http://www.ednjapan.com/content/issue/2005/02/cover/cover.html バ?コ?ドに?抗するRFID EDN.com | EDN Asia | EDN China | EDN Europe | EDN Australia EDNJapan記事?索 ?索 ?索方法の詳細はこちら 2005年2月? バ?コ?ドに?抗するRFID バ?コ?ドと同じ時期に生まれた技術、RFID。そ れが今、非常に注目を浴びている。その背景に あるのが、サプライチェ?ン?マネジメントの?現 とセキュリティ??策である。しかし、?立する標 準仕?、プライバシ?への懸念、不正使用を防ぐ 法律の制定など、まだまだRFIDが本格普及する ためには課題が?されている。 Brian Dipert*1) 1 of 12 2/21/2005 6:54 PM http://www.ednjapan.com/content/issue/2005/02/cover/cover.html バ?コ?ドに?抗するRFID 今から30年前、米オハイオ州ToryのMarshス?パ?マ?ケットのレジ で、10箱のジュ?シ??フル?ツガムが、レジスタ?以外の方法で?理された。 それが現在のUPC(Universal Product Code)バ?コ?ドシステムが世界で初 めて?用化された?史的な瞬間であった。それ以降、バ?コ?ドシステムの技 術革新は?いている。最近では、米?と?州の標準化グル?プの代表者たちに よって、2005年からワ?ルドワイドのバ?コ?ドリ?ダ?をサポ?トする14けた の共通フォ?マットの導入が合意された。このように、現在のバ?コ?ド技 術は全体的には普及が進んでおり、十分に認知され成熟した技術であ る。もっとも、この十分に認知されているという点に?しては、疑問を持 つ人がいるかもしれない。というのも、ジョ?ジ?HW?ブッシュ元米大統 領が1992年の大統領予備選?のキャンペ?ンで米ニュ?ハンプシャ?州を訪れ たとき、ブッシュ氏がある食料?貨店でバ?コ?ドスキャナを使おうとして 失敗し、慌てたことがあったからだ。もっとも、これは元大統領個人の 問題だろうが……。 しかし技術は確?に進?を遂げている。RFID(Radio Frequency Identification)システム、すなわち無線による製品認識技術など、新進の 競合システムが次?と出現し、その王座を狙っているのだ。 RFIDに注目が集まる理由 RFID技術に最初の特許が認められたのは、1934年のこと。?は、バ?コ? ドと同じくらい古い技術なのだ。第二次大?中に英?空軍がRFIDに似た技 術を使って、敵機と味方機を?別しようと試みたという。また、1948年に 「The Proceedings of the IRE*」という?誌で?表されたHarry Stockman氏の 論文「Communication by Means of Reflected Power」では、RFIDの理論と?? 方法について詳述されていた。 多?の特許を取得して Advertisement いる?明家のCharles Walton 氏は、1973年に受動型 RFID技術を使ったドア ロックリ?ダ?に?して、 RFIDの初めての特許を取 得した。このWalton氏の名 前はSam Walton氏、つまり 米??防省と同時期にRFID 技術を導入し、RFID普及 の牽引役ともなったWalMartの創設者と同姓である ことは偶然とはいえ興味深 い。 このようにRFIDは古い 技術である。それなのにな ぜ、ここ?年間で?心が急速に高まっているのだろうか。第1の理由が、 チップの?理能力が向上したことである。ム?アの法則に?いチップの?理能 力は向上する一方で、受動型RFIDの量産??は50セントまで下がってい る。アナリストは2010年ごろには、5セント以下になると予想している。 また、インフラストラクチャの?理能力向上も重要な要素だ。1990年代 後半のドットコムブ?ムにより、ネットワ?ク機器や高速CPU、I/Oインタ? フェ?ス、十分なメモリ?とハ?ドディスクを搭載した?力なサ?バ?の開?が 進められたが、その後のドットコムの崩?により、使われない膨大な通信 ?域が?ったのである。 RFIDへの?心が高まったもう1つの要因は顧客ニ?ズの向上にある。メ? カ?や卸?業者、小?業者は、コストの削減と信?性の高い流通プロセスを確 立したいと望んでいた。そのため、システムをできるだけ自動化し、製 品一つひとつの現在位置や在庫量をタイムリ?かつ正確に把握したいと考 えたのだ。できることならば、店?を超えて各製品を購入した個?の顧客 2 of 12 2/21/2005 6:54 PM http://www.ednjapan.com/content/issue/2005/02/cover/cover.html バ?コ?ドに?抗するRFID とリンクし、?集したほかのデ?タと組み合わせて顧客の購買意欲をさら にかきたてる仕組みを模索している(p.36の「課題が?るRFIDのプライバ シ?問題」を?照)。また、政府も法的に許される範??であれば、消費者 のニ?ズを把握することに?心を抱いている。 利用周波?の違い 新しいアプリケ?ションが開?されるとき、どんな場合でもその黎明期 から成長期にかけてはさまざまな難題が?生し、それに??するため、お互 いに整合性のないさまざまなオプションが提案される*2)。これらのオ プションの違いは、RFIDタグがリ?ダ?と通信する基本的手段の違いによ る。受動RFIDタグは電池を??しない。そのため、誘導性結合か電磁結合 のいずれかの方式を用いてリ?ダ?から電力を供給する。一方、アクティ ブRFIDタグは電池を??する。そのためにコストがかなり?加するが、その 機能や能力を?化したり、動作範?(通信距離)を?大したりすることも可 能である。半受動(semipassive)タグはその中間のタイプであり、チップ の待機時には電池で動作するが、通信が開始されるとリ?ダ?から電力を 供給する方式だ。 RFIDタグとリ?ダ?はさまざまな周波?領域で電波を送受信する。低周波 RFIDシステムは、米??および?際的に125kHz~134kHzで動作する。もう1 つの?際標準として、13.56MHzという高周波で動作するものもある。 UHF*?域RFIDシステムは、866MHz~960MHz?で動作し、マイクロ波 RFIDシステムは、2.4GHz~5.8GHz?を使用する。周波?以外のすべての? 件が同じであると仮定すれば、高周波RFIDは低周波RFIDよりも長距離の 通信が可能となる。というのも高周波RFIDの信?には、ニアフィ?ルド?果 による減衰がないからだ。タグとリ?ダ?の距離が1波長以下である場合、 信??度は距離の3?に反比例するが、1波長以上の場合は距離の2?に反比例 する。また、高周波RFIDはデ?タの高速な送受信が可能である。半面、高 周波タグとリ?ダ?は低周波のものよりもコストが高く、消費電力が大き い。そして高周波タグの信?は低周波よりもパッケ?ジや?度、近くにある 金?部品などの環境要素によって減衰する。RFIDを設計する場合、世界の ある地域では無料で利用可能な周波?がほかの地域では利用できなかった り、ライセンス取得のためにコストと時間がかかる場合があることを考 えておかなくてはならない。電子レンジやコ?ドレス電話機、無線LANの Wi-Fiアクセスポイントと無線LANの端末、Bluetoothの送受信セットなど を同時に使用したことのあるユ?ザ?ならばだれでも??しているように、 RFIDが使用するライセンス取得の必要がない周波??では、これらの競合 がスペクトルへ?影響を?えるという問題も考慮しなければならない *3)。 デ?タ?調方式の違い RFIDタグは、キャリア周波?上でどのようにデ?タを?調し、リ?ダ?に送 り返しているのだろうか。ここでも一貫した方針は存在しない。AM(振 幅?調)、特にASK*、FM(周波??調)、PM(位相?調)、PWM(パル ス幅?調)など、どれにも可能性がある。2つのタグが同時に電波を出す 可能性をなくすために、メ?カ?の中にはTDMA*のアルゴリズムを採用 するところもある。?Infineon Technologies社の13.56MHz PJM* RFIDタグ は、同社が豪Magellan Technology社からライセンス契約により導入した? 調技術を採用している。この技術はFTDMA*と衝突干?を回避するた め、チャンネル周波?ホッピング方式を採用しており、一般的な13.56MHz タグよりおよそ25倍も高速な848kビット/秒で?み出し/書き?みを行うこと ができるという(表1)。 CRC*やその他のチェックサムコ?ドは、リ?ダ?がタグから送られてき 3 of 12 2/21/2005 6:54 PM http://www.ednjapan.com/content/issue/2005/02/cover/cover.html バ?コ?ドに?抗するRFID たデ?タを正しく受信できたかを判定することができ、ECC*回路は、 誤ったビットを訂正し、再びスキャンを行うことをやめる。送信デ?タの 暗?化方式について、大規模な展開を行っている米?のス?パ?マ?ケットの Wal-Martなどでは、デファクト?スタンダ?ド化を推進しているが、現在 のところまだ統一されていない。どの暗?化方式を導入するか、またその 暗?化方式をどの程度?力にするかによって、タグのコスト、大きさ、消 費電力などの要素が大きく?わる。 RFIDのメリット RFIDのメリットは個?のユニットがユニ?クな識別用のデ?タシ?ケンス を持っていることにある。これに?して、バ?コ?ドで使われているUPCコ? ドはメ?カ?の製品の全ユニットが共通となっている。EPC*が EEPROM、フラッシュメモリ?、バッテリバックアップされたRAM、 FRAM、MRAMなどの再書き?み可能なメモリ?に記?されている場合、ユ? ザ?は製品が製造、配送、販?、?用の各段階を通過するたびにEPCを?更し たり追加したりすることができる。RFIDがどれだけのデ?タを保持する必 要があるかは議論の余地があるが、アプリケ?ションによってある程度ま では決まる。例えば伊?合弁企業であるSTMicroelectronics社の「XRA00 UHF RFID」はEPCglobal Class 1をサポ?トしている。これは8ブロック (各16ビット)からなる128ビットのメモリ?を使用しており、最初のブ ロックが16ビットのCRC値を格納している。次の6ブロックは、デバイス の在庫管理のために使用される96ビットの製品コ?ドを、終端のブロック はメモリ?の?容を保護するための“kill code”とロックコマンドにそれぞれ8 ビットずつ使用している。 EPCglobalの仕?では、RFIDリ?ダ?はタグからEPCコ?ドを?み取った後、 そのデ?タを米VeriSign社が管理しているONS*というデ?タベ?スサ?バ? に問い合わせる。このサ?バ?は?念的に、URLをIP(インタ?ネットプロト コル)アドレスに?換するDNSサ?バ?と似ている。つまり、RFIDタグが添 付された製品の詳細情報を持つサ?バ?のIPアドレスを送り返すというわけ だ。??のAuto-ID Centerから派生したEPCglobalは、RFIDの標準化を推進 する2つの主要組織の1つであり、もう1つはISO*である。RFIDが?にユ ビキタス(ubiquitous)なものとなるためには、デ?タフォ?マットの統一 に向けて、2つの組織がお互いに協力する必要のあることは明らかであ る。米Boeing社は、上記の例よりはるかに大きなメモリ?を使用する10k ビットRFIDタグの採用を?討している。というのも、同社では長いシリア ル番?や詳細な部品情報、修理の履?などをRFIDタグに書き?むためだ。こ のように大きなメモリ?を採用するRFIDタグは、RFIDリ?ダ?がネットワ? クに接?されない閉じたシステムの中での使用を想定しているため、ONS にリアルタイムにアクセスできない。 バ?コ?ドに?するRFIDのもう1つの重要なメリットは、タグとリ?ダ?間 でレ?ザ?の照射方向を合わせる必要がないことである。RFIDの場合、タ グとリ?ダ?間の距離を近づけることは必要だ。しかし、採用するアンテ ナのタイプによって、?者の方向を揃えることは不必要になる。無指向性 マイクロホンのような円偏波アンテナであれば、円形のパタ?ンで電波を 送受信する。そのようなアンテナを使用すれば、たとえ送信器側で受信 器の方向を正確に制御できなくても、??域な信?を送受信できる。ただ し、円偏波アンテナは、?一指向性マイクロホンに似た直線円偏波アンテ ナよりも電波の到達距離が短いため、注意が必要である。 RFIDの性能を補?する取り組み 米?のジャ?ナリストで、一般に「Founder of The Science Of Success」と いわれているNapoleon Hill氏(1883年~1970年)は、「どんな困難、どん な失敗、どんな心痛の中にも、それらと同じ程度かそれ以上の成功や利 4 of 12 2/21/2005 6:54 PM http://www.ednjapan.com/content/issue/2005/02/cover/cover.html バ?コ?ドに?抗するRFID 益の種を含んでいる」と述べている。この言葉通りだとすると、規格の? 立で混??態にあるように見えるRFIDであるが、そのうちに混??況は?束す る。そしてその統合された規格を推進していた?社は、大きな利益を手に することになる(pp.38-39の?み記事「RFIDの適用例」を?照)。Infineon 社の「PJM」のような速度?化回路を採用したチップ以外にも、RFIDタグ の性能を補?するいくつかのソリュ?ションが提案されている。 例えば、超小型化を?現した日立製作所の2.45GHz?「ミュ?チップ(µChip)」はその代表である。組み?みアンテナを含むこのチップはわずか 0.3mm角という微小サイズを?現している(?1)。さらに消費電力や通信 の安定性を?現しているのも大きな特?だ(RFIDの採用を制限している1つ の要素として、RFIDはバ?コ?ドに比べて信?性が劣るということが、いく つかの?証??において指摘されている)。 RFIDのメ?カ?は、RFIDの利用についてさまざまな手段を?究している *4)。例えばタイヤの?力や?度、?度、汚染およびさまざまな生物?的因 子、損傷などの各種要因、またアイテム(RFIDチップを貼り付ける管理? 象物)に手を加えたかどうか、あるいは過?な力や振動を?えるような誤 操作をしたかどうかなどを?知し、レポ?トする環境センサ?などなど。 タグはリアルタイムデ?タをレポ?トするだけではなく、測定結果がし きい値を超えた際に知らせるというような?純な結果も出力できる。もち ろん、RFIDの?用範?を?大する上で、コストが最も重要な要素であること は言うまでもない。タグのコストがアイテム自体のコストより1けた~2 けたも小さければ、全体のコストにさほど大きな影響はでない。例え ば、小?業者がRFIDタグをペ?パ?タオルの大きなケ?スに添付することを 考えているとしよう。小?業者が個?のロ?ルにタグを添付することを考え るためには、RFIDのコストを大幅に下げなくてはならず、?面?現は難し いだろう。このコストによる採用の見送りは、少なくとも短期的には、 RFIDのプライバシ?に?する懸念を解決する手段として自然に作用すると 考えられる。 RFIDの未?は明るい。しかし、そのためにはRFIDタグの小型化とコス ト低減は不可欠である。それらの負担はすべて、多くの半導体メ?カ?や RFIDシステムメ?カ?にのしかかってくるのである。 RFIDが創出するビジネスチャンス コスト面からみて、まだ普及段階に入っていないのに、なぜ多くの人? がRFIDに興奮しているのだろうか。 理由は簡?である。RFIDタグやリ?ダ?間で交換されるデ?タそのものの? 値は小さくとも、それらのデ?タを保存し、?送し、加工する際に大きな? 値が生まれてくるからである。その結果として、米AMD社や米IBM社、 米Intel社、米Sun Microsystems社のようなCPUベンダ?とその系列システム 部門、米Apple Computer社や米Dell社、米HP社のようなシステムパ?ト ナ?、米Cisco Systems社のようなネットワ?ク機器ベンダ?、米Microsoft社 や米Oracle社、?SAP社のような企業向けソフトウエア?サプライヤ?な ど、多くの企業が利益を得ることができる。 このようにRFIDによりビジネス機?が?えるということは、RFIDのメ ディア露出度が大幅に?えているという事?からもうかがうことができ る。?然、RFIDデ?タが爆?的に?大することによって、DRAMやハ?ドディ スクドライブなどの記憶デバイスのベンダ?やイ?サネット、その他のシ ステムのビルディングブロック?サプライヤ?を潤す可能性を秘めてい る。 RFIDリ?ダ?を設計したり、他社が開?したリ?ダ?を導入したりするメ? カ?は、コスト的に顧客が許す限り、周波?やフォ?マット、?調方式、干? 抑?手法、その他の可?量の多?性などについて、できるだけフレキシブル にすることが重要である。リ?ダ?のデジタルサブシステムの場合、ROM の代わりにフラッシュメモリ?や小型ハ?ドディスクドライブに記?したコ? ドを用いてファ?ムウエアを書き換えたり、ASICではなくFPGAやPLDの 5 of 12 2/21/2005 6:54 PM http://www.ednjapan.com/content/issue/2005/02/cover/cover.html バ?コ?ドに?抗するRFID ような更新可能なハ?ドウエアを用いたりして、フレキシビリティを確保 することができる。RFIDリ?ダ?のアナログサブシステムの場合、ハ?ドワ イヤ?ド回路の代わりに英Anadigm社、米Lattice Semiconductor社、および 英Zetex社のようなメ?カ?から提供されているプログラマブル?アナログア レイの使用も可能である(?2)。 課題が?るRFIDのプライバシ?問題 サプライヤ?にとってのRFID技術のコストとメリット、つまり 一般消費者にとっての?格とメリットは、その商品を?るプロセス のすべてを明らかにできることだ。つまり、RFIDタグが添付さ れた商品の製造から流通、小?店のレジで精算されるまでのすべ ての流れを把握できるのだ。 ただし購入後も、もしRFIDがアクティブのまま?っていれば、 消費者にとってメリットは特になく、むしろデメリット、特に プライバシ?にかかわるマイナス面が目立つようになる。 米Wikipedia財?のウェブサイト (www.wikipedia.org/wiki/RFID、オンライン百科?典のサイト) は、RFIDの?明の中でRFIDのプライバシ?問題を以下のように要 約している。 ●製品の購入者は必ずしもタグを削除することを意識しないし、 削除することができない場合もある。 ●RFIDリ?ダ?は、本人が?付かないうちに、ある一定の距離でタ グを?み取ることができる。 ●購入者がRFIDタグ付きの製品をクレジットカ?ドやお得意さま カ?ドなどで購入した場合、店はその製品の固有なIDを購入者の 個人情報と結びつけることができる。 ●タグはすべての製品に?して、世界的に固有な番?を即座に、ま たは後に割り?てることができる。この事?はたとえプライバシ? 問題を引き起こそうが、多くのアプリケ?ションで不必要であっ たとしても?わらない。 RFIDタグの生死は分からない 標準規格に基づいたRFIDの仕?は、タグに“kill”コマンドを送る 機能を備えている。しかし、現在のRFIDタグおよびシステム設 計では、システムがkillコマンドを送ったかどうかについて表示 もされないし、一般消費者に保証もされていない。また、一般 消費者にとって望ましい、永久に「死んだ」タグかどうか、判? できない場合がある。例えばUPC(universal product code)がな い場合は、EPC(electronic product code)が?い?しプロセスで重 要となる。例えば、購入した商品を返却し、?い?しを要求する際 には、EPCコ?ドが利用される。店側はその商品を?り場に?す前 に「死んだ」コ?ドを復活させる必要があるだろう。 小?業者は、UPCと購入者のクレジットカ?ド番?など、その他 の情報を加えて、購入者と販?した商品とを正確に結びつけるこ とが可能である。しかし、グロ?バルなRFIDデ?タベ?スは、世界 中のいかなる場所で消費者が商品を入手しようとも、小?業者が それらを監視できる可能性を?えることになる。 この能力は、その他の行?にも?大して適用することができる。 パスポ?トや運?免許証、または一般消費者の体の中にRFIDタグ が埋め?まれたとしたらどうなるだろうか。政府機?は、個人監視 能力を持つことができ、プライバシ?監視能力を有?にも不正にも 利用できる。また、精密な高感度アンテナと十分なDSP演算能力 を備えた機器を持った不審人物が、家の外からRFIDタグの?容を スキャンし解析しているとしたら、あなたはどう思うであろう 6 of 12 2/21/2005 6:54 PM http://www.ednjapan.com/content/issue/2005/02/cover/cover.html バ?コ?ドに?抗するRFID か。 ?門家の中には、RFIDの?格が高いのは、プライバシ?の脅威を 誇張し、RFIDを批判することにより、複?アイテムへの?用が制 限されているからではないかと考える人もいる。しかしこの考え は、ム?アの法則が長年にわたって支持されていることを考えれ ば、神?質過ぎるように思われる。また、コンピュ?タ?やテレビ のような高?な商品の場合、RFIDのコストは微?たるものである ということも考慮に入れなければならない。他の?門家は、RFID は一?に注目を浴びたが、ふたを開けてみると、?質的にメリット がデメリットを上回っていたという、一連の技術の一例に過ぎ ないと主張する。メ?カ?がいったん導入を決めたらならば後?り はできない。法的監視があったとしても、不正使用を防止する システムのチェックとバランスは、十分ではないように思われ る。 プライバシ?は簡?に?める アナリストたちは、一般消費者は自身のプライバシ?に鈍感で 無?心であり、個人情報を簡?に提供することも多いと指摘する。 このような見方は一部、?たっているかもしれないが、重要な間 違いが1つある。昔の一般消費者は、プライバシ?情報を提供する 相手を意識的に選?していた。彼らはス?パ?マ?ケットの割引カ? ドを使ったり、ウェブサイトの入力フォ?ムに情報を書き?んで送 信したり、割?しや登?カ?ドに情報を記入して郵送したりといっ た場合は常に注意を?っていた。 米ラスベガスで開催された「Black Hat Briefings 2004」で、? DN-Systems Enterprise Internet Solutions GmbH社のLukas Grunwald 氏は、「RFDump」プログラムを?表し、リ?ダ?を持っている人 物ならだれでも、いかに容易にRFIDタグにアクセスし、デ?タを ?更できるかを示した。タグのクラッキングは消費者と小?店の? 方にとって、由?しき問題である。RFIDリ?ダ??アドインカ?ドを 組み?んだ携?型コンピュ?タ?にRFDumpプログラムをインスト? ルすると、だれもが新しい100ドルの値札を25ドルに簡?に書き? えることができる。もはや万引きで頭を?ましている場合ではな い。また、RFIDの最大到達距離(周波?に依存する)が?インチ ~?フィ?トであるといわれているにもかかわらず、?道から店?? のRFIDカ?ドをスキャンできる可能性もあるという。かつて電波 の到達距離が?ヤ?ドの距離まで延長された802.11信?は、現在で は信??理技術と誤り訂正技術の進?により、「プリングルス(米 Procter & Gamble社が提供するポテトチップの商標)」の缶(ボ? ル紙の円筒の?側にアルミ箔を貼った構造になっている)を使 い、信?エネルギ?をある特定の方向に集中させることで到達距離 を?マイルまで延ばすことが可能になっている。 RFIDを取り?くプライバシ?問題などに?する情報については、 www.aclu.org/ www.nocards.org/ www.eff.org/などで公開されてい る。 ▲本文へ?る RFIDの適用例 ここでは、RFIDの?用例をいくつか紹介する。 これらの?用例は、?者が??RFIDテクノロジ?の導入を試みる意欲 を高め、 かつRFIDにかかわるプライバシ?問題への意識を高めるだろう。 7 of 12 2/21/2005 6:54 PM バ?コ?ドに?抗するRFID http://www.ednjapan.com/content/issue/2005/02/cover/cover.html Wal-Martの例 ス?パ?マ?ケットの大手Wal-Martは、2003年6月に米?シカゴで 開催された「小?システム?議」でRFIDシステムの導入を?表し、 産業界のRFIDに?する?心を呼び起こした。現在、主要なサプラ イヤ?と共同で、米テキサス州Sangerにある同社の配送センタ?と Dallas/Fort Worth地域にある7カ所のス?パ?マ?ケットを結んだ RFIDの試?運用が?施されている。Wal-Martに商品を卸している 上位100社のサプライヤ?は、2005年1月までに3カ所のテキサス配 送センタ?に向けて、商品にRFIDタグを添付することになってい る。また、Wal-Martは2005年6月までにRFIDプロジェクトを、6 カ所の配送センタ?と250カ所のWal-MartおよびSam's Clubの店?で ?行する計?を立てている。加えて2006年1月までにさらに200のサ プライヤ?をこのプロジェクトに?加させようとしている。WalMartと競合する企業もRFID導入プロジェクトを開始し始めてい る。 政府機?などの例 ?土セキュリティ?や在庫管理、およびその他の必要性に迫られ た米?政府は、RFIDシステム展開の重要な推進力となっている。 米?防省への納入業者は2005年の1月までにそれぞれの在庫品に? してRFIDタグの適用を始めなければならない。米運輸省の連邦 道路管理局は、米??の道路管理施設を10年以?に半減するという 目標の下に、DSRC (Dedicated Short-Range-Communications)シ ステムを共同開?するRFIDメ?カ?を招集している。道路上で考え られるRFIDの利用法としては、交差点での衝突事故、?覆および ?天候による道路の障害などをドライバ?に警告したり、走行速度 が速過ぎてカ?ブを曲がり切れない恐れがある車に注意を促した りするという使い方が?げられる。米連邦通信委員?(FCC)は、 1999年に5.9GHz?をDSRCアプリケ?ションに割り?てた。米?務省 は2005年の本格?施への移行を目指して、現在RFIDを??した生体 情報パスポ?トのテストを行っている。?際民間航空機? (International Civil Aviation Organization)も、2015年の本格導入 を目指して、同?の提案を行っている。また、??のコンテナ?セ キュリティ??イニシアティブ(CSI)やSST(Smart and Secure Trade)Lanesイニシアティブは、米?の港?でコンテナのセキュリ ティ?を保証する一手段として、RFID技術を導入しようとしてい る。現在までに米?の全出荷量の約3分の2に?たる、?際貿易港上 位20港の?の政府がCSIとSSTの?行に合意している。 米?以外でもRFIDの導入を?討している政府機?がある。例え ば、EUが高額のユ?ロ紙幣にRFIDタグの埋め?みを計?している といううわさがある(20米ドル札にRFIDタグが埋め?まれている といううわさもあるが、?見されたことはない)。英?政府も RFIDタグを埋め?んだナンバ?プレ?トの導入を?討中である。こ のナンバ?プレ?トは道路に埋め?まれたリ?ダ?や、監視車に搭載 されたリ?ダ?によって、300フィ?ト離れた距離でも番?を解?する ことができる。BSEの流行によって提案された、羊や山羊の耳に 電子的なタグを取り付けて管理する方法は、60万頭以上の家畜 を有するEU加盟?で2008年1月からの?行が義務化される。 ISO11784/85も、EU域?貿易の?象となる動物に?してRFIDの適用 を義務付けしている。特にEUの大手RFIDサプライヤ?であるオ ランダのRoyal Philips Electronics社は、この分野の活動を積極的 に行っている。カナダも2005年1月から家畜への電子タグの取り 付けを?施する計?を立てている。 ??品業界の例 ??品業界では、?品(個別パッケ?ジが箱詰めされた大箱?位で 8 of 12 2/21/2005 6:54 PM バ?コ?ドに?抗するRFID http://www.ednjapan.com/content/issue/2005/02/cover/cover.html はなく、個別のパッケ?ジ?位に?張されつつある)の流通?路追跡 や?造?品の排除、誤配達、?難防止などのために、大規模なRFID システムが導入される可能性がある。 電子商取引などの例 「E-Zpass」や「FasTrak」システムは、高速道路料金を自動的 に?受する。プライバシ?保護に意識の高いユ?ザ?は、これらのシ ステムがユ?ザ?の支?い方法だけでなく、車に搭載されたRFIDタ グがリ?ダ?を通過した日付、時間および場所の情報まで記?して いることに注意を?う必要がある。RFIDベ?スの電子料金支?いシ ステムとしてはこのほかに、米ExxonMobil社の「Speedpass」、 米MasterCard社の「PayPass」、米NCR社の「FastLaneシステム」 や「FreedomPay」がある。フィンランドのNokia社は携?電話機用 アドインキットとして、初の電子支?いが可能なモバイルRFIDモ ジュ?ル(モデル5140)を?表している。Nokia社、Royal Philips Electronics社、ソニ?の3社は、モバイル商取引と情報交換の推進 のためにRFIDに?する共同開?体制「Magic Touch」アライアンス を?足させた。 生体埋め?みの例 迷子になったペットを識別して飼い主に?すために、ペットの 体?にチップを埋め?む「Avid」や「HomeAgain」などの 「Chipping」プログラムが注目されている。メキシコ政府は最 近、法務長官のRafael Macedo de la Concha氏がメキシコ市にある 犯罪?査情報センタ?で?く彼の部下160名と共に、皮膚下に米 VeriChip社のRFIDチップを埋め?んだと?表した。アルゼンチン、 ブラジル、コロンビアをはじめとした中南米諸?では、短期間の 監禁を含む誘拐事件の?大に??するためにRFID技術を採用する? が?えている。スペインのバルセロナ(Barcelona)にある?員制の 「Baja Beach Club」では、現金を持ち?きたくない?装の?員が?食 代の支?いをする際、皮膚の下に埋め?んだRFIDチップを電子ク レジットカ?ドとして使用している。 位置追跡の例 日本では大阪市と和歌山県田部市の小?校が生徒の衣服、カバ ン、名札などにタグを埋め?んで先生や?親が生徒の現在位置を追 跡できるようにしている。同?の目的で、米フロリダ州の Wannadoo市のテ?マパ?クでは、入場者のチケットにタグを埋め? み、各グル?プのメンバ?がお互いの位置をリアルタイムで確認で きるようにしている。シアトル市のフットボ?ルチ?ム「Seattle Seahawks」のホ?ムスタジアム「Qwestフィ?ルド」では、?店での 待ち時間を短縮するためにRFIDを埋め?んだ「PowerBuy」タグを 入場者に持たせている。米Texas Instruments社は、RFIDチップの サプライヤ?であると同時にユ?ザ?でもある。同社は自社工場?で 製品の工程追跡のためにRFIDタグを使用している。また、2004 年ギリシャのアテネオリンピックのマラソンと米?のボストンマ ラソンの?加者の靴にはRFIDタグが埋め?まれ、?道や競技場の マットの中に埋め?まれたリ?ダ?によって周期的に競技センタ?と 通信できるようになっていた。これらのタグはかつての1980年 のボストンマラソンでRosie Ruiz氏が行ったような不正を防止す るだけでなく、ウェブサイトなどを通じてランナ?の友人や家 族、ファンなどにレ?スの進捗?況を一定時間ごとに知らせること も可能である。 物品管理の例 Texas Instruments社は、ロ?マのバチカン?書館と共同で、200万 9 of 12 2/21/2005 6:54 PM バ?コ?ドに?抗するRFID http://www.ednjapan.com/content/issue/2005/02/cover/cover.html 点におよぶ書籍、?本、その他の貴重な物品にRFIDタグを添付し て識別と管理を行おうとしている。また、米サンフランシスコ公 立?書館は、?書にRFIDタグを添付することを?討している。しか し、電子フロンティア財?(Electronic Frontier Foundation:EFF) やその他のプライバシ?保護?体から猛反?されている。 航空手荷物追跡の例 米Delta Air Lines社は、2007年からのRFIDの本格導入を目指し て、現在、フロリダ州ジャクソンビル(Jacksonville)とジョ?ジ ア州アトランタ(Atlanta)の間で手荷物追跡のパイロット試?を 行っている。ジャクソンビル空港は2005年2月のス?パ?ボウルの 開催に先立ち、RFIDタグの本格導入を計?している。一方、米ラ スベガス空港では2005年春からRFIDシステムの本格稼?を計?し ている。これらとは?照的に、サンフランシスコとシアトルの?空 港は、RFIDは現在、使用中のバ?コ?ドシステムに比べてコスト が高く、リ?ダ?の信?性もそれほど高くないという理由から、 RFIDパイロット試?を棚上げしている。 航空機への通用例 航空機メ?カ?大手のBoeing社と?Airbus社は共同で、2000社を 超えるサプライヤ?に?して、2005年中期までに航空機の機体やエ ンジンの部品にRFIDタグを付加することを要請している。その 目的は不正な?格付け、部品番?デ?タの誤り、承認されていない 部品などの?出と排除であり、さらには、それらによるための米 連邦航空局の罰金や部品交換に伴うダウンタイムによる?業損失 など、余分なコストを低減することも狙いとしている。Boeing社 はまた、米Fedex社およびDelta Air Lines社と共同で、RFIDタグが 添付されたエンジン部品の試?運用を行っている。3社が使用する RFIDは、高?かつ反射の多い金?に?まれた環境でも、安定な動作 が可能とされている世界標準の13.56MHzタグである。またそれ とともに大きな情報記憶容量を持つ915MHzタグのテストも計? しているが、この規格はヨ?ロッパではまだ承認されていない。 RFIDのソフトサポ?ト Microsoft社は、同社の「Axapta」、「Great Plains」および 「Navision」など、ERP(enterprise-resource-planning)アプリケ? ションの今後のバ?ジョンで、RFIDをサポ?トすること、および? ?のサ?バ?オペレ?ティングシステムにもデバイスドライバに似た RFIDサポ?トを追加する計?を明らかにした。Microsoft社は2004 年の4月に社?にRFID委員?を設置している。 石油?化?業界の例 米OIL ID Systems社は、同社が石油を保存、出荷、販?を行う 際、製品の流通?路を追跡するために砂粒程度の大きさのRFID微 粒子「MOTE」を使用する計?を立てている。同?の目的では、日 本の?羽環境(?羽化?工業の系列?社)は日本アイ?ビ??エムと共 同で、段ボ?ルおよびプラスチック容器にRFIDタグを埋め?むこ とにより?療?棄物を追跡監視する試?を?施している。 適用?討中の候補 このほか、まだ?念の段階であって?用化を?討中のアプリケ? ションとして、衣服にRFIDを埋め?むことで洗濯機や乾燥機の設 定を自動的に行う、食物にRFIDタグを埋め?み、賞味期限が切れ たことを冷?庫やユ?ザ?に警告したり、電子食料品リストの要補 充品目リストに自動的に追加したり、??品の消費量を監視して? 方からのズレがあった場合に患者、かかりつけの?者、あるいは? 10 of 12 2/21/2005 6:54 PM http://www.ednjapan.com/content/issue/2005/02/cover/cover.html バ?コ?ドに?抗するRFID 局などに通知したり、現在患者の??棚にあるほかの?品との?用禁 止を警告するなどの動きがある。 ▲本文へ?る 用語解? / ?社情報 *1) テクニカル?エディタ?。RFIDのプライバシ?に?する長期的な影響 を懸念している。これに?する?者の意見は電子メ?ル、ウェブサイ トまで。 ▲本文へ?る 【IRE】 Institute of Radio Engineers ▲本文へ?る *2)?考文? Dipert, Brian, "Pick a card," EDN, July 8, 2004, p.53 http://www.edn.com/article/CA431145.html ▲本文へ?る 【UHF】 ultra-high-frequency ▲本文へ?る *3)?考文? Dipert, Brian, "Running interference," EDN, Aug 22, 2002, p.24 http://www.edn.com/article/CA238426.html ▲本文へ?る 【ASK】 amplitude-shift-keying ▲本文へ?る 【TDMA】 time-division-multiple-access ▲本文へ?る 【PJM】 phase-jitter-modulation ▲本文へ?る 【FTDMA】 frequency- and time-division-multiple-access ▲本文へ?る 【CRC】 cyclic-redundancy check 巡回符?方式 ▲本文へ?る 【ECC】 error-correction-code 誤り訂正符? ▲本文へ?る 【EPC】 electronic product code ▲本文へ?る 【ONS】 Object Naming Service ▲本文へ?る 【ISO】 International Organization for Standardization ▲本文へ?る 11 of 12 2/21/2005 6:54 PM バ?コ?ドに?抗するRFID http://www.ednjapan.com/content/issue/2005/02/cover/cover.html *4)?考文? Marsh, David, "Safety check: Wireless sensors eye tire pressure," EDN, Sept 2, 2004, p.42 http://www.edn.com/article/CA446986.html ▲本文へ?る HOME | EDN Japan について | 無償購?申???更 | サイトマップ | お問い合わせ | ?告?載について 個人情報に?する方針 / ?社情報 12 of 12 2/21/2005 6:54 PM
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