令の遵守はもとより公正で透
明性の高い企業活動を遂行するための組織体制強化に取り組ん
でいます。その一環として2002年12月から、社内外の様々なご
品質保証活動
ISO9001に基づき、さらに社内規定にてより充実した品質マネ
ジメントシステムの継続的改善を目指し、
その活動を推進してい
ます。
意見、希望、提案、不正通報などを受け付ける「ポスト999」を設
置し、匿名利用、
フリーメールの使用も可能としています。
【ポスト999】コンプライアンス担当役員宛
E-mail: [email protected]
+.
社会性報告
社会とのかかわり
地域交流
学校の修繕に協力(タイ)
TOA-chugoku Paints Co., Ltd. は、2011 年 9 月 24 日、
タイ政府に洪水対応救済支援ため寄付(タイ)
TOA-chugoku Paints Co., Ltd. は、2011 年 11 月にタイで発
Chachoengsao Province にある Wat Krok Kaeo Wong
生した洪水を支援するため、タイ政府に 100 万バーツ寄付しま
Phrachan School の修繕用塗料を提供しました。
した。また、Sena District Pranakonsriayuttaya Province の
洪水被災者に飲料水などの救援物資も寄付しました。
近隣会社との交流(マレーシア)
当 社 マ レ ー シ ア 子 会 社 Chugoku Paints (Malaysia) Sdn.
Bhd. では EON Bank とのバドミントンの親善試合をしました。
ヨットに寄付(オランダ)
当社オランダ子会社 Chugoku Paints B.V. では、当社のボート
&ヨット専用塗料のマリンスポーツイベントへの寄贈を行なうこ
とで、
マリンスポーツの振興に寄与しています。
工場周辺の村落への寄付(韓国)
Chugoku Samhwa Paints, Ltd. は、工場近郊の村落へ敬老行
事の際に 378 万ウォン、生活困窮者のために 400 万ウォン寄付
しました。
+/
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中国塗料株式会社 社会・環境報告書
ガン治療支援チャリティイベントへの寄付(オランダ)
野洲市へのLED街灯の寄付(滋賀)
当社オランダ子会社 Chugoku Paints B.V. は、ガン治療を支援
滋賀工場から国道8号御上神社前交差点から大畑・七間場方向
するチャリティーイベント Roparun と Ven2-4 Cancer に寄付
に向かう県道沿いに新しく LED の防犯灯を1基(17W)寄贈し、
を行っています。
Roparun はパリとハンブルグを起点にロッテルダムまでの約
520km を最大 8 名のランナーがリレーすることによって、また、
Ven2-4 Cancer は、ツール・ド・フランスで名高い Ventoux
併せて既設防犯灯3基(17W1 基、8W2 基)
の LED 化工事も行
いました。
この道路は、小中学校の通学路にもなっており、通学時
の安全確保に貢献しました。
この寄贈に伴う贈呈式が平成 24 年 2 月 27 日に行われました。
山での自転車登山イベントを通じて、それぞれガン治療支援に向
けた寄付金を募るものです。
使用済み切手の送付(東京)
東京本社では使用済み切手を収集
し、City リビング経由で開発途上国
で国際協力活動を行っている財団法
人ジョイセフ(家族計画国際協力財
団)
に活用して頂きました。
工場近隣地区の秋祭りへの寄付(神戸ペイント)
2011 年 10 月 7 日に開催された
秋祭りに寄付致しました。
+0
社会性報告
社会とのかかわり
環境保全活動
霞の打ち水に参加(東京)
構外清掃活動
2011 年 8 月 18 日に霞テラス打ち水の会 2011 実行委員会主
当社グループの主な生産地区では、会社周辺の清掃、除草、美化
催で開催された打ち水に参加しました。
活動に取り組んでいます。
ごみゼロ大作戦に参加(滋賀)
2011 年 6 月 5 日、野洲市主催の琵琶湖岸清掃活動「ごみゼロ大
作戦」
に参加しました。
滋賀工場
広島本社・大竹明新化学株式会社
九州工場
神戸ペイント株式会社
Chugoku Marine Paints
(Shanghai), Ltd.
Chugoku Paints (Malaysia)
Sdn. Bhd.
工場の美化
毎年敷地内の緑化、美化対策を行っています。
滋賀工場
Chugoku Samhwa Paints, Ltd.
九州工場
+1
広島本社
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中国塗料株式会社 社会・環境報告書
コミュニケーション
展示会への出展
お客さまに製品への理解を深めていただくために、国内外の展示
会に出展しております。
マイクロウエーブ展 2011
2011年11月30日∼12月2日(横浜)
今治海事展(BARI SHIP)
2011年5月21∼23日(愛媛県今治市)
ジャパンインターナショナルボートショー2012
2012年3月1∼4日(横浜)
NOR-SHIPPING 2011
2011年5月24∼27日(ノルウェー)
情報開示
社会・環境報告書の発行
2008年から
「社会・環境報告書」
と改称し、通算で10回目の発行
となる本報告書は、昨年までと同様に国内外のお客様、株主、官
公庁、各事業所等に配布いたします。2007年からは英文版も当
社ホームページで公開しています。
KORMARINE 2011
2011年10月26∼29日(韓国/釜山)
■CMPホームページ
h t t p: / / www. cmp. co . j p /
MARINTEC CHINA 2011
2011年11月29日∼12月2日(中国/上海)
,(
社会性報告
従業員とのかかわり
社員の処遇
人材の活用(再雇用制度)
当社では定年を 60 歳と定めていますが、定年退職者が 60 歳以
コンプライアンス・育児・介護休業法並びに時間外労働協定研修の実施
2011 年 8 月∼9 月に全社員を対象に、「コンプライアンス・育
降も健康で働く意欲があり労働条件で会社と合意できれば引き
児・介護休業法並びに時間外労働協定(36 協定)研修」を実施し
続き最長 65 歳まで勤務できる再雇用制度を 2006 年 4 月から
ました。
コンプライアンス遵守に必要な法律や実践や知識を学び
スタートしています。
ベテラン社員の保有する技術・技能の次世
当社社員としての心構えや行動基準を身に付けることとを目的
代への継承や、集積した知識の活用を図っていくこととしていま
としています。
さらに次世代育成支援推進法により当社は一般事
す。2011 年度の定年退職者のうち 85%がこの制度を利用し継
業主行動計画を監督官庁に届けており、それに関係し育児・介
続的に働いています。
護休業法の内容や当社制度並びに時間外労働に関する協定の知
識を深めることにより、働きやすい職場を作ることも目的としま
した。
仕事と家庭の両立支援(育児休業制度・介護休業制度)
当社は仕事と家庭との両立がしやすい雇用環境を整備し、労働者
の多様な生活ニーズに対応できる就業形態を選択できるよう「次
世代育成支援対策推進法」に基づき、行動計画を策定していま
健康管理
す。
育児介護休業では仕事と子育てや介護の両立ができるよう制
度を設け支援しています。2011 年度の育児休業制度利用者は 2
名です。
メンタルヘルスケアの推進
従業員のメンタルヘルスケアに対する意識を高めるため、管理職
福利厚生制度
年次有給休暇の他に積立有給休暇制度
(傷病休暇、ボランティア、
介護等)
、永年勤続や再雇用前でのリフレッシュ休暇制度を設け
研修を通じて、管理者の意識の高揚と風土つくりを行い、また、個
人でも相談できる健康保険組合など外部の
「電話健康相談」、
「メ
ンタルヘルスカウンセリング」のサービスの窓口を紹介していま
す。
ています。
保養所は北海道、箱根、熱海、伊豆、長野、鳥羽にあり社
員の幅広い利用がされています。
AED(自動体外式除細動器)
の設置
障害者雇用
障害者雇用については、各職場で労働環境を整備するようにして
います。定年退職等により障害者雇用が減少し、2011 年度は法
定の 1.8%を下回り、障害者雇用率は 1.37%となりましたので、
法定雇用率を上回る努力をしてまいりたいと考えています。
労使関係
当社は労働組合が結成されており、中国塗料労働組合は上部団
体として日本化学エネルギー産業労働組合連合会に加盟し、労
使は長年、労使協調路線にそって円滑な関係にあります。
,)
けいれんし血液を流すポンプ機能を失った心臓に対し、電気ショ
ックを与え回復させる「AED」の設置を進めています。九州工場
では、2011 年 6 月に神埼消防署の救急士による AED 使用法や
心肺蘇生法の講習会を実施しました。
できるだけ多くの従業員が
AED を操作できるよう今後も訓練を実施してまいります。
K g [ a Y d = f n a j g f e ] f l Y d J ] h g j l *()*
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中国塗料株式会社 社会・環境報告書
労働安全衛生
主な活動
当社では労働安全衛生法に基づいた、安全・衛生への取り組み
と管理を行っています。特に工場内を美化することが全ての原点
労働災害の発生状況
集計範囲
中国塗料国内
と捉え、5S 運動(整理、整頓、清掃、清潔、躾)
などを全員で展開し
ています。
また、環境測定として有機溶剤濃度測定、作業所の換気
状態、照度、騒音測定、室温測定を定期的に行っております。
2011 年度の休業災害1件、不休災害8件で、2010 年度の不休
災害 2 件より増加しました。当社におきましては人命尊重を最重
労働災害発生件数
9
8
7
6
要とした基本的考え方から、労働災害ゼロを目指し、常日頃から
5
安全に対する意識を全社に呼びかけています。具体的にはコーテ
4
ィング・ケア指針に基づく従業員、顧客、地域住民の健康・安全
面および環境保護を重視した作業手順の見直し、教育・訓練並
びにこれらをチェックする体制の確立に取り組んでいます。
3
2
1
0
07
08
09
10
11 (年 度)
不休件数
職場作業環境の改善
休業度数率の推移
職場環境の安全性を保持するため、有機溶剤中毒予防規則、粉塵
2.5
障害防止規則などが適用される単位作業場では、作業環境測定
2.0
法に基づく測定を毎年実施しています。騒音に関して、管理区分
1.5
Ⅱに該当する単位職場では耳栓等の保護具着用を基本とし、個人
1.0
への騒音負荷を下げるよう管理しています。
休業件数
0.5
0
07
08
09
10
11 (年度)
中国塗料(年度) 化学工業(暦年) 休業度数率 とは、労働災害発生の頻度を表す安全指標のひとつで、
「労働災害死傷者数 ÷ 延労働時間数 × 100 万時間」
で算出されます。
,*
中国 塗 料 株 式 会 社
生産本部 環境・品質保証部
管理本部 経営企画部
〒100-0013 東京都千代田区霞が関3-2-6 東京倶楽部ビルディング
TEL : 03-3506-3951 FAX : 03-5511-8541
0120-70-4931(フリーコール)
ht t p: / / w w w . cmp. co. jp/
1209AWG