1 損保会社が企画・実施する 医療安全教育 目次

目次
平成19年度 認定病院患者安全推進協議会
第2回地域フォーラム
損保会社が企画・実施する
医療安全教育
• 損保ジャパングループについて
• 近年の医療安全を取り巻く環境
• 損保ジャパン・リスクマネジメントの医療
安全支援サービスについて
2008年2月15日
2
弊社(損保ジャパン・リスクマネジメント)
の医療安全管理活動の取組み
損害保険会社の事故対策の全体像
医療安全対策支援の機能
医療事故防止、医事紛争防止を中心としたリスクマネジメント活動
• 防災・安全管理対策の支援は、保険会社の付随業務
– 火災・地震リスク等の防災、賠償責任リスクの軽減など
• 医療安全
– 医療機関における事故対応力強化や医療安全対策を支援
医療安全対策
医療安全対策
の支援
の支援
医師賠償責任保険
医師賠償責任保険
の提供
の提供
医療安全管理活動
医療安全管理活動
医療事故防止
医療事故防止
医療事故自体の削減
医事紛争防止
医事紛争防止
医事紛争への発展防止
医事紛争対応
医事紛争の円満解決
※医療安全管理体制の一元化
安全活動
安全活動
事故対応力
事故対応力
の強化
の強化
紛争対応
紛争対応
事故防止
紛争防止
紛争対応
医師賠償責任保険制度の安定的・継続的な運営
再発防止対策等
※ 米国のような保険危機を回避
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4
損害保険会社の事故対応体制
医
療
近年の医療安全を取り巻く環境(医療安全教育関連)
弁護士の
ネットワーク
機 関
弁護士
(注)医療関連団体で医事紛争処理
制度がある場合は、十分に連携を
取りながら対応をしております。
連携
相談医・顧問医
専門医の
ネットワーク
• 2006年 診療報酬改定(医療安全対策加算)
• 医療安全管理者の業務指針
(注)
サービスセンター
(事故対応窓口)
• 2002年 医療法の改正
医師側
弁護士
ネットワーク
• 2007年 医療法の改正
研究会
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1
医療法等改正(平成19年4月1日施行)
平成18年の診療報酬改訂における医療安全対策(1/2)
■入院基本診療料算定要件
医療法改正に伴う医療安全対策
1.医療安全管理体制の整備
2.安全管理のための指針の整備
・安全管理に関する基本的な考え方、医療事故発生時の対応方法等の文書化
3.医療事故等の院内報告制度の整備
・医療事故、インシデント等の報告と、その分析を通した改善策が実施される体制の整備
4.安全管理委員会の開催
・安全管理の責任者等で構成される委員会の月1回程度の開催
5.安全管理の体制確保のための職員研修の開催
・安全管理のための基本的考え方及び具体的方策について職員に周知徹底を図ることを目的と
する研修が、研修計画に基づき、年2回程度実施されること
医療法において医療安全の確保にかかる医療機関の管理者の義務が規定され、「医療安全の確保」と
いう施策の方向が明示されている。
現
項目
医療機関
状
①安全管理体制の整備
法律上の規定の新設
②院内感染制御体制の整備
③医薬品、医療機器の
安全使用、管理体制の整備
病院
現状の安全管理体制
法律上、義務付けられる項目の拡大
有床診療所
■医療安全対策加算
1.医療安全管理体制に関する基準
ア 医療安全対策に係る適切な研修を修了した専従の看護師、薬剤師等が医療安全管理者とし
て配置されていること。
イ 「医療安全管理部門」の設置
ウ 医療安全管理部門の業務指針及び医療安全管理者の具体的な業務内容の整備
エ 医療安全管理者が、「医療安全管理対策委員会」と連携し、より実効性のある医療安全対
策を実施できる体制の整備
オ 専任の院内感染管理者の配置
カ 見やすい場所に医療安全管理者等による相談及び支援が受けられる旨の掲示をするなど、
患者に対する必要な情報提供の実施
無床診療所
対象医療機関
の拡大
平成19年4月1日以降の安全管理体制
歯科診療所
助産所
平成18年の診療報酬改訂における医療安全対策(2/2)
医療安全対策加算への対応研修
◇ 国及び医療関係団体等が主催する研修であって、医
■医療安全対策加算(続き)
2. 医療安全管理者の行う業務に関する事項
療安全管理者として業務を実施する上で必要な内容
を含む通算40時間以上又は5日程度の研修。
ア 安全管理部門の業務に関する企画立案及び評価
イ 定期的に院内を巡回し各部門における医療安全対策の実施状況を把握・分析し、医療安全確
保のために必要な業務改善等の具体的な対策の推進
講義又は具体例に基づく演習等により、
医療安全に関する制度、
◆ 医療安全のための組織的な取組、
◆ 事例分析・評価・対策、
◆ 事故発生時の対応、
◆ コミュニケーション能力の向上、
◆ 職員の教育研修、意識の向上等について研修すること。
ウ 各部門における医療事故防止担当者への支援の実施
◆
エ 医療安全対策の体制確保のための各部門との調整
◆
オ 医療安全対策に係る体制を確保するための職員研修の企画・実施
カ 相談窓口等の担当者と密接な連携を図り、医療安全対策に係る患者・家族の相談に適切に応じ
る体制の支援
3. 医療安全管理部門が行う業務に関する基準
ア 各部門における医療安全対策の実施状況の評価に基づき、医療安全確保のための業務改善
計画書を作成し、それに基づく医療安全対策の実施状況及び評価結果を記録していること。
イ 医療安全管理対策委員会との連携状況、院内研修の実績、患者等の相談件数及び相談内容、
相談後の取扱い、その他の医療安全管理者の活動実績を記録していること。
ウ 医療安全対策に係る取組の評価等を行うカンファレンスが週1回程度開催されており、医療安
全管理対策委員会の構成員及び必要に応じて各部門の医療安全管理の担当者等が参加して
いること。
対応研修の企画立案・実施支援
・・・プログラム検討、講師手配、研修会運営など
医療安全管理者の業務指針
平成19年3月
厚生労働省 医療安全対策検討会議
医療安全管理者の質の向上に関する検討作業部会
医療安全管理者の業務指針および養成のための研修プログラム作成指針-医療安全管理者の質の向上のために-より抜粋
弊社医療安全推進活動総合支援の全体像
1
医療安全簡易診断
■全施設に対して ①医療安全管理体制 ②医療安全推進活動状況
③個別リスク対策の実施状況を 把握するためのアンケートを実施する
http://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/isei/i-anzen/houkoku/dl/070330-2.pdf
先進施設の取材
1.
医療機関における医療安全管理者の位置づけ
2.
本指針の位置づけ
3.
医療安全管理者の業務
3
1.
安全管理体制の構築
2.
医療安全に関する職員への教育・研修の実施
3.
研修について考慮する事項
4.
医療事故を防止するための情報収集、分析、対策立案、
フィードバック、評価
5.
医療事故への対応
6.
安全文化の醸成
2
教材作成
■簡易診断結果より先進施設・効果事例の取材を行う
■取材内容に基づき医療安全教育教材を作成する
医療安全研修会支援
さまざまなコンテンツの研修会支援
4
診断結果報告
コンサルティング提案
■簡易診断結果を各施設に報告し、課題解決
のためのコンサルティングを提案する
個別病院コンサルティング
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「SJRM Medical Club NEWS」による医療安全情報提供サービス
「SJRM Medical Club NEWS」での
先進事例・効果事例の提供
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2
ニーズの高い苦情・クレーム対応
医療事故・医事紛争対応の手引き
1.苦情・クレーム対応研修(職種横断)
1)セミナー
:苦情の実像と失敗事例から訴訟に発展したケースを用いて、
個別職員対応の重要性の認識。対応のスキルの理解。
2)ワークショップ:苦情事例を用いて、その対応法をワークショップで検討。
職種に応じた対応を認識する。
<タイトル>
医療事故・医事紛争対応の手引き
(A4 169ページ 2,000円)
第4章
<内容>
第2章
第1章 基礎編
Ⅰ.医療事故の概要
Ⅱ.医師賠償責任保険制度
Ⅲ.医療事故解決までの流れ
1)セミナー:訴訟事例から、その発端となった対応と問題点を理解。
患者さん対応・接遇編
第1章 基礎編
第2章 患者さん対応・接遇編
Ⅰ.医療事故紛争防止のための患者さん対応
Ⅱ.具体的事例の検証(好事例紹介、失敗事例紹介、
接遇失敗事例紹介)
2.苦情・クレーム対応(医師向け)
参考資料
第3章 医療事故・医事紛争
対応のQ&A
医療事故・医事紛争対応
の手引き
第3章 医療事故・医事紛争対応に関するQ&A
<Q 1> 医療事故、医療過誤、医療ミスなどの言葉の使い分けは?
・
・
・
<Q37> 院内で盗難被害が発生し被害者より補償を求められた場合の対応は?
3.苦情・クレーム対応(苦情対応責任者向け)
1)セミナー:苦情・クレームの実際と対応の理解。訴訟事例からの難事例に対する
具体的対応方法の理解。苦情、クレームに対する職員教育の重要性の
理解。
2)セミナー:医療側弁護士による訴訟の現場で問われることの認識とその対策の
必要性の理解。
テキストイメージ
第4章 参考資料
Ⅰ.医療事故を起こした場合の法的責任と医療水準(弁護士 西内岳 著)
Ⅱ.医療事故の刑事責任(弁護士 平沼直人 著)
Ⅲ.紛争化の防止と紛争に対する戦略的対応(リョホマ法律事務所 弁護士 岡田隆志 著)
Ⅳ.患者さんの立場に立ったクレーム対応の実務(森山経営法律事務所 弁護士 森山満 著)
Ⅴ.医療機関に対する暴力的要求行為への対応策(弁護士 山岡正明 著)
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情報提供サービスSJR Medical Club NEWS
①医療安全活動に役立つツール・テキスト
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会員制医療安全情報WEBサービス
SJRM MEDICAL CLUB NEWS
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ネジメント活動に役立つ情報をご提供するWEBサービスです。
WEBサイトには院内回覧や医療安全研修会でそのまま使えるコンテンツが満載。
毎週1回、登録アドレス3箇所にメールマガジンで最新情報もお届けします。
会員病院には医療安全研修会への講師派遣料割引特典等もあります。
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判例から学ぼう
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インシデントレポート分析用のワーク
シートやKYTシートなど医療安全活
動に使えるさまざまなツールをお届
けします。
●医療版KYTシート
テキスト
医療分野に限定しない幅広いリスクマ
ネジメント情報を各分野の専門家がシ
リーズで解説します。リスクマネジャー
の自己啓発や院内の勉強会にご活用
いただけます。
好取組事例紹介
インシデントレポートの提出促進策、分
析方法、リスクマネジャーの活動
内容、誤薬防止対策・・・。先進的
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ている医療機関をご紹介します。
●時系列分析シート
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連のホームページのURLを毎
週ご紹介します。「NEW!」更
新情報も適宜お知らせします。
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②判例解説「判例から学ぼう」
②判例解説「判例から学ぼう」
③医療事故・医療安全ニュース
③医療事故・医療安全ニュース
最近の医療裁判例から毎月1事例 医療安全・紛争防止の視点で警鐘的な事例をピックアッ
プして解説します。医療安全研修会や事例検討会等ですぐにご活用いただけるよう多様な
教材をご提供いたします。(資料①~③は原則月3回にわたって配信します。)
【資料①】
・事例概要 ・裁判所の判断 ・判例からの学び
( A4版5~15頁)
時系列整理した上で、それぞれのポイントを解
説します。医療安全研修会の際の講師用資料と
してご活用ください。
【資料②】
・問題提起シート・時系列分析シート等
(A4・A3版1~2頁)
ケースの問題点や背景要因のポイントをまとめま
した。医療安全研修会等で検討いただく際のご
参考にしてください。
【資料③】
・判例ダイジェスト
複雑な判例を短時間で理解するために経過とポ
イントをイラスト入りで解説します。医療安全研修
会等で概要説明の際のプレゼンテーション資料と
してご活用いただけます。
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共同通信社、じほう社と提携し過去1週間分の医療事故・医療安全
ニュースを厳選してご提供します。
緊急・重要なニュースはイラスト入りでご提供しますので、院内回覧
職場掲示にそのまま使えます。
毎月のニュースタイトルをSJRM社ホームページに掲載しますので
検索が便利です。
【活用例】
・院内LANにイラスト入りニュースを掲載
・安全ニュース・医療事故ニュースとして職場回覧
・安全研修で最近の医療安全トピックスを紹介
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