銅相場の最近の動向と今後の予測

原料市況動向(銅)
LME3M価格とLME在庫の推移
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COPPER 3MONTH & STOCK
Stock
5500
3 Month
Ton
1100000
5000
1000000
4500
900000
4000
800000
3500
700000
3000
600000
2500
500000
2000
400000
1500
300000
1000
200000
500
100000
0
03/01/02
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09/16/05
10/28/05
12/09/05
01/20/06
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相場動向
1.1月の状況
①月初は、コデルコでのストの報や米国の利上げ打ち止め観測を受け商品全般にファンド資金が流入。
銅の公式価格記録更新に繋がった。(1月4日LME公式価格記録 Cash:$4692、※3M:$4555)
②10日、ファンドのロング積み増しにより上昇。(LME公式価格記録 Cash:$4710.5、3M:$4602)
その後、LME在庫は10万トンを回復(04年9月22日以来)したことにより反落するが、大幅な下落とならず。
③月中は$4500台(3M)で推移するが、25日以降、貴金属の上昇に支えられ大幅な記録更新が続く。
(1月30日LME公式価格記録 Cash:$4948.5、3M:$4848)
2.2月∼3月初の状況
①月初は、ファンドの買いが進み堅調に推移。連日の記録更新となり、2月7日にはCash・3M共に
$5000台に乗る。(2月7日LME公式価格記録 Cash:$5145.5、3M:$5067)
②月中は、ファンドの手仕舞い売りが集中し、大幅な調整局面を迎えることになった。
10日以降は、$4700∼4800台(3M)を中心とした値動きで推移した。
③22日、Grasberg鉱山での原住民とのトラブルに端を発した操業停止の報も、相場への影響は限定的。
27日には、中国の1月の銅地金輸入量が対前年▲37.7%となったことを受け一時$4645(3M)まで下落。
④3月月初は、Grupo MexicoのLa Caridad、Cananea鉱山(合計350千Ton/年)でのスト入りの報もあり
相場は反発。$4800台(3M)を中心の値動きとなっている。
3.今後の見通し
LME在庫増やCash-3MのBack幅縮小といった弱材料はあるが、依然投機主導の動きであり、
方向性の読みにくい相場が続くと思われる。
LME Cash
建値(為替117.0円/$)
※3M=3ヶ月先物
4,800∼5,200$/T
600∼650千円/T